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バラのドライフラワーの作り方は初心者でも簡単!
おしゃれなインテリアアイテムとして日本でも注目されているドライフラワーは、長く花を楽しむためのアレンジ技法としてヨーロッパを中心に古くから親しまれています。
日本でのドライフラワー文化はそれほど歴史がありませんが、生花とは異なる風合いや質感などが注目され、これまで生花が主流だったジャンルでもドライフラワーアイテムが注目されるようになってきました。
例えば生花が主流の結婚式でもドライフラワー製品は人気がありますし、プレゼントやお祝いの花束アイテムでもドライフラワー製品が増えています。
花束を誰かに贈る際の花材選びでは花言葉を参考にすることが多いですが、ドライフラワー製品には生花にはない花言葉もあります。ドライフラワー製品に共通する花言葉としてよく知られているのが、永遠や永久です。
日本では「ドライフラワー=枯れた花」の印象が未だに強いので、不吉なイメージが浮かぶことも少なくありません。ところがドライフラワー文化が定着している諸外国では、ドライフラワー製品に対してポジティブなイメージの方が強いです。
生花よりも長く美しい姿が楽しめることから永遠や永久といった花言葉が生まれていますし、感謝を込めて花を贈ることが多いことから感謝・友情・愛情などの花言葉もあります。
このように花言葉を意識して選ぶシーンで人気が高いのがバラ(薔薇)種ですが、バラ種といっても発見されているだけで世界に約2000品種存在するといわれているだけに、バラ種に関する花言葉は非常に多いです。
バラ種は花びらの数や形・厚みなども品種によって見た目の印象が違いますし、世界中に愛好家がいる人気種ですから改良品種なども多数あります。さらに色のバリエーションが豊富なのもバラ種の特徴で、同じバラ種でも色が違うと見た目や花言葉も変わります。
それだけにバラ花束は、プレゼントや祝いの席を盛り上げるアイテムとして日本でも人気があります。そんなバラ花束を少しでも長く楽しむ方法としてドライフラワー加工はおすすめで、ドライフラワー初心者でも失敗なくできる簡単な作り方を知っておくと便利です。
バラのドライフラワーの作り方【ハンギング法】
バラのドライフラワーの作り方としておすすめのハンギング加工法は、自然乾燥法と呼ばれるドライフラワー定番の作り方でもあります。くすみカラーのバラのドライフラワーになるので、アンティーク調の大人おしゃれなインテリアに仕上げられます。
材料
バラのドライフラワーのハンギング加工法は天井や壁などに吊り下げるだけなので、吊り下げやすくするための紐と茎や葉を整えるためのハサミがあれば作れます。麻紐はできるだけやわらかい素材を使用することで、茎へのダメージが出にくくなります。
作り方
加工したいバラ品種を水あげ処理(バケツに水を入れた状態で茎の先端をカットし給水させる方法)をし、束ねたい部分の葉や余分な茎などをハサミで取り除きます。
麻紐を使ってしっかりと固定し、風通しがよく直射日光が当たらない場所に束ねたバラを吊り下げれば準備は完了です。あとは自然風にあてながら概ね2週間ほど乾燥させれば、バラのドライフラワーは完成します。
バラのドライフラワーの作り方【シリカゲル法】
バラの美しい色を長く楽しみたい時には、シリカゲル加工法という乾燥材を使用するバラのドライフラワーの作り方がおすすめです。自然乾燥よりも1週間程度早く仕上がるので色の変色が起こりにくく、美しい色をキープしたままドライフラワーとして長く楽しめます。
材料
バラのドライフラワーのシリカゲル加工法では、ドライフラワー専用シリカゲル剤と密閉容器が必要です。ドライフラワー専用シリカゲル剤は粒子が細かいので花弁の隙間にも入りやすく、全体をムラなく乾燥できます。
なお空気中にも水分が含まれているため、乾燥効率を上げるためにもシリカゲル剤を入れる容器は蓋付き密閉容器を使用するのがポイントです。
作り方
バラ種の花弁はやわらかいですが、品種を問わず茎は固いです。そのためシリカゲル加工法でバラのドライフラワーを作る場合は、固い茎を取り除いて作ったほうが失敗は少なくなります。
まず水あげ処理をしたバラの花・つぼみのみ(茎は少し残しておいた方がアレンジがしやすい)を容器に広げたシリカゲル剤の上に置き、メイクブラシや筆など毛先が柔らかいものを使って優しくシリカゲル剤を掛けます。
その上からシリカゲル剤を追加し、完全にバラをシリカゲル剤で埋めます。あとは蓋をして密閉状態にし、概ね1週間シリカゲル剤につけたままで乾燥させれば出来上がりです。
失敗しないためには?
難しい技術を使わなくても簡単に手作りができるバラのドライフラワーですが、作り方の基本通りに作業を進めていてもドライフラワー化させている間に枯れてしまったり黒ずんだりすることがあります。
このような状態になったものは明らかな失敗作なので、飾ってもおしゃれに見えることはありません。そこで手作りのバラのドライフラワーを失敗作にしないために、作る前から意識しておきたいバラのドライフラワー作りのポイントを2つご紹介しましょう。
季節や時期も重要
乾燥させている間に枯れるバラのドライフラワー失敗作の原因は、作るタイミングにあります。バラ種は非常に品種が多いため、品種によって花弁の枚数・形・厚みなどが違います。
また同じ花弁の枚数・形・厚みでも大型種と小型種では乾燥までにかかる時間が違いますし、大きく開くバラ種とあまり開かないバラ種でも出来上がりに違いがあります。
そのため失敗作の原因をできるだけ排除するなら、花弁は薄く形も小~中型を選ぶのがポイントですし、効率よく乾燥させるためにも大きく開くバラ品種から選ぶのがおすすめです。
ただし生花の状態からドライフラワー化させるまでに概ね2週間かかりますから、完全に開花した状態のバラを使うと失敗する可能性が高くなります。そのため失敗作にしないためにも、八分咲きのバラを使うのがおすすめです。
なおバラ種は品種に関わらず水分を吸収しやすい花弁を持っているので、湿度の高い梅雨や夏シーズンにバラのドライフラワーを作り始めると室内の湿気を吸収してしまい乾きにくくなります。
さらに湿度が高いとカビ発生のリスクもあるので、湿気が多い時期の製作は避けるのがおすすめです。なおどうしても湿気が多い時期に作業を始めなければいけない場合は、「除湿器を使う」「シリカゲル加工法で作る」のいずれかで作業を進めるのが良いでしょう。
電子レンジを使って黒ずみを防ぐ
途中まで順調にドライフラワー化できていても、急に黒ずみが出てくることはよくあります。これはドライフラワー化するまでに花弁に含まれる色素が変質したことで起きる失敗例です。
このような失敗例を回避するには、できるだけ早くバラをドライフラワー化させる(乾燥させる)必要があります。この場合電子レンジでバラ花弁に含まれる水分を蒸発させることで、色素が変質を起こす前にドライフラワー化させることができます。
この方法ならコツなく簡単に黒ずみを回避できますが、バラ品種によっては電子レンジで加熱すると焦げる場合があります。ですから加熱する際は加熱時間を短めに設定し、バラ花弁の様子を確認しながら適宜加熱時間を調節するのがおすすめです。
バラ ドライフラワーのアレンジのコツ
バラ素材のドライフラワーアイテムは、生花とは違った魅力があります。作り方によってバラのドライフラワーの印象は違いますが、いずれのバラのドライフラワーも華やかでおしゃれな雰囲気を持っています。
そのためバラのドライフラワーはそのままでもおしゃれに飾ることができるのですが、難しいテクニックがなくても簡単にできるちょっとしたアレンジのコツを知っておくとさらにおしゃれなインテリアになるのでおすすめです。
スワッグや花束の主役に
くすみカラーのバラのドライフラワーのアレンジで定番の花束やスワッグなら、アンティーク調のおしゃれインテリアになります。自然乾燥法という作り方は花束の状態から吊り下げてドライフラワー化するので、ドライフラワー加工に慣れていない初心者にもおすすめです。
自然乾燥法に適したバラ種ならインパクトのある大型品種でも失敗が少ないですし、くすみカラーのバラのドライフラワーにラッピング素材のカラーや素材を合わせたアレンジ法なら、上品なアンティーク調インテリアアイテムへのアレンジが簡単にできます。
スワッグや花束のバラのドライフラワーアイテムは壁に吊り下げるだけのアレンジでも部屋全体を華やかな印象になるので、バラのある暮らしを簡単に楽しむアレンジ方法としてもおすすめです。
花瓶やボトルに入れて飾る
茎が固いバラ種をドライフラワー加工する場合、水分が多い頭の部分(茎を少し残した状態でカットした花パーツ)のみをドライフラワー加工した方が失敗は少ないです。
このように小さなパーツにして加工したバラ/ドライフラワーは、ミニサイズの花瓶や透明ボトルに入れてアレンジするとバラの形だけでなくバラの色でも楽しめます。ドライフラワー加工後も少しずつ変化していくため、手入れは欠かせません。
その点花瓶なら手入れもしやすいですし色の変化も観察がしやすいので、バラのドライフラワーのおしゃれなアレンジ方法として人気があります。
なおおしゃれな透明ボトルに入れる飾り方なら時間の経過とともに形が崩れやすくなるバラのドライフラワーも破損が気になりませんし、形が壊れてきても色で楽しめるので、バラのドライフラワーを長く楽しむアレンジ方法としておすすめです。
バラのドライフラワーの作り方を覚えよう!
プレゼントでもらうことも多いバラもドライフラワー加工をすれば、長く楽しむことができます。ドライフラワーの作り方によってバラの印象は変わりますが、作るタイミングやバラ品種の選び方が分かるとドライフラワー初心者でも失敗しにくいのでおすすめです。