沖縄の海開きはいつ?海水浴にベストな期間や気温情報もチェック

沖縄の海開きはいつ?海水浴にベストな期間や気温情報もチェック

沖縄の夏と言えば、太陽が照りつける青い海での海水浴やマリンレジャー抜きには語れません。南国の沖縄では、いつ海開きが行われ、いつまで遊泳できるのでしょうか。また、海水浴にベストな時期はいつ頃か、人気ビーチの海開きの情報と併せてご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.沖縄の海開きは他県より早いの?
  2. 2.沖縄のエリアごとの海開きのスケジュールは?
  3. 3.海開きの期間には面白イベントが目白押し
  4. 4.沖縄で海水浴に一番良い時期はいつ?
  5. 5.沖縄で海水浴をする際に知っておきたい注意点は?
  6. 6.沖縄では海開き後の梅雨入りに注意しよう!
  7. 7.沖縄の海開きの情報をチェックして初泳ぎを楽しもう!

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沖縄の海開きは他県より早いの?

Photo by Akamera Photo

1年中温暖な気候で知られる沖縄は、日本で一番早く夏が到来します。夏の沖縄と言えば、何といっても海水浴やマリンレジャーはマストです。そんな南国の沖縄では、いつ頃海開きが行われるのでしょうか。

夏に一番乗りの沖縄では、海開きもどこよりも早く行われ、早いビーチでは3月上旬というビーチもあります。3月下旬~4月下旬までには、ほとんどのビーチで海開きがあります。本州では桜の開花情報や花粉情報で持ちきりの時期に、沖縄ではもう海水浴シーズンが始まっています。

沖縄の3月・4月の平年の気温は?

Photo byMedienservice

いくら温暖な沖縄と言っても、海開き直後の3月や4月は、本当に泳げるのでしょうか。続いては、この時期の気温や海水温をみてみましょう。

3月の平均気温は約19度、最低気温は約17度、最高気温は約22度です。晴れの日は気温が25度近くまで上がり、暑さを感じる時もあります。ただし、朝晩の寒暖差や天候によっては、まだ肌寒い日もあります。海水温は21~22度なので冷たくはないものの、外気温が低いため海水浴にはまだ少し早く、海から上がると寒く感じるでしょう。

4月の平均気温は約21度、最低気温は約19度で、最高気温は約24度です。徐々に気温が上がり、日差しも強くなってきて、もう初夏の陽気です。最高気温が25度を超える夏日も多いものの、爽やかな風が吹き過ごしやすい時期です。海水温は22~23度になるので、海水浴を楽しむ人も増えてきますが、長時間水着で過ごすには、まだ時期的に少し早いでしょう。

沖縄のエリアごとの海開きのスケジュールは?

フリー写真素材ぱくたそ

本州では春の陽気に包まれる頃、沖縄では既に夏の海水浴シーズンがスタートしています。この時期を待ちわびている人も多いと思いますが、海開きの日程はビーチによって様々です。お目当てのビーチはいつから泳げるのでしょうか。ここからは、エリアごとに人気ビーチの海開き情報をご紹介します。

沖縄本島北部の海開きスケジュール

Photo by imnakashima

貴重な森林や動植物など豊かな自然が多く残る本島北部はやんばる地域として知られていますが、山だけでなく海も綺麗なスポットがたくさんあります。特に西海岸を中心にリゾートエリアが広がっていて、観光客にも人気があります。そんな本島北部の海開きは、いつ頃でしょうか。

万座ビーチ(恩納村)

Photo by shinya

沖縄で海開き一番乗りは、恩納村(おんなそん)の西海岸に位置する万座ビーチです。毎年3月上旬に海開きが行われ、2019年は3月3日に海開きしました。白い砂浜と透明度の高いエメラルドグリーンの海が特徴で、スノーケリングやシーカヤックなど豊富なマリンレジャーが楽しめます。遊泳期間は通年ですが、大人気の海上アスレチックは、3月上旬~11月末の期間限定です。

環境省が、水質や安全性、環境への配慮などを評価して選んだ全国100か所の水浴場「快水浴場百選」の中でも、沖縄県で3か所しか選ばれていない特選に選ばれています。

住所 沖縄県国頭郡恩納村字瀬良垣2260

オクマビーチ(国頭村)

Photo by everlasting holiday

オクマビーチは例年3月下旬に海開きし、2019年の海開きは3月24日でした。約1キロも続くエメラルドグリーンの海と天然の白砂は圧巻です。

顔を濡らさずに海中散歩できるマリンウォーカーや大人気のキッズプログラムなど、多彩なアクティビティもあります。通年で遊泳可能ですが、水着で過ごすには10月末までが目安です。ホテルの宿泊客以外は有料でビーチを利用できます。

住所 沖縄県国頭郡国頭村字奥間913

喜瀬ビーチ(名護市)

フリー写真素材ぱくたそ

喜瀬ビーチの例年の海開きは4月上旬で、2019年の遊泳期間は4月1日~9月末です。名護湾に面した天然の瑠璃色のビーチとして有名です。バナナボートやフライボードなど多彩なマリンレジャーも楽しめます。隣接するホテルでのバーベキューランチとビーチ利用とがセットになった日帰りプランなどもあります。海開きのイベントは、地元の宿泊施設が合同開催します。

住所 沖縄県名護市字喜瀬115-2

エメラルドビーチ(本部町)

Photo by Richard, enjoy my life!

エメラルドビーチは例年4月1日に海開きします。沖縄で人気の観光スポットである海洋博公園内、沖縄美ら海水族館の近くにあり、沖縄でもめずらしい礁湖(ラグーン)と呼ばれる浅い海にあるビーチです。

万座ビーチでご紹介した「快水浴場百選」にも選ばれています。遊泳やシャワーは無料ですが、売店でビーチパラソルやライフジャケットのレンタル商品も貸し出しています。遊泳期間は10月末までです。

住所 沖縄県国頭郡本部町字石川424(海洋博公園内)

ウッパマビーチ(今帰仁村)

Photo byIndigophotos

ウッパマビーチは例年3月下旬から4月初めに海開きします。2019年は3月30日に海開きし、遊泳期間は9月末までです。本部半島北部の今帰仁(なきじん)村にある天然ビーチです。

ウッパマとは沖縄の方言で「大きな浜」の意味で、その名の通り1キロ以上白い砂浜が続いています。浜辺から水平線までの青のグラデーションも壮大です。有料で隣接するホテルのシャワーやプールが使えます。

住所 沖縄県国頭郡今帰仁村字運天1069

沖縄本島中部の海開きスケジュール

Photo byEngin_Akyurt

本島中部は、絶景スポットやローカルグルメのスポット、アメリカンカルチャーの影響を受けた異国情緒あふれる街並みなど、沖縄の様々な側面がギュッと凝縮されています。いつ訪れても見所満載の中部の雰囲気を味わいながら海でのレジャーも楽しめるのは、いつ頃からでしょうか。

宜野湾トロピカルビーチ(宜野湾市)

Photo by Tsutomu.

宜野湾トロピカルビーチは例年4月下旬に海開きし、2019年は4月20日と21日の2日間にわたって海開きのイベントが開催されました。那覇からもアクセスしやすく、中部を代表する都市型ビーチで、シーズン中は大勢の地元の人で賑わいます。

近くには売店や管理事務所があり、更衣室やコインロッカー、コインシャワーも完備している他、バーベキューエリアも設置されており、ビーチパーティにピッタリです。

住所 沖縄県宜野湾市真志喜4-2-1(海浜公園内)

サンセットビーチ(北谷町)

Photo byCAME-RA

サンセットビーチは例年4月中旬に海開きします。2019年の海開きは4月12日で、遊泳期間は10月末までです。その名の通り、美しい夕焼けで知られる沖縄有数のスポットです。人口湾なので波が穏やかで、子供も安心して遊べます。

更衣室やコインシャワー、コインロッカーも完備しています。ショッピングモールや映画館など複合商業施設が隣接しており、お楽しみが満載のビーチです。

住所 沖縄県中頭郡北谷町美浜2

アラハビーチ(北谷町)

Photo by Alan Wat

アラハビーチは例年4月中旬に海開きし、2019年は4月12日に海開きしました。安良波(あらは)公園内にある約600メートルの白い砂浜が続くビーチで、遊泳区域も広いのでのんびりと海水浴を楽しめます。

アラハビーチではジョギングや散歩、バスケをする人の姿を見かけ、地元の人達にも人気があります。ビーチの手前には巨大なイギリス帆船の遊具があり、子供たちに人気の遊び場になっています。

住所 沖縄県中頭郡北谷町北谷2-21

残波ビーチ(読谷村)

Photo by Alan Wat

残波ビーチの例年の遊泳期間は4月1日~10月末で、海開き直後の週末にイベントが開催されています。絶景スポットで有名な残波岬(ざんぱみさき)の近くにある天然のビーチです。多彩なマリンアクティビティの他、期間限定で巨大ウォータースライダーも楽しめます。隣接する公園には大型遊具もあり、家族連れにおすすめのビーチです。夕日の名所としても知られています。

住所 沖縄県中頭郡読谷村字宇座1933

伊計ビーチ(伊計島)

Photo by imnakashima

伊計ビーチは例年4月上旬~中旬に海開きし、2019年は4月14日に海開きのイベントがありました。本島から車で行ける離島のビーチとして知られていて、伊計島に向かう海中道路と伊計大橋は、人気のドライブコースです。離島だけあって、青く輝く海は沖縄屈指の透明度です。

マリンアクティビティの他、ガラスボートに乗ってサンゴ礁や色とりどりの熱帯魚を船上から楽しむこともできます。

住所 沖縄県うるま市与那城伊計405

沖縄本島南部の海開きスケジュール

Photo by shinya

那覇市がある本島南部は、商業施設や企業のオフィス、人口はもちろん移住者も多く、沖縄で一番都会的な雰囲気のあるエリアですが、海の綺麗さにも定評があります。交通の便がいいため、沖縄に着いてすぐ、または、帰る直前に立ち寄りやすいビーチがあるのが魅力的です。ここからは、南部のアクセス抜群なビーチの海開き情報をお伝えします。

西原マリンパーク(西原町)

フリー写真素材ぱくたそ

西原マリンパークの例年の海開きは4月下旬で、2019年は4月21日に海開きしました。地元の小学生によって「西原きらきらビーチ」と命名された全長550メートルの人工ビーチは、遊泳区域とマリンスポーツ区域に分けられていて、安心して遊べます。マリンレジャーはもちろん、ビーチバレーやビーチサッカー、売店やバーベキュー棟などの施設も整っており、1日中遊べる多目的公園施設です。

住所 沖縄県中頭郡西原町東崎17

美々ビーチ(糸満市)

Photo byPublicDomainPictures

美々ビーチは例年3月下旬に海開きし、2019年の遊泳期間は3月31日~10月末です。遊泳エリアは防波堤で囲まれているため波が穏やかで、小さな子供連れや泳ぐのが苦手な人でも安心して遊べるビーチです。マリンアクティビティやバーベキューなどの設備も整っています。那覇空港から約20分という距離に位置するため、沖縄旅行の初日や最終日にでも立ち寄りやすいビーチです。

住所 沖縄県糸満市西崎町1-6-15

美らSUNビーチ(豊見城市)

Photo byCAME-RA

美らSUN(ちゅらさん)ビーチの例年の海開きは3月下旬~4月上旬で、2019年の遊泳期間は4月7日~10月末です。美らSUNビーチは全長約700メートルの県内最大級の人工ビーチで、ビーチサイドも広大な公園なので開放感にあふれ、ゆったりとくつろげます。那覇空港から約15分とアクセスも抜群で、県民御用達のバーベキュースポットとして、そして、夕日スポットしても絶大な人気があります。

住所 沖縄県豊見城市字豊崎5-1

波の上ビーチ(那覇市)

Photo by 楊尚潔

波の上ビーチの例年の海開きは4月の最初の週末で、2019年の遊泳期間は4月7日~10月末です。那覇市唯一の海水浴場で、市民の憩いの場になっています。白い砂浜とグリーンの海が印象的で、遊泳エリアのすぐ上を道路が通っているのは、都市型ビーチならではの光景です。那覇市の中心街に近く、レンタル用品やシャワーもあるので、那覇観光のついでに立ち寄りやすいビーチです。

住所 沖縄県那覇市若狭1-25

あざまサンサンビーチ(南城市)

Photo by shinya

あざまサンサンビーチの例年の海開きは4月下旬で、2019年は4月28日に海開きし、遊泳期間は10月末までです。南部の知念半島にある太平洋に面した人工ビーチで、神の島とされる久高島に渡るフェリーが発着する安座真港に隣接しています。遊泳エリアとマリンスポーツエリアは、別々の湾で区切られています。バーベキューの器材や食材も充実していて、手ぶらでビーチパーティを楽しめます。

住所 沖縄県南城市知念字安座真1141-3

離島の海開きスケジュール

Photo byauntmasako

より透明度の高い海を楽しみたい人は、離島まで足を運ぶのがおすすめです。離島と聞くと、交通の便が悪いのでは?と躊躇してしまいがちですが、実は本島から日帰りで行ける離島もあります。遊泳期間が設定されていないビーチもありますが、本島より南に位置するため、海でのレジャーをより長く楽しめる傾向もあります。そんな離島の海開きは、いつ頃なのでしょうか。

八重山諸島共通(石垣島・竹富島・小浜島・西表島・与那国島・波照間島等)

Photo by 哇係建宏

毎年、3月中旬頃に石垣島を含む八重山諸島合同の海開きが行われており、開催地は毎年交代で選ばれています。2019年は、3月24日に日本最西端の与那国島で海開きのイベントが行われました。本州ではちょうど春休みの時期ですが、八重山では、島の人達と一緒に一足早い夏を味わえます。離島ならではの青く澄み切った海は、いつまでも見つめていたくなる美しさです。

イーフビーチ(久米島)

Photo by veroyama

久米島のイーフビーチの例年の海開きは4月上旬です。2019年は3月31日に海開きし、通年遊泳可能です。きめ細かな真っ白い砂浜が全長2キロも続いていて、その美しさから「日本の渚100選」にも選ばれた久米島を代表するビーチです。

遠浅で波が穏やかなので、小さな子供も安心して泳げます。ビーチ周辺には宿泊施設やダイビングショップ、コンビニなど観光施設が集まっており、立地の良さも抜群です。

住所 沖縄県島尻郡久米島町謝名堂

与那覇前浜ビーチ(宮古島)

Photo by Nao Iizuka

宮古島では、毎年4月の第1日曜日に海開きし、2019年は4月7日が海開きでした。宮古島の海開きは、毎年来場者が3000人を超える大人気のイベントです。7キロも続く白い砂浜は東洋一とも言われ、宮古ブルーとのコントラストは息をのむ美しさです。ただし、時間帯によって潮の流れが激しくなったり、風の向きによって波が立ったりすることもあるので、遊泳の際は注意が必要です。

住所 沖縄県宮古島市下地字与那覇1199-1

阿真(あま)ビーチ(座間味島)

Photo by Frank_am_Main

阿真(あま)ビーチの例年の海開きは4月中旬~下旬です。2019年は4月13日に行われました。座間味島の西に位置する阿真ビーチは、サンゴ礁に囲まれ、ウミガメに会えるビーチとしても知られています。

白い砂浜が続き、遠浅なので波は穏やかです。シャワーやトイレは、隣接するキャンプ場にあり、のどかな雰囲気が味わえるビーチです。ウミガメに遭遇するためには、満潮時に合わせて訪れましょう。

住所 沖縄県島尻郡座間味村字阿真

阿波連ビーチ(渡嘉敷島)

Photo by k14

阿波連ビーチは例年4月中旬に海開きがあり、2019年の海開きは4月20日でした。阿波連(あはれん)ビーチは、那覇からも日帰りが可能な慶良間(けらま)諸島の渡嘉敷島の南西に位置し、その海の美しい青色はケラマブルーと呼ばれ、遊泳区域内でも熱帯魚を見ることができます。豊かなサンゴ礁に囲まれており、世界有数のダイビングスポットとしても知られています。

住所 沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連

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海開きの期間には面白イベントが目白押し

Photo by OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)

海開きでは、その年に初めて海水浴場が開放されるだけでなく、海での安全を祈願する神事が行われた後、各ビーチで趣向を凝らした様々なイベントが開催されます。

沖縄の伝統芸能エイサーの披露、伝統的な漁船レースのハーリー、音楽ライブ、活魚の掴み取りや宝探し、そして、マリンスポーツの無料体験会などユニークな企画が盛りだくさんです。夜に打ち上げ花火をするビーチもあり、海開きは1日がかりの大イベントです。

沖縄をいつ訪れるか迷っている人は、ぜひ海開きのイベント情報もチェックしてください。お目当てのイベントが見つかれば、それに合わせて日程を組むのも名案です。地元の人達と一緒になって夏の到来を盛り上げると、一味違う旅の思い出ができるかもしれません。

沖縄で海水浴に一番良い時期はいつ?

フリー写真素材ぱくたそ

沖縄では、3月~4月に海水浴シーズンが始まった後、多くのビーチで9月~10月末まで遊泳期間が続くため、1年のうち半年以上も海水浴を楽しむことができます。ビーチによっては、通年で遊泳が可能な所もあります。とは言え、海水浴を楽しむのに一番良い時期はいつ頃なのでしょうか。

海水浴にベストな時期は、6月下旬~9月です。梅雨明け直後の6月下旬~7月上旬は天候が安定し、気温も海水温も高く、旅行代金が抑え目なのでおすすめです。7月と8月も最適な時期ですが、夏休みになるため旅費が高く、多少の混雑も見込まれます。また、7月~9月は台風の影響を受けやすい時期で、特に9月は台風が大型化する傾向があるので台風情報に注意が必要です。

10月に入ると、太陽が照りつける真夏の海は味わえませんが、最高気温は約28度、海水温も26~29度あるので十分泳げます。混雑を避けてのんびりしたい人には、この時期が狙い目です。

沖縄で海水浴をする際に知っておきたい注意点は?

Photo bystux

青い空と海、白い砂浜の美しい光景は、いつまでも見飽きることがありません。しかし、その大自然の中に身を置くからこそ、気を付けなければならないこともあります。ここからは、沖縄での海水浴の際に注意しておきたい情報をお伝えします。

強い紫外線に注意!

Photo byCounselling

日差しが非常に強い沖縄は、他の地域より紫外線量が多く、夏場の沖縄の紫外線量は、関東の2割から5割増です。じりじりと焼けつくような感じで、日差しをもろに受けると、肌を刺すような痛みも感じます。しっかり対策をしていないと、肌が赤くなってヒリヒリするだけでなく、やけどのような症状になると治療が必要になることもあります。

日焼け止めクリームや帽子、サングラスの他、長袖の上着を着用するなど、普段以上に紫外線対策に気を配る必要があります。また、日中に長時間海水浴をするのを避けるなど、海でのレジャーの時間帯も工夫しましょう。

サンゴに優しい日焼け止めで環境保護を!

Photo bylpittman

紫外線対策として沖縄旅行の際に日焼け止めクリームは欠かせませんが、実は今、日焼け止めを巡って新たな動きがあります。沖縄の美しい海の立役者と言えるサンゴ礁が、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤によって白化現象に苦しんでいるのです。同じ問題に悩むアメリカ・ハワイ州では、サンゴ礁を保護するため、有害成分を含む日焼け止めの販売を禁止する法律が成立しました。

この問題を受け、沖縄ではその名もずばり「サンゴに優しい日焼け止め」が作られました。サンゴに有害な成分を含まず、100%天然成分で作られており、肌にも環境にも優しい日焼け止めです。沖縄旅行の際は、サンゴの大敵とされる化学成分が使われていないオーガニック系の日焼け止めを選び、自然を守りながら海水浴を楽しんではいかがでしょうか。

毒のある生物に注意!

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南国の自然豊かな沖縄には多くの生物が生息していて、普段見慣れない生物を目にするのは旅の醍醐味です。しかし、その中には毒性をもつ危険な生物もいるので、十分に気を付ける必要があります。毎年、沖縄県には約300件の被害情報が寄せられています。安全に海水浴を楽しむため、正しい知識と情報を備えておきましょう。    

ウミヘビ

Photo by jeff~

ウミヘビは、海中生活に適応したコブラの仲間で、多くの種が有毒です。中には、ハブの数十倍もの強い神経毒をもつものもいます。噛まれると、神経が麻痺して動けなくなります。海中だけでなく、波打ち際や岩陰に隠れているウミヘビもいるので、陸上でも注意が必要です。ウミヘビに遭遇した場合は、決して手を出さず、落ち着いてそっと離れましょう。

万が一噛まれた場合は、体の痺れ、呼吸困難、心肺停止などの症状が現れます。生命にかかわる緊急事態なので、清潔にして、一刻も早く救急車を呼びましょう。

クラゲ

Photo by yutaka_cl

沖縄の海で最も被害が多いのがハブクラゲです。県内ほぼ全域に生息しています。糸のような触手が何本も伸びていて、触手には毒針を発射する刺胞があります。青みがかった透明な体をしていて、海面から見えにくいのが難点です。ハブクラゲが成長する7月~9月に被害が多くなります。

もし刺されてしまうと、激痛が走り、ミミズ腫れや水疱が生じます。絶対に刺された部分をこすらず、酢をかけて触手をそっと取り除きましょう。重症の場合はショック症状を起こし、呼吸困難や心肺停止に陥ることもあります。

ハブクラゲに刺されないためには、多くのビーチで設置されている「ハブクラゲ侵入防止ネット」の中で泳ぐのが一番です。クラゲネットがない場所ではラッシュガードを着用し、肌の露出を減らしましょう。

毒のある魚

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ミノカサゴやオコゼは、背びれの棘に強力な神経毒を持っています。ミノカサゴは綺麗な模様のため触ろうとして、オコゼは水底にじっとしているので誤って踏んでしまって刺される場合が多いようです。口ひげと黄色いラインが特徴のゴンズイや沖縄でよく見かけるアイゴは、背びれや胸びれの棘に毒があります。

これらの毒の主成分はタンパク質なので、刺された場合は、患部を40~45度のお湯につけると毒性を和らげることができます。

この他、全身が毒棘に覆われているオニヒトデ、毒針で刺してくる巻貝の仲間のイモガイ類、その中でも特にアンボイナは、非常に毒性が強いとされています。毒性が無い種類と見分けがつかない場合も多いので、不用意に触らないよう注意が必要です。

サンゴ

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沖縄の海を彩るサンゴは一見、植物のよう見みえるものの、クラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物で、触手に毒があります。皮膚がサンゴに擦れることで傷ができ、そこに毒が入ると赤くなり痒みが生じます。サンゴに直接手で触れないようにし、マリンシューズを履きましょう。

遊泳禁止区域・潮の流れに注意!

Photo bypaulbr75

遊泳禁止区域になっている場所は、危険な地形や急な潮の流れ、危険生物との遭遇が理由になっていると考えられます。一見、安全そうでも自己判断せず、立ち入らないようにしましょう。

海難事故の原因となる危険な潮流として、岸から沖へ戻る強い潮の流れの離岸流に注意しましょう。沖縄では、サンゴ礁(リーフ)の外側へ流れるリーフカレントにも要注意です。もし、沖へ流された場合は、落ち着いて救助を待つか、岸と並行に泳いで沖向きの流れから抜け出しましょう。

危険エリアの情報収集をする、監視員の指示に従う、スノーケリングやダイビングの際はガイド付きのツアーを選ぶ、単独行動をしないなど、ちょっとした準備や注意が危険を回避することにつながります。

沖縄では海開き後の梅雨入りに注意しよう!

Photo byCAME-RA

沖縄の平年の梅雨入りは5月9日頃で、本州と比べると約1か月早く梅雨の時期を迎えます。沖縄の梅雨は、1日中しとしとと雨が降り続くのではなく、晴れているかと思うと突然激しい雨が降り、降り止むと、また晴れ間が広がります。気温は約24~27度と高いので、晴れていれば梅雨の間でも海水浴はできますが、天気に左右されてプランが立てにくい時期です。

沖縄の平年の梅雨明けは6月23日頃です。ちょうど夏至の頃に梅雨明けすることが多いようです。梅雨の後半は、大雨が降る時期なので注意が必要です。沖縄で梅雨が明けると、夏の観光シーズンが本格化します。

沖縄の梅雨入り・梅雨明けはいつ?旅行前に平年の台風情報もチェック | jouer[ジュエ]
南国の沖縄には、どこよりも早く本格的な夏が到来しますが、その前に避けて通れないのが梅雨です。沖縄ではいつ頃梅雨入り・梅雨明けするのでしょうか。また、梅雨明け後の夏の沖縄旅行で心配なのが台風です。梅雨や台風を避けて旅行するにはいつがいいのか、詳しくご紹介します。

沖縄の海開きの情報をチェックして初泳ぎを楽しもう!

フリー写真素材ぱくたそ

今回は、沖縄の人気ビーチの海開き情報と海水浴に適した時期についてお伝えしました。海開きは、沖縄県民だけでなく、観光客も楽しみにしている一足早い夏の風物詩です。沖縄の海に一番乗りしたい方は、ぜひプランに加えてみてください。海開きに出遅れてしまっても、沖縄の夏は長く、通年で遊泳できるビーチもあるので、きっとお好みのビーチが見つかります。

沖縄の大自然の中、美しい海でのレジャーとなると、開放感からつい油断しがちですが、海では常に危険と背中合わせであると意識して、安全にも十分気を配りましょう。今回お伝えした情報を参考にして、思いっきり沖縄の海を満喫してください!

MayuK
ライター

MayuK

海外在住のママさんライターです。日本を離れて以来、日本の魅力や日本語の美しさを改めて感じています。マスコミ業界で働いていた経験を活かし、旬の話題や気になる情報、興味深いストーリーをわかりやすく、私らしい視点でお届けしたいと思っています。ご期待ください!

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