宮島・厳島神社観光の楽しみ方ガイド!ご利益や見どころから周辺グルメまで!

宮島・厳島神社観光の楽しみ方ガイド!ご利益や見どころから周辺グルメまで!

宮島・厳島神社の朱に染められた美しい建築に海の上に浮かぶ神秘的な大鳥居と社殿は、日本のみならず世界中の人々を魅了してやみません。今回は、そんな宮島・厳島神社の見どころから周辺スポットまで、その楽しみ方を幅広くご紹介します!

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記事の目次

  1. 1.宮島の厳島神社を詣でよう
  2. 2.宮島・厳島神社とは
  3. 3.宮島・厳島神社の歴史
  4. 4.宮島・厳島神社の見どころ
  5. 5.宮島・厳島神社の主祭神とご利益は?
  6. 6.宮島・厳島神社周辺の観光スポット
  7. 7.宮島・厳島神社周辺のグルメスポット
  8. 8.宮島の厳島神社は神聖な空気が宿る場所

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現在に残る厳島神社は寝殿造りの建築が隆盛を誇った平安様式となっており、造営当時の様子を今に残しています。敷地の中央には寝殿が立ち、その東西には対となる対屋(たいのや)が配されています。対象となるように配置されたそれらの建築物を108間(約275m)の長さの回廊が結んでいます。

海面に浮かぶように建てられた寝殿の正面には、儀式や能、舞の場となる庭、池が設けられています。宮島・厳島神社を象徴すると言っても過言ではない大鳥居を背に正面から社殿を見ると中央の軒が少し高くなっています。

厳島神社には、随所に寝殿造りの要素が取り込まれており目前に広がる瀬戸内海を大きな池のように見立てるといった壮大な発想で平安時代のまったりとした壮大な美しさと究極の美を表しています。

推古元年(593)に佐伯鞍職によって創建

Photo byenokenoc

平安時代の雅を壮大な発想のもとに表現した厳島神社は、推古元年(593年)に佐伯鞍職によって創建されました。厳島神社の創建にまつわる話は厳島神社はもちろん日本書紀などにも記されています。

当時宮島へ島流しにされていた佐伯鞍職のもとに十二単を着た宗像三女神が訪れ、この地に神社を創建するように伝えました。女神によって推古天皇のもとへ吉兆がもたらされ女神の望み通り現在の宮島の地に厳島神社が建てられました。弥山から飛んできた神鴉によって神殿の位置が決まりました。

こうして厳島神社を創建した佐伯鞍職は初代神主となり宮島と厳島神社を護ります。それ以後安芸国造佐伯氏から世襲制によって代々神主の勤めが受け継がれ、一時期藤原家に奪われるも藤原家の滅亡後その地位を取り戻し現代の厳島神社に至っています。

現在の姿に造営したのは平清盛

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厳島神社は、現代に伝わる日本史に名を残す平清盛にも信仰されていました。平清盛と厳島神社のゆかりは深く厳島神社を現在の姿に作り上げたのも平清盛であると言われています。久安2年(1146年)29歳の時に安芸守に就任した平清盛は、瀬戸内海の制海権を手に入れ交易で莫大な利益を上げます。

『平家物語』の中には、平清盛が夢の中で「厳島の宮を造営すれば、必ずや位階を極めるであろう」とお告げを受け、そこから現在に残る寝殿造りの様式を作り上げたと書かれています。鎧甲冑や刀剣、多くの価値ある美術品、平清盛自筆の「平家納経」などを厳島神社に奉納しました。

宋王朝との交易の中継基地

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平清盛は、平安時代中期から中国と日本との間で行われていた日宋貿易を大きく発展させました。現在の神戸港の元となる大輪田泊を拡張して中国と日本の貿易をさらに拡大し、大きな利益を上げていきます。そんな平清盛にとって宮島・厳島神社は貿易・水運を見守っていただく大切な神社でした。

社殿は現在6棟が国宝、11棟3基が重要文化財

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厳島神社の建築物の多くは、国宝や重要文化財に指定されています。本殿、幣殿、拝殿、祓殿、客神社本殿、幣殿、拝殿、客神社祓殿、東回廊、西回廊の6棟が国宝に指定されています。

これに加えて、大元神社本殿、 大国神社本殿、天神社本殿、荒胡子神社本殿、豊国神社本殿、朝座屋、揚水橋、長橋などの11棟が重要文化財として登録されています。

加えて、総高約29m・方4.6mの五重塔、大永3年(1523年)に禅僧周歓によって建立された多宝塔、海に浮かぶ神秘的な姿で人々を魅了してやまない大鳥居の3基も国の重要文化財に指定されています。

国宝・重要文化財の工芸品も多く所蔵する

Photo by scarletgreen

長い歴史を持ち多くの人々に崇拝されてきた宮島・厳島神社には、数々の貴重な国宝や重要文化財の工芸品が納められています。その社殿や回廊、橋などは国指定の重要文化財として登録されているのはもちろん、宝物館には国宝・重要文化財などの工芸品が約260点、大切に収蔵されています。

代表的なものでは、絢爛豪華な装飾で平家の栄華を今に伝える平家納経、貴重な刀剣類・鎧兜・装束(能・舞楽)・面(能・舞楽)・扇・絵馬・絵画などが納められ、その一部は複製が一般公開もされています。資料としても貴重な品々ですので、宮島に来られた際にはぜひ一度お楽しみください。

厳島神社へのアクセス

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宮島・厳島神社の歴史

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