「益子焼」の魅力を知ろう!購入できる陶器市やギャラリーもご紹介

「益子焼」の魅力を知ろう!購入できる陶器市やギャラリーもご紹介

伝統工芸品として有名な益子焼には、江戸時代末期から民衆の生活に寄り添って来た歴史があります。益子焼の歴史や魅力をお伝えします。また、益子焼が購入できる、全国から焼き物ファンが来場する「益子陶器市」や人気ギャラリーもご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.益子焼とは
  2. 2.益子焼で有名な益子町ってどんなところ?
  3. 3.益子焼の歴史
  4. 4.益子焼の魅力・特徴
  5. 5.益子焼を購入するなら「益子秋の陶器市」
  6. 6.益子焼のあるおすすめギャラリー
  7. 7.益子焼のお気に入りの1品を見つけよう!

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益子焼とは

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陶器で有名な地域はいくつかありますが、その中でも栃木県の「益子焼」の名前をご存知の方は多いのではないでしょうか。「益子陶器市」は年々来場者が増えている全国的にも有名なイベントです。ただ、益子焼の名前は知っていても、他の陶器と何が違うのかわからない人は多いでしょう。

そこで今回は、益子焼の歴史や、特徴・魅力、そして益子焼が作られる益子町とはどんな所なのかもご紹介します。益子焼が購入できるギャラリーやお店もご案内しますので、興味が沸いたら是非現地で購入してみてください。

栃木県益子町名産の陶器

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益子焼は、江戸時代の終わりごろから歴史を持つ栃木県益子町周辺の焼き物です。益子焼は焼き物の中でも「陶器」に分類され、土の影響を大きく受けます。益子焼には食器などの日用品が多く、各家庭で日常的に愛されています。

益子町は古くから、来るもの拒まずといった雰囲気があるため、国内外から多くの陶芸家が集まっています。それゆえ、益子陶器市は大変な賑わいを見せています。

伝統ある陶器も、今の時代に合わせてどんどんデザインが洗練されてきています。時代の変化の中でも失われない、「益子焼らしさ」とは一体何なのか、多くの人を魅了し続けているその魅力についてたっぷりとご紹介していきます。

益子焼で有名な益子町ってどんなところ?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

益子町は、栃木県南東部の芳賀郡の中にある町です。昭和時代の濱田庄司の活動により、益子焼は有名になりました。陶器自体は江戸時代の末期頃から作られています。益子町には、室町や鎌倉時代に遡る文化財が点在しており、古くから文化が栄えていた町だとわかります。

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また、はっきりとした四季と恵まれた自然環境であることも益子町の特徴です。冬から春にかけてはいちご狩り、初夏にはあじさい公園のあじさい、夏はブルーベリー狩り、秋には稲穂の広がる風景や芋ほり・りんご狩り・ぶどう狩りが楽しめます。

そのため、町の中には益子町の自然の恵みを提供する食べ物屋さんも多くあります。天然酵母のパン屋、旬の食材を使った料理が美味しいカフェ、酒蔵、蕎麦屋など、美味しいものをいただきながらゆったりとした時間が過ごせます。

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益子町は、文化と自然が息づく町です。陶器市などイベントに参加した際は、イベントだけではなく町を散策してみると、益子町の魅力を感じることができるでしょう。

約250軒の窯元や陶芸販売店を持つ町

フリー写真素材ぱくたそ

益子町には、来るもの拒まずといった気風があるため、数多くの陶芸家たちの窯元が点在しています。その数も、現在では約250軒もあり、陶器店は約50店舗もあります。一つの町で、これだけの陶器に関わる場所があるのは、陶器の町「益子」ならではです。

若手からベテランまで、その作風は多種多様です。陶芸家の数ほど作風もあり、きっととっておきの逸品に出会えるでしょう。陶器店や陶器市だけではなく、是非制作の現場である窯元にも訪れてみてください。陶芸体験ができる場所もあるので、思い出に自分だけの器を制作するのもおすすめです。

文化財も多く観光に人気

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

益子町には、円通寺や西明寺など、国指定文化財や県・町指定文化財など室町・鎌倉時代から伝わる文化財が数多くあります。特に、県指定文化財にもなっている「益子参考館(旧濱田庄司邸離れ)」と「日下田邸」は、是非訪れてほしい場所です。

「益子参考館(旧濱田庄司邸離れ)」は、濱田庄司が自身の作品を制作する時に参考にした品々を、広く一般の方にも参考にしてほしいという思いから開設された美術館です。様々な展示品の他、濱田庄司が生前使用していた工房やのぼ窯なども公開されています。

Photo by A*BOO :: 肥 ::

「日下田邸」は、藍染業を営む「日下田紺屋」の住居と工房を兼ねた建物です。工房は1800年から現存し、現役で作業場として使用されています。かつて江戸時代中期から明治時代初期にかけて、日本人の衣料の80%を染めていたと言われる藍染業の、盛んだった頃の紺屋の姿を見ることができます。

益子町は、陶器や藍染などの工芸品や、歴史的に貴重な文化財にたくさん触れることができるので、観光地としても大変見ごたえのある場所です。

益子焼の歴史

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益子では焼き物文化は古くからありましたが、現在知られている益子焼の形になったのは江戸時代の末期頃です。茨城県の笠間焼を修行していた、大塚啓三郎が結婚を機に益子に居を構え、農業の傍ら陶芸をするようになったのが始まりです。

当時、関東地方の焼き物は笠間焼しかなかったので、新しい益子焼は大変好評でした。窯元も増え、大変よく売れていたのですが、好調なのも明治時代末まででした。

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生活様式が変わり、益子焼が主として役割を担っていた日用品も、アルミなどの金属製のものにとって変わられました。売り上げは低くなり、大正の時代にはひと月製造を中止したほどです。

売上が低調な最中、大正12年9月1日に関東大震災が起こります。震災後は状況が一変し、東京での日用品不足という事態が起こり、益子焼の需要が急増しました。関東大震災の翌年、濱田庄司が益子の地に定住を始めます。

濱田庄司は、益子で作品を作りながら、柳宗悦と共に民芸運動を提唱しました。濱田は益子焼を民芸品として推奨し、注目を集めるようになりました。たくさんの作家が益子焼の民芸品を作るようになり、発展していきます。

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戦時中は金属が戦争に多く使われたため、金属の代用品として陶器の需要が増えました。それも戦後には落ち着き、再び益子焼の生産が減少していきます。

しかし、昭和30年に濱田庄司が人間国宝に認定されると、益子焼が再び注目を集めました。昭和41年には陶器市も始まり、全国から多くの人が益子町に訪れるようになります。その後も、昔ながらの製法を守り続けて発展し、今日の益子焼に至ります。

日用品の制作で発展

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益子焼は、その時代の生活に即した日用品の制作で発展していきました。そのため、文明開化や関東大震災、戦争など、社会の変動により大きな影響を受けます。

需要が減り生産量が減っても、昔ながらの製法を守り作り続けていくことで、時代の変化にも対応してきました。時代と真摯に向き合い、洗練させ続けてきたからこそ、今日でも多くの人を魅了し必要とされ続けています。

益子焼の魅力・特徴

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日本には、各地域にそれぞれ特色を持った焼き物の産地が点在しています。その土地の土の特徴や焼き方の違いが、焼き物に個性を生み出し、独特の味わいを見せます。

それぞれの焼き物の特徴や魅力を知ってから向き合うと、今までと違った視点で焼き物選びを楽しむことができるでしょう。陶器市やギャラリーに出かける前に、益子焼の魅力や特徴について知識を身につけておきましょう。

厚手で土の感触が伝わりやすく素朴な魅力

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焼き物にはその土地の土の特徴がよく現れます。益子焼の土の特徴は、砂気が多く、ごつごつとした質感です。気泡が多いので細工には合わず、厚手でぼってりとした温もりある手触りが特徴的です。厚手で重く割れやすいのですが、土の質感とその形が、素朴な味わいを感じさせます。

また、益子焼は土の特徴から、焼き上がりが黒っぽくなりがちなのも特徴です。そのため、黒っぽく焼き上がるのをカバーする糠白(ぬかじろ)釉で白化粧するという工夫もされてきました。

着色料とも相性が良くさまざまな柄が楽しめる

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益子焼の土は、釉薬との相性が良いことも特徴です。飴釉や青磁釉などは、深い色味が味わいのある印象を与え、益子焼の厚手でぼってりとした姿によく合います。他にも漆黒や、赤茶色などの色味があります。

木や石を砕いて作る透明な色合いの並白釉や、乳白色の糠白釉も合い、また違った印象を与えます。また、器に植物などの模様を描く鉄絵や赤絵も益子焼の特徴の一つです。

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このように、釉薬との相性が良いため、さまざまな柄が楽しめるのが益子焼の魅力です。用途や使う人に合わせて選ぶことができます。

「用の美」として芸術的な側面も

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大正時代の終わり頃、民芸運動という動きが日本に広がり始めました。民芸運動とは、日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品に対し、その価値を見つめ直し世の中に広めようという日本独自の運動です。中心的な提唱者は柳宗悦でした。

柳宗悦は、関東大震災後に陶芸家・濱田庄司らとともに民芸運動を開始しました。濱田庄司は自身の居を益子に構え、作陶活動を始めます。益子焼は濱田庄司により優れた工芸品として推奨され、注目を集めるようになります。

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民衆の暮らしの中から生まれた美の世界、必要の中かから生まれた美しさを「用の美」と呼びました。その時代の人々の生活に寄り添い作られ続けてきた益子焼は、まさしく「用の美」が宿る工芸品であると認められたのです。

その後、濱田庄司の手により、それまで益子焼では作られてこなかった花器や茶器が作られるようになります。益子焼の知名度も関東だけではなく、一気に全国に広まりました。濱田庄司は昭和30年に人間国宝に認定され、益子焼の価値は芸術的な側面でも際立っていきました。

益子焼を購入するなら「益子秋の陶器市」

Photo by t_kawaji2010

益子町には、現在約250軒もの窯元が集まっています。濱田庄司のような工芸品としての作陶を意識したものや、自由な作陶の作品など種類は様々です。その千差万別さが、現在の益子焼の特徴であり魅力です。

そういった様々な益子焼が一挙に見られるのが「益子陶器市」です。「益子陶器市」は1966年(昭和41年)から始まり、毎年春のゴールデンウィークと秋の11月3日前後に開催されます。春と秋併せて、約60万人もの人が来場する、全国的に大人気のイベントです。

町のいたるところで益子焼が販売される人気イベント

Photo by t_kawaji2010

益子陶器市は会場が決まっていません。益子町の至る所で開催されます。地域の商店や窯元が参加し、普段の2割〜5割引きほどの価格で購入することができます。中でも販売店舗が集中するのが、益子駅から東に延びる「城内坂通り」です。通称「やきもの本通り」と呼ばれています。

町全体が会場となっているので、全てのお店を歩いて回るのは骨が折れます。会場周りにはバスが走っているので、バスの利用や、案内所で重い荷物を預けて回るのがおすすめです。

益子町の中央には「益子焼窯元共販センター」という建物があります。陶器市以外の日には270程の窯元の作品が展示販売されており、大きな駐車場もあるので観光にもおすすめです。陶器市中は駐車場の一部が会場となり、窯元や作家のテントが多く並びます。

開催日程・時間

Photo by t_kawaji2010

「益子陶器市」は春と秋の年2回開催されます。春の陶器市はゴールデンウィークに合わせて行われます。2020年は4月29日(水・祝)〜5月6日(水・振)です。秋は11月の3日前後に開催されます。2019年は11月1日(金)〜11月月5日(火)に行われました。時間は9:00〜17:00となっています。

開催場所・アクセス

Photo by t_kawaji2010

車で来る場合は、益子焼窯元共販センターの駐車場が一番大きい駐車場です。益子陶器市は年々来場者が増えているので、道路も駐車場も大変混雑します。例年益子焼窯元共販センターの駐車場は午前9:00頃に満車になっていましたが、最近では午前7:00の時点で満車になってしまうそうです。

益子焼窯元共販センターが満車になると、次の候補は益子町最大の窯元「つかもと」の駐車場です。ですが、こちらも昼前には満車になってしまいます。自家用車でご来場の際は、午前7:00前に会場に到着することをおすすめします。

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車以外の交通手段に電車とバスがります。電車の場合は乗り換えが少し大変です。宇都宮線か宇都宮線直通湘南新宿ラインで小山駅まで行きます。小山駅で水戸線に乗り換え、下館駅で下車します。真岡鉄道に乗り換えて益子駅に到着です。

電車だと乗り換えが多く大変ですが、バスだと楽に益子町に到着できます。東京の秋葉原と益子をつなぐ「関東やきものライナー」という便利なバスがあります。駐車場の心配をしたくないのなら、このバスを使用してアクセスするのがおすすめです。

益子焼のあるおすすめギャラリー

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益子町には約250軒の窯元と、約50の益子焼を扱うギャラリーや店舗があります。町全体に点在しているため、全てを巡るのは大変です。そこで、益子町に来たら是非訪れていただきたい、おすすめのお店とギャラリーをご紹介します。

歴史や文化が息づく益子町を観光しながら、是非お店とギャラリー巡りも楽しんでください。ギャラリーごとに違った魅力のある益子焼に出会えます。

えのきだ窯 本店

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「えのきだ窯」には本店と支店があります。「えのきだ窯 本店」には、四代目の父・勝彦さんと五代目の娘夫婦・若葉さんと智さん、三人の作家の器が並んでいます。

五代目の榎田若葉さんの作る器は、ドットや格子柄が取り入れられ、女性や子供にも人気です。散歩をしている時に出会った草花などの自然の色を参考にしているということで、色合いも優しいものばかりです。若葉さんの作品には、えのきだ窯伝統の「ロウ引き」という手法が使われています。

1階は元々細工場でしたが、五代目夫婦の手により改装され、ギャラリーとなりました。店内には囲炉裏があり、お客さんがくつろげるスペースとなっています。2階が現在、三人の作業場として使われています。

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ギャラリー兼工房である本店から少し離れたところに、四代目の父・勝彦さんが打つ蕎麦が食べられる「えのきだ窯 支店」があります。支店で注文を受けると、本店から勝彦さんがやって来て打ちたての蕎麦を提供してくれます。器はもちろん「えのきだ窯」の器です。

同じ土・釉薬を使っていても、形の作り方・色の付け方・色の組み合わせ方など、作家の個性によって全く違う作品が出来上がるということがよくわかります。親子三人の器は、組み合わせても馴染みがよく、乗せるものを選ばずどんな料理にも合うものばかりです。

「えのきだ窯 本店」で器を見て触って、「えのきだ窯 支店」で実際に器を使って蕎麦を楽しみ、使い心地を確かめてみてください。きっととっておきの逸品に出会えるでしょう。

もえぎ城内坂店

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益子駅から東に延びる城内坂通りには、多くの店舗やギャラリーが並びます。その中に「もえぎ城内坂店」というギャラリーがあります。「もえぎ城内坂店」には1000人以上の作家が登録しており、若手の作家の作品も多く並ぶのが特徴です。不定期でワークショップも開催されます。

店内に入ってすぐの場所は季節に合わせた企画展を行うスペースで「フォーシーズンギャラリー」という名前がついています。地下のギャラリーは「陶人のダブル」といい、作家の個展が開かれます。中2階のスペースは壁面の棚にたくさんの作品が並び、企画展やワークショップが行われます。

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2階の「ギャラリーM'S」では、地下1階とまた違った個展が開かれます。いずれも2週間ごとに作品が入れ替わるので、ギャラリーに行くごとに新しい出会いが待っています。お店の奥に進んで行くと「hut」という小さなスペースがこっそりと佇んでいます。

ギャラリーを見て回るだけでも、宝探しをしているようで楽しい時間が過ごせます。ホームページでは企画展のスケジュールが事前に掲載されているので、お目当ての展示会に行くのも良いですし、思いがけない作品との出会いを楽しむのもおすすめです。

陶器ギャラリー 陶庫

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「陶器ギャラリー 陶庫」は、城内坂通りに店を構える、ギャラリーです。自社の窯である「道祖土和田窯」の作品と、益子町周辺で個人として作家活動をしている陶芸家の作品のみを扱っています。

民芸品のような伝統的な形式の益子焼ではなく、作家独自の個性が光る作品が多く並びます。個性的で現代的な、おしゃれな器を探している人におすすめのギャラリーです。

自社窯である「道祖土和田窯」の特徴は、ろくろを使う手作りの作品と、型ものの作品があるところです。様々な種類、味わいのある器があるので幅広く人気があります。石蔵と古民家で作られた空間は、ギャラリー自体も見ごたえがあり、店内を見て回るだけでも十分に楽しめます。

G+OO

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「G+OO(ジープラスツーノウツ)」は、陶磁器や雑貨のセレクトショップです。白と木目を基調としたナチュラルな雰囲気が魅力的な店内には、「生活が楽しくなる」日用品やステーショナリーなどがセレクトされています。

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店内は2つのフロアに分かれていて、益子焼のある生活がおしゃれにディスプレイされていてとても魅力的な空間になっています。陶器の他にも木工作品やカトラリー、キッチングッズなども並んでいるので、益子焼と併せてコーディネートができます。

子供向けの陶器もあるので、日常使いにもギフトにも選ぶのが楽しい品揃えとなっています。また、店内ではワークショップも行なっているので、予定を確認してから来店することをおすすめします。

つかもと

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「つかもと」は創業1864年の、150年以上歴史を持つ益子町最大の窯元です。「つかもと」には、人間国宝・濱田庄司など益子焼の有名・著名な作家の作品や、つかもとオリジナルの日常使いしやすい日用品の販売まで、大変幅広い品揃えがあります。

「つかもと」は益子焼のテーマパークと言われるほど、色々な視点で益子焼を楽しむことができます。「つかもと」の施設には、本館・作家館、つかもとギャラリー・陶芸教室・つかもと美術記念館・美術記念館茶房・蕎麦処つかもと・釜工場があります。

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本館内は広々としており、つかもとオリジナルの普段使いしやすい日用品がたくさん並んでいます。一号炊き用のミニ土釜は見た目も可愛らしく、自分用・お土産用とどちらも人気です。作家館には、人間国宝・濱田庄司をはじめとした有名・著名な作家の作品の展示販売をしています。

つかもとギャラリーでは定期的に企画展を行なっているので、こちらも必見です。陶芸教室では、本格的な「ロクロ教室」、子供やご年配の方でも気軽に参加できる「絵付け教室」「手ひねり教室」があります。いずれもスタッフが親切に教えてくれるので、是非参加してみてください。

つかもと美術記念館では、「つかもと」にゆかりある作家の作品が展示されています。美術記念館茶房では、著名な作家の作品で珈琲を飲むことができます。

Photo by cotaro70s

蕎麦処つかもとでは、古民家「迎賓館」の建物で、益子産の地粉にこだわった手打ち蕎麦を「つかもと」の器で楽しむことができます。釜工場では、信越本線横川駅の駅弁「峠の釜めし」の容器である釜を製作しています。

「つかもと」では、益子焼の見る・買う・遊ぶ・食べる楽しみを一挙に体験できます。益子町に来たらまず訪れていただきたいスポットです。

益子焼のお気に入りの1品を見つけよう!

Photo by sybarite48

益子焼は伝統的な流れを組む工芸品や、若い作家の斬新な作品まで幅広くあるのが魅力です。各ギャラリーも工夫を凝らし、様々な方法で益子焼のある生活を提案してくれています。

「益子陶器市」はもちろんのこと、益子町の文化や歴史を学びながら、町全体に点在するギャラリー巡りも楽しんで見てください。益子焼の器を使って料理を提供してくれるお店もたくさんあるので、買うだけではなく見て学んで食べて、色々な視点で益子焼の魅力を味わってください。

つかさ
ライター

つかさ

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