インドネシアコーヒーの特徴・魅力をご紹介!おすすめの高級豆や種類は?

インドネシアコーヒーの特徴・魅力をご紹介!おすすめの高級豆や種類は?

インドネシアは世界有数のコーヒー生産国です。高級品と呼ばれる品種も数多く生産されています。インドネシアのコーヒーの歴史は、オランダ植民地時代から始まり現在は世界4位の生産量を誇ります。そんなコーヒー生産大国、インドネシアのコーヒーの特徴や魅力を紹介します。

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記事の目次

  1. 1.インドネシアは世界的なコーヒー豆の生産国!
  2. 2.インドネシアコーヒーの歴史
  3. 3.インドネシア・コーヒーの種類について
  4. 4.インドネシアの有名なコーヒーの特徴
  5. 5.インドネシアには世界一値段の高い高級なコーヒーも!
  6. 6.まだまだある!インドネシアのおすすめコーヒー
  7. 7.インドネシアのコーヒーを飲んでみよう!

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インドネシアのコーヒーで産地特有の味わいを売りにしているコーヒーのほとんどはアラビカ種ですが、虫に弱く病弱で、標高の高い高地でしか生産できない種類であるため、流通量は全体の約1割程度です。

インドネシアの有名なコーヒーの特徴

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インドネシアでの生産数が少ないアラビカ種の中でも、おすすめの有名なコーヒー豆を紹介していきます。スマトラ島のマンデリンや、スラウェシ島のトラジャは有名で世界的に知られています。特にスマトラ島のマンデリンは高品質で日本でも人気が高くおすすめです。

スマトラ島とスラウェシ島で行われている生豆の状態で乾燥させる特殊な方法は「スマトラ・プロセス」と呼ばれています。「スマトラ・プロセス」で乾燥させたコーヒー豆は、この地域でしかないユニークな特徴の風味の要因と言われています。

マンデリンコーヒー

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スマトラ島で栽培されているアラビカ種のコーヒー 豆で、酸味が少なく苦味とコクが特徴です。スマトラ島のマンデリン族が栽培を進めたことから、この名前になりました。生産量は少ないものの、希少性や品質の高さで高級銘柄になっています。

マンデリンは主に2種類に分けられます。高級品のSG(スーパーグレード)と、一般品(スタンダードグレード)です。スマトラ北部のアチェ地区と、さらに標高1400m以上の高原地帯で栽培されたマンデリンにのみ、高級品のSG(スーパーグレード)という等級が与えられます。

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マンデリンは、苦味が強く酸味が控えめで、飲みごたえのあるコクが特徴です。そのままストレートで飲んだり、ミルクとの相性も良いのでカフェオレにしても美味しいです。マンデリン特有の深いコクが、濃厚で甘いお菓子の後にぴったりです。

マンデリンは日本では深煎りにして飲むのが好まれていますが、浅煎りもおすすめです。浅煎りにすると苦味やコクが抑えられ、果実のような酸味が感じられます。また、マンデリンの苦味とコクはミルクとの相性がよくカフェオレやカフェラテもおすすめです。

マンデリンコーヒーは希少価値が高い

マンデリンはインドネシア産のコーヒーとしては珍しいアラビカ種で品質と希少性価値が高く、最高級銘柄の1つとされています。マンデリンは日本でも人気が高く、インドネシア国内生産量のおよそ半分は日本に輸出されています。

マンデリンは栽培されている地域別にブランド名が付けられ、たくさん種類があり差別化されています。トバ湖周辺で栽培された「マンデリン・トバコ」や、リントンニフタ村やパランギナンで栽培された「マンデリン・ビンタン・リマ」などがあります。

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マンデリンは、特殊な「スマトラ・プロセス」と呼ばれる方法で精製されています。一般的には、収穫されたコーヒー豆は皮がついたまま乾燥され皮を取りますが、「スマトラ・プロセス」では、コーヒー実の果肉を取ってから半乾きにし、皮を取り除き、生豆にしてから乾燥させます。

インドネシアのスマトラ島の気候は、スコールが多いため乾燥時間をできるだけ短くできるように「スマトラ・プロセス」で精製されています。その結果、生豆は深緑色に仕上がりマンデリン独特の風味と香りを生み出しています。

トラジャコーヒー

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トラジャコーヒーはスラウェシ島で生産されているコーヒー豆で、植民地時代にはオランダ王室御用達として、オランダの貴族にも親しまれていました。第二次世界大戦で一時は生産が停止していましたが、日本の老舗企業「キーコーヒー」の援助で復活に成功し、その名を広めました。

トアルコトラジャはトラジャコーヒーを復活させたキーコーヒーの登録商標です。トラジャ(TORAJA)、アラビカ(ARABICA)、コーヒー(COFFEE)からトアルコトラジャと名付けられたそうです。しかしアメリカやシンガポールなどの新規参入が増えシェアが減ってしまいました。

トラジャコーヒーはインドネシアのスラウェシ島の中部の標高1200mの山岳地帯で栽培されています。弱酸性の土壌と、昼夜の寒暖差が15度以上、適度な年間降水量など、コーヒーの栽培に必要な条件を全て満たしている場所です。スラウェシ島からヨーロッパや日本へと輸出されています。

かつては「幻のコーヒー」として珍重されていたトラジャコーヒーは、優しい苦味と香り、まろやかな甘みが特徴です。クリームのようななめらかさとコクが口いっぱいに広がります。おすすめは中煎りから深煎りです。高級ブレンド用としても使用されています。

ジャワコーヒー

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世界4位のコーヒー大国インドネシアのコーヒーの歴史は、ジャワ島から始まりました。インドネシアのコーヒー史上最も歴史の古いジャワコーヒーは、ほとんどがロブスタ種ですが、ジャワ島にも良質なアラビカ種が、ガルンクン火山周辺に残っています。

ジャワコーヒーは、見た目が濃いのが特徴で、カフェインの含有量も多くブレンドコーヒーのアクセントとして使われることが多いです。深煎りがおすすめで、さらに独特の香りを楽しむために極細挽きをおすすめします。

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インドネシアには世界一値段の高い高級なコーヒーも!

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