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三越前にある立ち食いそば「そばよし」はなぜ有名?
日本橋三越前にある「そばよし」は東京都内では有名な立ち食いそば店です。三越前という最高の立地はもちろん、鰹節問屋「中弥商店」でしかできない鰹節たっぷりの美味しいそばつゆ、そしてほとんどのメニューがワンコインで食べられるというコスパの良さからサラリーマンに人気があります。
三越前のそばよしを有名にしたのは、そばだけではありません。そばよしでは、鰹節を削る際に発生する「粉かつお」がかけ放題の「おかかご飯」や「カレーライス」などサイドメニューも充実しています。サラリーマンの懐に優しく美味しいメニューの数々、それがそばよしを有名にした秘密です。
中弥商店が経営する蕎麦屋なので出汁が美味しい!
いまや東京都屈指の有名店になった「そばよし」を経営しているのは、「中弥商店」という江戸時代から13代続く老舗の鰹節問屋です。2001年、当時の社長の山崎能孝氏がお得意先のそば屋に鰹節を卸していたのが縁で、自分もそば屋をやってみたいと志し「そばよし」を開業したのが始まりでした。
三越前のそばよしの看板に「化学調味料を一切使用しないつゆが自慢」と書かれているとおり、そばよしのそばつゆは出汁に鰹節と鯖節、宗田節(メジカ節)をたっぷり使い、化学調味料にたよらないツユを提供しています。さらにその鰹節は、本店3階の工場で削った削りたてというこだわりようです。
タモリさんも絶賛!
三越前のそばよしは、NHKの人気番組「ブラタモリ」でも取り上げられ、話題になりました。放送されたのは2012年4月5日「江戸の食」で、当時の食事の中心だった白米や佃煮が紹介された後、タモリさんがそばよしで江戸時代のファーストフードであるそばを味わう、という内容でした。
番組内でタモリさんはそばよしの「かき揚げそば」を絶賛、それまで東京のごく一部で人気だったそばよしが全国的に有名になりました。しかしどんなに有名になってもそばよしの美味しいそばや人気のメニューはそのまま、現在でもお昼時になると大勢のお客さんが行列を作るほどの人気っぷりです。
東京・そばよしおすすめ魅惑メニューとは?
三越前の立ち食いそば店・そばよしのメニューは、「かけ」や「かき揚げ」など、どれもオーソドックスなものばかりです。しかしそばの味わいは深く、また「おかかご飯」や季節限定メニューなどそばよしならではのものもあります。そばよしでおすすめしたい、魅惑のメニューについてご紹介します。
そばよしの「かけ」は、そばとかけ汁だけのシンプルなそばです。しかしシンプルな分、鰹節でとった濃厚な出汁の旨味がしっかりと味わえます。また自家製麺のそばも、他の立ち食いそばと違い、シャキッとした歯ごたえが残っています。そばよし名物「おかかご飯」と一緒に食べるのがおすすめです。
「冷やしむじな」は冷たいそばにたぬき(天かす)ときつね(油揚げ)、きゅうり、小海老をのせたそばよしの夏季限定メニューです。名前の由来は、たぬきときつねが一緒になって同じ穴の「むじな」になったことからきています。具材たっぷりの冷やし中華のような、涼やかで美味しいそばです。
そばよしの「生のりそば」は、金沢八景の海苔養殖業者から直接買い付けた生海苔を温かいそばにのせた、そばよしの冬季限定メニューです。花巻そば(海苔をのせたかけそば)に似ていますが、こちらは生海苔である分、磯の香りがよりいっそう際立ちます。寒い冬におすすめの、香り高いそばです。
そばよしの「かき揚げ」は、タマネギや桜海老が入ったかき揚げそばです。立ち食いそばらしく揚げ置きですが、かき揚げの油がそばつゆに溶けだし、そばがいっそう美味しくなります。そばつゆがしみたかき揚げとご飯を一緒に食べるのもたまりません。ランチにおすすめの、1番人気を誇るそばです。
そばよしの「野菜天」はナスやレンコン、サツマイモなど季節の野菜の天ぷらです。揚げ置きながら大きさもそこそこあるので食べ応えがあり、かけそばにもざるそばにもよく合います。秋田県産辛味大根の大根おろしをたっぷり添えた「おろしそば」(季節限定)と一緒にいただくのもおすすめです。
そばだけではなく「おかかご飯」がうまい!
そばよしの「おかかご飯」は工場で削った鰹節の粉(粉かつお)をライスにかけたものです。鰹節の旨味をダイレクトに味わえるおかかご飯はお客さんからの人気が高く、注文が絶えません。おかかご飯に生卵をかけると、卵のトロリとした食感と味が加わって一層美味しくなるのでおすすめです。
あまりに美味しいので盗難被害も
おかかご飯のあまりの美味しさのせいか、残念ながら粉かつおの盗難もしばしば発生します。場合によっては店側も厳しい処置を取らざるを得ないので盗難行為は絶対にやめましょう。なお、店内で販売している鰹節を鰹節削り器で薄く削ってご飯にのせると、ご家庭でもおかかご飯が楽しめます。
そばよしは食べた人が大満足するおいしさ
立ち食いそばの名店・そばよしは、口コミ評価も高い人気のお店です。その人気の秘密は、鰹節がきいたそばつゆや自家製麺のそばもさることながら、ワンコインでハイクオリティのそばが食べられるコスパの良さにあります。そばよしの口コミや人気の秘密についてご紹介します。
口コミ評価が非常に高い!
日本橋三越前・そばよし本店は、東京都内の立ち食いそば店約350軒中、上位の評価を獲得しています。口コミのなかでも特にカラリと揚がったかき揚げそば、そして鰹節の旨味たっぷりのおかかご飯が高い評価を得ています。冷やしむじなそばなど季節のそばも人気があります。
ワンコインのクオリティではないと大絶賛
そばよしのメニューは丼物などセットメニューをのぞき、ほぼワンコインで食べられます。しかもそばよしは立ち食いそば店とは思えないほどのクオリティでリピーターが後を絶ちません。立ち食いそばならではの回転率の良さとリピーターの獲得、これがそばよしが低価格を実現している秘密です。
そばよしは蕎麦だけでなくカレーも美味しい
そばよしといえば「カレーライス」や「カレーそば」も美味しいことで有名です。もともとそば屋がカレーを出すようになったのは、明治時代「カレー南蛮」(カレーをかけたそば)が流行したことから始まりましたが、そばよしでもカレーにつゆに使う出汁を合わせて風味高いカレーに仕上げています。
そばよしのカレーは、カレーライスにしてもカレーそば(うどん)にしても楽しめます。そばよしのカレーは全体的に黄色い、トロミのあるカレーで、和風出汁がよくきいています。辛さはマイルドで、そばにかけても繊細な風味を打ち消しません。カレーの上に卵を落として食べるのもおすすめです。
そばよしの基本情報
立ち食いそばの有名店・そばよしがある日本橋は、老舗百貨店「日本橋三越」のほか、多くの老舗飲食店が軒を連ねています。そのような飲食店の激戦区にあっても、そばよしの店舗に並ぶ行列は連日絶えることがありません。日本橋三越前・そばよしの営業時間や場所など、基本情報をご紹介します。
営業時間・定休日
日本橋三越前・そばよしの営業時間は7:30~20:00、定休日は土・日・祝です。ランチタイムは特に混み合うので、どうしても食べたい場合は、朝一番、または夜に行くことをおすすめします。なお、ランチタイムは座席が撤去されますが、それ以外の時間帯は座って食事をすることも可能です。
アクセス
そばよし本店の場所は、東京メトロ銀座線三越駅前(A1出口)から按針通りを経由して徒歩3分、またはJR総武線新日本橋駅から徒歩5分です。車でそばよしに来訪する場合は、近くにある「タイムズ日本橋本町第7」(8台)または「システムパーク日本橋室町1丁目」(3台)の利用をおすすめします。
住所 | 東京都中央区日本橋本町1-1-7 本町山崎ビル 1F |
電話番号 | 03-3241-0884(そばよし本店) |
年越しそばはお休み
残念ながら三越前のそばよしは、年末年始はお休みです(神谷町店、京橋店含む)。この期間中は大みそかの年越しそば営業およびお持ち帰り用のそばの販売などもありません。また、お盆期間中も10日間前後のお休みがあります。具体的な日にちは公式ツイッターで発表しているのでご確認ください。
そばよしで絶品そばを食べてみよう!
立ち食いそばの名店・そばよしでおすすめしたいメニューや人気の秘密についてご紹介しました。そばよしのそばは、ワンコインで食べられる気軽さがありながら、お値段以上に美味しいというところにその真価があります。食通も絶賛する立ち食いそば店・そばよしで、絶品のそばを食べてみませんか。