本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
人気列車ゆふいんの森が走る湯布院ってどんな場所?
大分県中部に位置する由布市の湯布院は温泉の町として知られ、多くの人が観光や温泉での保養を目的に訪れます。町の中には3ヶ所の温泉地がありますが、由布岳の麓にある由布院温泉が最も大きな温泉で、湧出量は同じ大分県の別府温泉に次ぐ全国2位を誇っています。
由布院温泉には大型のホテルや旅館、歓楽街が無いのが特徴で、その点は別府温泉とは対照的です。近年は「由布見通り」や人気観光スポットの金鱗湖にかけての「湯の坪街道」沿いに、おしゃれなレストランや雑貨店などが次々と進出し女性にも人気の温泉地になっています。
山に囲まれた田園地帯の温泉地である湯布院には老舗の旅館の他に共同温泉もあり、気軽に人気の温泉地を堪能できる他、展望台や美術館などの観光スポットも数多くあるのが特徴です。
湯布院の気候や観光におすすめのシーズン
湯布院の気候は、ズバリ内陸性の気候になります。山間部に位置する盆地の地形の湯布院は夏は暑く、冬は冷え込むという典型的な内陸性気候の特徴をもっており、冬は防寒対策が必須で、初春や晩秋の朝晩の冷え込みも厳しいので注意が必要です。
湯布院の人気スポット金鱗湖では、冷え込んだ朝に朝霧が立ちこめて幻想的です。紅葉の美しい10月下旬から11月中旬にかけては、朝霧もみられるのでおすすめのシーズンになります。そして、大分川沿いの桜や新緑を堪能できる4~5月頃は気候的にも過ごしやすいシーズンです。
特急「ゆふいんの森」ってどんな電車?
日本各地にはJRの豪華観光列車が運転されて人気を博していますが、人気の温泉地である湯布院に乗り入れるのが特急「ゆふいんの森」です。博多と別府の間を鹿児島本線と久大本線を経由して運行され、同じルートを走る特急「ゆふ」よりもグレードアップした豪華特急です。
「ゆふいんの森」は4両または5両編成で運行されており、全車指定席でビュッフェ、売店も併設されています。先頭車両の展望席やサロンスペース、ボックスシートも備わった豪華仕様で、クラシック感あふれる座席もゆったり座れ、満足の列車旅を堪能できます。
時刻表によると博多駅~由布院駅の間を運転する列車と、博多駅~別府駅の間を運転する列車がありますが、サロンスペースは博多~別府間の列車のみに併設されています。
湯布院へ!ゆふいんの森の停車駅と時刻表
「ゆふいんの森」は博多~由布院が1日2往復、博多~別府が1日1往復の計3本が上下とも運行されます。博多発の下りが1号・3号・5号でこのうち3号が別府行きになります。由布院発の上りが2号・6号で、別府発が4号です。号によっては運休日が一部あるので注意して下さい。
「ゆふいんの森」の停車駅は、時刻表を見ると博多の後に鳥栖、久留米、日田、天ヶ瀬、豊後森、由布院の順に停車します。なお、別府行きの列車は由布院を出ると大分にも停車します。
時刻表によると「ゆふいんの森」1号が博多発9:24で由布院着11:36、3号が博多発10:24で由布院着12:34、別府着13:36、5号が博多発14:35発で由布院着16:44になります。また、上りは2号が由布院発12:09、4号が別府発14:41、由布院発15:50発、6号が由布院発17:08発です。
ゆふいんの森はインスタ映えもばっちり!
人気の高い観光列車「ゆふいんの森」の車体はスタイリッシュなハイデッカー車両で、車体の色は淡いグリーンを基調にしてゴールドのラインが入っています。鉄道ファンならずとも、その美しい車体には思わず何回もシャッターを切りたくなり、インスタ映え間違いなしです。
外観だけでなく車体の雰囲気もレトロとモダンが融合した素敵なデザインで、木の温かさを感じる床面や豪華でシックな座席シート、車内灯などもインスタ映えするデザインです。また、ヘッドマークや車体側面のロゴマークも見逃せません。
「ゆふいんの森」はハイデッカー車両なので、座席からの展望が非常に良く車窓の風景も堪能することができます。先頭車両の展望席から見る正面の風景もバッチリです。
客室乗務員の方によるフォトサービスもある
人気の列車の旅では、乗車記念に車両をバックにして記念撮影をする光景がよく見られますが、この「ゆふいんの森」では嬉しいことに乗務員の方によるフォトサービスがあるのです。
出発前の時間には始発の博多駅や由布院駅で、乗務員の方がシャッターを押してくれます。時間に余裕があれば笑顔あふれる乗務員の方と一緒の撮影も可能です。「ゆふいんの森」に乗車の際にはこのサービスを利用してみてはどうでしょう。素敵な乗車記念の写真が撮れます。
「ゆふいんの森」のフォトサービスは出発前だけではありません。走行中の車内では乗務員の方が、列車と乗車日付が見やすく示されたパネルを持って巡回しています。そのパネルとともに記念撮影ができるのです。乗務員の方にシャッターを押すのを頼むこともできます。
ゆふいんの森は全車指定席の特急列車
新幹線を含め全国を走るJRの特急列車では、通常指定席と自由席の両方を連結している場合がほとんどですが、この観光特急「ゆふいんの森」号の座席は全車指定席になっています。したがって乗車するには、乗車券に加えて指定席の特急料金が必要になってきます。
他の特急列車と同じように空席があれば当日でも指定席券を購入できますが、人気の列車なので観光シーズンならまず予約しておかないと乗れません。乗車日の1ヶ月前10:00からの予約になりますので、早い者勝ちということになります。
時刻表で検討して乗車する列車が決まれば座席の予約へと進みますが、「ゆふいんの森」の予約方法にはいくつかの方法がありますので、ここで紹介していくことにします。
ゆふいんの森の予約方法
「ゆふいんの森」の座席を確保するには、まず全国の主要駅や主な旅行会社にある「みどりの窓口」でチケットを購入して予約する方法があります。博多~由布院間の料金は乗車券2810円、特急券1750円合わせて4560円になります。
みどりの窓口は混雑時には並ぶことも多くなりますが、JRの主要駅には指定席の券売機も設置されています。この券売機でも「ゆふいんの森」のチケットを購入することができます。
旅行の日程が決まれば時刻表を参考に乗る列車を決め、とにかく早めにみどりの窓口や指定席券売機で購入するようにしましょう。予約した列車や座席の変更は空席があれば1回まではできることになっています。
ゆふいんの森の料金を安くする方法
「ゆふいんの森」のチケットを、みどりの窓口や指定席券売機よりも安い料金で購入できる方法があります。それはネットを利用したチケットの予約購入で、この場合はチケット受取り前なら予約した列車あるいは予約した座席を何度でも変更が可能というメリットもあります。
JRで一般的になってきたネット予約ですが、JR九州のウェブ会員になると1ケ月前から予約ができ、誰でも会員になれます。このネット予約を利用して「九州ネットきっぷ」と呼ばれるチケットを購入すると、乗車券と特急券合わせて4010円と550円安く購入できます。
ネット予約でチケットを予約した場合の料金支払い方法やチケット受取り方法は色々な方法があり、JR九州のホームページで詳しく紹介されています。
ゆふいんの森列車内の様子
「ゆふいんの森」は博多~由布院間の1・2・5・6号と博多~別府間の3・4号では車内のデザインが少し異なります。レトロ調の3・4号は車両全体が木の温もりを感じさせる雰囲気で、天井や窓脇の電灯もシックでいい感じです。木のカウンターがあるサロンスペースもあります。
一方、1・2・5・6号は木目調とスチールを上手く融合した新型で、レトロモダンといった感じになっており、窓の上には飛行機と同じような荷物入れが設置されています。どちらが良いかは好みによると思いますが、時刻表を参考に列車を選んで予約するのがおすすめです。
いずれの「ゆふいんの森」も座席はゆったり感のあるシートで、3人から利用できるボックス席やビュッフェがあり、販売されるコーヒーやビールなどをいただきながらの旅は最高です。
先頭車両運転席は開放感あふれる展望デッキ
「ゆふいんの森」の先頭車両には当然運転席がありますが、ハイデッカー車なので座席は運転席より高い位置にあり、一番前の座席は展望デッキのような感じになります。運転席もシースルー仕様になっており、運転の様子と前面に展開する風景を同時に楽しめるのです。
ちなみに先頭車両の最前列の座席を席番号で紹介すると次のようになります。博多発の1・3・5号では1号車の1A、1B、1C、1Dとなり、由布院発の2・6号では5号車の15A、15B、15C、15D、別府発の4号では4号車の13A、13B、13C、13Dです。
時刻表を参考に列車を予約する際には座席の位置も指定できますので、展望デッキのようになっているこれらの座席が空席であれば、先頭車両の最前列が予約できる状態です。
ゆふいんの森車内ではグッズ販売もある
「ゆふいんの森」の楽しみの一つに、ビュッフェの売店で販売される数々のグッズがあり、「ゆふいんの森」をデザインしたオリジナルグッズが揃っています。クリアファイルやポストカードはおなじみの商品で、ビュッフェの一角にはスタンプコーナーも設置されています。
グッズの中でも手頃なお値段で好評なのが列車とロゴマークを描いたピンバッジ(300円)で、由布岳をバックに走る列車を描いたデザインのオリジナルタオル(1000円)もあります。
そして、グッズの中でも一番の人気を誇っているのが先頭車両の立体型のキーホルダー(720円)で、そのデザインは車両の細かい所まで再現しているので見ているだけでも楽しくなる商品です。実用的にも申し分ないですが、飾っておきたくなるような逸品のキーホルダーです。
ゆふいんの森で大人気の駅弁
列車での旅と言えばお弁当も欠かせません。車内販売やビュッフェでは各種お弁当も販売されています。いずれも大人気で売り切れになる場合もありますので、確実に入手したいという方には、事前に予約(土日祝除く2日前まで:092-474-2179)することも可能になっています。
弁当の種類には、おにぎりが4個入った「ゆふいんわっぱ」(720円)、きのこ入り炊き込みご飯の「ゆふいんの森弁当」(1000円)、金色の容器に入った鯛めしの「琥珀」(820円)、さらには予約限定の商品でワンランク上の豪華弁当「飛翔」(3240円)もあります。
弁当以外にもグルメ商品が勢揃いで、「地ビール」や「ゆふいんサイダー」、日田産の柚子みつを使用した「ゆずみつスカッシュ」、「安心院ワイン グラス」と飲み物も充実しています。
ゆふいんの森車内オリジナルお弁当「折鶴」
「ゆふいんの森」で販売されるお弁当で、もう1つ忘れてはいけない大人気のお弁当があります。それは車内オリジナルのお弁当「折鶴~おりづる~」(1500円)で、北九州にあるミシュラン1ツ星の寿司の名店で知られる「寿司竹本」が考案、監修するという弁当の銘品なのです。
「ゆふいんの森」車内だけでしか食べることのできない「折鶴」ですが、その中身を見てみると、豪華な鯛めしに鰻巻き、そして豆御飯がおにぎり風に詰め合わさっています。
そして彩り鮮やかなおかず類は、常に同じではありませんが、一例としてあげると旬魚の西京焼き、蛸の桜煮、合鴨ロース煮、季節野菜の炊き合わせなどこちらも豪華で、所狭しと趣のある木製の容器に盛り付けられています。この「折鶴」も他の弁当と同様に予約が可能です。
湯布院へ走る人気列車ゆふいんの森の基本情報
「ゆふいんの森」で使用される車両は博多~由布院間の1・2・5・6号がキハ72系、別府まで運転される3・4号がキハ71系という車両で、72系の方が新しい車両です。車両編成は1・2・5・6号が5両編成、3・4号が4両編成で、いずれの編成にもビュッフェが併設されています。
「ゆふいんの森」は全車指定席ですがグリーン車はありません。ただ、座席のグレードは高くゆったりと座れて快適な旅は間違いなしです。座席数は5両編成では全266席、4両編成では全195席になっており、ビュッフェは5両編成では3号車に、4両編成では2号車にあります。
座席には4人用のボックス席も設置されており、5両編成では4ボックス、4両編成では2ボックスあります。ボックス席は3人から利用が可能で、3人利用の場合でも料金は3人分でOKです。
ゆふいんの森にのって湯布院観光を心行くまで楽しもう
JR九州の豪華観光特急「ゆふいんの森」号は、そのスタイリッシュで色鮮やかな車体が人気を誇っています。今回はその「ゆふいんの森」について、運行形態や車両編成、時刻表や停車駅、さらには料金、予約方法などを、グッズや弁当情報とともに詳しく紹介しました。
時刻表や車両編成をよく検討し、自分の旅行プランに合った「ゆふいんの森」の座席を予約して、豪華特急列車と人気の温泉地「湯布院」の旅をぜひ楽しんで下さい。