新潟のタレカツは地元民おすすめのB級グルメ！古くから愛される人気ソウルフード

新潟県は日本海に面し、一般的には関東甲信越地方に分類される地域です。縦長の地形をした新潟県は南側の上越市を中心とした上越地方、中央の長岡市を中心とした中越地方、北側の新潟市を中心とした下越地方、離島の佐渡市である佐渡地方の4つのエリアに分けられます。

また新潟は米どころとして有名ですが、理由は新潟が持つ特徴的な気候風土です。冬は寒さが厳しく雪がたくさん降り、夏は暑く雨量が少ないという気候は美味しい米作りに適しています。さらに新潟平野の大地は非常によく肥えているので、稲の生育を助けるのです。

そのため同じコシヒカリでも産地によって味わいが変わり、「新潟産コシヒカリは日本一」と全国的に高く評価されています。

日本海に面した新潟県は海の幸の宝庫でもありますから、新鮮な寿司や紅ズワイガニの他、柏崎鯛茶漬けや海藻を練り込んだへぎそばといったさまざまなグルメが楽しめます。

縦長に広い新潟県は地方によって気候風土や伝統文化が大きく異なり、地域ごとに色々なソウルフードが誕生してきました。新潟のソウルフードの中には、地元民に限らず県内外で人気のB級グルメも多数存在し、特に「タレカツ」が大きな話題を集めているのです。

新潟のB級グルメを代表するタレカツとは、醤油ベースの甘辛いタレに揚げたてのトンカツをくぐらせたものです。豚肉を念入りに叩いて薄くのばすので筋が壊れて柔らかくなり、きめの細かいパン粉で覆うため肉と衣が剥がれることなく食べられます。

ごはんの上にタレカツを乗せた後は丼に蓋をかぶせ、少し蒸らしてから提供するため万人ウケする甘辛いタレが衣と肉によくなじんでいるのもポイントです。それでいて薄く仕上げられたタレカツはサクッとしていて、トンカツなのに軽い食感を楽しめるという魅力もあります。

一般的なトンカツとは違った美味しさがあるタレカツは一度食べ始めると箸が止まらず、女性でもどんどんごはんが進んでしまうのです。