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400年以上も前からある歴史ある「石垣」
天守台だけでなく城跡全体にある見事な石垣は、どこのお城でも見られる城跡ならではの光景です。築城にかかわった多くの人々の手で積まれた美しく頑丈な石垣は一種の建築美でもり、この石垣に魅せられて城ファンになった人も多いのです。
浜松城の見どころの1つである石垣は、加工していない自然の石を上下に組み合わせて積み上げたもので、野面(のづら)積みと呼ばれ、石同士がかみ合っていないのが特徴的です。家康が改修した当時の石垣で、約400年前の形がそのまま残っている歴史的な遺構です。
お城を見るなら外せない「天守閣」
お城のファンならずとも、やはりお城の美しさに魅了されるのは天守閣でしょう。全国の多くのお城の中で、天守閣がある場合はその天守閣が人気のスポットになっているのは間違いないところです。浜松城の場合も例外ではなく、天守閣をはずすことはできません。
浜松城の天守閣は、最初に創建されたものは17世紀になくなっており、江戸時代以降は天守台のみが残っていました。現在の天守閣はその天守台の上に戦後になって再建されたもので、1階と2階が展示資料室、3階は眺望がおすすめの展望室になっています。
2階には実際に使っていた武器や模型を展示
浜松城の天守閣の中に入ると、1階には30歳ぐらいの時の家康の等身大像が展示され、これを見ると家康のイメージが変わってしまいます。そして、1階から2階にかけて武具が多く展示され ており、徳川家伝来の鎧を複製した当世具足と呼ばれる甲冑は見事です。
さらに、2階には当時の合戦の戦法に大きな影響を与えた火縄銃の他、やはり戦いには不可欠であった刀も展示されています。また、歴史ファンにおすすめなのが、江戸時代後期の天保年間における浜松城および城下町を再現した縮尺600分の1の模型です。
3階は展望台になっている
日本のお城の天守閣には多層階の大きな天守閣もあり、階段での上り下りが大変だったり、逆にエレベーターがあって楽に登れたりと色々ですが、この浜松城の天守閣は3階まででエレベーターはありませんが、階段で登るのもそれほど苦にはなりません。
3階まで登ると、そこが展望台になっています。開放感あふれる展望台からはさえぎるものがないので、周囲全体が見渡せる眺望がすばらしくおすすめのスポットです。天守閣からの眺めは天下を取った感じで、最高の気分になります。
浜松城の展望台から見える絶景とは
展望室からは浜松の町並みを見下ろすことができますが、360度見渡すことができるので、ゆっくりとその絶景を堪能しましょう。市街地の先、北の方角には家康が上洛を目指す武田信玄と争って敗れた三方ヶ原の戦いの古戦場も眺望できます。
さらに、南には太平洋の遠州灘を、西には浜名湖を遠く眺望することができ、晴れた日は東の方向に富士山をはっきりと見ることもできます。それぞれの方向に見どころ満載の展望スポットになっているので、浜松城観光のハイライトといっても過言ではありません。
浜松城の真下に広がる浜松城公園とは
浜松城の真下に広がるのが浜松城公園です。広大な市街地が広がる中にあって、貴重な緑を提供し、豊かな森に囲まれた公園として、浜松市のセントラルパークの役割を担ているのがこの浜松城公園です。市民の憩いの場であり、人気のおすすめ観光スポットでもあります。
浜松城を囲うように広がる緑豊かな公園には、中央芝生広場や日本庭園などがあり、ゆっくりとした時間を過ごせます。春は桜の名所として賑わい、秋には紅葉の彩りが鮮やかです。
毎週日曜日になると、浜松城公園の中で浜松市のイメージキャラクターである出世大名「家康くん」に会えるチャンスがあります。雨天の場合でも、天守閣内へ登場の予定ですので、ゆるキャラファンには見逃せません。時間スケジュールなどはサイトに掲載されています。