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保存に便利な冷凍の魚!美味しく食べるには?
冷凍した魚を解凍する方法と聞くと、最初に浮かぶのは電子レンジや流水を使った方法でしょうか。冷凍魚を解凍しようとすると、魚が水びたしになってしまったり、ところどころ火が通ってしまっていたりと、なかなかうまくできないことがあります。
冷凍魚の上手な解凍の方法を教えます!
この記事では、冷凍魚を上手く、そして美味しく解凍できる方法をご紹介します。わかりやすくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
冷凍魚の解凍方法は?
冷凍した魚をうまく解凍する方法を5つご紹介します。解凍する際にもっとも大切なのは、冷凍魚からドリップと呼ばれる液を出さないことです。ドリップとは、冷凍した魚を解凍する際に出る液のことです。
冷凍した魚の旨みを損なわず食べるために、ドリップは極力出さないようにすることがコツです。まずはそれぞれの解凍方法をご紹介していきましょう。
解凍の仕方:流水解凍
冷凍した魚を解凍する方法の中でもよく知られているのが「流水解凍」です。冷凍した魚を水道水にかけておくだけの方法です。流水解凍は、冷凍した魚を急いで解凍したいときにおすすめの方法です。
流水解凍をする際のポイントをいくつかご紹介します。流水解凍をする際にとても大切なことは、冷凍した魚を直接水に触れさせないことです。冷凍魚は冷凍したときの保存袋のままで水に当てましょう。直接触れてしまうとドリップが増えてしまいます。
流水を当てるときは、あまり強く水を当てないようにします。細めにだした流水を20分から30分ほど当て続けるよう気をつけましょう。
解凍の仕方:冷蔵庫解凍
冷凍した魚を生で美味しく、そして手軽にできるのが「冷蔵庫解凍」です。つぎの献立を考えた上で冷蔵庫に冷凍魚を入れておけば、あとは取り出して調理するだけです。
冷蔵庫で解凍するときにかかる時間は、およそ5、6時間です。時間はかかりますが、その分ドリップも少なく、魚の旨みを逃すことなく解凍できます。
解凍の仕方:自然解凍
「自然解凍」もまた、冷凍した魚を手軽に解凍する方法のひとつです。冷凍魚を部屋の温度でそのまま解凍させます。ポイントは、包装を取らずにいることです。
解凍の際にその保存袋をとってしまうと、表面だけが解凍されてしまいます。さらにドリップも多くでてしまうので、注意しましょう。また大きいお魚は自然解凍には向いていません。
解凍の仕方:急速解凍
冷凍した魚をいますぐ解凍したい、そんなときにおすすめなのが「急速解凍」です。電子レンジを使って解凍すれば、魚によっては数十秒や数分で解凍できます。
ただし急速冷凍はドリップが多くでてしまう方法でもあります。冷凍した魚を解凍する際は、必ず保存袋から取り出し、耐熱容器の上に水分が取れる紙を乗せ、その上に冷凍魚を乗せます。
冷凍した魚100グラムに対し、解凍時間は30秒から40秒ほどです。魚の様子を見ながら少しずつ秒数を足していけば、部分的に熱が入ったりするのを抑えられます。
解凍の仕方:氷水解凍
簡単かつ美味しくできる「氷水解凍」は、魚屋さんも実践しているといわれています。氷水解凍は、流水解凍に比べると3倍ほどの早さで解凍されます。さらにドリップも少なく済むので、冷凍した魚の旨みを逃しません。
方法はいたって簡単です。氷水を用意し、冷凍魚を袋から出さず、そのまま氷水の中に入れておくだけです。保存袋が浮いてこないようにして、そのまま放置しておけば解凍できます。冷凍した魚100グラムほどだと、2時間くらいで解凍されます。
冷凍魚の種類別おすすめの美味しい冷凍・解凍法!
ここからは種類別におすすめの美味しい冷凍、解凍法をご紹介しておきます。これさえ覚えておけば、スーパーで見かけたどんなお魚も冷凍保存し、便利に調理できます。ぜひ参考にしてみてください。
切り身や干物の場合:凍ったまま調理してもOK
まずは切り身と干物からご紹介します。切り身を買ってきたら、まずはトレイから出しましょう。トレイのままで冷凍してしまうと、魚の傷みが早くなってしまいます。かならずトレイから出し、水気をよく拭き取ってから冷凍しましょう。
複数の魚を冷凍するときは、必ず間隔を開けるか、別の保存袋に入れましょう。切り身を美味しく、上手に解凍するには冷蔵解凍がもっとも適した方法です。
干物も同じように冷凍します。ただし解凍の際は、凍ったまま調理する方が旨みを閉じ込めたままでいられるため、美味しく食べられます。
一尾丸ごとの場合:解凍は半解凍がおすすめ!
一尾まるごとを冷凍・解凍する方法をご紹介します。一尾まるごと冷凍するのは鮮度のいいものに限ります。必ずエラやワタ、うろこやぜいごを取り除き、水洗いしてから冷凍します。このとき水分をよく拭き取っておくことが大切です。
ワタを取った魚のお腹には、キッチンペーパーを詰めておきます。そうすることで身が崩れてしまうのを防げます。冷凍するときはキッチンペーパーをかぶせておきましょう。
解凍方法は流水解凍や氷水解凍をしましょう。半解凍くらいで済ませておけば、調理も簡単に、ドリップも少なく済みます。
刺身の場合:氷水解凍がおすすめ!
刺身を解凍するときは、氷水解凍が断然おすすめです。刺身はすでに調理されており、生の状態です。解凍する際に10℃から40℃の温度帯に長くさらすと、酵素反応が起きてしまい美味しくなくなってしまいます。
冷蔵庫解凍でも良さそうに思えますが、冷蔵庫解凍だと刺身がマイナス5℃、マイナス1℃の温度に長くとどまってしまい、これもまた刺身の美味しさを逃してしまうことになりかねません。
そのため冷凍した刺身を美味しく食べるためには、氷水解凍方法がおすすめです。冷凍した刺身を美味しく食べるためにも、ぜひ試してみてください。
マグロにおすすめ!温塩水解凍法
ここでマグロを美味しく解凍する方法を別にご紹介します。冷凍マグロを調理できるようにするには、これまでにご紹介した方法ではなく「温塩水解凍法」というものをおすすめします。温塩水解凍法とは、保存袋のない時代から使われてきた方法です。
温塩水解凍法の手順をご紹介します。まずはぬるま湯にあら塩を溶かし、濃度3〜4%の温塩水を作ります。マグロをさっと水道水で洗ったら、マグロをそのまま温塩水に1分から2分ほど漬けましょう。
時間が経ったら水道水で軽く洗い、水気を拭き取って冷蔵庫で半日から一日ほど放置し、完成です。このとき長く放置しすぎないことがポイントです。
解凍した冷凍魚の美味しい食べ方は?
ここからは解凍した魚を美味しく食べる方法をご紹介します。冷凍・解凍とうまくできたあとは、どのように調理すれば美味しくなるのでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
解凍した冷凍魚の美味しい焼き方!
冷凍魚の美味しい焼き方をご紹介します。魚は半解凍のうちに、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取っておきます。つぎに塩をふり、そのまま10分ほど放置しておきましょう。こうすることで臭みが減り、味をつけることもできるのです。
焼くときは、強火で、さらに遠火で焼きましょう。表面を7割ほど焼き、裏面を3割ほど焼けば完成です。焼きすぎるとパサついたり、旨みを逃してしまいますので注意が必要です。
解凍した冷凍魚の美味しい煮付け!
解凍した魚を美味しく煮付ける方法をご紹介します。どんな魚も煮付けることができますが、おすすめは白身魚です。ごぼうやにんじん、葉野菜などを一緒に煮込むともっと美味しくできます。
味付けはシンプルにお醤油、お酒、お砂糖、みりんなどで構いません。解凍する際は半解凍くらいにしておいて、そのまま調理することをおすすめします。解凍方法は冷蔵庫解凍や氷水解凍がいいでしょう。
冷凍の味付け魚の美味しい解凍方法は?
味付きの魚は調理も簡単ですし、冷凍もできるので重宝します。ここからは、もともと味が付いているものを冷凍し、美味しく調理する方法をご紹介します。
味付け魚は半解凍で調理がおすすめ!
もともと味が付いている状態のものを冷凍するときは、軽く水分をふきとってひとつひとつ冷凍しましょう。解凍するときは、冷蔵庫解凍します。ただし開きの場合は火の通りが早いため、冷凍のまま調理するのがおすすめです。
冷凍の味付け魚は家でも作れる?
冷凍の味付け魚はご家庭でも簡単に作れます。魚の切り身を買ってきたら、塩をふり、臭みをとります。次に調味料を作り、冷蔵庫でしばらく漬けておきます。最後に一切れずつ保存袋に入れ冷凍すれば味付け冷凍魚の完成です。
お醤油とみりん、お酒に漬け込めば甘めの味付けができます。お味噌とみりん、お砂糖に漬ければ味噌ダレ風味にできます。さまざまな漬けダレを作って味付け魚を作るのもおすすめです。
冷凍魚を上手に解凍して美味しく食べよう!
冷凍魚を上手に活用して、調理時間を時短しつつ、食事を豊かにしましょう。冷凍魚は種類に合わせた解凍方法をすることが大切です。美味しく食べるための解凍方法もおさらいしておきましょう。ぜひ紹介した方法を活用してください。