カヌレがまずい！と言われる理由は？口コミや美味しく食べる方法も紹介

近年では専門店も登場し、お取り寄せスイーツの新定番となりつつある「カヌレ」。フランス生まれの伝統的な焼き菓子で、外はカリッと、中はもちっとした食感が特徴です。

日本でも徐々に知名度を上げているカヌレですが、食べたことがある人の中には「思っていた味と違った」や「あまり美味しくない」という意見も見かけます。

ネットで検索してみるとカヌレを美味しくない・まずいと感じる人は一定数いるようで、なぜそのように感じてしまうのかについて調べてみました。さらに本記事では美味しいカヌレの選び方やおすすめのカヌレ、美味しいアレンジ方法も一緒に紹介します。

カヌレは、1500年代にフランスのボルドー地方で誕生したと言われています。ボルドー地方といえば言わずと知れたワインの産地。当時はワインの製造にたくさんの卵白を使っていたため、残ってしまう卵黄を活用して生まれたのが、カヌレという焼き菓子でした。

カヌレの正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」と言い、当初は修道院で作られていたのだとか。カヌレ自体は「溝のついた」という意味のフランス語で、溝のある円錐形をしているのが特徴です。

カヌレには、小麦粉やバター、卵黄、ラム酒、牛乳、砂糖が使われています。その味わいは、優しい甘さとラム酒の香りに香ばしさが加わった、他では味わえない風味があります。カリッとした外側の食感と、もちっとした内側の食感のコントラストも楽しく、特徴的です。

カヌレを食べたことがある人の中にはあまり美味しくないと感じた人もいるようで、悪い口コミにはこのようなものがありました。

• カヌレの食感が苦手
• なんでみんな食べてるのか分からないほどまずい
• まずくはないけど、生焼けなのかなって思った
• コンビニのカヌレはまずい
• 香ばしいというより苦い
• 苦い味がして焦げてるみたい
• 食感が美味しくない
• 苦いし、かたいし、中が柔らかいし嫌い
• 食べにくいしそんなにおいしくない
• ラム酒が苦手だから好きじゃない

カヌレの口コミや評判を調査していくと、美味しくない・まずいと言われる原因は主に4つありました。

• 表面が苦いから
• ラム酒が苦手だから
• 食感が苦手だから
• 食べにくいから

カヌレは表面が香ばしく、しっかりと焼かれているためカラメルのような味がします。作っているお店などによってその味わいは異なりますが、苦いカラメルが好きではない人にはあまり美味しくないように感じるようです。

カヌレにはラム酒が使われているのが一般的です。そのため、ラム酒が苦手な人にはその風味が受け付けないという場合も。しかし、中にはラム酒を感じない、ラム酒が苦手だけど食べられるカヌレもあるようなので、食べ比べてみるといいかもしれません。

カヌレの外側はカリッとしていますが、内側は柔らかくもっちりとしています。この食感の差が苦手であったり、内側のもっちり感が苦手という人も少なからずいました。商品によっては中がとても柔らかいものもあり、まとわりつくような食感で苦手という声も聞かれました。

カヌレのほとんどが指でつまんで食べられるほどの大きさですが、外側がかたいためかじりにくく、フォーク等でも切りにくいので食べにくいと感じる人も多いようです。ナイフや包丁を使うほどの大きさでもないため、煩わしく感じることも。

そのため、味に特に不満はなくても食べにくさから選ばないという声もありました。これも店舗ごとの特徴や、焼きたてかどうかで変わる部分で、食べやすいサイズ感や硬さを探してみるといいでしょう。

カヌレはフランスの伝統的な焼き菓子ということもあって、良い口コミもたくさんありました。

• カヌレおいしい！好き！
• かたいカヌレ好き
• 美味しいカヌレは本当に美味しい
• カリカリ系のカヌレ美味しい
• セブンのカヌレ美味しい
• ローソンの抹茶カヌレ美味しい
• いちごとかさくらとかの変わり種カヌレ好き
• おもちみたいなモチモチ感が最高
• 焼きたても冷やしてからでも美味しい
• 中がとろっとしてるカヌレ美味しかった！

カヌレは専門店以外にも様々な商品が出ていますから、一度食べてしっくりこなくても、自分の好みに合うものがどこかにあるかもしれません。ここではカヌレの選び方や美味しい食べ方などを紹介します。

自分の好みに合った美味しいカヌレを見つけるポイントは5つあります。

• 初めてカヌレを食べるならプレーンを試す
• 甘党の人はチョコやキャラメル、メイプルフレーバーがおすすめ
• 旬の味わいを探すならナッツやフルーツ入りを
• 和テイストが好きなら抹茶やごま、黒糖フレーバーがおすすめ
• 小さめサイズで食べやすいものを選ぶ
• ラム酒が苦手な場合は使っていないものを選ぶ

まず、初めて食べる場合はプレーンタイプがおすすめ。甘党の方はチョコやキャラメルフレーバーを選ぶと香ばしさが気にならないこともあります。食感が苦手な場合はナッツやフルーツが入っているものを選ぶとアクセントになり、食べやすいでしょう。

さらに、購入時はカヌレのサイズにも注目しましょう。なるべく小さめのものを選び、箱入りの場合などは数量の少ないものを選べば口に合わなくても食べきりやすいでしょう。

カヌレは、リベイクすると出来立ての焼きたて感が出るのでおすすめです。温め方はオーブントースターで3分程度向きを変えながら温めるだけです。しっとりさせたい場合は電子レンジで30秒ほど温めるといいでしょう。

柔らかいカヌレや温かいカヌレが苦手な場合は、冷蔵庫で冷やしてから食べるのがおすすめです。冷やすと甘さが抑えられ、甘いもが苦手な人でも食べやすいでしょう。

カヌレは紅茶やコーヒーなどの飲み物がよく合います。ミルクティーやカフェオレはカヌレの甘さを抑えて、香ばしさや苦みをやわらげてくれます。カヌレはワインにも合うので、本場フランスのボルドーでは赤ワインのお供におつまみのように食べられています。

カヌレは苦手だけど、もっと美味しく食べたい！というときはちょっとしたアレンジをして楽しみましょう。もちろん、カヌレが好きな人にもおすすめなアレンジですので、ぜひ挑戦しましょう。

カヌレの底の部分から生クリームを入れてケーキ風にするアレンジ方法は、カラメル化した表面ととても相性がいいです。

1. カヌレの底の部分に菜ばしを指し、穴を開けて中を広げるようにする
2. かための生クリームを搾り入れて完成

いちごなどのフルーツをトッピングしたり、クリームにナッツを加えるなどのアレンジをすれば、プレーンでも様々な味が楽しめます。

カヌレにレモンのアイシングをかけて、香ばしさをやわらげさっぱりとした味わいをプラスします。レモンアイシングは粉砂糖にレモン汁を混ぜるだけなのでとても簡単です。レモンピールなどをトッピングすればおもてなしにもぴったり。

どうしてもカヌレが苦手！というときは薄切りにしてフライパンで焼き、ラスクにしてしまいましょう。5mm程度にスライスしてフライパンに並べ、表面がカリッとするまで焼くだけです。スナック感覚で食べられるお菓子になるので、カヌレに飽きた時にもおすすめです。

カヌレを食べたことがある人の中には「カヌレは苦手だったけど、美味しいと噂のカヌレを食べたら好きになった！」という意見もありました。そこで、ここからは人気の高いカヌレを紹介します。今回紹介するカヌレは、通販で購入可能なのでぜひお取り寄せしてみましょう。

カルディーの「セリ・エキスキーズ」シリーズのカヌレは、本場フランスの味わいが人気。冷凍なので好きなタイミングで自然解凍して食べられます。凍ったまま電子レンジで温めても食べられるので、好みの食べ方ができるでしょう。1つ189円（税込）で初めて食べる方にもおすすめ。

海外食品がお手頃価格で買えるコストコでも、カヌレが購入できます。コストコの「カヌレ・ド・ボルドー」は6個入りで2098円（税込）で、ラムとバニラの風味が豊かなフランスの伝統的な味わいが人気です。

成城石井の「カヌレ」は6個入りで755円（税込）でありながら、ラム酒の香りがしっかりとしています。しっとりとした食感が特徴で、大人の味わいです。ナッツやチョコレートと合わせて楽しむのもいいですし、ワインと一緒に優雅なひと時を過ごすのもいいでしょう。

通販や全国各地の催事場で人気が高いクロネコパティスリーの「東京カヌレ」は、少し大きめで食べ応えがあります。プレーンの他に生チョコやストロベリー、宇治抹茶、塩キャラメルなどフレーバーがあり、ちょっとした手土産にもおすすめです。

京都にある「クーネル」は、和スイーツのような見た目のカヌレが人気の専門店。お取り寄せも人気が高く、京都府・福知山市のふるさと納税返礼品に選ばれるほど。丹波栗2.0や純米大吟醸、和三盆きなこなど、和フレーバーが多くいつもと違うカヌレを探している方にぴったりです。

フランスの伝統的な焼き菓子であるカヌレは、味の好みによっては苦手に感じるかもしれません。しかし、一緒に合わせる飲み物や食べ方を工夫すれば美味しく食べられるでしょう。

店舗によっても味が異なるので、自分好みのお店を見るけてみるのもおすすめです。お取り寄せできるカヌレも多いので、ぜひ美味しいカヌレを見つけてみましょう。

※本記事中の情報は2024年4月2日時点のものです。各商品の情報や価格は予告なく変更になる場合があります。