秘境と名高い「ユーシン渓谷」について知ろう!隠れた名所へのアクセスは?

秘境と名高い「ユーシン渓谷」について知ろう!隠れた名所へのアクセスは?

神奈川県に位置するユーシン渓谷は秘境と名高い隠れた名所です。カタカナで表記してあるので、海外の渓谷を想像してしまいますが、ユーシン渓谷は日本にある美しい絶景スポットです。今回はユーシン渓谷がどこにあるのか、どのようなスポットなのかご紹介します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

記事の目次

  1. 1.美しすぎるブルー!SNSで大注目のユーシン渓谷
  2. 2.ユーシン渓谷って?
  3. 3.ユーシン渓谷の魅力
  4. 4.ユーシン渓谷へのアクセス
  5. 5.ユーシン渓谷の絶景スポット
  6. 6.神奈川の隠れた名所「ユーシン渓谷」に行ってみよう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

美しすぎるブルー!SNSで大注目のユーシン渓谷

渓谷の水が青く見える神秘的な景色を、ユーシン渓谷で見られることからユーシンブルーといいます。美しいブルーを見る為に、ユーシン渓谷にはたくさんの人が足を運んでいます。ユーシン渓谷に訪れた際に撮った写真がSNSに多く投稿されています。

東京からも容易にアクセス出来る場所にあるので、日帰りで行く事が出来る絶景スポットとして今注目されている隠れた名所です。ユーシンブルーだけでなく紅葉が楽しめるスポットもありますので、ユーシン渓谷について詳しくご紹介していきます。

ユーシン渓谷って?

フリー写真素材ぱくたそ

ユーシン渓谷とは丹沢湖畔に広がる美しい渓谷です。ほとんど観光地化されていないので、知る人ぞ知る隠れた秘境です。ユーシンという名前の由来は、大正時代に森林管理小屋の番人だった小宮兵太郎が「谷深くして、水勢勇まし」という意味を込めて「勇津(ゆうしん)」と名付けられました。

ユーシン渓谷には、玄倉(くろくら)ダムなどのダムがあり、ダム好きの人も多く足を運んでいます。ハイキングコースがあり、紅葉や新緑を楽しみながら散策することも出来ます。その他にも沢登りを楽しんだり、写真を撮ったり様々な目的で訪れる人が多い隠れた名所です。

神奈川県足柄上郡山北町の玄倉川にある渓谷

フリー写真素材ぱくたそ

ユーシン渓谷は神奈川県の足柄上郡山北町(あしがらかみぐんやまきたまち)の玄倉川(くろくらがわ)沿いに広がる美しい渓谷です。東京都と神奈川県は隣接していてアクセスが容易です。その為、東京から日帰りで行く事が出来る隠れた秘境として、ユーシン渓谷が注目されています。

東京からのアクセスが容易で大自然を感じられる場所なので、たくさんの登山客や、沢登りを楽しむ人が訪れています。周辺には温泉やキャンプ場などがあり、釣りを目的にユーシン渓谷を訪れる人も多いです。

丹沢の秘境と呼ばれる

Photo by 8og

神奈川県の北西部には県の面積の6分の1を占める丹沢山地があります。丹沢山地は、丹沢大山国定公園に指定されています。また、県立丹沢大山自然公園にも指定されています。自然公園は美しい風景や、生息する生物の確保が目的の公園です。

その為、動物を捕まえたり、植物の採取について厳しい規制があります。ユーシン渓谷は丹沢大山国定公園に属し、美しい風景を保っている事から丹沢の秘境と呼ばれています。秘境といわれると行ってみたいと興味が湧く方も多いでしょう。

その美しさがSNSで話題に

フリー写真素材ぱくたそ

ユーシン渓谷は知る人ぞ知る隠れた名所で、関東渓谷の盟主とも呼ばれる秘境です。ユーシン渓谷には、美しい山々や紅葉を楽しめるハイキングコース、大自然を直に感じることが出来る大きな滝など様々な名所があります。

他にも、ダムや発電所などフォトジェニックな絶景スポットが色々あります。ユーシン渓谷に訪れた人が撮った写真をたくさん投稿していて、ユーシン渓谷はその景色の美しさからSNSで話題の隠れた秘境として注目されています。

ユーシン渓谷の魅力

ユーシン渓谷にはSNSで話題になっているユーシンブルーはもちろん、他にも隠れた名所があります。見ごたえのある大きな滝があったり、ユーシン渓谷は新緑や紅葉が美しいスポットとしても有名です。いくつかご紹介していきますので、ユーシン渓谷に訪れた際には是非足を運んでみてください。

ユーシンブルー

ユーシン渓谷の名所のメインがユーシンブルーです。美しすぎるブルーの水は時間を忘れて見入ってしまいます。ユーシンブルーは、水に含まれるマグネシウムの微粒子が赤色を吸収して青色だけが乱反射している為、渓谷の水が綺麗な青色に見えます。

ユーシンブルーを見る為にはいくつか条件があります。まず、晴れている事です。光の乱反射によって綺麗な青色に見えるので、太陽の光が差し込んでいることが必要です。次に、当日や前日に雨が降っていない事です。雨によって渓谷の水が濁ってしまうと見る事が出来ません。

ダムが放流している時は見られない

Photo byrussmac

ユーシン渓谷には、熊木ダムと玄倉ダムがあります。その2つのダムの水で水力発電をしていて、玄倉第一発電所と玄倉第二発電所があります。ユーシンブルーは玄倉ダムの玄倉第二発電所付近で見られる為、ダムが放流していて水が充分に貯まっていないと見る事が出来ません。

ダムに水が貯まっていてユーシンブルーが見られる場合、水の貯水量によって青色の色味が違って見えます。水が多く貯まっていれば強く明るい青色のコバルトブルーに見え、水が少なめの場合は、エメラルドグリーンに見えます。訪れる度に違った色味を楽しむ事が出来ます。

赤棚

玄倉川の女郎小屋沢(じょろうごやさわ)近くでは、沢の岩石が赤く染まっている「赤棚」と呼ばれる名所があります。玄倉川北部の東沢では鉱脈があり、明治、大正時代はこの周辺で採掘されていました。その為、岩に酸化鉄が含まれているので赤く見えると言われています。

女郎小屋沢の名前の由来は、かつて鉱山として使われていた時に女郎小屋があったことが由来とする説があります。周辺には芋ノ沢という沢もあり、イモは鋳物を意味する言葉として使われていた説もあります。女郎小屋沢の上流の東沢には、武田信玄の隠し金山があったという歴史があります。

モチコシ沢の大滝

フリー写真素材ぱくたそ

モチコシ沢の大滝も、ユーシン渓谷の隠れた名所の一つです。玄倉川は丹沢山地の水を集めながら流れて、丹沢湖へたどり着きます。女郎小屋沢やユーシン沢など色々な沢があり、中でも、モチコシ沢の大滝はその迫力からフォトスポットになっています。

モチコシ沢の大滝は、新青崩隧道(しんあおざれずいどう)というトンネルを抜けてしばらく進んだ場所にあります。滝の高さは、50~60m程あり、丹沢で一番大きな滝です。とても見ごたえがある絶景スポットですので、ユーシン渓谷に訪れた際は是非こちらも写真におさめてください。

渓谷を覆いつくす紅葉

Photo byImageDragon

ユーシン渓谷は、紅葉の名所でもあります。東京からアクセス容易な場所にありますが、ユーシン渓谷自体が隠れた秘境の為あまり知られていません。その為、ゆっくり紅葉を楽しむ事が出来る穴場スポットになっています。ハイキングをしながら美しい紅葉を堪能する事が出来ます。

11月中旬から下旬は紅葉シーズンなので、その時期に訪れれば美しく色付いた木々を見る事が出来ます。赤と青のコントラストがとても美しい、ユーシンブルーと紅葉の写真をSNSで投稿する人もたくさんいます。

道に敷き詰められた紅葉もとても美しいです。ハイキングコースにはいくつかのトンネルがあるので、トンネルと紅葉をコラボレーションした写真を撮る人もいます。ユーシン渓谷の名所の一つがトンネルでもあるので、訪れた際には一枚撮ってみてはいかがでしょうか。

5月上旬は新緑が美しい季節です。みずみずしい若葉と一緒にユーシンブルーを写真におさめれば、ユーシンブルーの青色がさらに美しい青色に見えます。紅葉との一枚もいいですが、ユーシンブルーとのまた違ったコラボレーションを楽しむことが出来ます。

ユーシン渓谷へのアクセス

Photo by khf_fjs

ユーシン渓谷へ電車でアクセスする場合は、JR御殿場線の谷峨駅から富士急湘南バスの「西丹沢ビジターセンター」行きに乗ります。20分程乗車して丹沢湖畔のバス停「玄倉」で降ります。小田急線の新松田駅からもバスが出ていて、新松田駅からの場合は45分程で同じバス停までアクセス可能です。

車でアクセスする場合は、東名高速の大井松田ICか御殿場ICで降りたら国道246を進んで行くと「清水橋」という交差点があります。そこを曲がってさらに進むと、丹沢湖畔の駐車場にたどり着きます。丹沢湖畔の駐車場は無料で利用出来ます。駐車可能な台数は15台程度です。

フリー写真素材ぱくたそ

丹沢湖畔の駐車場と「玄倉」のバス停が、ユーシン渓谷までの最寄りのバス停です。ユーシン渓谷までは玄倉林道が通っています。玄倉林道は自転車を含む車両は通行出来ないので、そこからは歩いてユーシン渓谷を目指す事になります。

かつてはユーシン渓谷まで行くには、山神峠を越えて長時間歩かなければたどり着くことが出来ませんでした。ですが、1947年に玄倉林道が開通したおかげで以前より容易にユーシン渓谷までアクセス可能になりました。

「ユーシン渓谷ハイキングコース」

Photo by sayo-ts

ユーシン渓谷までのハイキングコースは、片道6.3キロで所要時間2時間20分程かかります。美しい丹沢山地の景色を楽しみながらユーシン渓谷を目指します。季節によっては新緑や紅葉が見られるので、フォトスポットもたくさんあります。

複雑なコースではありませんが長時間歩くことになりますので、必ず歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズで行くことをおすすめします。また、山道は気温の変化がありますので、温度調節出来るように軽く羽織れる上着も必要です。

Photo byFree-Photos

ユーシン渓谷はほとんど観光地化されていない秘境ですので、外灯がほぼありません。そして、夕方に急に暗くなってきます。その為、暗くなる前に戻って来られるように時間配分に注意が必要です。スマートフォンも途中から電波がなくなってしまうので、使用出来ません。

隠れた秘境なので、もちろんお手洗いもありません。ハイキングコースに進む前に必ず済ませておいてください。熊が出没したという報告もありますので、注意しましょう。落石などもたまにあるので、気を付けてハイキングを楽しむことが大切です。

ユーシンロッジへは8つのトンネルを通過

Photo by Shoichi Masuhara

ユーシンブルーを見る為にはいくつかトンネルを通らなければなりません。まず1つ目が「境隧道」、2つ目が「新青崩隧道」、3つ目が「岩崩隧道」です。この3つのトンネルを越えた先に、ユーシンブルーが見られるスポットがあります。

複数のトンネルには様々な特徴があります。人の手で掘られた岩がむき出しのトンネルや、フォトジェニックなトンネルもあります。どのトンネルも灯りがほとんどついていないので、懐中電灯で照らしながら気を付けて進んでください。

ユーシンロッジへは、玄倉林道を通って向かいます。途中には前の3つを含めた8つのトンネルがあります。中には、青崩隧道(あおざれずいどう)と呼ばれる本当に真っ暗なトンネルもあるので、懐中電灯を持って行くのを忘れないように注意してください。

青崩隧道はトンネル内部のひびにより落盤の恐れがあることから、丹沢湖畔からユーシン渓谷へ至る玄倉林道は現在通行止めになっています。ユーシンロッジも以前は丹沢登山のベースとして使用されていましたが、玄倉林道の通行止めの影響を受けて、現在運営されていません。

ユーシンロッジは現在運営はされていませんがお手洗いや広場があるので、休憩や食事をするのにぴったりの場所です。

ユーシン渓谷の絶景スポット

Photo byjonas-svidras

ユーシン渓谷はユーシンブルーや紅葉、見ごたえのあるとても大きな滝などたくさんの絶景スポットがあります。ユーシン渓谷には他にも是非写真におさめてもらいたい絶景スポットがあるので、ご紹介していきます。玄倉ダムについても説明するので、ダムマニアの方も必見です。

玄倉ダムの調節池

玄倉川には水力発電に利用する為に、熊木ダムと玄倉ダム、そして三保ダムが上流から下流に向かって直列に設置されています。熊木ダムの水が第二発電所へ流れて、その後玄倉ダムへ流れます。次に、玄倉ダムから第一発電所に流れて、最後に三保ダムに流れる仕組みになっています。

ユーシンブルーは玄倉ダムの調節池で見る事が出来ます。玄倉ダムの貯水量が少なくてユーシンブルーが見られない場合は、さらに上流にある熊木ダムまで行けば、見られる場合があります。さらに歩く事になりますが、体力に余裕があれば行ってみることをおすすめします。

ちなみに、ユーシン渓谷周辺の飲食店で「三保ダムカレー」が楽しめるお店もありますので、時間とお腹の余裕があれば食べてみてください。

玄倉ダム第二発電所

水力発電は水の力で発電機を動かして発電しています。水力発電の発電方法はダムの水の落差を使って発電するダム式や、上流から流れる水の落差を使って発電する水路式などがあります。玄倉ダム第二発電所は玄倉川上流から流れる水の力を利用して水路式の発電をしています。

また、ダムカードも発行されています。ダムカードは、ダムか発電所と自分が写った写真を熊木ダム、玄倉ダム、第一発電所、第二発電所のどれかに持って行けばもらうことが出来ます。集めている方は是非もらいしょう。SNSでもダムカードの写真がたくさん投稿されています。

神奈川の隠れた名所「ユーシン渓谷」に行ってみよう!

フリー写真素材ぱくたそ

東京からすぐアクセス出来る場所にも、知られざる隠れた秘境があります。アクセスし易い場所なので週末の休日にすぐに行く事が出来ます。ユーシン渓谷というスポットを初めて聞いた方も、興味が湧いたのではないでしょうか。

ハイキングの際には少し時間と体力が必要ですが、歩き切った先には美しい景色が待っています。丹沢の山地や紅葉など様々な名所も楽しみながら、是非丹沢の秘境にある美しいブルーに癒されに行ってみましょう。

akiy1120
ライター

akiy1120

神奈川県在住の31歳です。おしゃれ、旅行が好きです。おすすめスポットや役立つ情報をたくさんご紹介したいと思います!

こちらもいかがですか?

人気記事ランキング