テレビ台は100均グッズで自作！DIYにおすすめの材料や作り方・アイデアをご紹介

テレビ台はテレビを設置する専用の台です。しかもテレビの大きさによってテレビ台を変えなければいけないこともあるので、テレビの購入をきっかけに新しいテレビ台に買い替えることもよくあります。そんなテレビ台は、一般的には家具店で購入することが多いです。

ただしテレビ台はインテリア性だけでなく、安全にテレビを設置できるだけの耐荷重があることも重要なポイントになります。このようにさまざまな条件がテレビ台にはついてくるので、テレビ台は大型家具の中でも値段が高い傾向です。

そんな時におすすめなのがDIYなのですが、「安全に使えるテレビ台の条件を満たすことが必要」ということを考えると、テレビ台のDIYはハードルが高くなってしまいます。

ところがテレビ台のDIYはポイントさえ理解していれば簡単に作れます。しかも高価な材料をホームセンターで揃えなくても、多くのジャンル・アイテムを取り扱っている100均ショップのアイテムでもテレビ台のDIYは可能です。

100均ショップのアイテムは、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。しかも100均ショップの人気商品には収納グッズも豊富なので、100均アイテムを組み合わせればおしゃれで収納スペースもあるテレビ台がDIYで作れます。

テレビ台をDIYする際には、テレビを安全に設置するための強度が必要です。一般家庭用のテレビの場合、テレビ台に求められる耐荷重は35kgといわれています。

ですから100均ショップにあるDIYアイテムでテレビ台をDIYする場合は、100均アイテムの中からテレビ台作りに求められる耐荷重をクリアするアイテムを探し出すところから始めましょう。

先述しましたが、一般的なサイズのテレビ（55型以下）であれば、テレビ台に必要な耐荷重は35kgです。そのため耐荷重を意識しながら、100均アイテムを組み合わせてテレビ台のDIYしていくのがよいでしょう。

まずテレビを安定して設置するためには、表面がまっすぐな素材である必要があります。テレビを設置する部分に凹凸があると安全にテレビを設置することができませんし、テレビスタンドよりも設置部分が狭いのも安全なテレビ台にはなりません。

そこで思いつくものといえば木材です。木材は100均のDIYアイテムとして定番ですし、大きさや厚みなどのバリエーションも豊富なのでテレビ台のDIY素材におすすめです。そのほかにも100均グッズには、DIYにおすすめのアイテムが多数あります。

キャンドゥ「美作檜すのこ」は、岡山県の美作檜を使った高級感のある国産すのこです。檜は強度が高く経年劣化にも強いというという特徴があるので、強度が求められるテレビ台の素材に適しています。また人気の天然木なので、インテリアにもなじみやすいです。

ダイソー「発砲スチロールブロック（レンガ）」は、板材と組み合わせてテレビ台を作るのにおすすめな商品です。発泡スチロールですから持ち帰りも楽ですし、床に直接おいても傷がつかないので安心して使えます。なお水性塗料で着色することも可能です。

ダイソー「棚板」は、テレビ台でかなめとなる台の部分の素材におすすめな商品です。もともとは別売りのダイソー・木製ジョイントラックに使用する商品ですが、程よい強度と種類の豊富さからテレビ台のDIY素材としても人気があります。

一般的なテレビサイズの場合には正方形タイプのダイソー・棚板が良いのですが、ミニサイズのテレビや薄型テレビであれば長方形（30cm×15cm／税込み110円）もおすすめです。なお色はブラウンとナチュラルの2種類から選べます。

キャンドゥ「リメイクシート」は、100均ショップで数多く取り扱っているリメイクシートアイテムの中でも特におすすめな商品です。のりを使わなくてもきれいに貼れるキャンドゥ・リメイクシートなので、DIY初心者でも楽に取り扱えます。

シンプルな無地のリメイクシートですから、部屋の中心的な存在となるテレビ台の装飾にぴったりです。なおキャンドゥ・リメイクシートは、ブラックとホワイトの2色から選べます。

ダイソー「ニス」は、テレビ台の仕上げや装飾に便利なアイテムです。耐久性の問題から100均商品でテレビ台をDIYする場合、メインの素材によく使われるのが木製品ですが、木製品の仕上げにはニスが必要になります。

そんなニスも、品ぞろえが充実しているダイソーであれば、さまざまなタイプのニスがあります。ダイソーなら定番の屋内用木部工作用の水性ニスは色が4種類から選べますし、光沢を出したくないときにはつや消しタイプのバーニッシュニスがおすすめです。

ダイソー「キャスター」は、テレビ台の下に取り付けて楽に移動ができるようにするおすすめアイテムです。キャスター付きのテレビ台の場合、床材に傷をつけにくくするので傷防止のためにも取り付けておくのが良いでしょう。

ダイソー・キャスター商品にはさまざまなサイズやデザインのものがありますが、テレビ台は耐久性が求められるので、耐荷重に注目して選びます。その点でいえば、ポリウレタンジョイントトラック用キャスターは耐荷重約10kgなのでおすすめです。

大手100均ショップでは、テレビ台のDIYに便利なアイテムが多数そろっています。手作りであればアイデア次第でいろいろなデザインにできますし、スペースやサイズに合わせられる点もおすすめです。そこで初心者でも簡単に作れるテレビ台の作り方をご紹介しましょう。

100均アイテムを使う手作りテレビ台の材料

• すのこ
• 発砲スチロールブロック
• 木部工作用水性ニス
• 接着剤
• 滑り止めシート

100均アイテムを使う手作りテレビ台の作り方

1. すのこに、木部工作用水性ニスを塗る
2. テレビ台を設置したい場所に、滑り止めシートを広げる
3. 発砲スチロールブロックと接着剤を使って、テレビ台の土台部分をつくる
4. ニスが乾いたすのこを、発砲スチロールブロックの土台にのせれば完成

DIY初心者でも失敗がない基本の作り方も良いのですが、100均アイテムにはいろいろな種類があるので、基本の作り方以外にもおすすめなDIYアイデアがあります。

発泡スチロールレンガ×棚板の組み合わせで作るテレビ台は、ニスを塗る手間すら省ける超簡単なレシピです。ポイントは土台となる発泡スチロールレンガの耐荷重ですが、こちらもあらかじめテレビの重量から必要な個数を計算すれば問題も簡単にクリアできます。

100均アイテムの棚板とキャスターを使えば、手持ちのテレビ台を可動式の便利なテレビ台にリメイクすることができます。キャスターの耐荷重とテレビをのせたときのテレビ台の重量とのバランスが必要ですが、100均には耐荷重10kgの商品もあるのでおすすめです。

ただし一般的なサイズのテレビは耐荷重10kgのキャスターを使っても、強度に不安があります。そのためキャスターを使ったリメイクは、小型の軽量テレビ用台として検討するのがおすすめです。

古くなってしまった木製テレビ台をリメイクするのであれば、リメイクシートやニスを使う方法がおすすめです。経年劣化で色褪せてしまった場合はニスが良いですし、大きな傷や全体についた傷を隠したいときにはリメイクシートで全体をカバーする方法が良いでしょう。

100均アイテムをフル活用すれば、インテリアになる収納付きテレビ台もDIYできます。テレビ台の材料は100均アイテムで揃えられますし、収納用のボックスも100均ショップで購入できます。

ただし100均アイテムを使ってテレビ台を作る際には、テレビの耐荷重に合わせて強度を計算するようにしましょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。