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ここで日本の三大カツ丼に触れておきましょう。三大カツ丼の1つ目は全国的になじみのある卵とじタイプ、2つ目は福島県会津地方を発祥とするソースカツ丼、そして3つ目が新潟のソウルフードであるタレカツ丼です。
新潟の地元民にとってはタレカツ丼がノーマルなカツ丼なので、新潟市街のお店でカツ丼を注文するとタレカツ丼が出て来ます。「タレカツ丼」は、県外の方に違いをわかりやすくするために後から付けた名称なのです。
タレカツは新潟の地元民に人気のソウルフード
昭和初期、新潟市内中心部に出店していた1軒の洋食屋台がタレカツの発祥とされています。新潟市は鎖国時代の終わりに開港された五港都市の1つで、古くから西洋料理が盛んでした。
西洋料理のカツ、日本人が大好きな甘辛いタレ、新潟の美味しい米を組み合わせたタレカツ丼は瞬く間に地元民に愛され、人気のソウルフードとして定着したのです。
新潟のタレカツ丼のこだわり
新潟のB級グルメであるタレカツ丼はシンプルな料理だけに、厳選素材を使ったり伝統の味を守ったりといった強いこだわりがみられます。
タレカツはどのような点において、地元民からソウルフードとして支持されているのでしょうか。味の決め手となるタレ、主役の豚肉、相性抜群の新潟産米のこだわりをご紹介します。
受け継がれる秘伝のタレ
新潟のタレカツ丼のこだわりと言えば、まずは味の決め手となるタレです。醤油をベースに砂糖、みりん、酒といった調味料を配合し、日本人が大好きな甘辛い味に仕上げます。調味料が日々注ぎ足しされるのと同時に、とんかつの旨みが溶け込んだタレは正に秘伝で誰にも真似できません。
それぞれのお店で大切に受け継がれている独自のタレの違いを味わい、ぜひ自分好みのタレカツを見つけてみてください。
厳選された豚肉
新潟のタレカツ丼は薄めの豚肉を揚げるため、薄くても旨みがしっかり味わえるもも肉やヒレ肉を使うのが一般的です。
さらに多くのタレカツのお店では肉質自体にもこだわり、厳選した豚肉を提供しています。タレカツの主役である豚肉本来の美味しさをじっくり堪能してみましょう。
新潟の美味しいお米
新潟のタレカツ丼はカツとごはんだけというシンプルなカツ丼が基本なので、ごはんの甘さや旨みが引き立つB級グルメです。良質な米の生育条件が揃っている新潟には美味しい米が豊富にありますから、こだわりのタレや豚肉と共に最高のハーモニーを楽しめるでしょう。
新潟で定番のタレカツのお店4選
新潟県内には、新潟市街地を中心に地元民がこよなく愛すタレカツのお店が軒を連ねています。そこで、新潟のソウルフードであるタレカツの定番のお店4選を厳選してご紹介しましょう。