丹波篠山は黒豆がおいしい名産地!誕生の歴史や解禁日をご紹介

丹波篠山は黒豆がおいしい名産地!誕生の歴史や解禁日をご紹介

丹波篠山の黒豆は丹波地方で冬至に黒豆を食べることから「冬至豆」とも呼ばれています。丹波篠山の黒豆は高級品に数えられ、化粧箱入りの黒豆煮は贈り物にも選ばれています。今回は丹波篠山の黒豆の特徴や誕生の歴史、買い物や食事を楽しめるおすすめの老舗店をご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.時の天皇にも献上されていた「丹波篠山」の黒豆
  2. 2.丹波篠山の黒豆の歴史
  3. 3.丹波篠山の黒豆はどうして人気なの?
  4. 4.丹波篠山の黒豆を買えるおすすめのお店
  5. 5.丹波篠山の黒豆は江戸時代から認められていた逸品!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

時の天皇にも献上されていた「丹波篠山」の黒豆

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おせち料理にも利用されている黒豆の正式名称は黒大豆で、黄大豆や青大豆など数多くの種類の一つに数えられ、種皮の色が黒色の大豆のことをいいます。黒豆には元気・丈夫・健康などの意味があり、また、まめに働く・まめに暮らすの語呂合わせからも正月に食べる人がいます。

今回ご紹介する「丹波篠山」の黒豆はブランド化した黒豆ともいわれ、高品質な食感や味わいが特徴的です。黒豆の中でも最高級品と称される丹波篠山産は自宅用のみならず、お歳暮などの贈答品にも人気があり、日頃の感謝の気持ちを込めたプレゼントにおすすめです。

丹波篠山の黒豆は江戸時代の将軍が食べていたという記述が残っています。1799年の丹波国大絵図に丹波の名産として黒大豆が紹介されていました。丹波の黒豆の中でも兵庫県篠山市の川北で栽培される黒豆が有名で、篠山藩主の松平公が江戸幕府に献上したことで広まったとされています。

丹波篠山の黒豆は時の天皇にも献上されていた逸品であり、味の良さや美しさは日本一とも称賛されているようです。本記事では丹波篠山産の黒豆に着目し、解禁日や歴史、人気に繋がる特徴や丹波篠山の黒豆を購入できる老舗のおすすめ店をご案内します。

丹波篠山黒豆には解禁日がある

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丹波篠山の黒豆には解禁日が設けられています。2021年の丹波篠山の黒大豆栽培が今年2月で、解禁日は10月5日午前です。解禁日当日は丹波篠山市川北の畑内で解禁セレモニーが開かれ、関係者がシーズンの到来を祝いました。

10月5日に解禁された丹波篠山の黒豆は10月末頃まで市内各所で販売され、多くの人が黒豆を求めて訪れます。丹波篠山の黒豆を購入する場合は解禁日をチェックしてみてください。

販売者により良い品質で販売してもらうため

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丹波篠山の黒豆に解禁日が設けられる以前は早生の種類が出回っていたため、本黒と比較して品質が劣り、このままでは丹波篠山の黒豆の評判を落としかねないと危惧されていました。丹波篠山市は他産地や早生種と区別しやすくする理由で、2006年から解禁日を設定しています。

解禁日に販売される丹波篠山の黒豆は完熟前に枝豆用に収穫したもので、大粒で味が濃く、甘みがあるのが特徴です。また、丹波篠山の黒豆は収穫時期によって味わいが変化するため、あえて時期を変えて購入し、風味の変化を楽しむことも市はおすすめしています。

丹波篠山の黒豆の歴史

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江戸時代の大凶作が続いていた時期に丹波篠山の黒豆を献上し、見事な品質によって年貢が免除されたと伝えられています。こちらでは丹波篠山の黒豆の歴史を辿りましょう。

江戸時代には広く知られた名産品だった

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丹波篠山で栽培される黒豆には長い歴史があり、これまで地元民は元より、全国から人気を集めています。丹波篠山の黒豆の歴史は一説に依れば江戸時代にまで遡りますが、歴史の解釈によって明確になっていません。黒豆は食品として既に平安時代には作られていたともいわれています。

第11代目将軍徳川家斉の時代には、黒大豆は丹波の国の名産品であると記された書があります。江戸は各地から特産品が集まる場所で、丹波篠山の黒豆は川北黒大豆の名称を与えられて参内したことを機に、江戸に広く知れ渡ったといわれています。

令和3年に日本農業遺産に認定

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丹波篠山の黒大豆栽培は令和3年2月に日本農業遺産に認定されています。日本農業遺産とは日本にとって重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を農林水産大臣が認定する制度で、保全や持続的に活用することが目的であり、世界遺産とは対象と目的が異なります。

日本農業遺産に認定されているものには丹波篠山の黒豆の他、富山県氷見地域の定置網漁業や兵庫県南あわじ地域の南あわじにおける水稲・たまねぎ・畜産の生産循環システムなどもあります。丹波篠山の黒豆の栽培は300年も前から独自の伝統技術の中で培われてきました。

これまで受け継がれた農業システムは乾田高畝栽培技術や選抜育種による優良品種子生産方式を確立し、丹波篠山は黒大豆の主要産地として発展してきました。本来であれば手間と労力のかかる昔ながらの技術の生産ですが、協力体制によって品質の高い黒大豆の生産を実現しています。

丹波篠山の黒豆はどうして人気なの?

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丹波篠山の黒豆は豊かな風味が特徴的なため、煮豆を作る際は砂糖・醤油・塩のシンプルな味付けがおすすめです。高級品ながらも人気を集める理由には、黒豆が美味しく育つ丹波篠山の気候が関係しているといいます。

風味豊かな最高級品

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丹波篠山の黒豆は黒大豆の中でもトップクラスの大粒種に数えられ、おせちや食卓に並ぶ煮豆として食べられています。黒豆になる前の青く若い枝豆は丹波黒枝豆と呼ばれ、深い甘味やコクが特徴的です。また、ほっくりした舌触りを有し、一般的な枝豆とは見た目と風味、食感が異なります。

丹波篠山の黒豆には解禁日があるため、完全予約制を導入している店舗もあります。また、丹波黒豆枝豆は枝の有無で金額が異なり、枝なしの価格が高く設定されているようです。丹波篠山産の黒豆は風味の豊かさをはじめ、簡単に手に入らないプレミア感も相まって、贈り物におすすめです。

丹波篠山特有の気候と豊かな保水力

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丹波篠山で栽培している黒豆は大きく、表面に白い粉が吹いているのが特徴です。篠山で採れた豆を篠山の土で育てると黒い皮の表面に粉が吹きます。黒豆を美味しく育てる環境は夏の昼間が暑く、夜涼しい丹波の気候が適しているといわれています。

豆は寒暖の差が大きい気候の中で育つにつれて実が引き締まり、きめ細かな肉質になります。また、丹波の盆地に多い霧も豆を美味しく育てるのに一役買っています。丹波篠山は周辺を西丹波の山々に囲まれており、特有の気候と豊かな保水力によって丹波の霧海を発生させます。

こっくりとした独特の味わい

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丹波篠山の黒豆は香り高くて味わい深く、皺も少なくて艶やかに成長します。柔らかく煮含めた豆は乾燥させたものとは異なり、楕円形に大きく、薄い皮は張っていても破れにくいといいます。コクがありながらもすっきりした甘味と適度な舌触りは、子供から年配者まで食べやすいでしょう。

丹波篠山の黒豆を買えるおすすめのお店

Photo by kane6353

人気の丹波篠山の黒豆は「丹波篠山地域活性化センター 黒豆の館」などで購入できます。丹波篠山地域活性化センター 黒豆の館のメインフロアでは丹波篠山の名産品や土産品などを販売し、レストランホールでは黒豆や地元で採れた農産物を使った田舎料理をバイキングで頂けます。

館内のフリースペース ビーンズカフェにはおすすめ人気の黒豆ソフトもあり、たくさんの丹波篠山の食を堪能できるでしょう。他にも古くから周辺地域や遠方から客が訪れ親しまれている、丹波篠山の黒豆を味わえる老舗店が存在します。

江戸時代から続く老舗「小田垣商店」

小田垣商店は1734年創業の老舗豆類卸小売業者で、長い歴史の中で栽培されてきた黒豆や小豆の選別を重ね、大粒で美味しい大玉丹波黒大豆と丹波大納言小豆に育て上げました。小田垣商店は老舗店ならではの知識や経験を活かし、持続可能な農業の発展に尽力しています。

2007年には老舗の小田垣商店の店舗や住宅など10軒が国登録有形文化財に登録されました。2019年には名誉会長の小田垣博三氏が丹波篠山市から、丹波篠山の特産黒大豆を全国ブランドとして広く振興した功績を表彰され、特別感謝状の贈呈を受けています。

カフェで黒豆メニューも食べられる

「ODAGAKI mamedou 小田垣豆堂」内のカフェでは丹波篠山自慢の季節におすすめの食材と人気の黒豆を食べられます。カフェには黒豆を使ったオリジナルメニューが並び、2種類の焙煎と2段の抽出方法による「黒豆茶」もおすすめで、黒豆ならではの香ばしさや甘味が評判です。

おすすめスイーツの一つには「mamedouティラミス ~ KijiSpecial~」があり、国産マスカルポーネのムースで丹波栗を包み込んだもので、丹波黒豆とのマリアージュがポイントです。

ODAGAKI mamedou 小田垣豆堂は工場直販の物販スペースを設け、手よりの黒豆や丹波栗などを使ったオリジナル商品も販売しています。また、地元銘菓の販売や丹波篠山で活動する作家の作品も展示し、食事や買い物も楽しめるおすすめ店です。

名称 小田垣商店/本店ショップ
住所 兵庫県丹波篠山市立町19番地

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丹波篠山の黒豆は江戸時代から認められていた逸品!

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丹波篠山は兵庫県中東部に位置する市であり、京都とは古くから密接な関係があったため、京文化に影響された町並みや祭りなどが特徴的です。丹波篠山の黒豆は老舗店や通販サイトでも購入できます。丹波篠山の黒豆をおせちやお歳暮にお役立てください。

anemone4
ライター

anemone4

生まれも育ちも福岡のanemone4です。ホッキョクグマや犬が好きで愛犬チワワにいつも癒されています。上手ではないですがカラオケが娯楽の一つで友人と7時間は歌っていることもあります。

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