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九州・中国地方で人気の「ポプラ 」ってどんなコンビニ?
九州・中国エリアでは大手コンビニ3社よりも有名なコンビニ・ポプラは、広島に本社を構えるコンビニチェーン店です。全国的にはそれほど知名度が高くないコンビニ・ポプラですが、本社がある中国エリアを中心に店舗を拡大しています。
中国エリア同様に人気なのが、90年代を中心に積極的に店舗展開してきた九州エリアです。当時放映されたテレビCMの「やっぱ九州のコンビニはポプラやね」のフレーズがブレイクのきっかけとなり、今では「九州のコンビニ=ポプラ」ともいわれています。
このように地域によっては大手コンビニ店よりも有名なコンビニ・ポプラですが、現在は九州・中国エリアのほかに近畿・四国・関東にも店舗があります。そんなコンビニ・ポプラでは、通称「ポプ弁」と呼ばれるポプラ弁当が人気です。
ポプ弁ことポプラ弁当には一般的なコンビニ弁当とは違う特徴があり、その特徴こそが人気の秘密なのですが、その秘密にはコンビニポプラ創業当初のエピソードが関係します。
コンビニ ポプラの特徴
コンビニなのにコンビニらしくない弁当が人気のポプラ弁当は、コンビニポプラが行っていた創業当初の営業形態に秘密があります。
フレキシブルな営業形態
コンビニポプラの創業は昭和49年(1974年)ですが、コンビニポプラ誕生前にあった小さな酒屋卸店が本来のコンビニポプラの原点です。
コンビニポプラが創業した当初は「コンビニエンスストア・ポプラ」ではなく、「ナイトショップ・ポプラ」の屋号を使っていました。あえて屋号に「ナイトショップ」を使った理由は、当時のポプラは夜間営業専門店だったからです。
当時のポプラがオープン時間は、周囲のスーパーマーケットが閉店する時間で、早朝になると閉店するというかなり独特な営業形態の店舗でした。
ちなみにコンビニポプラが創業した当時のコンビニ業界では、現在のような24時間営業の店舗は少なく、深夜から早朝にかけて閉店するコンビニ店舗が目立った時代です。
そんな時代だからこそ競争相手が少ない深夜営業を狙ったのがコンビニポプラであり、「いつでも開いてる便利なコンビニ」として知名度を高めていきました。
自社による製造・卸・配送の一貫体制
深夜営業に的を絞って運営してきたコンビニポプラですが、深夜営業専門店であるがゆえの問題もありました。一般的なコンビニエンスストアでは、流通や商品製造は外部委託をしています。
特に全国展開するコンビニチェーン店では、商品の管理やコスト削減のために製造や配送業務を外部委託するのが常識です。
コンビニポプラもさまざまなエリアに店舗を拡大するコンビニチェーン店ですが、コンビニポプラでは創業当初から製版一貫体制を行っています。さらにフランチャイズ店への商品卸も、コンビニポプラの自社一貫体制です。
実はこれも創業当初「ナイトショップ・ポプラ」として営業していた頃から続く、コンビニポプラ独自のシステムです。そもそもコンビニ店舗の主力商品といえばコンビニ弁当ですが、当時のコンビニ業界は24時間営業が主流ではありません。
ですからコンビニ弁当を製造する工場も、コンビニ店舗の営業時間に合わせて操業していました。もちろん配送業者も同じです。そのため深夜営業専門コンビニ「ナイトショップ・ポプラ」では、自社で製造・配送をしなければ商品販売ができません。
そのため深夜営業専門店として営業するために、自社で製造・配送・販売を行う一貫体制が出来上がります。その後コンビニポプラは全国に店舗展開するために、深夜営業専門というスタイルから24時間営業のコンビニへと営業スタイルを変化させました。
ただし創業当初に立ち上げた製販一貫体制は廃止されることはなく、現在もコンビニポプラでは一貫体制が行われています。
ローソンと業務提携
店舗を拡大するに伴ってさまざまな業界と提携を行ってきたコンビニポプラは、2014年にコンビニ業界大手のローソンと業務提携をし、2015年から新ブランド「ローソンポプラ」を立ち上げました。
一時は東海・北陸エリアにもローソンポプラ店舗がありましたが、現在は山陰エリアと四国エリアで店舗展開しています。
コンビニ ポプラの看板商品「ポプ弁」
独自のスタイルでお客様第一主義のサービスを展開しているコンビニポプラでは、利用客の多くが絶賛する人気商品があります。それが通称「ポプ弁」と呼ばれるコンビニ・ポプラオリジナル弁当です。
ポプラ弁当はローソンポプラでも販売されていますが、一般的なローソン弁当とは大きく違う特徴があります。そのためローソンポプラではローソンオリジナル弁当も人気がありますが、圧倒的な人気を誇るのはポプラ弁当です。
炊き立てご飯を入れてもらえるサービス
「中堅コンビニチェーン店のポプラ弁当がなぜ業界大手・ローソンのオリジナル弁当よりも人気なのか」という疑問の答えは、店内に並べられているポプラ弁当の中身を見ればすぐにわかります。
一般的なコンビニ弁当は、ご飯やおかずがすべて詰められた状態で販売されています。ところがコンビニポプラの弁当を見ると、ご飯のスペースが空いています。
実はコンビニポプラ弁当では弁当のご飯を後詰めするため、いつでも炊きたてのご飯が食べられるオリジナルサービスを実施しているのです。
コンビニポプラでも弁当販売当初は一般的なコンビニ弁当と同じように、ご飯とおかずをすべてセットにした状態で販売していました。
ただし店舗を拡大していくにしたがって味や品質の均一化が難しくなってきたため、おかずのみを専用工場で製造し、ご飯はコンビニ・ポプラ各店舗で炊いて提供するスタイルに変わりました。
そのためコンビニ・ポプラ弁当では今でもご飯のスペースが空いたままの状態で陳列され、商品を購入するとスタッフが店内炊飯したご飯を入れています。
ご飯の量が選べる
コンビニポプラでおすすめの弁当は、男性客に人気です。販売当初からボリュームのあるおかずを安く提供することにこだわっていたため、深夜に帰宅する男性客に人気があったのです。そんなポプラ弁当ですが、最近は女性客におすすめのミニサイズも登場しています。
女性におすすめのサイズは、ポプラ弁当ライトとポプラ弁当小町の2種類です。もちろんポプラ弁当なので、2種類のミニサイズ弁当もご飯は後詰めされます。
ご飯の量はポプラ弁当ライトが200g、ポプラ弁当小町が150gに設定されています。ミニサイズ弁当は、ボリュームだけでなく価格も安く抑えているのが特徴です。
さらにポプラ弁当ライトは、後詰めご飯を大盛にするサービスがあります。そのため節約しつつ人気のポプラ弁当を食べたいときには、ポプラ弁当ライトをご飯大盛りで注文するのがおすすめです。
コンビニ ポプラのおすすめ商品
店内炊飯した炊きたてのご飯を後詰めする弁当サービスを実施しているコンビニポプラでは、メニューのバリエーションも豊富です。そんな人気のポプラ弁当の中から、特におすすめの商品を3品ご紹介します。
「ピリ辛牛カルビ焼肉弁当(ポプ弁)」
焙煎ニンニクを使用した特製焼肉タレで作ったカルビ牛丼は、ポプリ弁当の炊き立てご飯との相性が抜群です。通常はご飯が250gついていますが、大盛りにするとご飯が350gになります。
「こだわり欧風ビーフカレー」
じっくりと煮込んだコクのある欧風カレーも、ポプリ弁当ならご飯の後詰めサービスが利用できるのでおすすめです。欧風カレーはレトルトパックされており、電子レンジで温められます。
なおご飯を詰めた状態で手渡されるので、温めた欧風カレーはあとから自分で封を開け、炊きたてご飯の上にかけるのがポプリ弁当欧風カレーの食べ方です。
「こんがりチキンバー(チーズ入り)」
ポプリ弁当ではありませんが、カウンターフーズもコンビニ・ポプラで人気があります。弁当商品同様、カウンターフーズもポプラオリジナル商品で、おいしいだけでなく値段もお手頃なところが人気です。
そんなポプラカウンターフーズでおすすめなのが、こんがりチキンバー・チーズです。味や値段も満足ですが、1個あたりのカロリーが150.5kcalなので、おつまみやおやつとしても人気があります。
ポプラは出来立てご飯が楽しめるコンビニ
ご飯を後詰めするというのがコンビニ・ポプラ弁当の特徴ですが、このようなサービスを始めたのも「お客様第一」をモットーにするコンビニ・ポプラの特徴でしょう。
そんなコンビニ・ポプラのポプラ弁当は時代と共に進化を続けていますが、炊きたてのごはんが食べられるサービスは創業当初から変わらないポプラのこだわりです。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。