長崎発祥グルメの代表・ミルクセーキの店13選！おすすめカフェから作り方まで

長崎といえば鎖国時代に唯一海外に通じていた歴史深い町で、オランダ坂やグラバー園をはじめとして軍艦島、原爆資料館、ハウステンボスなどの観光スポットもたくさんあり、一年を通してたくさんの方が訪れる場所です。

長崎にはちゃんぽんやカステラなどご当地グルメがたくさんありますが、実は、ミルクセーキもその一つです。ミルクセーキというと、一般的には牛乳に甘味料などを加えて強く振って泡立てた乳飲料とされていますが、長崎のミルクセーキは飲み物ではありません。食べ物です！

この記事では、ミルクセーキの作り方やおすすめのお店、ミルクセーキ発祥のお店をご紹介します。観光の合間にシャリシャリで甘いミルクセーキを食べて、一休みしてみてはいかがでしょうか。

ここでは、長崎のミルクセーキの作り方をご紹介しましょう。『作り方1』は、「卵、砂糖、練乳、かき氷機を用意する」です。長崎発祥グルメのミルクセーキには、卵が入っており栄養満点です！

『作り方2』は、「卵、砂糖、練乳を混ぜる」です。『作り方3』は、「かき氷を作る」です。『作り方4』は、「作り方2で混ぜたものに、作り方3で作ったかき氷を混ぜる」です。

『作り方5』は、「器に盛りつける」です。これで完成です！これはオーソドックスな作り方で、お店によって少し違うことがあります。また、最近では抹茶やチョコなど色々な味もでています。

ここでは、長崎で美味しいミルクセーキがある人気店をご紹介します。昭和レトロな店内が素敵なお店が登場します！期待してご覧ください。

店主であるおばあちゃんが出迎えてくれる、アンティック喫茶＆食事 銅八銭は、1976年創業の喫茶＆食事処です。店内には、骨とう品店をしていたというご主人が残してくれたアンティークの装飾品や家具がいたるところに置かれ、昭和レトロで素敵な空間を形作っています。

アンティック喫茶＆食事 銅八銭は、映画やテレビCMでもロケ地として使用されました。看板メニューは長崎発祥グルメ・ミルクセーキです。スタンダード味の「ミルクセーキ」の他、「抹茶セーキ」、「バナナセーキ」、「パインセーキ」など6種類の味が楽しめます。

ミルクセーキを頼むとガリガリと氷を削る音が店内に響き、待っている時間も楽しみです。出て来るのはうず高く盛られたミルクセーキです。バランスを崩さないよう注意して食べましょう。

アンティック喫茶＆食事 銅八銭へのアクセスは、JR「長崎」駅から徒歩約8分、市電「桜町」電停から徒歩約2分のところにあります。「桜町」電停からは、北に2ブロック歩き、右に曲がった右手にあります。営業時間は、10時～23時（ラストオーダー22時半）で、定休日は第1・3・5土曜日です。

ここでは、長崎でミルクセーキがあるおすすめのお店8選をご紹介します。人気観光地にあるカフェや老舗菓子店に併設された甘味処が登場します！

グラバーガーデンカフェは、グラバー園にあるオープンカフェです。グラバーガーデンカフェでは、長崎の老舗菓子店「白水堂」が監修したミルクセーキを食べることができます。

開放感たっぷりのスペースなので、園内の観光の休憩スポットとしておすすめです。ほっと一休みに長崎発祥グルメ・ミルクセーキを食べてはいかがでしょうか。

長崎の路地裏cafeは、九州朝日放送の旅番組「るり色の砂時計」にて2年半レポーターを務めていた藤原里奈さんが社長をしているお店です。長崎オリジナルのポップコーンを販売しており、2階がカフェになっています。ミルクセーキ味のポップコーンもあります。

長崎の路地裏cafeのミルクセーキは、卵黄を使用した、すっきりとしていてコクがあるミルクセーキでおすすめです。テイクアウトもできます。スタンダード味の「ミルクセーキ」の他、「抹茶ミルクセーキ」、「チョコバナナミルクセーキ」もあります。

和風喫茶 志らみずは、1887年創業の老舗菓子店「白水堂」の奥に併設している甘味処です。「白水堂」は、昔から変わらず手作りの味を大切にしており、地元の人にも愛されているお店です。

和風喫茶 志らみずの店内は和風で落ち着いた雰囲気です。スタンダード味の「ミルクセーキ」の他、「宇治セーキ」や「チョコセーキ」、「フルーツセーキ」もおすすめです。

旅人茶屋は、JR「長崎」駅から徒歩約3分のところにあるコーヒー専門店です。全国各地の有名窯元のコーヒーカップがあり、好きなカップを選んでコーヒーを飲むことができます。

軽食やデザートもあり、長崎発祥グルメ・ミルクセーキがおすすめです。旅人茶屋のミルクセーキは卵と練乳の味がしっかり効いた、コクがあって甘い味です。観光の疲れを優しく癒してくれます。

くにまつは、アメリカ海軍基地の街・佐世保にある、1971年創業の純喫茶です。店内には創業者のお父様が神戸から取り寄せたという船の部品が飾られ、まるで重厚な木造船の中にいるような雰囲気です。

ダッチコーヒーは約8時間かけてサイフォンで抽出した貴重なコーヒーです。創業当時からの人気おすすめメニューは、このダッチコーヒーをかけたアイスクリームです。

「アメリカンセーキ」は長崎発祥グルメ・ミルクセーキの上にバニラアイスがのっています。古き良き佐世保を感じられる純喫茶で、ミルクセーキを味わってみてはいかがでしょうか。

白十字パーラーは、1951年創業の老舗菓子店「ぽると総本舗」の2階にある食事処です。長崎名物トルコライスやハンバーグからデザートまで、幅広いメニューを取り扱っています。

トルコライスは、1皿に多種のおかずが盛りつけられた洋風料理で、ピラフ、ナポリタンスパゲッティ、ドミグラスソースがかかったトンカツの組み合わせが一般的です。

白十字パーラーのミルクセーキはあっさりとして、ミルクの風味が優しい味わいです。1階の菓子店で買ったお菓子を白十字パーラーで食べることもできます。

出島内外倶楽部は、1903年に長崎に在留する外国人と日本人の社交の場として建てられた「旧長崎内外クラブ」の1階にあるレストランです。長崎観光の定番スポット「出島」の中にあり、観光の合間に立ち寄れます。

長崎発祥グルメ・ミルクセーキは、シャーベット状で口当たり滑らかで、あっさりした味わいです。歴史を感じる建物で、シャリシャリ涼やかなミルクセーキを味わってみてはいかがでしょうか。

cafe de 西銀は、庶民から愛されていた老舗洋菓子店「ケーキの西銀」の跡地にできたカフェです。メニューには、ケーキやパフェからモーニングもあります。

cafe de 西銀では、「シースケーキ」もおすすめです。ショートケーキにシロップ漬けの黄桃＆パイナップルがのっています。「ミルクセーキ」はあっさりとしたスタンダードな味です。

ここでは、長崎の甘さ控えめのミルクセーキがあるお店2選をご紹介します。カステラの老舗のカフェやミルクセーキ発祥のお店が登場します！期待してご覧ください。

セヴィリヤは、1681年創業のカステラの老舗「松翁軒」本店の2階にあるカフェです。「松翁軒」のカステラは地元の人に愛され、長崎に行かないと食べられないことでも有名です。

そんなこだわりのお店「松翁軒」本店の2階にあるカフェ、セヴィリヤでは、カステラはもちろん、ミルクセーキも味わうことができます。ミルクセーキは甘さ控えめで後味さっぱりの味わいです。

ツル茶んは、1925年に開業した、九州最古の喫茶店で、多くのメディアにも取り上げられている有名店です。オランダレンガと漆喰の壁で作られた大正モダンな空間は、レトロで雰囲気たっぷりです。

実はツル茶んは、ミルクセーキ発祥のお店です。猛暑と坂道がきつい長崎の人々を「涼しくしてあげたい」という思いから生まれました。現在も手作りのその味は、ほどよい甘さとシャリシャリくちどけの良い味わいが人気です。

ツル茶んでは、トルコライスもおすすめです。なんとツル茶んは、トルコライス発祥のお店でもあります。歴史を感じる特別なお店で食事をしてみてはいかがでしょうか。

ここでは、長崎のミルクセーキがある老舗喫茶店をご紹介します。あの青春小説にも登場するお店です！楽しみにご覧ください。

珈琲富士男は1946年創業の老舗喫茶店です。遠藤周作著の青春小説「砂の城」にも登場した有名店です。店内には木がふんだんに使われ、レトロでクラシカルな雰囲気が素敵です。

観光客のみならず、地元の人にも愛される喫茶店です。雑誌やテレビなどのメディアで取り上げるおすすめメニューは「たまごサンド」です。厚焼き玉子がはさんであり、ふわふわで辛子がアクセントに効いていてまさに美味です！

コーヒーはオールアラビカ種にこだわり、豆を別々に焙煎してブレンドしています。抽出はネルドリップで香り高いコーヒーを提供しています。ミルクセーキも美味しいと評判です。

アクセスは、市電「思案橋」電停から徒歩約3分、眼鏡橋から徒歩約6分のところにあります。眼鏡橋からは、川沿いを南西方向に2ブロック歩き左に曲がります。さらに3ブロック歩き右に曲がり、まっすぐ進むと右手にあります。

営業時間は、9時～19時までで、定休日は木曜日です。着いたら定休日だったということがないように、しっかりとチェックしておきましょう。

地元の人に愛されているお店は、信頼できる確かなお店といえます。ここでは、長崎のミルクセーキがある地元の人に愛されているお店をご紹介します。

カフェ＆バー ウミノは、1955年に長崎発の「トリス・バー」として創業したお店で、「アミュプラザ長崎」に新たにカフェ＆バーとして移転した今も地元の人に愛されています。「アミュプラザ長崎」は、JR「長崎」駅直結のショッピングセンターです。

カフェ＆バーとはいえ、メニューはハンバーグやパスタからデザートまで種類豊富です。ミルクセーキはスタンダード味の「ミルクセーキ」の他、「バナナセーキ」、「チョコセーキ」、「抹茶セーキ」、「フルーツセーキ」があります。

「バナナセーキ」はバナナが丸ごと一本入ったボリューム満点のセーキです。「フルーツセーキ」は、パインや白桃などフルーツがたっぷり入った贅沢なセーキです。

カフェ＆バー ウミノは、JR「長崎」駅直結の「アミュプラザ長崎」5階にあります。便利な立地ですので、長崎に着いた後や新幹線で出発する前などにおすすめです。

営業時間は、11時～22時半（ラストオーダー22時）で、定休日はありません。年中無休で営業しているのも便利です。

長崎発祥グルメ・ミルクセーキのおすすめのお店についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

「食べる」ミルクセーキは、暑くて坂道が多い長崎で人々を癒してきた、地元で愛されているスイーツです。あなたも観光の合間に、長崎独自のミルクセーキを味わってみてはいかがでしょうか。その美味しさに感動すること間違いなし！です。