ハワイの工芸品【ハワイアンキルト】が美しい!自分でもできる作り方は?

ハワイの工芸品【ハワイアンキルト】が美しい!自分でもできる作り方は?

ハワイの工芸品「ハワイアンキルト」を目にしたことはあるでしょうか?シンメトリーの模様が美しいハワイアンキルトは人気で、ラグやベットカバー、ティッシュケースや鞄まで幅広く利用されています。本記事ではハワイアンキルトの歴史から作るのに必要な材料などを紹介します。

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記事の目次

  1. 1.ハワイの工芸品【ハワイアンキルト】とは?
  2. 2.ハワイアンキルトを作る前に知っておきたいタブー
  3. 3.ハワイアンキルトに必要な材料や道具は?
  4. 4.ハワイアンキルトの簡単な作り方
  5. 5.初心者におすすめ!人気のハワイアンキルトキット
  6. 6.ハワイアンキルトを部屋に飾ってみよう

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ハワイの工芸品【ハワイアンキルト】とは?

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ハワイといえば多くの日本人がバカンスに訪れる旅行先として人気の場所です。人気の観光地ハワイには、さまざまな工芸品があります。ハワイの工芸品といえば、草花で作った首飾りの「レイ」をはじめ、枯れたタコノキの葉っぱを編み込んで作った「ラウハラ」などが挙げられます。

そんな中で今回ピックアップするのは、ハワイの人気工芸品の1つ「ハワイアンキルト」です。ハワイアンキルトは、植物などを主流にモチーフにしたハワイらしいデザインが特徴的なキルトです。主にベッドカバーや鞄、ポーチとして販売されており、ハワイ土産としても人気です。

キルトとは、綿などを布と布の間に挟んで縫って、大きく少し分厚めの生地に仕立てたものをいいます。中に挟む綿の厚さで用途が分かれるようになっています。パッチワークと似ていますが、パッチワークは小さなハギレなどを縫い合わせて大きな1枚の布を作ることをいいます。

今回はハワイの工芸品でもあるハワイアンキルトのはじまりから歴史、ハワイアンキルトを作るのに必要な材料や作り方、簡単に作れる方法などをご紹介します。おうち時間の過ごし方の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

ハワイアンキルトの歴史

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ハワイアンキルトの歴史は1820年代にまで遡ります。アメリカのニューイングランド州から宣教師がハワイに普及活動に訪れました。その際に宣教師たちの妻たちによって裁縫を教えたのが始まりだといわれています。

その当時のハワイには、カパやマルベリーの木の皮で作られた物を布のようにして、鳥の骨などを針の代わりにして裁縫と似た物を行っていたといわれています。宣教師たちの妻たちによって本格的な裁縫という技術が伝わったのです。

1枚の大きな布を4枚及び8枚に折って切り抜いて、左右対称のシンメトリーのデザインを作ってアップリケにする手法を、ハワイアンキルトと呼ぶようになりました。しかし、この手法がハワイアンキルトの原型であるかどうかというのは、文献が残っていない現状もあります。

ハワイアンキルトの特徴

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ハワイの工芸品「ハワイアンキルト」の最大の特徴は、1つ1つ全て手作業で作られている事です。人の想いを一針一針に込めて作られるハワイアンキルトには、作った人から送る人(主に親から子、孫)へと受け継がれる事が習わしになっています。

ハワイアンキルトには作る上で3つの一般的な決まり事があります。それは1つ目に無地の布を2色の使う事、2つ目にデザインをシンメトリー(対称)にする事、3つ目にエコーキルト(波紋のような模様)を施す事です。

基本的には2色の無地を使用しますが、近年ではデザインの面からカラフルなハワイアンキルトも多く出回っています。そして、ハワイアンキルトの伝統的なデザインの多くは左右や上下対称のシンメトリーを基本としています。そのため花などの植物がデザインのものが多くなっています。

デザインの周りを輪取るように幾重にも続くエコーキルトは、ハワイが海に囲まれた島であり、波の波紋を表現したキルトを続けるということのようです。

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ハワイアンキルトを作る前に知っておきたいタブー

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ハワイアンキルトの歴史について学んだら、早速作ってみたくなるかもしれませんが実は、ハワイアンキルトにはいくつかタブーとされている事柄があります。初めて作るハワイアンキルトの事を「ファーストキルト」と呼び大事にされています。

ハワイの人は全てのものに霊力(マナ)があると信じられていて、自然のマナを写したハワイアンキルトにもマナが宿ると信じられています。また、1つ1つ手縫をする事で人の想いも強く込められており、それらのことから「願いが叶うキルト」ともいわれています。

ハワイでは、ファーストキルトにパンの木のデザインのハワイアンキルトを作ると、その先食べることには困らないという言い伝えも残っています。

ハワイアンキルトは踏んではいけない

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「ハワイアンキルトは踏んではいけない」というのが、ハワイアンキルトを作る際のタブー1つ目です。先程も述べたように、1つ1つ手縫いで作るハワイアンキルトには、作った人の願いや想い、魂が込められています。

また図柄にも1つ1つ意味があり、モチーフになった植物などの精霊が宿ると考えられています。このような理由からお尻で敷いたり足で踏むのはタブーだとされています。現地、ハワイの人はバッグなどの日用品をハワイアンキルトで作ることは殆どないといわれています。

その理由として、ハワイでは貴重な布を使用して作るのがハワイアンキルトであり、日用品を作るというよりは伝統的な芸術工芸品として広まったという経緯があります。このような理由からハワイアンキルトで作る作品はベッドカバーなどが一般的になっています。

ハワイアンキルトは図柄にも決まりごとがある

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「ハワイアンキルトのモチーフに四足の動物や人間をデザインにすること」が、ハワイアンキルトを作る際の2つ目のタブーです。

四足の動物や人をハワイアンキルトのモチーフにすると、使っているうちにモチーフの魂がハワイアンキルトに移ってしまい、キルトから出てきてしまう為縁起が悪いと考えられています。

ハワイアンキルトには昔は一族に伝わっていく模様があり、その模様は門外不出として大切にされていました。また他の人がデザインした物を真似したり似せたりすることは、元のデザインをした人の命を盗むことと同じくらいのタブーとされていました。

ハワイアンキルトに黒色は使わない

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「ハワイアンキルトには黒色を使わない」というのがハワイアンキルトを作る際のタブー3つ目です。ハワイアンキルトを作るときは基本的に無地の色を使いますが、その中でも黒色は死を意味していたり、邪悪な色として捉えられてきました。

こういった理由以外にも、実際的には夜になると黒色の生地だと見にくく手元が危なかったり、扱いが難しいといった理由もあったといわれています。現在ではこのタブーは薄れつつあり、黒色を使用したハワイアンキルトも多く出回るようになりました。

ハワイアンキルトに必要な材料や道具は?

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それでは、実際に作っていくときに必要な材料や道具をチェックしていきましょう。ハワイアンキルトを作るのに必要な材料は簡単にいうと、キルト生地・針・糸です。道具は、はさみやチャコペン定規、フープ、シンブルです。細かく見ていきましょう。

作る物にもよりますが、表布生地、裏布生地、モチーフ用生地です。キルト綿は、薄地・中厚・厚地の3種類があるので用途によって使い分けます。中厚が一番幅広く使用できるのでおすすめです。

ポーチや鞄をハワイアンキルトで作りたい場合は厚手のものを、コースターなどを作る場合は薄手のものを選びましょう。針もキルティング用・アップリケ用・しつけ用の3種類があり、セット販売もされているので活用しましょう。

糸は布と同じ色の糸を使用するようにしましょう。特に初めての場合は色味が浮かないように同じ色を使うことをおすすめします。ミシン用の糸は色の種類が多いのでアップリケにおすすめですが、絡みやすいので短めに切って使用するようにしましょう。

ハワイアンキルトの簡単な作り方

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ハワイアンキルトを作る材料も揃ったらいよいよ製作過程に入っていきましょう。本章では、ハワイアンキルトの簡単な作り方を紹介します。簡単なデザインを選ぶと作りやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。

ハワイアンキルトの作り方1:生地をカットする

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さっそくハワイアンキルトの作り方を順番に見ていきましょう。まず作り方の最初の手順は生地をカットすることです。生地をカットする行程が一番重要ともいえます。ハワイアンキルトを作る時は、よく切れる布を切る専用のハサミを使用するようにしましょう。

使用したいデザインが1/8の大きさならば生地を8枚に重ねてカットします。1/4の大きさならば4枚に重ねてカットしますが、ハワイアンキルトは主に1/8のデザインを使用することが多くなっています。

アップリケに使用したい生地をまず8枚に重ねるか8等分に折りたたみ、ハトロン紙やトレーシングペーパーに描いたデザインをチャコペンを使って写していきます。折りたたんだり重ねてからカットすることで、シンメトリーのデザインを作ることができます。

ハワイアンキルトの作り方2:アップリケをする

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作り方の2手順目は、アップリケを施すことです。下地の上に生地をカットして乗せたら中心からバランスを取りながらアップリケのデザインを置いていきます。動かないようにまち針を打ったら、デザインを下地にしつけ縫いをします。

しつけ縫いをしたアップリケのデザインの外側を「奥たてまつり」という縫い方で縫っていきます。奥たてまつりとは、ハワイアンキルトを作るときによく使われる縫い方で、アップリケの布を内側に5mm程折り込みながら縫う手法です。縫い目の間隔は3mmほどで揃えるのがおすすめです。

ハワイアンキルトの作り方3:キルティングをする

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作り方の最終行程はキルティングを施していきましょう。まず、アップリケのしつけ糸を取り外してキルト綿と裏地を3枚に重ねてまち針で固定します。ここでもしつけをする方が綺麗に出来上がるのでおすすめです。次はフープと指抜きを使用します。

フープに3枚の布が動かないようにしっかりと固定したら、指抜き(シンブル)をつけてキルティングを始めます。指抜きを使うとキルティングの針目が安定するので出来れば使用しましょう。キルティングをする場所は、アップリケのあるすぐ外側をデザインに沿ってキルティングします。

デザインキルトが完成したら次は、完成したデザインの周りを同じ幅でキルティングするエコーキルトを行いましょう。エコーキルトがハワイアンキルトに使われる理由として、海に囲まれているのがハワイの特徴です。

その特徴を波紋のようにキルティングすることがエコーキルトと呼び、ハワイアンキルトで施されるようになったといわれています。

初心者におすすめ!人気のハワイアンキルトキット

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一通りハワイアンキルトを作るのに必要な材料や作り方をご紹介しましたが、やはり難易度が高いと感じる方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめハワイアンキルトを簡単に作れる方法が「ハワイアンキルトのキット」を使う事です。

Amazonや楽天市場では人気のハワイアンキルトを簡単に作れるセットが多く販売されています。はじめから土台の布・カットされたモチーフ布・裏布・糸・キルト綿・説明書がセットになっています。

1番の難所でもあるモチーフも決まっていますし、モチーフ自体もカットされている物が多く、しつけも済んでいるのでとても簡単に作業を始めることができておすすめです。

人気のモチーフで選ぶのもいいですし、作りたい物から選ぶのもいいでしょう。日常的に使えるポケットティッシュケースやクッションカバーは初心者の方にも人気ですし、少しハワイアンキルトに慣れた方には、ラグやベットカバーなどの大きなキットも人気になっています。

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ハワイアンキルトの歴史や簡単な作り方、ハワイアンキルトを作るときに必要な材料など魅力をまとめてご紹介しました。本記事を読んでハワイアンキルトに興味が出たら、是非簡単なキットから始めてみましょう。

キットなら必要な材料も揃っているので、手軽に始められておすすめです。全て手作りのハワイアンキルトは、慣れたらギフトにするのもいいのではないでしょうか。

ICHIKA
ライター

ICHIKA

さまざまな地域の魅力やお店、商品の魅力を伝えたいと思い、空いた時間にちょっとずつ書いています。皆さんに読んでいて面白い、行ってみたい!役に立つなぁと思ってもらえるような記事を目指して日々執筆しています。

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