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漢方の生薬にも使われる「ちんぴ(陳皮)」を徹底解説!
ちんぴは漢方の生薬や、日本では七味唐辛子の材料としてもよく使われますし、ちんぴの薬効は昔から有名でお風呂に入れて温まったり、砂糖と煮て風邪の予防として飲んだりなど、ちんぴは大切なものとして扱われています。
ちんぴはどんなスパイス?
では「ちんぴ」とは一体どんなスパイスなのでしょうか?漢方の生薬として使われるなんて、珍しい植物なのでしょうか?ちんぴは簡単に手に入る、食卓に頻繁にのる果物の皮なのです。
果物の皮なんて、剥いてしまったら普通はそのまま捨ててしまうことが多いと思いますが、ちんぴは皮をとても長いこと乾燥させて粉にしたものなのです。一体何の果物の皮でしょう?
ウンシュウミカンの皮を乾燥させたスパイス
ちんぴの原料は、ウンシュウミカンの皮です。マンダリンオレンジの皮を使うちんぴもありますが、ウンシュウミカンの皮を使ったちんぴが、日本では主です。ちんぴの使い方はいろいろあって、古来から薬や料理の材料として大切にされているスパイスです。
陰干しにして一年以上経過したもの
ちんぴの作り方は、日に干すことが最も大切です。中国では陳皮(ちんぴ)の陳は「古い」という意味があります。古いものほど薬効があると言われていて、なんと15年も古いものが使われることがあります。
しかし一般的なちんぴは、一年以上干したものから使われます。ちんぴの成分は「ヘスペリジン」「レチン」「フラボン」が主に含まれ、香りの成分として柑橘系に含まれる「リモネン」がありますが、これはリラックスするのにとても効果があります。
ちんぴのおすすめの使い方
ちんぴは薬としてもさまざまな薬効があって大変重宝しますが、ちんぴは柑橘系の良い香りを持つことから料理にも頻繁に使われます。例えばレモンの皮は、料理やお菓子作りに使ったり、お茶に入れたり、アルコールの香りづけに使われたりします。
また柑橘類の皮も大変人気があります。柑橘系の果物の皮は、その爽やかな香りで昔からあらゆる食品に使われています。日本の柚子の皮も香りづけに料理のトップに添えられますし、九州の柚子胡椒は大人気で世界の料理にも登場します。
ちんぴがどのような料理に使われているのか見てみましょう。ちんぴの香りは爽やかで気持ちをリラックスしてくれますが、味はそれほどきつくないので大抵の料理に効果的に加えることができます。例えばおにぎりを作る時にご飯に混ぜると、とてもおいしいおにぎりができます。
おにぎりを握る時に、オリーブオイルにブラックペッパーを入れたものを手につけて握るととても相性が良いのです。オリーブオイルとブラックペッパー、そしてちんぴの香りとアロマティックなおにぎりになります。
ちんぴを入れた緑茶も柑橘系の香りがふんわりと漂うおすすめの使い方です。ちんぴは冷え改善の生薬とし漢方によく使われるので、寒い冬にいただくと効果的でしょう。
ちんぴはラーメンやうどんに入れるのもおすすめです。日本の料理は柚子の皮を香りづけとしてよく使いますが、ちんぴの香りも料理の旨みをグレードアップしてくれます。ちんぴはしょうゆ味のラーメンと相性が良いです。ぜひ一度お試しください。
七味唐辛子や五香粉の原料に
ちんぴは大抵の七味唐辛子に原料として混ぜられています。七味唐辛子によく使われる原料は、唐辛子、陳皮、山椒、生姜、青海苔、紫蘇、芥子の実、生姜などです。
麺類、丼物、鍋物、豚汁とあらゆる和風の料理に重宝されている七味唐辛子ですが、陳皮の入った七味唐辛子は海外にも輸出されている人気の調味料です。
七味唐辛子にはちんぴの他に、山椒や、生姜、紫蘇などいろいろな香りを楽しめる材料が入っていて、さっと味噌汁に振ったり、焼き鳥に振りかけたりと手軽に楽しめる使い方ができます。
また、広い中国もたとえどのエリアでも頻繁に使われるという「五香粉」にもちんぴが原料として使われることが多いです。五香と言われますが、決して五つだけの香りではなく、開高健によると「多い」とか「複雑」の意味で五という漢字が使われているのだそうです。
ドレッシングに
ちんぴはオイルや酢と混ぜてドレッシングを作るのもおすすめの使い方です。ウンシュウミカンを原料とした、柑橘系の香りは野菜ととてもよくマッチしておいしいサラダを楽しめます。市販のドレッシングにちんぴを少し混ぜても、味わいがプラスされます。
ちんぴドレッシングを使った春菊のサラダは、とてもおいしいおすすめの使い方です。普通のサラダでも大葉を刻んでトッピングをしたものに、ちんぴの香りがするドレッシングをかけるとなんともおしゃれな香りのハーモニーが楽しめるサラダが出来上がります。
ハーブティーとして
ちんぴを使ったハーブティーは、冷えの改善、風邪の予防、リラックス作用に効果が期待されます。パウダーになっていないちんぴをティーポットにそのまま入れる「ちんぴティー」は香りが良く、リラックス効果があるちんぴティーは妊娠中の女性にもおすすめです。
ティーポットでカモマイルなど他のハーブティーを作ってカップにちんぴを入れたものの上に注ぐなど作り方はいろいろあります。口にちんぴが入るのが鬱陶しいと思われる方は、ティーバッグにちんぴを入れたものを浮かべたり、パウダーのちんぴを使ってもおいしいお茶が作れます。
お茶漬けや湯豆腐のトッピングに
ちんぴの柑橘系の爽やかな香りは、頻繁に柚子を使う和食にとてもよく合います。お茶漬けを食べるときに、ちんぴのパウダーをさっと振りかけたり、刻みちんぴをトッピングにしてお茶をかけたりするとふわっとウンシュウミカンの良い香りが漂います。
ちんぴはウンシュウミカンの皮を原料として、長い時間干した食材の味を邪魔しないスパイスなので、湯豆腐や鍋物のトッピングとしても手軽な使い方ができる食材です。
ポン酢ともよく合うので、ぜひ一度ちんぴを湯豆腐や鍋と一緒に召し上がってみてください。素晴らしいマッチングです。
ちんぴのおすすめ商品
ちんぴはオンラインショップなどで手軽に購入することができます。ちんぴの商品を幾つかご紹介しましょう。
食のお医者さん「みかんの皮粉末 陳皮」
「食のお医者さん」とは、自然素材のキッチン用品や、国産のものを原料とした無添加の加工食品、そして発酵食品など体に良いものを販売しているメーカーです。ここでは梅干しや山椒、甘酒、ひしおなどの他に、「陳皮 みかんの皮」を販売しています。
食のお医者さんで販売しているちんぴは、よく洗浄したウンシュウミカンを高温で乾燥させたもので、カロテノイド、ノビレチン、ヘスペリジン、リモネンが含まれた、ウンシュウミカン50個分の250gのチンピが一袋に入っています。
サラダのトッピングや、料理のアクセント、ヨーグルトにかけると爽やかな風味が楽しめ、お菓子の香りづけにも重宝します。お茶にちんぴをティースプーンで一杯入れるのもおすすめです。
ちんぴは花粉症の症状を軽減するとも言われています。毎日食べる食事や飲み物に、ちんぴを加えると健康を改善させるパワーの源になるかもしれません。
草漢堂「チンピ(刻み)」
草漢堂の刻んだちんぴもおすすめの一つです。ウンシュウミカンを原料として作られた草漢堂のちんぴは、料理に使うのに程よい大きさです。もともとちんぴは薬膳料理によく使われる食材で、草漢堂のちんぴは、ちんぴの効能を生かした料理を作るにはうってつけです。
また、草漢堂のちんぴは料理だけではなく、ティーバッグに入れたものを湯船に浮かべて、入浴剤としてもよく使われます。ちんぴの柔らかく柑橘系の爽やかな香りをお試しください。
健康茶ギャラリー「陳皮茶」
健康茶ギャラリーの「陳皮茶」は、オレンジの美しいカラーのウンシュウミカンを原料としたちんぴで作られたお茶です。
仕事や家事、子育てなどでストレスのたまる忙しい毎日を送っている人にとって、リラックスできるティータイムは大切なものです。健康茶ギャラリーの陳皮茶は、気持ちと体の緊張を解きほぐし、体の中からゆったりと温めてくれるノンカフェインの健康茶です。
陳皮茶は渋みやエグミがないので飲みやすいですし、良質なハチミツを加えたらますます健康に良い栄養バランスがとれたお茶が完成します。
また好みに応じて、緑茶と混ぜて飲まれる方もいらっしゃいます。ティータイムにリラックス効果があるリモネンを含んだ陳皮茶を飲むのもおすすめです。お休み前に陳皮茶を飲むと安眠効果も期待できます。
ちんぴは簡単に作れるお手軽スパイス!
ちんぴは、ウンシュウミカンの皮をよく洗って、天気の良い時に日に干せば簡単に自分で作ることができます。ちんぴは長く干したものほど効能があると言われていますので、できれば数ヶ月干すのが理想とされています。ちんぴを自宅で作って、食事やバスタイムにぜひ使ってみてください。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。