発泡スチロールのクーラーボックスは保冷力が意外と高い！おすすめ品はこれ

クーラーボックスといえばキャンプや釣りなどのレジャーに欠かせないアイテムですが、素材によって大きく2種類に分かれます。

レジャー用クーラーボックスとして一般的なのはハード系クーラーボックスですが、折りたたみができてコンパクトに収納ができるソフト系クーラーボックスもあります。

そんなクーラーボックスの中で注目して欲しいのが、コスパ最強といわれる「発泡スチロール製クーラーボックス」です。

クーラーボックスの素材にもなる発泡スチロールはの特徴は、色の白さと軽さにあります。今から50年以上前のドイツで、当時食品の冷蔵や冷凍に使われていたコルクの代用として開発されました。

日本国内では1959年に初めて国産発泡スチロールが作られ、以後食品用だけでなく緩衝材や住宅用建材など幅広く使われています。

発泡スチロール製クーラーボックスの原料「発泡スチロール」は、1935年に工業化されたポリスチレンを小さなビーズ粒状にしたものに気泡を含ませることで約50倍に発砲したものです。

もともとポリスチレンは軽さが特徴にあるのですが、そのポリスチレンに気泡を混ぜることで体積を膨らましているため、発泡スチロールの体積は約98％を空気が占めています。

空気を多く含んでいるからこそ発泡スチロールはポリスチレンよりも軽いですし、たくさんの空気による断熱効果で保冷機能を所持する発泡スチロール製クーラーボックスができるのです。

原材料である発泡スチロールが多くの空気を含んでいるため、発泡スチロール製クーラーボックスには一般的なクーラーボックスにはないメリットがあります。

発泡スチロール製クーラーボックスは、一般的なハード系クーラーボックスと比べても価格がかなり安いです。その理由の1つに、原料である発泡スチロール価格の安さが挙げられます。

原料には石油を使用しますが、気泡で膨らませて製品化しますから、わずかな量の石油しか使いません。そんな発泡スチロールを原材料に使用するからこそ、発泡スチロール製クーラーボックスは高コスパなのです。

発泡スチロール製クーラーボックスにはサイズ・形状などでさまざまな種類がありますが、「軽くて持ち運びがしやすい」という点が共通しています。

なにしろ原材料・発泡スチロールの約98％が空気ですから、ハード系クーラーボックスと同じサイズの発泡スチロール製クーラーボックスでも圧倒的に発泡スチロール製の方が軽いです。また小型タイプはハンドル付きが多いので、持ち運びがしやすくなっています。

ちなみに発泡スチロールは加工がしやすいのでおしゃれな形のものもありますし、ホームセンターの資材コーナーで購入もできます。

ホームセンターでも種類豊富に取り扱っている「発泡スチロール製クーラーボックス」は、軽くて価格が安い点が魅力です。

ホームセンターで取扱う発泡スチロール製クーラーボックスにはおしゃれなものも多いのですが、ハード系・ソフト系クーラーボックスと比べて保冷力はどうなのでしょうか？

発泡スチロール製クーラーボックスは、断熱材として使われる発泡スチロールを原料とするからこそ、ウレタンフォームがなくても保冷容器として使えます。

ただしあくまでも熱を遮断することができるだけなので、一般的なハード系クーラーボックスの方が圧倒的に保冷力は高いです。

とはいえ発泡スチロール製クーラーボックスは気密性が高いですから、数時間程度の保冷が目的であればわざわざハード系クーラーボックスを使わなくても十分な保冷効果が期待できます。

一般的なレジャー用クーラーボックスほどの保冷力はなくても、数時間程度であれば十分に保冷効果を発揮する発泡スチロール製クーラーボックスは、ホームセンターで気軽に買えます。

そこでホームセンターで手に入るおしゃれで使い勝手の良いおすすめ発泡スチロール製クーラーボックスを3点ご紹介しましょう。

シンプルながら使い勝手の良い発泡スチロール製クーラーボックス「キャプテンスタッグ発泡クーラー18L」は、アウトドアブランド・キャプテンスタッグの人気アイテムです。

キャプテンスタッグは「価格は安くても高品質」な点が商品に共通するおすすめポイントで、発泡スチロール製クーラーボックスにもそんなキャプテンスタッグらしさが見られます。

サイズは幅470mm×奥行330mm×高さ250mmですが、クーラーボックス本体の素材が発泡スチロールですので本体重量は270gとかなり軽量です。防波堤釣りのように数時間程度の釣りであれば、保冷力も十分に効果を発揮します。

さらにキャプテンスタッグ・発泡スチロール製クーラーボックスは持ち運びがしやすいハンドル付き（ポリプロピレン製紐ハンドル）なので、釣りだけでなく海水浴やお花見などさまざまなレジャーにもおすすめです。

なおキャプテンスタッグ・発泡スチロール製クーラーボックスは耐冷温度が-40℃ですから、購入した冷凍食品の保冷バッグとして使うのもよいでしょう。

おしゃれな発泡スチロール製クーラーボックスなら、人気ホームセンター・カインズの「 発泡クーラーボックスreif 19.5L」がおすすめです。

カインズ・発泡スチロール製クーラーボックスは2018年度グッドデザイン賞を受賞しており、おしゃれな見た目だけでなく機能性にも優れています。

カインズ・発泡スチロール製クーラーボックスに使われている発泡スチロール材は、一般的な発泡スチロール材と比べると高密度で硬いため、発泡スチロール製とは思えないほどの耐久性を実現しているのがポイントです。

しかもカインズ・発泡スチロール製クーラーボックスは2WAYタイプの発泡スチロールクーラーボックスなので、上部の蓋を取り外して仕切り蓋にすれば庫内を上下2段に分けることができます。

そのため蓋を開けた状態でも発砲スチロール製クーラーボックス内の温度が上がりにくく、一般的な発泡スチロール製クーラーボックスより保冷力が高いです。

カインズ・発泡スチロール製クーラーボックスには持ち運びに便利なショルダーベルトがついていますが、本体側面にR型のカーブがついているので体にフィットしやすい点も人気があります。

保冷力の高さから釣り用クーラーボックスとして使うこともできますが、2段に分けて食材を保冷できるのでキャンプやバーベキューなどにおすすめです。

発泡スチロール製クーラーボックス「フリップボックスクラシック23L」は、ドイツのメーカー・OVERATH Gmbhの人気アイテムです。

2009年に発売されて以降日本でも注目されてきた発泡スチロール製クーラーボックスで、日本発売と同時にキャンプや釣り、食材の保冷バッグなどさまざまなシーンで使われるようになりました。

そんな人気発泡スチロール製クーラーボックス・フリップボックスクラッシック23Lは、一般的な発泡スチロール製クーラーボックスでは実現しなかった「折りたたみ型発泡スチロールクーラーボックス」という点がおすすめポイントです。

発泡スチロール製クーラーボックスは、ソフト系クーラーボックスよりも保冷力・耐久性に優れているものの、折りたたむことができないので収納にかさばるという問題があります。

ところがドイツ生まれの発泡スチロール製クーラーボックス・フリップボックス23Lは折りたたんでコンパクトにできますから、収納スペースにも困りません。しかも保冷機能だけでなく保温機能もありますから、シーンを選ばず使える点も魅力です。

見た目もおしゃれですし、23Lタイプはカラーも豊富にあります。なおフリップボックス23Lはスタンダードサイズの発泡スチロール製クーラーボックスですが、同シリーズではサイズのバリエーションも豊富です。

フリップボックスシリーズには最も大きな39Lタイプからミニサイズの6.9Lタイプまで4種類ありますから、用途や使用目的に合わせて選ぶのもよいでしょう。

便利な発泡スチロール製クーラーボックスは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。しかも発泡スチロール製クーラーボックスは価格も安いですし、おしゃれなクーラーボックスや折りたたみができるクーラーボックスなら使い方にも応用ができるのでおすすめです。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。