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亜麻仁油(アマニ油)とは?
健康志向が高まるとともに、料理や食材、調味料など体に良いものを摂りたいと考える人が増えています。そんな中、ダイエット中の方やトレーニングをされている方が特に気にしている栄養素として「脂質」が挙げられています。
体に良い栄養素が含まれている脂肪分として最近注目されている植物油の1つに「亜麻仁油(アマニ油)」があります。では、亜麻仁油とはどのような油なのでしょうか。
亜麻仁油は、青紫の花をつけるアマ科の一年草「亜麻」の成熟した種子からとれる黄色の乾性油で、食用だけでなく、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ、床材のワックス、場合によってはアロマのキーオイルなどにも使われています。
亜麻仁油には健康の維持に密接に関わり、現代人に不足しがちな栄養素といわれている「必須脂肪酸」の1つ、オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸やリノール酸が豊富に含まれているため、ぜひ摂りたい調味料として注目されています。
本記事では、亜麻仁油の基本の食べ方をはじめ、亜麻仁油の活用レシピなど、亜麻仁油のおいしい食べ方をご紹介します。
亜麻仁油の食べ方は?
食用として販売されている亜麻仁油に多く含まれているα-リノレン酸は、熱に弱く酸化しやすいという特徴があるため、加熱調理には向いていません。
一方で亜麻仁油の風味はクセが少ないため、そのまま飲んだり、熱を加えずにできた料理にかけて楽しむ食べ方が一般的です。ここではオメガ3(α-リノレン酸)などの栄養素が豊富に含まれている亜麻仁油の一般的な食べ方をご紹介します。
亜麻仁油はお味噌汁やドリンクに混ぜて飲むのがおすすめ
亜麻仁油は熱に弱くあまり加熱調理には向いていないので、できた料理にそのままかける、そのまま飲む、食材にまぜるなど、生のままの食べ方がおすすめです。
熱に弱いといっても、温かい味噌汁や飲み物に亜麻仁油加える程度なら特に問題がないので、毎日の食卓に欠かせない味噌汁などの汁物に加える食べ方もおすすめです。
和食党なら、ぜひ味噌汁に混ぜてみましょう。亜麻仁油を加えると風味もそのままに味噌汁のコクが増し、一層おいしくなります。パン党の方には、牛乳やフルーツジュース、青汁などドリンク類に混ぜて飲むのもおすすめです。
亜麻仁油はサラダや豆腐にかける食べ方もある
パスタやピザなどイタリアンメニューには、オリーブオイルをかける食べ方がよく好まれますが、亜麻仁油も生のままの食べ方がおすすめなので、野菜サラダや豆腐にかける食べ方が簡単で人気です。
たっぷりの野菜に、お好みのドレッシングやサラダ塩をかけ、さらにその上から亜麻仁油をまわしかける食べ方で、いつものサラダにコクが増します。
同様に、冷や奴に小ネギや生姜をのせ、醤油を少しと亜麻仁油をかける食べ方も、おいしくおすすめです。もちろん湯豆腐に亜麻仁油をかける食べ方もできますが、鍋に直接入れず、小鉢に取り分けて亜麻仁油を回しかけるほうがよいでしょう。
簡単でおいしい!亜麻仁油の活用レシピ
そのまま生での食べ方がおすすめの亜麻仁油ですが、ここでは簡単でおいしい亜麻仁油の活用レシピをいくつかご紹介します。
定番の食べ方「亜麻仁油ドレッシング」
前述の亜麻仁油の食べ方でもご紹介したように、亜麻仁油の定番のおすすめの食べ方はお好みの食材にお好みの調味料と亜麻仁油を混ぜた「亜麻仁油ドレッシング」をかける食べ方です。
亜麻仁油を使ったドレッシングのレシピをいくつかご紹介します。1つ目の亜麻仁油ドレッシングは、「新玉ねぎドレッシング」です。新玉ねぎ1/2個をみじん切りにしてボウルに入れ、酢、醤油、亜麻仁油適量を加えて混ぜ合わせ、野菜サラダにかけるだけの簡単でおすすめの食べ方です。
2つ目には、亜麻仁油を使った「胡麻ドレッシング」をご紹介します。ボウルに白ねりごま、ポン酢、砂糖、亜麻仁油を同量ずつ入れて混ぜ合わせるだけの簡単レシピです。亜麻仁油を使った胡麻ドレッシングは、サラダだけでなく、冷やしゃぶなど肉料理にかける食べ方もおすすめです。
好きな刺身で簡単に「カルパッチョ」
次にご紹介する亜麻仁油を活用したおいしい食べ方レシピは、自分の好きな刺身を使って簡単にできる「カルパッチョ」です。
もともとカルパッチョはイタリア料理のひとつで、生の牛ヒレ肉の薄切りにチーズやソースなどの調味料をかけた料理のことですが、日本ではマグロやカツオなど旬の生魚を刺身として食べる風習があることから、肉の代わりに刺身を使って作るアレンジ料理として人気になりました。
食べ方はとても簡単です。タイやヒラメなど白身魚や、サーモン、マグロなどお好みの刺身を器に放射状に並べ塩胡椒少々を全体にふりかけます。その上から亜麻仁油大さじ1杯程度を回しかけるだけです。お好みでパセリフレークを散らしたり、レモン汁をふりかける食べ方もおすすめです。
ちょい足しで簡単「ほうれん草のおひたし」
次にご紹介する亜麻仁油を使ったおいしい食べ方レシピは、ほうれん草のおひたしに、亜麻仁油をちょい足しするだけで、一層おいしくなる食べ方です。
ほうれん草200g(2束ぐらい)を流水できれいに洗ってラップでぴっちり包み、600Wの電子レンジで2分加熱します。ボウルに水をはってラップごと浸し、粗熱が取れたらラップをはがし、きれいな水にさらしてアクをとります。
ぎゅっと絞って根の部分を切り落とし、3cmの長さに切り分けて器に盛り、鰹節適量をのせます。全体に亜麻仁油小さじ2杯と醤油小さじ2杯をまわしかけるだけの簡単レシピです。いつものほうれん草のお浸しに、くせのない亜麻仁油でコクがプラスされておすすめの食べ方です。
亜麻仁油の食べ方を工夫して毎日の食事に取り入れよう
くせがなく色々な食べ方ができると人気の亜麻仁油を、味噌汁やサラダ、豆腐にかける定番の食べ方や、簡単でおいしい亜麻仁油の活用レシピなど、亜麻仁油のおいしい食べ方をご紹介しました。本記事を参考に亜麻仁油の食べ方を工夫して、ぜひ毎日の食事に取り入れましょう。