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日本酒初心者にもおすすめの「獺祭 45」
獺祭45は、山口県岩国市の山奥にある小さな蔵元・旭酒造が作る純米大吟醸酒です。旭酒造は全国に多数存在する蔵元の中でも、非常に珍しいこだわりを持って酒造りを行っています。
日本酒を製造する際は、1つの銘柄からさまざまな種類の普通酒(市場に流通している日本酒の大部分)を作るのが、日本酒造りの常識です。普通酒には、獺祭45と同じ純米大吟醸酒も含まれます。
銘柄ごとに複数の普通酒を作ることでさまざまな角度から銘柄の味や魅力を知ってもらうことが可能になります。ところが獺祭45を製造・販売している山口の旭酒造では、純米大吟醸しか作りません。しかも通常蔵元には必ずいる杜氏が、旭酒造にはいません。
杜氏は蔵元から酒造りのすべてを任される日本酒造りのプロですが、蔵元との雇用関係ではなく完全請負制とするのが杜氏の伝統です。蔵元の名を有名にするにはおいしい日本酒を作り、世間一般に広く認知されるしかありません。
ですからおいしい日本酒を作る腕の良い杜氏は、蔵元にとって欠かせない存在です。もちろん獺祭45の蔵元にもかつてはいましたが、2000年から杜氏に頼らない酒造りを始めました。
とはいえ杜氏がいないということは、それまで旭酒造で行われてきた酒造りの経験や杜氏でなければわからない「プロの勘」も使えません。そこで旭酒造は杜氏が積み重ねてきた経験と職人の勘を徹底的に数値化し、データを分析する酒造りを始めます。
もちろん簡単な作業ではありませんでしたが、この挑戦によって杜氏頼みだった酒造りが変わったのです。このように獺祭45の蔵元は既成概念にとらわれず、おいしい酒を造るにはどうすればよいか探求し続けたことで、結果として海外からも評価されるようになります。
獺祭とは?
獺祭は、2020年以降旭酒造が唯一製造・販売している商品です。獺祭45も獺祭シリーズの1つで、定番シリーズは精米歩合によって7銘柄があります。獺祭誕生前は全く異なる銘柄(旭富士)を作っており、その当時は純米大吟醸酒を含む普通酒も展開していました。
販路も基本的に地元を中心にしていたため、現在の獺祭のような世界的な知名度はありませんでした。これに対して獺祭の誕生は、本格的な旭酒造の東京進出と関係します。
全国各地の名酒が集まる東京でおいしい日本酒として認めてもらうために、「味わうための日本酒」をコンセプトに開発が始まります。
獺祭が旭酒造のブランドとして誕生したのは1990年のことで、その後も精米歩合を高め米本来の味や香りを引き出すことにこだわり、納得できる味を追求していきます。こうしてブランド立ち上げから2年後に販売されたのが、獺祭純米大吟醸磨き二割三分です。
その後も次々と獺祭シリーズが製造・販売され、最後に発売されたのが獺祭45でした。獺祭シリーズには一般的な日本酒の銘柄には見られない特徴があります。それが精米歩合を表す数値です。
最初に商品化された獺祭純米大吟醸磨き二割三分は精米歩合23%ですし、獺祭純米大吟醸磨き三割九分は精米歩合が39%になっています。
このように純米大吟醸のみにこだわった獺祭シリーズですが、7種類ある獺祭はそれぞれ精米歩合が違います。そして精米歩合を表す数値が商品名についていることも、獺祭シリーズの特徴です。
抜群の飲みやすさと手ごろな価格
旭酒造・獺祭は純米大吟醸しかありません。純米大吟醸は普通酒の中でも価格が高く、安い銘柄でも1800mlで5000円以上するのが一般的です。ですから日本酒好きな人も「純米大吟醸は特別な日に飲む日本酒」にしていることが多く、普段は値段の安い普通酒を選ぶという話はよく耳にします。
ところが獺祭シリーズはどれもリーズナブルな価格です。たとえば精米歩合39%の獺祭純米大吟醸磨き三割九分は税込み5472円/1800mlですし、飲みやすいサイズの720mlなら税込み2706円で楽しめます。
もちろん味もおすすめです。純米大吟醸は低い温度でじっくりと酵母を発酵させる吟醸造りの酒なので、すっきりとした味と香りが特徴にあります。
獺祭はそんな純米大吟醸1本に絞って酒造りをしているので、どの獺祭商品を選んでも大吟醸らしさが楽しめるところもおすすめです。これだけこだわっているのに値段を安く抑えているところも、親しみやすい日本酒として人気となっている理由なのでしょう。
獺祭 45とは?
獺祭45(獺祭純米大吟醸45)は、2019年4月1日に発売された獺祭シリーズです。精米歩合が45%であることが商品名・獺祭45の由来ですが、精米歩合が45%というのは、米の約45%を削り取って作った酒といえます。
獺祭45は値段も手頃なのが特徴で、飲みやすいサイズの720mlが税込み1738円、お試しサイズの300mlが743円なので、宅飲み用としても人気の酒です。
獺祭の中でも一番売れている人気商品
手頃な値段と香りのよい日本酒として若い世代にも人気がある獺祭45は、獺祭シリーズのこだわりがシンプルに感じられるおすすめの一品です。
個性を主張するタイプではないのですが、ひと口目よりも二口目、二口目よりも三口目といったように、飲み進めていくうちにおいしさが増してくるのが、獺祭45の魅力といえます。
獺祭45も獺祭シリーズ同様、正規取扱店に直接卸しているので、「酒類を取り扱っている店舗であればどこでも獺祭45が手に入る」というわけではありません。
正規取扱店にしか卸さないことも、販売価格を一定に保つために重要なこだわりです。そのためおいしいと話題の獺祭45ですが、ある意味では入手が難しい酒でもあり、人気・評価共に高位置をキープしています。
気軽に飲めるスタンダードな獺祭
獺祭45は「場所やシーンを選ばず楽しめる日本酒」という点も魅力に挙げられます。純米大吟醸酒というとどうしても値段が高いというイメージがあるので、特別な日に飲む日本酒に分類されることが多いです。
かといって値段が安い普通酒は、銘柄によってクセが強いものもあります。もちろん日本酒のクセは個性なので、個性を楽しむ酒として人気ですが、万人受けするとは限りません。さらに料理との相性もあり、個性的な銘柄になるほど料理を選びます。
その点獺祭45は米のおいしさをシンプルに楽しむお酒なので、ご飯に合う料理との相性は抜群ですし、洋食やイタリアンなどにも合うところがおすすめです。
山田錦が45%まで磨かれた純米大吟醸
商品名に精米歩合の数値が付けられている旭酒造・シリーズなので、獺祭45は「精米歩合が45%の純米大吟醸酒」です。それなのにリーズナブルな価格で購入出来るという点が、獺祭45の凄さといえます。
なぜなら獺祭45に使用している米は、酒米の王といわれる山田錦を使用しているからです。おいしい日本酒造りのために作られた山田錦ですから、購入価格も当然高額になります。
そんな最高ランクの酒米を45%も削って作っているのが獺祭45なのですから、贅沢な日本酒であることは間違いありません。
「獺祭 45」の人気の秘密
リーズナブルな価格と料理やシーンを選ばない獺祭45は、獺祭シリーズの中でも特に人気が高い商品です。そんな獺祭45には、人気商品といわれる理由があります。
米由来の繊細な味
飲みやすいといわれる獺祭45ですが、個性がないのではありません。ただし米食文化が根付いている日本では、獺祭45の味はとても馴染みの深いものであるといえます。
おいしい日本酒を作ることを追求した結果、精米歩合を45%まで高めた上質な酒・獺祭45が生まれたのですから、米本来のおいしさが凝縮した酒といっても良いでしょう。
特に獺祭45を含め獺祭シリーズは純米大吟醸ですから、雑味がなくすっきりとした飲み口が特徴です。いわゆる「キレのある味」というもので、純米大吟醸一本に絞って酒造りを続けてきた蔵元だから作れた味といえるでしょう。
華やかな香り
獺祭45のような純米大吟醸酒は、低温でゆっくりと発酵させる吟醸仕込みの酒です。味に雑味がないのと同じように、香りにも雑味がありません。ストレスをかけず大切に発酵させた酒だからこそ生まれる吟醸酒特有の香りは、それだけで十分に華やかな印象があります。
さらに口に含むと山田錦のまろやかな米の香りがふんわりと鼻に抜けていくので、香りだけでも堪能できる貴重な日本酒です。
「獺祭 45」のおすすめの飲み方
日本酒ファン以外でもおいしく飲める獺祭45は、吟醸仕込み特有のすっきりした味と米の存在を確かに感じる華やかな香りが特徴の酒です。そんな獺祭45だからこそ、おすすめの飲み方があります。
冷やして飲む
個性の強い日本酒ではないので、冷酒にすると飲みやすくなります。特に香りの良さが特徴の獺祭45なので、冷やして飲む場合はワイングラスに注いで香りを楽しむ飲み方がおすすめです。
ロックで飲む
獺祭45はおいしい日本酒造りのために開発された極上米・山田錦を贅沢に使っているので、ロックにすると米の旨味が強く感じられます。飲み進めるほどおいしさが増す獺祭45なので、じっくりと獺祭45に向き合いたいときにはロックがおすすめです。
「獺祭 45」は日本酒好きじゃなくてもおいしい!
旭酒造・獺祭45は、日本酒が苦手な人でもおいしく飲めるおすすめの一品です。獺祭45の香りを楽しむならワイングラス、獺祭45の味を楽しむなら口径の広いおちょこを使うと、獺祭45がさらにおいしく飲めるでしょう。
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