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「日本三大酒処」広島の日本酒は「女酒」
日本酒の味は、麹菌による糖化と酵母によるアルコール化の絶妙なバランスにより、造り出されています。酒造りに使用される水は、発酵を促すためにカルシウムを多く含んでいる必要があります。
日本には「日本三大酒処」と呼ばれている場所があり、1つ目が兵庫県の灘・2つ目が京都の伏見です。そして3つ目が広島県の西条となっています。
広島の日本酒造りに必要なもの
日本酒造りにはカルシウムを多く含んでいる硬水が望ましいと言われていますが、広島県は地質により湧き出る水はカルシウムが少ない軟水となっています。そのため、広島では軟水醸造法という独自の手法で日本酒の銘酒を作り出しています。
広島の名水を活かす「軟水醸造法」の開発
広島では、独自に編み出しだ軟水醸造法により麹をしっかり育て米の内部にまで行き渡るように作り上げ、発酵を活発にして雑味の少ない澄んだ味の日本酒を開発しました。
広島の地質を活かした醸造法となっており、手間も時間も硬水で作る日本酒に比べると必要となりますが、あっさりした味が日本酒ファンを魅了しています。
広島は「吟醸酒」発祥の地
広島で開発された「軟水醸造法」は、酒造家の三浦仙三郎により開発されました。広島の精米機メーカーが日本初の動力式精米機による高精米の原料米が供給できるようになったことから、広島は「吟醸酒」発祥の地となり、全国へ広まりました。
全国から高い評価を受ける広島の「酒造好適米」
広島では日本酒を作るのに適したお米が古くから栽培されていました。「八反」や「雄町」を中心として、品質改良を行い、八反系では淡麗な味わいを醸す「八反錦」や艶のある香りのする「広島八反」が栽培されていました。