今更聞けないワイシャツの黄ばみを落とすコツを伝授！おすすめの洗剤は？

どんなに気を付けて使っていても、長く着ているワイシャツにはどうしても黄ばみが出来てしまいます。黄ばみがワイシャツに付いたままだと非常に格好悪く、不潔な感じがしてしまいます。しかし、普通に洗濯するだけでは中々ワイシャツの黄ばみは落ちてくれません。

だからといって、黄ばみが出来たらワイシャツを捨てるというのはあまりにもったいないことです。ならば選択肢は1つ、ワイシャツの黄ばみをしっかり落としてあげるに限ります。それでは、ワイシャツに出来た黄ばみは、何をどうやったらきれいに落とすことが出来るのでしょうか。

本記事では、ワイシャツの黄ばみを出来るだけ簡単に落とすための様々な方法や、ワイシャツの黄ばみ落としの役に立つ、おすすめの道具や洗剤をご紹介していきます。

衣類に付いた特定の汚れを落とすために必要なことは、先ず汚れがどのような物によって出来たのかを把握することです。衣類の汚れを落とす際は、汚れの種類によって使う洗剤や方法が大きく変わります。

最適な洗剤、方法を選ばないことには、綺麗に黄ばみを落とすことは出来ません。先ずはワイシャツに出来る黄ばみは、一体何が原因で出来ているのかを説明していきます。

ワイシャツの黄ばみの主な原因は、汗や皮脂です。ワイシャツの黄ばみが出来る部分をよく見てみると、脇の下や首回り、袖口など、汗をかきやすい場所や常に肌に触れているため皮脂が溜まりやすい場所に出来ているということが分かるでしょう。

しかし、黄ばみにならないよう気を付けてこまめに洗濯をしているというのに、何故黄ばみが出来てしまうのだろう？と思っている方もいるでしょう。何故なら、洗濯で汚れを1つたりとも残さずに落とすことが出来ていないからです。

昨今は洗濯機や洗剤の性能がとても良くなってきているため、随分洗い残しは減っています。しかし、1回の洗濯で洗濯物を詰め込み過ぎている、洗剤が多すぎる、ままは少なすぎる、時短コースで洗濯している等々の要因で、洗い残しは案外しぶとく残っているのです。

ワイシャツの黄ばみの主な原因は汗や皮脂ですが、もう1つ大きな原因があるのです。黄ばみ防止のため、洗い残しが無くなるようにと、いつもより洗剤を多めに入れて洗濯をしたことがあるという方もいるでしょう。

残念ながら洗剤を多めに入れることは、洗い残しをさらに増やす一因となってしまうのです。洗剤を多めに入れたとしても、洗浄効果が良くなることはありません。むしろ、洗剤が水に溶け切らず残ってしまったり、すすぎきれず衣類についてしまったりとデメリットが多いのです。

こまめに洗濯しても、安易に洗剤を増やしてもダメならば、どうやってワイシャツの黄ばみを落とせばよいのでしょうか。次から、いよいよ具体的なワイシャツの黄ばみ落としの方法をご紹介していきます。現在、ワイシャツの黄ばみに悩まされている方は必見です。

ワイシャツの黄ばみは部分的に出来る物だけでなく、ワイシャツ全体が黄ばんできてしまう場合もあります。最初に紹介するワイシャツの黄ばみ除去法は、全体的に黄ばみが出来てしまったワイシャツを、綺麗な白に蘇らせる方法です。

ワイシャツが全体的に黄ばんでしまっている場合、漬け置き後に洗うのが良いでしょう。40～50℃程のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分ほど漬けてから洗えば、黄ばみが見違えるほどすっきり綺麗になります。

漬け置きの際は、浴槽と湯沸かし機能を使うと非常に楽です。少し熱めのお湯を浴槽に張り、ワイシャツを漬けこむとある程度の枚数を1度に漬けられる他、温度調節も楽なのでおすすめです。

ワイシャツの襟元や袖口にあるしつこい黄ばみには、固形石鹼がおすすめです。固形石鹼は弱アルカリ性で出来ているものが多く、弱酸性の汗や皮脂汚れと非常に相性が良いのです。

使い方は簡単で、汚れの部分を濡らしたら固形石鹼を擦りつけ、石鹸を塗布したらしっかりもみ洗いをするだけです。あとは泡を洗い流し、洗濯機にかけたら終わりです。

注意点は、あまりワイシャツを強く擦りすぎないことです。汚れが落ちないとついゴシゴシ強く擦りたくなってしまいますが、ワイシャツの生地が傷んでしまいますので、優しくするよう心がけましょう。

ワイシャツの汗、皮脂汚れにはアルカリ性洗剤を使うと良いというのは前述した通りです。そして、ナチュラルクリーニングで使われる話題の洗剤、重曹やセスキ炭酸ソーダもアルカリ性です。つまり、重曹やセスキ炭酸ソーダも黄ばみ落としに有効なのです。

重曹とセスキ炭酸ソーダ、どちらも黄ばみに有効ですが、片方購入するならば、よりアルカリ性の強いセスキ炭酸ソーダがおすすめです。

使い方は簡単で、10Lの水に対して大さじ1杯のセスキ炭酸ソーダや重曹を溶かした水に、衣類を漬け込むだけです。漬けておく時間は、汚れの具合に応じて1時間～1晩です。

ワイシャツに付いていた汚れが重曹・セスキ炭酸ソーダ水に溶けだして水が汚れてきますので、定期的に様子を見て黄ばみが落ち切っていないようなら重曹・セスキ炭酸ソーダ水を新しい物に換えて再度漬け込む、を繰り返しましょう。

ワイシャツの黄ばみが薄くなったら、あとは通常通りの洗濯をするだけです。漂白剤などの強い洗剤を使いたくない、という方に重曹・セスキ炭酸ソーダはおすすめです。

様々なワイシャツの黄ばみに有効な方法をご紹介してきましたが、どれも比較的手間と時間がかかり、忙しい人時には中々実践のハードルが高い方法ばかりでした。

本記事最後の項でご紹介する物は、忙しい人にもピッタリの簡単お手軽にワイシャツの黄ばみを落とせる便利で強力な、ワイシャツの黄ばみに強い洗剤です。

毎日清潔なワイシャツで過ごすために、仕事でワイシャツを必ず着用しなければならない方に是非持っていていただきたい、おすすめの洗剤を3つチョイスしました。

最初に紹介するワイシャツの黄ばみに効く洗剤は、酸素系漂白剤の代名詞的シリーズ「オキシクリーン」の中から、スティックタイプで手軽に使える「マックスフォース ジェルスティック」です。

スティックのりのように汚れにジェルを塗り込んで使う洗剤のため、固形石鹼のように手が汚れることも、洗い流す必要も無いので非常に手軽に使うことが出来ます。洗剤をワイシャツの気になる黄ばみに塗布したら、5分～1時間ほど置いてから洗うだけで黄ばみを除去できます。

さらに、黄ばみだけでなく食べこぼしなどのたんぱく汚れにも使えるのがマックスフォースジェルスティックの利点です。1本あるだけで、日常生活で考えうる様々な汚れに対応できるのは、非常に優れているポイントといえるでしょう。

次に紹介する洗剤も、スティックタイプのとても使いやすい洗剤です。しかし、良い点はもちろんそれだけではありません。なんと次に紹介する「エリそで洗剤 浸透力1.4倍」は、様々な現役クリーニング屋でも使われている実績を持つ、実力派洗剤なのです。

特筆すべき点は、高い浸透力です。同社の従来品を始め、よくある洗剤は大抵30分ほどの漬け置き時間を要します。しかしエリそで洗剤は、多少のワイシャツの黄ばみであればつけてすぐ、少々しつこい黄ばみでも5分ほど漬ければ最大限の効果を発揮してくれます。

まさに、洗濯にあまり長い時間をかけられない忙しい人にぴったりの洗剤です。毎日ワイシャツを着る方であれば、あると非常に心強いアイテムといえるでしょう。

最後に紹介する洗剤は、誰もが知る洗濯洗剤シリーズ「アリエール」が研究に研究を重ねて作り上げた、高い抗菌力とワイシャツの黄ばみにも効く高い洗浄力を持った「バイオサイエンスジェル」です。

魅力は何といっても、塗りこみや漬け置き、もみ洗いなどの手間が一切かからないという点でしょう。いつもの洗濯の時に、洗剤としてバイオサイエンスジェルを入れるだけでワイシャツの黄ばみがきれいさっぱり落ちてしまうのです。まさに究極の時短といえます。

あまりにしつこい黄ばみの場合は、思うように落ちない可能性は十分に有ります。しかし、そんな時は本記事で紹介してきた様々な方法や洗剤を併せて試してみると良いでしょう。

ワイシャツの黄ばみはしっかり対策しないとすぐに目立つようになり、非常に厄介な相手です。しかし、本記事で紹介した方法や洗剤を適切に使えば、グッとワイシャツの手入れが楽になります。

自分に見合った手入れをし、黄ばみのない綺麗なワイシャツを身に着ければ、周りからの印象も日々の気分も上がっていく事でしょう。