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ポータブル電源の寿命はどのくらいなの?
充電用ポータブル電源は、キャンプ&アウトドア、車中泊、屋外作業など場所を選ばず使える点が人気です。充電用ポータブル電源はメーカーや種類によって性能が異なりますが、「コードレスでさまざまな電子機器に給電ができる」という点が共通しています。
ただし充電用ポータブル電源本体もバッテリーが必要です。充電用ポータブル電源のバッテリーは充電式ですから、繰り返し使えますが劣化は免れません。もちろん高機能充電用ポータブル電源も例外ではなく、バッテリーで動かす以上寿命はあります。
充電用ポータブル電源の寿命の原因は1つとは限りませんが、「バッテリーの寿命」は充電用ポータブル電源において最も大きな問題です。そのため「充電用ポータブル電源の寿命=バッテリーの寿命」といえます。
ポータブル電源の中身はリチウムイオン電池
給電用ポータブル電源バッテリーの寿命が本体の寿命に関係すると解説しましたが、もう少し正しく説明をすると「給電用ポータブル電源バッテリー=リチウムイオン電池」となります。
リチウムイオン電池は意外と身近な存在の電池で、スマホやタブレットなどのバッテリーに使用しているのもリチウムイオン電池になります。
スマホやタブレットのバッテリーも充電や保管によって寿命に影響が出ますが、これと同じことが充電用ポータブル電源バッテリーにも起こるのです。そのため「充電用ポータブル電源の寿命はリチウムイオン電池の寿命次第」ともいえます。
寿命は「約6〜11年」程度
充電用ポータブル電源は電池が必要ですが、電池は大きく分けると「1次電池」と「2次電池」の2種類があります。
1次電池はコンビニや100均ショップなどでも購入ができるいわゆる「使い切り電池」で、2次電池はリチウムイオン電池などの「充電(放電)が繰り返せる電池」です。
1次電池を見るとわかりやすいですが、電池は基本的にプラス極(正極)とマイナス極(負極)があります。電気はプラス極とマイナス極を移動することによって充電・放電を行います。
なお充電用ポータブル電源に使われる電池は、一般的に10年が寿命です。ただし電池の寿命には使用時の環境や気温に影響されるますし、主に屋外で利用しますから、バッテリー寿命も一般的な電子機器の寿命よりやや短めです。
一般的に平均寿命が約6年~11年といわれるのはあくまでも目安で、使用方法によっては該当しないこともあります。ちなみに気温が高い場所を保管場所にするとバッテリーである電池に大きな負荷がかかるため、気温の高い場所で使った場合の寿命は平均寿命より短めです。
ポータブル電源の寿命を短くする原因
充電用ポータブル電源の寿命を左右するのがバッテリーの寿命ですが、電池を長持ちさせるのも寿命を短くするのも、使い方次第です。
充電と放電を繰り返すことによる劣化
バッテリーで動く充電用ポータブル電源は平均寿命が約6年~11年ですが、平均寿命よりも寿命が短い充電用ポータブル電源に多く見られるのは「繰り返して充電・放電をする」という行動です。
充電用ポータブル電源はバッテリーが放電することによって、さまざまな電子機器に給電します。ところが使用すれば充電用ポータブル電源のリチウムイオン電池も消費されていきますから、他の電子機器の給電の前に本体の充電が必要です。
つまり充電用ポータブル電源を使う前に充電が必要なのは、「バッテリーであるリチウムイオン電池に給電が必要だから」ともいえます。そんな本体に内蔵されているリチウムイオン電池にも寿命があり、寿命の主たる原因とされるのが「充放電回数の多さ」です。
ちなみに放電は、充電中にも起こります。例えば電池残量100%なのに長時間電源をコンセントをつなげたままにすることがありますが、これは寿命が短くなるNG例です。
放電は電子機器に給電をするだけでなく、電池残量100%の状態になった後も給電ができる状態を維持し続けることでも起こります。「電池が減らないからいいだろう」と考えがちですが、実際には逆効果なので寿命を短くする原因となるでしょう。
つまり「使用回数が多くなるほどバッテリーが劣化し寿命が短くなる」が一般的な原因ですが、「誤った充電方法によって寿命が短くなる」という点にも注意が必要です。
高温下での保存や使用
充電用ポータブル電源は屋外で給電ができますが、寿命を長持ちさせるためにはできる限り屋内で使用するのがおすすめです。
とはいえ充電用ポータブル電源の中にはソーラーパネルで給電ができるものもありますし、キャンプやアウトドアなど電気のない場所でも気軽に使える充電用ポータブル電源(携帯用電源)だからこそといえるでしょう。
ですから屋外で充電用ポータブル電源を使用すること自体に、大きな問題はありません。それでも寿命を少しでも長くするなら、屋外で使用する際に「日影に設置する」「風通しの良い場所を選ぶ」など、高温になりにくい環境で使用するのがおすすめです。
そのうえで本体に内蔵されているバッテリーを長持ちさせるには、保管場所にも注意してください。充電用ポータブル電源も大容量タイプになるとサイズも大きいので、保管場所として屋外の物置を選ぶケースもあります。
ただし屋外の物置は直射日光が当たりやすいですから、庫内は高温になりやすく電子機器や電池の保管場所としておすすめしません。ですから少しでも充電用ポータブル電源の寿命を長持ちさせたいのであれば、高温になりにくい室内または屋内での保管がおすすめです。
ポータブル電源の寿命を長持ちさせるおすすめの方法【充電方法】
充電用ポータブル電源を長持ちさせるためには、充電方法を工夫することも寿命を重視する際には重要なポイントとなります。
充電の回数は最小限に
充電用ポータブル電源は内蔵するバッテリーで給電するアイテムですから、充電用ポータブル電源の寿命を延ばすには「充電回数を減らす」という方法が有効です。
「充電が切れるのは困る」というのはスマホやタブレットに限らず充電用ポータブル電源にも言えることですが、だからといって必要以上に充電を繰り返すせば寿命が短くなります。
なお近年人気の充電用ポータブル電源は電池残量のチェックがモニターで確認ができる機能付きタイプが多いので、残量のチェックは簡単です。
そこでモニターの表示が「電池残量20%以下」を表示した時点で充電をするのが、充電回数を最小限に抑える方法としておすすめです。
充電中は使わない
充電方法を意識するだけでも寿命を延ばす一つの要因となりますが、充電用ポータブル電源は、充電している最中も注意が必要です。充電中の使用は可能ですが、バッテリーを充電しながら電子機器の給電を行うと、充電完了後に使用する使い方と比べて劣化しやすいです。
なお「給電する回数(1日の使用回数)が多い」「一度に複数台給電する」という場合は、短時間で充電が完了するタイプを選ぶことで寿命への影響を最小限に抑えることができます。
ポータブル電源の寿命を長持ちさせるおすすめの方法【保管方法】
充電に気を付けることも重要ですが、充電用ポータブル電源の場合「保管」も寿命を長持ちさせるポイントにあります。保管の方法を変えるだけで本体バッテリーの寿命に違いが出るので、適したやり方で保管することは寿命を長くするのに重要です。
高温多湿な環境は避ける
使用する際の注意点に「高温の場所を避ける」がありますが、保管に関しても高温は大敵です。充電用ポータブル電源を高温状態が長時間続く場所に保管すると、本体の劣化だけでなくバッテリー寿命にも影響します。
さらに湿度が高い環境も本体・バッテリーともに負荷がかかるので、保管をする際は高温多湿の環境を極力避けるのがおすすめです。
バッテリー残量を60〜80%で保管する
本体の使用取り扱い説明書には、最初に使用する際はフル充電(100%の状態)にしてから使用することを推奨しています。ですから初めて充電用ポータブル電源を使用する際には、推奨通りに行いつつ、保管については注意をしてください。
充電用ポータブル電源は使用後に充電してから保管をすることも多いのですが、その際は電池残量100%ではなく、電池残量60%~80%を目安に充電するのが寿命を延ばすおすすめポイントです。
保管中も放電は起こりますがその量は微量なので、使用に関してはそれほど大きな問題になりません。電池残量80%であればバッテリーへの負荷も少ないですし、充電用ポータブル電源として十分に使用ができますから機能を維持しつつ寿命も守れます。
ポータブル電源の寿命は伸ばすことができる!
場所を選ばず使える充電用ポータブル電源は、決して安いものではありません。とはいえ寿命がありますから、いつかは買い替えが必要です。
充電用ポータブル電源は、使い方・充電・保管の3つで寿命が長くなります。特に充電や保管の方法を工夫することでバッテリーの寿命は延びるので、意識して行うとよいでしょう。