【かるかん饅頭】は鹿児島の銘菓！おすすめ通販や自分でできるレシピもご紹介

今回は、鹿児島県の銘菓である「かるかん饅頭」について紹介をします。かるかん饅頭といえば、鹿児島県で古くから愛されている和菓子で、たくさんの菓子メーカーが製造・販売している商品です。鹿児島県出身の方のほとんどが、かるかん饅頭の存在を子供のころから知っています。

かるかん饅頭は鹿児島県の銘菓でもあり、郷土料理としての認識も広くなされています。鹿児島県のお土産といえばかるかん饅頭を連想する方も多いのではないでしょうか。

かるかん饅頭の魅力や、老舗のメーカー、手軽にできるアレンジレシピなども紹介します。また、自分で作ることもできるので、料理好きの方はぜひ挑戦してみてください。人気のあるかるかん饅頭を購入するのもよし、自身のこだわりレシピで作ってみるのもおすすめです。

そもそもかるかん饅頭とはどんなものなのでしょうか。かるかん饅頭は、かるかん粉・山芋・水で作られる素朴な饅頭です。中にあんこを入れて甘い味付けにするケースが大半です。

見た目は白く、ふんわりした印象を受ける和菓子らしいシンプルな饅頭です。かるかん粉とは、自然薯を用いて作られる粉で、もっちりとした食感とふんわりした仕上がりにしてくれる食材です。かるかん粉は簡単に料理に用いることができ、全国的に様々なシーンで利用されています。

かるかん饅頭の起源は諸説ありますが、江戸時代の後期頃だとされています。薩摩藩の11代目藩主の島津斉彬が、保存食を研究する中で生まれた説が有力視されています。

蒸し上げることで軽くなり、まるで「軽い羊羹のようだ」というところから「かるかん（軽羹）」という名称がつけられたとされています。

かるかん饅頭は、食べるのに適した時期があるのでしょうか？。基本的には、かるかん饅頭は年中生産されており、店頭でも販売されているので、いつでも楽しむことができます。しかし、食べるのに適して時期があるといわれています。

伝統的な食べ方としては、江戸時代においては大名家の冠婚葬祭の時に用意して食べていたことから、現在でも結婚式の引き出物や葬式の際の香典返しなど、冠婚葬祭の関連において広く利用されることが多いです。さっぱりとした味わいとふんわり食感は広い年齢層から人気があります。

おいしいかるかん饅頭を食べたい場合は、秋から冬にかけての時期がおすすめであるとされています。その理由は、かるかん粉の原料である自然薯が収穫できる時期なので、収穫したての自然薯を使ったフレッシュな美味しさを堪能することができる珍しい時期とされています。

続いて、かるかん饅頭を製造・販売する老舗のメーカーを紹介します。かるかん饅頭を製造・販売するメーカーの多くは、昔からお菓子作りに携わっている老舗が多いのが特徴です。

伝統を重んじ、昔ながらの調理スタイルを踏襲した安定感のある味わいは、昔から変わることなく評価されています。地元で採れた素材を使用する、素材へのこだわりもあります。近年は多くのメーカーがかるかん饅頭作りに取り組んでいますが、老舗の人気は衰えることがありません。

数あるかるかん饅頭のメーカーの中でも特に有名な老舗業者を2種類紹介します。いずれも自社商品を様々な場面で販売しています。鹿児島県内のお土産屋さんだけではなく、通販やお取り寄せグルメとして購入されるケースも多く、幅広い年代・地域で好まれている銘菓となっています。

人気のあるかるかん饅頭の老舗企業の1つ目は「明石屋」です。明石屋は、1854年（江戸時代）創業という長い歴史があり、当時から受け継がれている製法を維持している老舗店です。かるかんの取り扱いにおいては最も伝統ある銘菓業者の1つで、製品は高い品質が維持されています。

かるかん饅頭は、最初は外の白い生地の部分だけで中に餡を入れず「かるかん」として販売していました。かるかん饅頭として販売を開始してからは、餡の甘さとかるかんの生地部分のふっくらとした優しい食感がマッチして、広く人気が出ていき銘菓として取り扱われるようになりました。

明石屋のかるかん饅頭は、昔からの伝統を忠実に継続しており、シンプルでおいしいおすすめの銘菓として販売されています。素材にこだわった品質の高い和菓子が楽しめます。

人気のあるかるかん饅頭の老舗企業の2つ目は「薩摩菓子処 とらや」です。薩摩菓子処とらやの設立は1884年（明治時代）と歴史がある老舗店舗です。かるかん饅頭以外にもかりんと饅頭など様々な和菓子を製造・販売している、鹿児島県の中でも大変人気があるおすすめ店舗です。

最近は和菓子以外にも、お芋タルトやチーズケーキなどの洋菓子の製造販売にも取り組んでいます。地元の食材を積極的に利用し、素材にこだわったおいしいお菓子を提供するべく日々研究を積み重ねています。豪華なギフト商品も数多く販売しているので、お土産やギフトにおすすめです。

続いて、かるかん饅頭を通販で購入する際のおすすめの商品を紹介します。鹿児島県で製造されている銘菓ですが、近年は通販で気軽に取り寄せて楽しめる時代になっています。大手通販サイトでの取り扱いも増えてきており、便利に購入することができます。

通販で購入する際には、賞味期限に注意しましょう。作り立ての新しい商品を郵送してくれるとはいえ、お土産屋など店舗で購入するよりも数日時間が経過しているケースがほとんどですので、自宅で食べるにしろ、贈答用に利用するにしろ、早めの対処を心がけましょう。

かるかん饅頭のおすすめ通販商品の1つ目は「薩摩菓子処 とらや」のかるかん饅頭です。自社運営の公式ホームページや、大手通販サイトでも取り扱いがあります。公式ホームページで会員登録をすると最新情報が得られるなどメリットがあります。

伝統のかるかん饅頭のおいしさを、全国どこにいても通販で手軽に楽しむことができます。利用目的に応じて、8個、10個、15個、20個、30個が用意されています。手土産やギフトだけでなく、自宅でおやつとして楽しむなど、様々な目的で気軽に利用することができます。

かるかん饅頭のおすすめ通販商品の2つ目は「薩摩蒸気屋」のかるかん饅頭です。かるかん饅頭以外にも焼きドーナツやカステラなど多くの和菓子を取り扱っています。殆どの商品を通販で購入することができるので、遠方に住んでいる方でも手軽におすすめ商品を手に入れられます。

薩摩蒸気屋は、日本人の心を和ませ暮らしに潤いを与えられる和菓子作りをすることをコンセプトにしています。おいしいことはもちろん、日本ならではの風情を楽しめる、魅力的な商品作りに注力しています。かるかん饅頭をはじめ、鹿児島の素材を使った自慢の商品が充実しています。

かるかん饅頭は鹿児島銘菓として有名ですが、実は自宅でも簡単に作ることができます。一般的なスーパーなどで揃えることができる身近な材料でかるかん饅頭作りができるレシピを紹介します。レシピに必要な具材は、長芋・砂糖・上新粉・卵白・あんこです。

長芋をすりつぶし、そこに砂糖を加えて混ぜます。卵白を別のボウルなどでしっかりと泡立て、長芋に加えさらに泡立つように混ぜ合わせます。上新粉を加えてさっくりと混ぜ合わせ、容器に移しあんこを入れ、15分程度蒸せば完成です。

最後に、かるかんを使ったアレンジレシピを紹介します。かるかんは、かるかん饅頭だけでなく様々なアレンジができます。かるかん饅頭作りの後は、簡単なアレンジにも挑戦してみましょう。今回は、簡単にできるブルーベリーのかるかんを紹介します。

先程紹介したかるかん饅頭の手作りレシピの途中で、ブルーベリージャムを加えます。また、あんこを加える代わりにブルーベリーの実を乗せれば、他の行程は同じです。かるかん饅頭の甘さとは違い、ブルーベリーの程よい酸味と風味をしっかりと感じることができるおすすめレシピです。

以上、かるかん饅頭について紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。鹿児島県の有名な銘菓で、老舗の業者が伝統的な技法を用いて製造・販売しています。

かるかん饅頭はお土産やギフトに最適な有名な銘菓で、通販による購入も可能です。また、簡単に自分で作ることもできるので、ぜひ挑戦してみてください。