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ジャワ島で生産されたコーヒー豆は、最高品質の証として2〜3年間保存することができます。ジャワコーヒーは、見た目が濃いのが特徴です。酸味が少ないので口当たりは甘くて優しいですが、独特の苦味と渋みがありコクが深く、焦げた麦のような香りが特徴です。
キンタマーニコーヒー
バリ島でもコーヒー栽培はとても盛んです。特にバリ島北部にあるキンタマーニ高原には、コーヒー農園がたくさんあり、良質なコーヒー豆が栽培されています。バトゥール山が作り出す肥沃な土と高原の気候はコーヒー栽培に最適で、アラビカ種の生産地として有名になってきています。
キンタマーニ地区には、小規模の農場が点在しています。丹精込めて育てられたコーヒーは完熟された物だけを手摘みで収穫します。その後、天日で乾燥し精製していきます。
キンタマーニコーヒーは、ほろ苦さとコクのバランスが良く、フルーティーさにスパイシーなアクセントがあり、さらっと飲みやすいのが特徴です。トゥブルック(コーヒー粉をカップに入れお湯を注ぎ上澄みを飲む)で飲むのがおすすめです。
インドネシアには世界一値段の高い高級なコーヒーも!
インドネシアには世界一値段が高く、ユニークな製法のコーヒーがあります。産出量が非常に少なく貴重で高級なコーヒーです。その味は製造工程からは想像できない味ですが、機会があればぜひ一度飲んでみることをおすすめします。
コピルアク
コピルアクとは、世界で最も高価なコーヒー豆と言われています。喫茶店では、一杯8000円もするお店もあり、その理由は希少価値が大きな原因ともされていて、実際に100gで10000円と超高値の高級品なのです。
コピルアクは、インドネシアに生息するジャコウネコがコーヒーの実を食べ、種子にあたるコーヒー豆が未消化のまま排泄され、洗浄したものがコピルアクです。
ジャコウネコは美味しいコーヒーを選ぶ優れた選定能力を持っています。そのため、ジャコウネコから取ったコーヒー豆はどれも選りすぐりの良い豆なのです。さらにジャコウネコの腸内の消化酵素によりアミノ酸が分解されて、コーヒー豆に独特の風味が加わります。
ジャコウネコ1匹から取れる豆の量は1日3g程度です。コーヒーカップ1杯分で12gのコーヒー豆が使われることを考えると、その希少性がわかります。高級なコーヒーの代名詞ブルーマウンテンの値段の相場が200gで4000円から6000円なので、コピルアクがいかに高級品ということがわかります。
コピルアクの発明には諸説ありますが、オランダの植民地時代にコーヒー農園で働いていた農民が、コーヒーを飲むことが許されていませんでした。そこで仕方なく、ジャコウネコの排泄物から取り出した豆を焙煎して飲んだところ、その美味しさから評判になりコピルアクが誕生しました。
インドネシア語で「コピ」はコーヒー、「ルアク」はジャコウネコの意味です。実はフィリピンでもジャコウネコの排泄物からとったコーヒーがあります。フィリピンはアラビカ種やロブスタ種など色々な種類のコーヒー豆のブレンドされた状態になっているそうです。
1995年、コピルアクは「ジャコウネコの排泄物から集めた世界一高価なコーヒー」として、イグノーベル栄養学賞を受賞しました。これがきっかけで、コピルアクの知名度は上がり、価格も上昇しました。インドネシアのお土産におすすめのコーヒーです。
コピルアクは、大変希少なコーヒーです。もしインドネシアに行った際にコピルアクを飲める機会があれば、ぜひ試してみて下さい。高価で高級品ですが、味も美味しく話のネタにもなることはもちろん貴重な体験にもなります。
まだまだある!インドネシアのおすすめコーヒー
インドネシアを代表するコーヒー、マンデリンやトラジャ以外にもたくさんの種類があります。ワインのようにコーヒーの豆の種類や産地や焙煎方法や抽出方法などで全く味が変わっていきます。その中のおすすめの2種類を紹介していきます。
セブンステラ
セブンステラは、スマトラ島にあるトバ湖周辺から、アチェ州の7つの村から採れた物をブレンドしていることからこの名前がついたそうです。世界最大の火山によってできた湖・トバ湖の周辺の有機物に富んだ肥沃な火山土から育つ風味豊かなコーヒーです。
トバ湖周辺の異なった生産地のコーヒーを現地のカップテイスターが独自にブレンドします。セブンステラの「ステラ」はラテン語で星という意味です。トバ湖周辺の指定農家が有機栽培を行全て手作業で豆を手づみ、乾燥など丹念に生産された高級なコーヒー豆です。
セブンステラは、マンデリンらしい芳醇な香りと濃厚なコク、酸味が少なく心地よい苦味と甘みが特徴です。チョコレートを思わせるような甘みにカカオやハーブのようなコクと苦味がします。深煎り好きにはたまらないどっしりとした重厚な味です。