ダシが絶品【肉すい】は大阪の郷土料理！おいしいレシピやおすすめの通販は？

「肉すい」とは特に大阪で親しまれている、牛肉が入ったお吸い物のことです。「肉吸い」と表記されることもあります。関西圏以外の地域では馴染みのない料理ですが、肉うどんからうどんだけを抜いた食べ物と言うとイメージがしやすいのではないでしょうか？

肉すいの透き通ったスープは、かつお節や昆布から取られたダシがベースになっています。関西風の少し甘めの和風ダシで薄切りにした牛肉を煮込み、トッピングは青ネギが使われることが一般的です。お店によっては、半熟卵や豆腐を加えて提供されることもあります。

肉すいは、パッと見はシンプルな料理です。しかしながら一口味わえば、さっぱりしつつもコクのある深い味わいに驚かされることでしょう。魚介のエキスがふんだんに詰まった和風ダシに、牛肉から溶け出した脂や旨みが合わさって、二度三度と食べたくなるおいしさです！

初めて肉すいが世に誕生したのは1980年代後半で、それ以降40年以上も大阪人に愛されてきました。大阪人のソウルフードとも言える郷土料理、肉すいの簡単レシピやおすすめの通販をご紹介します！

大阪と言えばお笑い、有名な場所の1つが吉本新喜劇でお馴染み「なんばグランド花月」です。劇場から歩いてすぐのところ、難波千日前に「千とせ」という老舗のうどん専門店があります。この千とせこそがうどんのない肉うどんを提供した初めてのお店、つまり肉すい発祥のお店です。

当時から千とせには、吉本新喜劇に出演中の芸人さんがたびたび来店していました。ある時、二日酔いの状態で訪れた芸人さんが、食欲がないため肉うどんをうどん抜きでと注文したのです。

うどんの専門店でうどん抜きを注文するなんて、と怒られそうなものですが、そこは笑いの分かる大阪のお店です。快く提供したところ、そのおいしさが口コミで広がり、他のお客さんからも注文されるようになりました。うどんのない肉うどんが、肉すいという料理として定着した瞬間です。

やがて他の飲食店でも肉すいが提供されるようになり、肉すいは大阪の郷土料理となりました。肉すい発祥のお店である千とせは現在も、おいしい肉すいを求めるお客さんで賑わっています。

先述の千とせでは、もはや定番となっている肉すいの食べ方があります。来店するお客さんの多くが実践するその食べ方は、通の食べ方と言って良いでしょう。覚えておけば、いざ大阪で肉すいをいただく機会が訪れた時に、肉すい通を気取れること間違いありません！

千とせには、「小玉（しょうたま）」というメニューがあります。小玉とは熱々のご飯に生卵を落とした、いわゆるたまごかけご飯です。千とせで肉すいを食べる大阪人の多くが、このたまごかけご飯を一緒に注文します。たまごかけご飯とセットでいただく、それが通の肉すいの食べ方です。

店内のテーブルには、醤油などの調味料が備えられています。お好みで醤油を垂らし、通常のたまごかけご飯を楽しみながら、肉すいを汁物として味わうのも良いでしょう。おすすめは肉すいの具材をたまごかけご飯に乗せて、和風牛丼にする食べ方です。絶品ダシのつゆだくがたまりません！

肉すいは、炭水化物を抜いてという注文から生まれました。ところが、結局は炭水化物と一緒に食べられています。そんな矛盾までも楽しめる、肉すいは大阪人の笑いの心が詰まった料理です。

肉すいのスープのベースは、かつお節や昆布などの和風ダシです。和風ダシと聞くとレシピが難しそうに感じられますが、そんなことはありません。肉すいは自宅でも簡単に作れる料理です。本場さながらのおいしい肉すいを自宅でさっと作れて楽しめる、簡単なレシピをご紹介しましょう。

肉すい2人分の材料と分量からご紹介します。牛肉100g、水600cc、白だし醤油大さじ3、酒大さじ2、みりん大さじ1、青ネギ1本を用意しましょう。牛肉はロース肉でも細切れ肉でも問題ありません。扱いやすいで細切れや安くゲットできたなど、お好みで選んでいただいてOKです。

白だし醤油が和風ダシの代わりになります。白だし醤油を酒やみりんと組み合わせて使うことで、関西風ダシの甘く奥深い味わいを再現可能です。肉すいは具材を追加してもおいしいので、豆腐や卵などお好みで用意しましょう。薬味として七味唐辛子や柚子胡椒を用意するのもおすすめです。

それではレシピのご紹介です。牛肉は特有の臭みが感じられることがあるため、まずは臭み消しから行いましょう。鍋に分量外の水を入れて沸騰させます。牛肉を入れて再度沸騰したら火を止め、ザルに上げておきましょう。これだけの簡単な工程で、気になる臭みと共にアクも取り除けます。

下処理した牛肉を一口大に、青ネギは5mmほどの長さで斜めにカットします。豆腐を加える場合は下茹でし、やはり食べやすい大きさにカットしておきましょう。

鍋に水と酒、牛肉を入れて火にかけます。沸騰してきたら火加減を弱めて、弱火のまま10分ほど煮込みましょう。白だし醤油とみりんで味を整えたら完成と、肉すいのレシピはとても簡単です。トッピングの青ネギを乗せて、お好みで七味唐辛子や柚子胡椒を振っていただきましょう！

大阪名物の肉すいは、なんと通販でも購入できてしまいます！最後は、通販で購入するならこれがおすすめ！という絶品肉すいをご紹介しましょう。通も認める人気の肉すいを通販で購入して、自宅にいながら大阪の郷土料理を堪能してみませんか？

肉すい発祥のお店、千とせの「肉吸い」が通販で購入できます！大阪の芸人さんや地元の人たちに愛され続ける味わいを、食べやすい1食分のレトルトパウチに閉じ込めました。優しい甘さの関西風の和風ダシに、じっくり丁寧に煮込んだ牛肉の旨みがたっぷり溶け込んだ肉すいです。

千とせのレトルト肉すいは、湯煎ではもちろん電子レンジでも調理可能です。湯煎で調理する場合は、鍋にお湯をたっぷり沸かし、袋の封を切らずに入れて5分ほど温めましょう。電子レンジの場合も封を切りません。袋の底を広げて自立させ、600Wの電子レンジで1分40秒加熱すればOKです。

封を切った瞬間に、豊かな和風ダシが香ります。器にあけて刻んだ青ネギと半熟卵をトッピングすれば、たちまちお店の味が完成です。ランチにがっつり食べたい時は、茹でたうどんを追加するのも良いでしょう。スープとしても充分においしい千とせの肉すいは、夜食にもおすすめです。

常温で保存ができる点も、通販で購入できる肉すいの嬉しいところです。直射日光を避けて保存すれば1年間も楽しめます。千とせの肉すいは1袋で税込み388円、10袋入りは税込み3888円です！

「ShiMiRu」は、大阪味源が提供する無添加の和総菜シリーズの名称です。大阪味源は日本料理の老舗であり、和食の達人として知られる神田川俊郎氏を師と仰ぐ料理人によって営まれています。

日本料理の基本と言えば、やはりダシに他なりません。ShiMiRuシリーズでは、ダシの味わいに徹底的にこだわり抜かれた商品が提供されています。大阪のうどん専門店で誕生した肉すいも、言わば日本料理です。かつお節や昆布のダシがないことには始まらないと言って過言ではありません。

ShiMiRuの「国産牛の肉吸い」には、かつお節や昆布などの魚介から取られた絶品の和風ダシが使われています。こだわりの和風ダシで煮込まれているのは、薄切りにカットされた国産牛です。素材本来の旨みが染み込んだ肉すいのおいしさは、神田川俊郎氏も太鼓判を押しています。

ShiMiRuの肉すいもレトルト商品なので、調理は簡単です。袋を開封して耐熱容器に移し、ラップをふんわりとかけましょう。500Wの電子レンジで2分30秒加熱すれば出来上がります。こちらも賞味期限は常温保存で1年間です。1人前入りで税込み864円で購入できます！

肉すいはいわゆる大阪のB級グルメですが、決め手となるダシは本格派です。かつお節や昆布から取られるダシは、うどん専門店や日本料理店の魂とも言えます。その魂のダシと大阪人の笑いを愛する心が結びついた、肉すいは大阪自慢の絶品ソウルフードなのです！