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福島の水族館「アクアマリンふくしま」とは?
アクアマリンふくしまは、福島県の太平洋に面した「いわき小名浜みなとオアシス・アクアマリンパーク」内に立地する東北地方最大級の人気水族館です。テーマは「潮目の海」で、自然光が降り注ぐ館内には800種を超える生き物たちが展示されています。
潮目とは、水温や塩分濃度といった水質の異なる海水が接することで現れる、海面上の筋状、縞状のものを言います。潮目では異なる海水が1つにまとまるため海藻といった浮遊物が集まりやすい上に、栄養分が豊富なことからさまざまな種類の生物にとって大切な住みかになっているのです。
アクアマリンふくしまでは親潮の源流であるオホーツク海や黒潮の源流域である熱帯アジアの自然を始め、福島県沖の海、山、川の生態系を再現しています。さらに2018年には「大陸棚への道」を表した独創的な水槽が新たにオープンしました。
大陸棚とは海岸から水深約200mにかけてなだらかに続く海底のことを言います。福島県沖には広大な大陸棚があるため、大陸棚から深海に生息する生き物を展示しているのです。
各エリアでは人気の高い生き物から世界的にも珍しい新しい品種の展示まで幅広く扱っているため、見どころがたくさんあります。
1番注目したいのは「ハゴロモクンニャクウオ」です。当館を始めとした研究により、2017年11月に日本で初めて和名が付きました。淡い桃色のゼラチン質でできた体表に体の半分ほどもの長さがある胸びれが特徴で、まるで羽衣を着た天女のような姿でゆっくりと優雅に泳ぎます。
そしてアクアマリンふくしまでしか出会えない激レア種「タマコンニャクウオ」も外せない見どころです。2007年、世界で初めて北海道知床半島で発見された新種です。腹部が丸いため、岩に吸盤で付いた姿が玉こんのように可愛らしいとあって見る人を癒しています。
さらには目をキョロキョロさせる姿が愛らしい体長わずか5cmの「ナメダンゴ」、サンゴ礁の海を点滅するように輝きながら泳ぐ「キンメモドキ」の群れ、世界最大のカニである「タカアシガニ」を始め、人気の定番品種がずらりと勢揃いしています。
子どもに人気の色んな体験ができる水族館!
アクアマリンふくしまは数多くの生き物を展示しているだけではなく、子供向けの体験型水族館としても人気があります。
キッズプログラムでは水中の生き物について生態、環境保全、命の大切さを楽しみながら学ぶために、ビーチに潜む生き物たちを採取したり親子で魚を調理したり、また深海魚にタッチしたりと魅力的な体験が目白押しです。公式サイトで確認し、事前に申し込みをしましょう。