【カスミ】は茨城県民のお馴染みの人気スーパー！その魅力やサービスを徹底調査

茨城を拠点に店舗展開しているスーパー・カスミは、昭和36年（1961年）に創業した地域密着型店舗です。1号店は茨城・石岡市のスーパー・カスミ石岡金丸店ですが、スーパー・カスミ石岡金丸店は、当時ではまだ珍しいセルフサービス方式を導入しました。

茨城で最初にセルフサービス方式を導入したのは、西友（旧西武ストアー）です。この新しいサービスを見たスーパー・カスミは、「品質を維持しつつ価格を下げるにはこの方法しかない」と考え、1号店となるスーパー・カスミ石岡金丸店からサービスの導入を始めます。

茨城にあった霞百貨店の子会社だったため創業当初は「霞ストアー」の店名で営業をしていましたが、本部を茨城・土浦市に移した時点で、社名ごと「カスミストアー」に変更します。

こうして茨城で人気の「霞ストアー」改めスーパー・カスミは、地域に根付いたスーパーマーケットとして着々と茨城に店舗を拡大していきます。

「良い品を常に安く」にこだわるスーパー・カスミは、徹底したコストカットによって低価格を実現している人気スーパーです。昭和40年代には急激に店舗数を増やし、「地域に根付いたスーパー」として地元で認知されるようになります。

そんなスーパー・カスミが再び注目を集めたのは、「完全オートセルフサービス方式の導入」です。現在では大手スーパーでは完全オートセルフサービスを導入している店舗が多いですが、スーパー・カスミがサービスを導入したのは昭和46年（1976年）でした。

ちなみにこの年の5月にオープンしたスーパー・カスミ阿見店が、スーパー・カスミ初となる完全オートセルフサービス店舗です。

既存店舗でもオートセルフサービスの移行を進めると同時に、スーパー・カスミは栃木以外にも店舗を拡大していきます。県外初出店となったのは栃木で、1974年に現在の真岡市にスーパー・カスミ二宮店をオープンさせます。

その2年後にあたる1976年には千葉・我孫子市にスーパー・カスミ湖北店、1979年には埼玉・春日部市にスーパー・カスミ春日部藤塚店、1981年に群馬・大泉町にスーパー・カスミ大泉店を出店し、千葉・埼玉・群馬に進出します。

千葉のスーパー・カスミ湖北店は、既存のスーパー・カスミ店舗のスタイルとは異なる店舗にしました。それまでは地域密着型スーパーとして住宅街を中心に出店を続けてきたましたが、千葉初出店のスーパー・カスミ湖北店は郊外型ロードサイド店舗です。

スーパー・カスミが完全オートセルフサービスの次に考えたのは、ファミリー客をターゲットにした新しいスタイルのスーパーマーケットです。すでにこの頃にはマイカーブームがあり、週末は車に乗って家族で買い物に出かけることが定番でした。

そこで郊外に大型駐車場を完備した店舗を作り、ファミリー層の取り込みを図ります。この計画に成功すると、ホームセンターカスミ（ホームセンター事業）、ブックランドカスミ（書店事業）、ファミレス・ろびんふっど（現在のココス）など事業の多角化を進めていきます。

こうして栃木を拠点にした地域密着スーパー・カスミは、さまざまな魅力を持つ店舗として首都圏にも進出していったのです。

地元の有名百貨店の子会社から完全独立し、今や茨城県内に106店舗（2021年3月1日現在）を展開するスーパー・カスミは、茨城を代表する人気スーパーマーケットです。

茨城は県北エリア、県央エリア、県南エリア、県西エリア、鹿行エリアの5つに区分されますが、どのエリアにもスーパー・カスミ店舗はあります。店舗数が多いエリアは東京のベッドタウンとして人気の茨城・県南エリアです。

千葉にも隣接していることから子育て世帯に人気があるため、スーパー・カスミ店舗も集中しています。なんと106ある茨城のスーパー・カスミ店舗のうち、約半数にあたる49店舗が県南エリアの店舗です。

なおそのほかの店舗も県北エリアに18店舗、県央エリアに14店舗、県西エリアに18店舗、鹿行エリアに7店舗があります。

1976年の千葉初出店を機に栃木に隣接する地域にも店舗を拡大してきたスーパー・カスミは、栃木以外にも多数の店舗があります。

茨城で人気のスーパー・カスミは、埼玉県内に33店舗あります。埼玉も茨城・県南エリアと同じく東京のベッドタウンとして人気の地域で、子育て世帯も多く暮らしているのが特徴です。

そんな埼玉は全国展開している大手チェーン店から地域密着型激安スーパーまで集まるスーパー激戦区ですが、そんな激戦区でもスーパー・カスミは「品質重視なのに安い店舗」として人気があります。

埼玉のスーパー・カスミは、「フードスクエア」と呼ばれる業態の店舗が多いのが特徴です。フードスクエアは直営売り場面積が2000平方メートル以上の店舗で、通常業態のスーパー・カスミより食品の品揃えを強化しています。

輸入食品も多数取り扱っていますし、一人暮らしや高齢者世帯に便利な少量パックの取扱いが多いこともフードスクエア系スーパー・カスミの特徴です。

埼玉にはスーパー・カスミフードスクエア川口前川店、スーパー・カスミフードスクエ東松山店、スーパー・カスミフードスクエア春日部武里店など、18店舗がフードスクエア系店舗になっています。

激安系業態「FOOD OFFストッカー（FO）」も、埼玉で人気です。埼玉は激安スーパーが乱立するエリアでもあるので、スーパー・カスミでもそれらの激安スーパーに対抗するために、徹底的なコストカットで激安化したFO店舗を積極的に出店しています。

なお埼玉に33店舗あるスーパー・カスミですが、そのうちの5店舗（鴻巣店、吹上店、三郷店、白岡原ヶ井戸店）が対象店舗です。

ちなみに埼玉のみで店舗展開しているのが、「ファミリーマートプラスカスミ」という業態です。店名からもわかる通り、大手コンビニチェーン店・ファミリーマートと提携しています。

対象店舗はファミリーマートプラスカスミ白岡駅西口店、ファミリーマートプラスカスミ八潮大原店、ファミリーマートプラスカスミ上青木店の3店舗です。

東京へのアクセスと環境の良さがおすすめの千葉も、栃木で人気のスーパー・カスミが多い地域です。千葉は埼玉よりもフードスクエア系店舗が多いです。

千葉県内にはスーパー・カスミ店舗が全部で35店舗ありますが、そのうちの23店舗がフードスクエア系店舗になっています。しかもほとんどのフードスクエア店舗が24時に閉店するので、残業で遅くなっても利用できるところがおすすめです。

朝は9時にオープンする店舗がほとんどですが、千葉市緑区にある「フードスクエアあずみが丘店」だけは10時オープンです。ただし利用客が集中する土日祝日は、フードスクエア安住ヶ丘店も9時30分にオープンします。

基本的に年中無休ですが、年末年始の対応は店舗によって異なります。休業または短縮営業にする店舗も多いので、年末年始に利用する場合は事前の店舗情報をチェックして来店するのが良いでしょう。

栃木・埼玉・千葉のほかにも、人気のスーパー・カスミが利用できる地域があります。栃木に隣接する群馬にはスーパー・カスミ桐生相生店、スーパー・カスミ館林店、スーパー・カスミ大間々店、スーパー・カスミ大泉店の4店舗が営業中です。

群馬のスーパー・カスミ店舗はすべて一般的なスーパーカスミの業態で、地域密着型スーパーとして人気があります。

スーパー激戦区の東京にも、2021年6月現在2店舗が営業中です。東京のスーパー・カスミ店舗はいずれもフードスクエア系店舗なので、食料品の品揃えが充実しているところが人気の理由に挙げられます。

業態によって特徴が異なるものの、地域のニーズに合わせた店舗運営を行っているスーパー・カスミでは、安さだけでなくさまざまなサービスがあることもおすすめポイントです。

安心・安全な食材がリーズナブルな価格で購入できるスーパー・カスミでは、直接店舗に出かけることが困難な人でも気軽に買い物が楽しめるネットスーパーがあります。

インターネットが閲覧できる環境があれば、自宅や外出先から注文ができますし、最短だと注文したその日のうちに商品が届くところもおすすめです。

スーパー・カスミのネットスーパーは、インターネットが使えない（パソコンがない／操作ができない）という人でも、その家族が注文を代行することができます。これはネットスーパー業界では異例の対応ですすが、非常に人気の高いサービスです。

たとえば離れて暮らす両親のために、子供がネットスーパーで商品を注文することも可能ですし、両親の自宅を配達先に指定することもできます。ただし配送エリアには指定があるので、利用の前には自宅または配達先が配送エリアに指定されているか確認してください。

「直接品物を見て商品を選びたいけど、店舗まで出かけるのが大変」という場合には、約650アイテムを詰め込んだ専用車が自宅近くまできてくれる移動スーパーがおすすめです。

スーパー・カスミのこだわり食材はもちろん、お惣菜や菓子類、一般食品なども移動販売で購入ができます。支払いにはカスミカードや電子マネーが利用できますし、定番商品以外でも事前に要望があれば原則対応してくれます。

重たい荷物を運ぶ必要がないことも人気の1つにありますが、自分で好きな商品を選ぶ楽しさが味わえる点もおすすめです。

食の安心・安全にこだわって商品選びをしているスーパー・カスミでは、子供を対象にした食育活動も行っています。スーパー・カスミの食育活動は2003年に始まりました。

スーパー・カスミは無農薬野菜や地元でとれた新鮮な野菜などを多数そろえているので、小さな子供を持つ世帯に人気があります。

ところがどんなに親が食材にこだわっても、子供が食べることの楽しさや食材本来のおいしさを知らなければ、スーパー・カスミのこだわり食材も激安スーパーの食材と何ら変わりません。

特に月齢の低い時期に好き嫌いが多いと、成長に必要な栄養がうまく取れなくなります。とはいえ好き嫌いが多い子供にとって「体にいいから食べなさい」と諭しても、なかなかいうことをきいてくれません。

そもそも嫌いな食材に興味がないので、「嫌いな味（苦い・辛い）がする」「食感が気持ち悪い」という印象しかなく、どんなに工夫をしても食べてくれないのです。

そこでスーパー・カスミが実施している食育活動は、食材の一つひとつに興味を持たせ、楽しみながら食べる大切さを学ぶ食育活動を行っています。スーパー・カスミの食育活動で実際に子供と接するのは、食育のプロ「食育インストラクター」です。

スーパー・カスミの食育インストラクターは、社内の管理栄養士や栄養士などが担当します。つまりスーパー・カスミの食材を知り尽くした食育のプロが講師を務めるので、安心して子供を食育活動に参加させられます。

なお食育活動に参加した後はこれまで見向きもしなかった食材にも積極的に興味を持つようになるので、スーパー・カスミの店内に陳列された食材を見る子供の様子も大きく変化することでしょう。

特売セールも定期的に行っているスーパー・カスミは、「高品質な商品をお手頃価格で販売すること」にこだわっているおすすめ店舗です。ですから他店と比べてもお得に買い物ができると人気ですが、そんなスーパー・カスミをさらにお得に利用する裏ワザがあります。

それが「カスミカード（KASUMIカード）」での支払いです。カスミカードはスーパー・カスミが発行するクレジットカードのことで、支払い時にカスミカードを使うとお得なオリジナルポイント「ときめきポイント」が付与されます。

税込み200円につき2ときめきポイントが付与されますし、1000ときめきポイント以上でスーパー・カスミのオリジナル商品券がもらえます。

カスミカードは電子マネー機能もついているので電子マネーでの支払いも可能ですが、その場合はWAONポイントしか付与されません。さらにカスミカードのおすすめ理由は、クレジットカード決算限定特典にも関係します。

スーパー・カスミでは毎週金曜日が「カスミカードハッピーデー」としており、当日にカードを使用すると、支払額から自動的に5％が割引されます。

もちろん割引の対象となる商品はあらかじめ決められていますが、主要な食料品はほぼ対象になるのでおすすめです。しかも年会費・入会費が一切かからないクレジットカードなので、気軽に申し込みができます。

ニーズに応じてオリジナルサービスとして提供するスーパー・カスミは、地域に愛されるおすすめのスーパーです。

スーパーとしてのサービスだけでなく移動販売や食育活動にも積極的で、競合エリアであっても常に選ばれるスーパーを目指しています。そんなスーパー・カスミでは、お得なサービスを活用するのがおすすめです。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。