沖縄の梅雨入り・梅雨明けはいつ?旅行前に平年の台風情報もチェック

沖縄の梅雨入り・梅雨明けはいつ?旅行前に平年の台風情報もチェック

南国の沖縄には、どこよりも早く本格的な夏が到来しますが、その前に避けて通れないのが梅雨です。沖縄ではいつ頃梅雨入り・梅雨明けするのでしょうか。また、梅雨明け後の夏の沖縄旅行で心配なのが台風です。梅雨や台風を避けて旅行するにはいつがいいのか、詳しくご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.沖縄の梅雨入り梅雨明けは平年いつ頃?
  2. 2.沖縄の梅雨明け後の気候は?
  3. 3.梅雨明け後の沖縄の海の様子は?
  4. 4.沖縄旅行は梅雨明けがおすすめ!
  5. 5.沖縄旅行は台風に注意!
  6. 6.沖縄旅行は梅雨と台風に気を付けて!

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沖縄の梅雨入り梅雨明けは平年いつ頃?

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沖縄には国内で真っ先に夏が訪れますが、その前に梅雨のシーズンがやってきます。沖縄ではいつ頃梅雨入りし、いつまで続くのでしょうか。気象庁によると、沖縄の平年の梅雨入りは5月9日頃で、梅雨明けは6月23日頃です。本州と比べると、沖縄では約1か月早く梅雨入りや梅雨明けが訪れます。

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近年の沖縄の梅雨入りを見てみると、2011年は4月30日頃と早かったのに対し、2018年は6月1日頃と平年より20日以上も遅く梅雨入りしました。しかし、全体を見ると、やはり5月中旬頃までに梅雨入りする年が多いようです。2019年は、平年より7日遅かったものの、5月16日に梅雨入りの発表がありました。

一方の梅雨明けは、2011年と2015年が6月上旬で平年より2週間早かったのに対し、2009年は7月6日頃と平年より2週間も遅く梅雨明けしました。これらを除くと、やはり6月中旬から下旬に梅雨明けすることが多いようです。

覚えやすく言い換えると、沖縄の梅雨入りはゴールデンウィーク明け、そして、梅雨明けは夏至の辺りといえます。

沖縄の梅雨について

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南国の沖縄の梅雨は、本州とは少し違います。1日中しとしとと雨が降り続くのではなく、晴天が広がる中、突然スコールのような激しい雨が降り、降り止むとまた晴れ間がのぞきます。梅雨の間でも、晴れの日が続くこともあるようです。梅雨入り後は徐々に降水量が増えていき、梅雨後半の沖縄では、大雨の可能性が高くなります。

また、沖縄は亜熱帯気候なので、1年を通して気温と湿度が高いのが特徴です。このため、沖縄は梅雨の時期でも気温が約24度~27度と高く、湿度は80%を超える日が続くこともあります。このため、ジメジメとして不快指数も上昇します。

梅雨入り・梅雨明けはどうやってきまるの?

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気象庁は、梅雨を「春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象」と定義しています。地方の各気象台が、それまでの天候の経過と1週間先までの見通しをもとに、梅雨入り・梅雨明けを発表しています。

ただ、平均して5日程度の移り変わりの期間があることから、いつかを特定することは難しいため、その中日を期日として示すとともに、「~頃」という表現を使っています。

また、梅雨時期に行われる発表は、予測結果の速報なので、「梅雨入りしたとみられる」という表現が使われており、実際の天候の経過を踏まえて9月に確定値を発表する際、修正を行うこともあります。

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梅雨入りは、「晴天が2日以上続いた後、梅雨前線の影響で前日と本日が雨で、その後1週間の天気予報が雨または曇り」になることが基準とされています。一方の梅雨明けは、「雨が2日以上続いた後、梅雨前線が北上して、前日と本日が晴れで、さらに週間天気予報で5日以上が晴れ(または一部曇り)」というのが目安のようです。

沖縄の梅雨明け後の気候は?

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梅雨が明けると、沖縄に本格的な夏が到来します。晴れの日が続き、気温も一気に上がって暑さが厳しくなります。6月~8月の沖縄の平均気温は、那覇で約28度です。

6月の最低気温の平均は約25度、最高気温は約29度ですが、梅雨明け後は最高気温が30度を超える真夏日が続くことも珍しくありません。7月になると、最低気温は約27度、最高気温は約31度に上昇します。

この時期の湿度は80%弱で、梅雨の時期よりは少し下がって過ごしやすくなるものの、引き続き湿度が高いので蒸し暑く感じます。ただし、沖縄は海に囲まれていて海風があり、熱い空気がたまらないため、最高気温が35度を超える猛暑日になることはほとんどありません。

梅雨明け後の強い日差しに注意しましょう!

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沖縄で梅雨が明けると、一気に日差しが強くなります。国内では、南の地方ほど紫外線量が多くなるため、沖縄は他の地域よりも紫外線量が多いのが特徴です。環境省が、紫外線の人体への影響を示すUVインデックスを那覇とつくばとで比較したデータによると、夏場の正午前後の場合、那覇の観測値は、つくばの2割から5割増となっています。

また、一般的に太陽高度が高い方が紫外線量は多くなります。沖縄の梅雨明けは夏至近辺になることが多いため、真上から非常に強い日差しが降り注ぐことになります。じりじりと焼けつくような感じで、時に肌を刺すような痛みすら感じます。

曇りの日でも油断大敵です。しっかり紫外線対策をしていないと、肌が真っ赤になりヒリヒリするだけでなく、ひどい場合、やけどのような症状になって病院で治療が必要になることもあります。梅雨明け後の沖縄の紫外線には、普段以上に注意が必要です。

梅雨明け後の沖縄での服装は?

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沖縄の梅雨明け後は、朝晩でも寒さを感じることはほとんどありません。このため、蒸し暑さや強い日差しに対応できる服装を心がけましょう。半袖半ズボンをベースに、風通しのいいデザインや吸水性や速乾性のある素材を選んで、熱がこもりにくい軽やかな服装で過ごしましょう。紫外線対策や冷房対策として定番の薄手の長袖やストールなどがあると重宝します。

旅の思い出として、沖縄の夏の軽装として知られる「かりゆしウェア」を現地調達し、コーディネートに加えるのも一案です。定番の開襟シャツタイプに加え、最近ではワンピースやチュニックなどデザインやスタイルも豊富になっており、お気に入りの一着を見つける楽しみにもなります。

梅雨明け沖縄旅行の必需品は?

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非常に日差しの強い沖縄では、紫外線対策として日焼け止めクリームや帽子、サングラスは必須です。特に、日焼け止めクリームはUVカット効果の高いものをこまめに塗り直すようにしましょう。帽子やサングラスもUVカット加工されているものを選びましょう。また、梅雨明けが平年よりずれ込む場合に備えて、晴雨兼用の折りたたみ傘があると安心です。

海でのレジャーを楽しむ場合は、水着に加えてラッシュガードとマリンシューズを着用するといいでしょう。また、濡れタオルやボディーシートで適度に汗を拭きとると、火照った体をクールダウンできて熱中症対策にもなります。その他、虫よけスプレーや虫刺されの薬、扇子や日焼け後のケアに使うローションやジェルもあると便利です。

梅雨明け後の沖縄の海の様子は?

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沖縄で梅雨が明けると、晴れの日が続き日差しも強くなることから、さんさんと降り注ぐ太陽光を反射して青く澄んだ海が楽しめるようになります。6月の海水温は平均で約27度なので、泳ぐには最適な水温です。梅雨明け後は、海水浴やシュノーケリング、ダイビングなどのマリンレジャーを楽しむベストシーズンに突入します。

白い砂浜と青く輝く海の美しいコントラストを堪能できるのはもちろん、透明度の高いビーチでは、サンゴ礁や熱帯魚も楽しめます。

沖縄の海開きは梅雨明け前?

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国内でどこよりも早く夏が訪れる沖縄の海開きは、いつ頃なのでしょうか。なんと、早い所では3月上旬に行われます。東京ではようやく春の訪れが感じられる頃に、沖縄では海水浴シーズンが始まります。その後、4月下旬までには、ほとんどのビーチで海開きが行われます。

海開きでは、安全祈願などの神事や伝統芸能のエイサーや組踊(くみおどり)の披露の他、音楽ライブや花火など、各ビーチで様々なイベントが開催されます。沖縄では、梅雨よりも前に海開きは行われており、夏本番を前に海水浴やマリンレジャーを楽しめる気候になっています。

1年の半分以上が夏といわれる沖縄では、本島なら10月中旬頃まで、南に位置する離島なら10月下旬ごろまで海水浴を楽しめます。

沖縄旅行は梅雨明けがおすすめ!

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沖縄の夏を満喫するというと、7月や8月をイメージしがちですが、実は、梅雨明け直後となる6月下旬に沖縄を旅行するのがおすすめです。「梅雨明け十日」という言葉があるように、梅雨明け直後は、夏型の気圧配置が安定していて、しばらくの間晴天が続くことが多いとされています。

また、夏休み前なので、観光客の賑わいもピーク時に比べると穏やかで、混雑を避けながら一足早い夏を楽しむことができます。6月は祝日がないため、なかなかまとまった休みが取りにくいかもしれませんが、休みを調整できる場合は、ぜひ、この穴場のタイミングを狙ってみてください。

5月・6月の旅行代金の傾向

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5月のゴールデンウィーク期間中は、年間を通して旅行代金が最も高くなるハイシーズンの一つです。平年の沖縄では連休直後に梅雨入りすることから、ゴールデンウィーク後は一転して最安値の期間となります。6月に入ってもまだ梅雨のシーズンなので、平均的に旅行代金は低めに設定されています。

6月中旬から下旬になると、沖縄で梅雨明けを迎えるため、徐々に旅行代金が上がっていきますが、それでも7月や8月の最盛期に比べると抑え目な価格設定です。このため、夏本番を迎えた沖縄で予算を抑えた旅行をするには、6月下旬から7月上旬までが最適といえます。

沖縄旅行は台風に注意!

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夏の沖縄への旅行で心配なのが、台風の影響です。運悪く旅行日程を直撃してしまうと、飛行機が飛ばなかったり、海でのレジャーを楽しめなかったりと、せっかくのプランが台無しになってしまいます。気になる沖縄の台風シーズンは、いつ頃なのでしょうか。

沖縄の台風は平年いつ・どれぐらい来るの?

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平年では、5月から11月にかけて、年平均で7回~8回沖縄に台風が接近しますが、その多くは7月~9月に集中しています。

過去20年間のデータを見てみると、5月・6月は、ひと月に1度~3度台風が接近した年があるものの、20年間全体の半分以下です。

6月の沖縄に台風が1度接近したのが4回(2002年、2005年、2011年、2013年)、2度接近したのが4回(2003年、2004年、2014年、2018年)、3度接近したのが1回(2012年)でした。過去20年間のうち11年間は、1度も6月に台風が接近していません。

これが、7月~9月になると、ほぼ毎年、ひと月に1度は台風が接近しています。多い年では、ひと月に4度や5度接近した年もありました。もちろん、自然が相手なので確実に予測はできませんが、梅雨明け後の6月下旬なら、あまり台風の心配はなさそうです。

沖縄の台風の特徴は?

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夏場の台風は、日本付近へ張り出している太平洋高気圧の縁に沿って進むものが多いので、沖縄が台風の通り道になってしまいます。太平洋上で大きくなった台風が最初に近づくのが沖縄なので、勢力が強いことが多く、強風に注意が必要です。また、沖縄上空で進路を変えることから、曲がる際にスピードが遅くなり、長時間にわたって大きな影響を与えることもあります。

ただし、一口に沖縄と言っても、本島と宮古島では約300キロ、石垣島では約410キロも離れており、台風の影響が全く異なることもあります。台風シーズンに沖縄を旅行をする場合は、訪れる地域の予報も詳しくチェックしましょう。

旅行で台風に遭遇した時の注意点

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予定していた旅行が台風の影響を受けそうな場合は、こまめに台風の進路をチェックするとともに、旅行会社や予約しているホテル、レジャー施設などに早めに連絡を取りましょう。いつ頃、どの辺りが最も影響を受けそうか、現地の人達の方が詳しく把握しています。

もし、台風で飛行機が欠航になったり、ツアーがキャンセルになったりした場合は、代金は全額返金されます。ただ、悪天候でも飛行機やツアーがキャンセルにならず、自己判断で旅行を見合わせた場合は、返金されるとは限りません。会社によって対応が異なるので、確認が必要です。

沖縄に着いてから台風が接近した場合は、プランの見直しや変更に伴う移動手段の確保、そして、帰りの便の最新情報や臨時便などの対応方法について、情報収集に努めましょう。

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旅行中に台風の直撃や接近に遭遇した場合、宿泊先やレジャー施設の人の指示に従い、落ち着いて行動しましょう。飲み物や食べ物などを用意する他、停電に備えて携帯電話の充電も忘れないようにしましょう。現金も余分にあると安心です。

台風が接近すると、高波や強風のため海でのレジャーは難しくなります。ビーチは遊泳禁止になることが多く、マリンレジャーは諦めるのが無難です。

台風の影響が小さく、公共交通機関が運行している場合は、水族館や鍾乳洞といった屋内の観光スポットなど雨でも楽しめるプランを考えておくと、せっかくの沖縄旅行の予定が狂っても、がっかりせずに済むかもしれません。

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沖縄旅行は梅雨と台風に気を付けて!

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今回は、梅雨と台風を避けながら、夏本番の沖縄を満喫するにはいつ頃がいいのかをご紹介しました。平年通りなら、梅雨明け直後の6月下旬は台風の心配が少なく、混雑を避けながら比較的旅費も抑えられてお得に旅行できます。

ただし、沖縄は周りを海で囲まれた自然豊かな南国の島々なので、天気が急に変わりやすく、観光やレジャープランが予定通りにならないこともあります。沖縄旅行を計画する際は、沖縄の魅力の裏には予測しがたい自然の存在があることも念頭に置き、悪天候時の対応策や代替案も検討してみてください。そして、今回の梅雨や台風についての情報も、ぜひお役立てください。

MayuK
ライター

MayuK

海外在住のママさんライターです。日本を離れて以来、日本の魅力や日本語の美しさを改めて感じています。マスコミ業界で働いていた経験を活かし、旬の話題や気になる情報、興味深いストーリーをわかりやすく、私らしい視点でお届けしたいと思っています。ご期待ください!

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