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インドネシアは世界的なコーヒー豆の生産国!
インドネシアは、世界第4位のコーヒーの生産量と輸出量を誇り、日本ではあまり知られていませんが、様々な種類のコーヒー豆が生産されています。また、豊かな自然や美しい海を持つインドネシアは、観光地としても人気があります。
インドネシアには150の活火山があります。火山によるミネラル豊富で肥沃な大地は、コーヒーの栽培に適していて、スマトラ島やジャワ島やスラウェシ島を中心にコーヒー豆の生産が行われています。
インドネシアのコーヒー豆は、品質の良さや味の美味しさでも有名です。豆の種類も豊富で、猫の糞からコーヒーを取り出すという珍しい高級品から、日常生活に適した豆まで幅広くあります。田舎の山にはコーヒーの木が自生したり、田舎の家では自宅で焙煎しているところもあります。
インドネシアは、土地・気候・環境などコーヒーの生産に適した条件が揃っていて、国内でもコーヒー産地の銘柄がたくさんあります。その理由は、インドネシア国土が「コーヒーベルト」と言われる緯度プラスマイナス25度付近に東西長く位置している事、高原地帯が多い事です。
インドネシア国内でも、コーヒーはポピュラーな飲み物です。インドネシア人口の88パーセントを占めるイスラム教では飲酒は禁止されています。その代替品として、コーヒーはなくてはならない嗜好品なのです。
インドネシアコーヒーの歴史
インドネシアのコーヒーの歴史はオランダ植民地時代に商業目的で栽培をはじめ、そして発展を遂げました。しかし、「サビ病」のため一度消滅してしまいます。ですが、1699年に再びインド南部から持ち込み、ジャワ島からスマトラ島やスラウェシ島などコーヒー栽培が広がっていきました。
近年では経済成長に伴い、インドネシアの首都ジャカルタをはじめ都市部ではカフェブームになっています。お洒落で美味しいコーヒーが飲めるカフェが増え、お洒落なパッケージのコーヒー豆も種類豊富に売り出されています。
起源はオランダ
インドネシアのコーヒー生産の歴史は、オランダ植民地時代にさかのぼります。オランダの東インド会社が本国に輸出するために、インドネシアで強制栽培制度を開始しました。ジャワ島をはじめ、スマトラ島やスラウェシ島などでコーヒーを栽培、生産されるようになりました。
その後オランダの東インド会社は撤退しますが、コーヒー栽培はそのまま継続されました。インドネシアはたくさんの島からできている国なので、コーヒーの種類や栽培もそれぞれの島や民族によって異なり多様性を極めます。