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会津若松で絶品ラーメンを食べるならここ!
会津若松市内には絶品のラーメン店が軒を連ねているので、どのお店を選んだらいいのか迷ってしまうものです。気になるけど入ったことがないお店や、実は名店なのに知らずに通り過ぎてしまっているスポットもあるかもしれません。
ぜひ、会津若松の美味しいラーメンが食べられるお店を押さえておきましょう。食べたら思わず笑みがこぼれるおすすめ店16選をまとめました。
会津若松のラーメンの特徴
会津地方のラーメンと言えば全国区の知名度を誇る喜多方ラーメンが有名ですが、喜多方市から車でおよそ30分の距離にある会津若松市も、古くからラーメン文化が根付いてきたという歴史があります。
では会津若松のラーメンにはどのような特徴があるのでしょうか。麺やスープを中心に、多くの地元民から愛される会津ラーメンの特徴をご紹介します。
平打ちの縮れの太麺
会津若松ラーメンの最大の特徴は、平打ちの縮れ太麺です。福島を代表する喜多方ラーメンに比べ、水分をたっぷり含ませた生地をじっくり熟成させて作るため適度なやわらかさを残しつつ、強いコシが味わえます。
手打ちラーメンの場合はさらに太く仕上げられていることが多く、つるつる、もちもち、しこしこと色々な食感を楽しめる上に食べ応えのあるボリューム麺と評価できます。
スープは豚骨ベースが主体
会津若松ラーメンのスープは豚骨ベースを主体としていて、それぞれのお店によって煮干しやかつお節といった独自のブレンドをしています。また昔ながらの醤油味が定番で、喜多方ラーメンよりもはっきりとした味付けに仕上げるのも会津らしい特色です。
具はチャーシュー、メンマ、ネギと極々シンプルなだけに、お店の個性が発揮されるところと言えるでしょう。
会津若松ラーメンで少し変わっているのは味噌ラーメンです。会津では肉や野菜をたっぷり乗せたタンメンを「味噌ラーメン」と呼ぶ傾向があるため、注文する場合は一度確認するといいでしょう。
会津地鶏のガラ
会津若松ラーメンを本気で考えるお店が集結した「若麺会(わかめんかい)」によると、美味しい会津ラーメンのキーポイントは福島県産豚骨のコクと、極上会津地鶏のガラから取った旨みです。
会津地方にしかいない固有種「会津地鶏」は緻密(ちみつ)で弾力のある肉質と、噛めば噛むほど溢れ出てくる濃い旨みを持つ会津の特産品です。会津地鶏の美味しさは、旨み成分である「イノシン酸」と「グルタミン酸」の相乗効果によって生まれているのです。
そして旨み成分の相乗効果が最大限に発揮される育成期間として、110~120日で育成されているのが極上会津地鶏と定義されています。そんな極上地鶏と県内産豚骨のスープは完全オリジナルで、その店独自の逸品に仕上がっているのです。
発祥は「三角屋食堂」
会津若松ラーメンの発祥は、戦前の1912年頃に創業した三角屋食堂です。当時は会津若松市内外からの買い物客で賑わう繁華街で、3本の道路に囲まれた三角形の土地に「坂本屋」という屋号で店を構えました。
ところがお客さんから「三角屋」の愛称で呼ばれるようになり、三角屋食堂として定着するようになったのです。現在でも店頭の暖簾に掲げられている「外食券指定食堂」の文字は、戦時中も営業していたことの証です。
外食券とは第二次世界大戦中、食糧不足で主食の大幅な制限が必要であったことから、家で食事をしない人に対して政府が米穀の配給変わりとして1941年から配布した券を指します。主食が配給される飲食店は指定食堂だけで、外食券を持っていないと食事はできませんでした。
とは言え指定食堂に配給される主食の量自体が少なく、終戦後も食糧危機は続いたため店をたたむ食堂が多い中、三角屋は耐え抜いたからこそ東北最古の手打ちラーメン屋として今日に至るのです。
横浜に出稼ぎに行ったのがきっかけ
三角屋を開くきっかけは、井戸掘り職人だった初代が出稼ぎ先の横浜で中華そばを食べたことです。中華そばの味に感銘を受け、地元会津若松の地で食堂を開業することにしました。
当初は中華そばという存在自体が地元民になじみがない上に、会津人は豚肉でだしを取る料理に抵抗を感じていたためあまり受け入れられませんでした。それでも諦めずに作り続けたことで少しずつ評判が良くなり、会津全域に広まったのです。
現在では会津若松ラーメン元祖の味を求め、県外からたくさんのファンが足を運ぶほどの人気ぶりを発揮しています。魚介が効いたあっさりだしなのにコクとほのかな甘味があるスープは自家製麺によく絡み、109年の歴史を感じさせる深い味わいです。
住所 | 福島県会津若松市本町3-6 |
電話番号 | 02-4227-1758 |
「会津若松・ラーメン」行列必至の人気店
会津若松には、「並んでも食べたい」と思うほど美味しいラーメンがあります。そこで、いつもお客さんで賑わう行列必至のおすすめ人気店4軒を厳選してご紹介しましょう。ラーメンとは関係がなそうなルーツを持っている名店や、会津の豊かな清流でだしを取るお店が登場します。
「牛乳屋食堂」
牛乳屋食堂の始まりは、1925年に初代夫婦が開いた牛乳屋です。場所は「ねこ駅長」で全国的にも有名な、会津若松の芦ノ牧(あしのまき)温泉駅前になります。女将は隣に住む中国人から支那そばの作り方を教わり、牛乳屋食堂として営業するようになったのです。
おすすめはミルクみそラーメン(900円)です。みそのコクと牛乳のまろやかさは相性抜群で、極太の麺にマッチしています。チーズがふりかけてあるのもポイントで、残ったスープにライスを入れるとまるでリゾットです。食べ応えがあって最後の1滴まで美味しいラーメンと言えるでしょう。
会津若松の人気観光地でもあるため、週末は行列必至です。できるだけ開店前に並ぶようにすると、比較的少ない待ち時間で食べられます。
住所 | 福島県会津若松市大戸町上三寄香塩343 |
電話番号 | 02-4292-2512 |
「古川農園」
古川農園は、以前農園だった作業場を改装したラーメン屋です。そのため看板には「やさい くだもの」と掲げていて、店先にはトラクターも停まっているという一風変わったたたずまいをしています。
地元民でなければわからないような隠れ家的要素も、遠方のファンを夢中にさせる秘密なのでしょう。
おすすめは会津若松ラーメンの正統派である手打ちラーメン(750円)です。シンプルだけど風味豊かな醤油スープと、極太のボコボコした手打ち縮れ麺を一緒に食べると味のバランスが丁度良く、口の中でとろける豚バラチャーシューもたまりません。コスパの良い一杯です。
営業時間は11:00~14:00のわずか3時間である上に、スープが無くなればさらに早く閉める場合があります。開店時間前に到着し、気長に待ちましょう。
住所 | 福島県会津若松市河東町倉橋字鏡山21 |
電話番号 | 02-4275-3080 |
「うえんで」
うえんでは1972年創業の名店で、2015年に会津若松市の芦ノ牧温泉近くにある大戸町に移転したことで県外の観光客から人気を集めています。さらに2019年には、店主の孫が「地元民にも気軽に味わってほしい」との思いから、同じ会津若松市内の山鹿町に2店舗目をオープンさせました。
1番人気の中華そば(650円)は、豚骨のコクや旨みに煮干しの風味と野菜の甘みがプラスされた極上のスープが後を引きます。一方山鹿店では味噌ラーメン(750円)もおすすめです。濃厚な中にも刻みしょうがのすっきりさが際立っていて、最後まで飽きずにスルスルと食べられます。
9:00~15:00の短時間営業なので、ランチタイムは行列覚悟で訪れましょう。遅めの朝食として、開店時間に合わせて行けばスムーズに食べられそうです。
「めでたいや」
めでたいやが作る会津若松ラーメンのこだわりは、香り高い煮干しだし汁とコシの少ないもちもち麺です。会津産丸鶏や香味野菜、魚介といった厳選素材を、会津の美味しい水でじっくり炊き上げたスープはふくよかな風味があります。
あえてコシを抑え、もちもち感を引き出した特注の麺にたっぷり絡めて頂きましょう。ピリ辛ネギで味を変えて楽しめるネギチャーシューメン(850円)もおすすめです。
お座敷席があるので子連れファミリーも安心して利用できますが、ランチタイムは混雑するので早めに訪れた方がいいでしょう。
住所 | 福島県会津若松市千石町3-1 |
電話番号 | 02-4233-0288 |
「会津若松・ラーメン」地元民の愛するおすすめ店
会津若松には一度食べたら忘れられず、何度でも食べたくなる美味しいラーメンがあります。そこで、地元民に愛されるおすすめ店4軒を厳選してご紹介しましょう。毎日食べても飽きないと評判の人気店や、珍しい背脂入りのスープにこだわる名店が登場します。
「坂新」
坂新(ばんしん)は豚骨だしの透き通るような黄金スープが自慢で、毎日食べても飽きないラーメンとして地元民に愛されています。人気の節系ラーメンは、アゴや鯛といった色々な魚介の旨みが凝縮されただし汁と黄金スープが出会い、極上の味わいが実現しました。
オープンは2013年と会津若松市内では若いお店ですが、喜多方市にある有名店「坂内食堂」の店主の次男が経営する姉妹店だけに、当初から「味に安定感があって美味しい」と定評があります。
住所 | 福島県会津若松市城西町4-38 |
電話番号 | 02-4223-8213 |
「一風亭」
一風亭が自信を持って提供する会津若松ラーメンは、豚骨と会津地鶏のガラをふんだんに使い、10種類以上の厳選素材を配合したスープが特徴です。
コシが強くもちもちした中太平打ち縮れ麺とのコンビネーションは抜群で、会津産醤油を合わせたラーメン(620円)は地元民が日常的に食べたい一杯として親しまれています。
また創業以来28年間愛されているあっさり塩ベースの牛乳ラーメン(780円)や、会津のソウルフードとしてテレビ番組のスタジオ試食に採用されたカレー焼きそば(830円)もおすすめです。
住所 | 福島県会津若松市店寧寺町1-5 |
電話番号 | 02-4228-4885 |
「らーめん まったり」
らーめん まったりの特徴は、会津若松では珍しい背脂入りのスープと秀逸したゆで加減の麺です。濃いめのスープに背脂が加わることで味のバランスが整い、滑らかな舌触りなのにしっかりと歯応えのある麺が美味しさをUPさせています。
決してしつこくはなく、正に「まったり」とした味わいは地元民がリピートしたくなる人気ラーメンです。
住所 | 福島県会津若松市日新町13-50 |
電話番号 | 02-4227-1656 |
「きむらや」
きむらやは、会津若松で実力派と言われる大人気ラーメン店です。特徴は何と言っても煮干しがガツンと主張するスープですが、太めの縮れ麺も負けないくらいの存在感があるため絶妙にバランスが取れています。コクがしっかりあるのに後味は驚くほどすっきりしていて、箸が止まりません。
そんなラーメンと人気を二分するのがおばあちゃん特性のチャーハン(540円)です。入っている具材はチャーシュー、ネギ、卵と至ってシンプルですが、味付けが格別に美味しいという評判が高く常連になる地元民が続出しています。
住所 | 福島県会津若松市湯川町1-47 |
電話番号 | 02-4226-8225 |
「会津若松・ラーメン」おすすめ穴場店
会津若松には、知る人ぞ知る美味しいラーメンを提供しているお店があります。そこで、あまり知られてはいませんがラーメン通を虜にしているおすすめの穴場店4軒を厳選してご紹介しましょう。
朝ラーにぴったりな早朝営業の人気店や、幻の高級塩を使った究極のラーメンを1日3時間半だけ提供している話題のお店が登場します。
「大笑家」
大笑家(たいしょうや)は、会津若松市内ではまれに見る朝ラーができるラーメン店です。人気メニューはオーソドックスな支那そば(650円)で、スープはあっさりしているのに表面に浮いている魚粉が食欲をそそります。そして太縮れ麺がよくなじみ、非常にすっきりとした後味です。
正に朝ラーにぴったりで、朝食として食べたり朝まで飲み明かして〆ラーメンにしたりと、行きつけにしている地元民も多い穴場スポットになっています。
営業時間は7:00~スープが無くなり次第終了というスタイルで、13:00~14:00頃には閉まることがよくあるのでランチ前に訪れた方がいいでしょう。
住所 | 福島県会津若松市山鹿町6-67 |
電話番号 | 02-4229-1005 |
「ふじ乃」
ふじ乃でまず驚きなのは、会津若松では数少ない丸鶏系スープの手打ちラーメンが何と500円で提供されていることですが、実は「とにかく美味しい」と話題の手打ちワンタンメンが食べられる穴場のお店でもあります。おすすめはやはりチャーシューワンタン麺(900円)でしょう。
つるつるむちむちのワンタンは心地良い食感で、鶏と豚の風味がたまらない穏やかなスープをたっぷり吸っています。つるつるしこしこの歯応えと喉ごしの良い麺や豚肉の旨みがしっかり味わえるチャーシューも絶品で、完成度の高いラーメンです。
住所 | 福島県会津若松市湯川町2-35 |
電話番号 | 02-4236-0615 |
「麺や 大一」
麺や 大一(たいいち)は幻の塩を使った会津山塩ラーメン(730円)が食べられる、地元民一押しの穴場店です。会津山塩とは、弘法大師「空海」が塩水を湧き出させたとされる大塩裏磐梯(うらばんだい)の温泉水を、薪(まき)で煮詰めて作った最高級の塩です。
会津山塩を使ったスープはこれ以上ないくらいに澄み切っていて、「透きとおる一杯」に仕上がっています。深いコクがあるのに優しい味わいにまとまっている究極のラーメンが、見事に完成しました。営業時間は11:00~14:30ですが、スープが無くなり次第終了になります。
住所 | 福島県会津若松市滝沢6-22 |
電話番号 | 09-02880-6628 |
「馬力本願」
馬力本願は、馬のラーメンが食べられる全国的にも珍しいラーメン店です。馬骨スープは大変あっさりしていて臭みがなく、馬チャーシューは脂身がほとんどないのにやわらかく仕上がっています。豚や鶏とはまた違う風味で、新しい美味しさのラーメンに出会える穴場店と言えるでしょう。
住所 | 福島県会津若松市七日町7-3 |
電話番号 | 02-4222-0133 |
「会津若松・ラーメン」深夜まで営業しているお店
会津若松市内には、夜遅い時間にオープンしているラーメン店が少ないので店探しに困る方もいるでしょう。そこで、深夜まで営業しているおすすめ店4軒を厳選してご紹介します。仕事帰りに気軽に立ち寄りたい人気店や、〆ラーメンにふさわしい使い勝手の良いお店が登場します。
「来夢 会津若松駅前店」
来夢(らいむ)は喜多方市を本店とし、福島県内に6店舗を展開する人気ラーメン店です。会津若松駅前店は営業時間が11:00~24:00、年中無休とあって、地元民にとっては使い勝手の良いスポットになっています。
ゲンコツや鶏ガラベースのあっさり「黄金スープ」、水と小麦粉だけから作るつるつる、もちもちの「熟成麺」、旨みがぎゅっと凝縮された「とろけるチャーシュー」の3つが来夢のこだわりで、美味しさの秘密でもあります。仕事帰りの疲れたからだに染み渡るラーメンを食べられるでしょう。
住所 | 福島県会津若松市扇町122-2 |
電話番号 | 02-4293-6277 |
「寿楽」
寿楽は営業時間が18:00~翌1:00、定休日が毎週日曜日のラーメン居酒屋で、2019年に移転したばかりです。あっさりしているのに旨みをしっかり感じられるスープは〆ラーメンにも最適で、地元民に強く支持されています。寿楽へ行くなら、会津のB級グルメであるカレー焼きそばもおすすめです。
住所 | 福島県会津若松市馬場町2-45 |
電話番号 | 02-4224-8641 |
「ラーメン処あおやま」
ラーメン処あおやまの営業時間は月~木が19:00~翌3:00、金・土が19:00~翌4:00、定休日は毎週日曜日です。
あっさり系のとんこつラーメン(550円)が美味しいと人気で、もやし炒め、紅ショウガ、高菜を好きなだけトッピングできるという嬉しいサービスもあります。麺の量が少なめな分リーズナブルですから、〆ラーメンに選ぶ地元民が多いのも納得です。
住所 | 福島県会津若松市栄町7-23 |
電話番号 | 02-4222-7508 |
「一二三家」
一二三家(ひふみや)の営業時間は月~木が21:00~翌4:00、金・土が21:00~翌5:00、定休日は毎週日曜日です。牛乳屋食堂で腕を磨いた店主が作るラーメンは、〆にぴったりで美味しいと人気があります。
会津若松ラーメン王道の醤油ラーメン(640円)は煮干しと豚のだしがしっかり主張していて、塩味や甘味がクッキリしているスープに会津らしい中太麺が合わさることで、味のバランスが整っています。新規開店して間もない店内は清潔感があり、若い女性も利用しやすいラーメン店です。
住所 | 福島県会津若松市栄町4-34 ゴールドヒルズビル1F |
電話番号 | 02-4293-5656 |
会津若松で美味しいラーメンに舌鼓!
会津若松には行列が絶えない人気ラーメン店や、地元民が足しげく通いたくなる名店がずらりと並んでいます。
どのお店も「みんなに美味しいラーメンを味わってほしい」という熱い思いから最高の一杯を作り上げていますから、それぞれに違った魅力を感じられるでしょう。会津の絶品ラーメンに舌鼓を打ち、至福のひと時を過ごしてください。