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排水溝の臭いは元から絶とう
排水溝が臭く感じたという経験をした方も多いでしょう。少し排水溝の掃除をさぼったり、生ごみ処理を怠ったり、臭いの原因はさまざまです。排水溝の臭いが気になるときに、芳香剤や消臭剤を置いて臭い対策をする人も多いでしょう。
しかし、それはあくまで一時的なその場しのぎの消臭対策にしかならないでしょう。排水溝の臭いは、適切な掃除や排水溝の構造が守られていればしてこないはずです。排水溝の臭いの元の原因から絶つのが一番の消臭対策です。
「排水溝」と「排水口」で漢字を迷う人がいますが、一般的に「排水溝」は家の外にある排水用のみぞのことです。「排水口」は、家の中にあるキッチンや洗面所などの水回りにある、水が流れていく穴を指します。
しかし、排水溝と排水口はどちらにも使うケースが多く、今回は排水口も全て「排水溝」の表記で統一しています。
排水溝の嫌な臭いの原因は?
排水溝の嫌な臭いの原因は、大きく分けて4つです。ひとつ目は、「排水トラップやゴミ受けの汚れ」、2つ目は「封水がなくなっている」、3つ目は「排水管内部のゴミの蓄積」、4つ目は「配管に隙間が開いている」です。
排水溝は臭い対策に優れた構造
そもそも排水溝は、構造上臭い対策が十分に施されています。排水溝は、私たちが普段水を流している表面に見えている部分と、下水に流れていく排水パイプの間の「ワントラップ」と「封水」の部分でできています。
排水パイプに蓋をする形でワントラップをかぶせてありますが、その周囲がくぼんで水が貯めておけるようになっています。ワントラップと貯まった水によって、下水につながる排水パイプと私たちの居る家庭の空間は遮断され、臭いや害虫が上まで上がってこれない状態になっているのです。
排水溝がきちんとその機能を発揮していれば、排水パイプを通じて下水からの悪臭が上に上ってくることはありません。排水溝が臭いという事は、ワントラップより上のゴミ受けや周辺部分の臭いか、あるいは排水溝の中のワントラップがきちんと機能していない可能性が高いでしょう。
排水トラップやゴミ受けの汚れ
排水溝の臭いの原因で一番やってしまいがちなのは、食べかすやゴミなどの汚れが排水溝のゴミ受けに付着している状態です。排水溝が臭いを発するほどに汚れている場合、ぬめりがでていたり、それによって上手く排水できず詰まった状態になる事もあります。
毎日生ごみの処理をきちんと行って、排水溝の網を洗ったり、ネットを取り換えたりしていれば、臭いやぬめりはまずでてこないでしょう。排水溝はできれば毎日、余り流しを使用しない場合でも2~3日に1度はきちんと掃除をして、臭いを発生させないようにしましょう。
封水がなくなる
普段、下水からの臭いをシャットアウトしているのは、ワントラップと封水による蓋ができているためです。封水が無くなってしまうと、下水からの臭いが上がってきてしまいます。定期的に水を流していれば、自然と水が溜まるので封水が無くなるというのは考えにくいでしょう。
封水が無くなるケースは、長期間家をあけたり、キッチンを使っていない時間が長かったりする場合です。キッチンを使わなければ排水溝の臭いも発生しないかというと、逆に下水から臭いが上がって来る状態になってしまいます。水を流すことで封水が復活すれば、臭いは消えるでしょう。
排水管にゴミが蓄積
排水パイプや内部にゴミや油を流して蓄積してしまうと、排水トラップや排水パイプ内部から臭いがでてくることがあります。油やゴミが詰まってしまうと、排水パイプの中の水の流れが悪くなってしまって封水が上手く機能しなくなってしまいます。
排水溝にはゴミ受けがあると思いますが、それを外した状態でゴミを流してしまったり、使用済みの油を処理せずそのまま流してしまったりすると、排水管に蓄積されて臭いの原因にもなりますので、流さないように気を付けましょう。
配管に隙間が開いている
これまでの原因を取り除いても、まだ臭いがある場合は、排水溝より下の、配管部分の問題で臭いが出ている可能性があります。床下に埋め込まれた塩ビ管と、排水パイプの間に隙間があると、下水の臭いが漏れてくる原因になります。
塩ビ管のサイズにあった防臭ゴムを取り付けて隙間を無くすか、排水管用のパテで間を埋めればいいのですが、配管の破損や劣化が疑われる場合もあるので、専門業者に頼んだ方が確実でしょう。
排水溝の臭いを取る方法
排水溝の臭いの原因について確認できたところで、ここからは臭いを取る方法を解説します。排水溝の掃除、ぬめり取り、消臭対策用の商品はたくさん市販されていますが、ここでは基本的な方法を解説します。
排水溝は重曹とお酢を使う
身近なもので一番排水溝の消臭対策に役立つのは、「重曹」と「お酢」です。重曹とお酢は、臭いを取るだけでなく、排水溝のぬめり解消にもなり、またどちらも予防効果もある便利なアイテムです。重曹は、ホームセンターやスーパーで売られており、100均でも購入できます。
重曹とお酢を使って発泡効果により内部まで行き渡らせるために、必ず排水溝ワントラップを取り外してから行いましょう。また、必ず部屋の換気をしてください。
手順は、まず重曹を排水溝にふりかけます。次にお酢(またはクエン酸)をふりかけます。泡立ったら、そのまま30分~1時間ほど放置します。最後に、50℃程度のお湯で洗い流します。消臭・防臭対策に強い効果を発揮します。
排水トラップやゴミ受けはハイターで
排水溝の排水トラップやゴミ受けは手が届いて掃除しやすい場所なので、小まめに洗っていれば臭いやぬめりが出ることは多くはありません。ただ、忙しくて掃除をできなかったり、面倒に感じてゴミ受けにゴミを溜めっぱなしにしていたりしてしまう人もいるでしょう。
排水溝の汚れが軽い場合は、台所用の洗剤とスポンジでこすれば取れますが、臭いがでるほど時間が経ってしまった場合は、市販のキッチンハイターを使うと便利です。キッチンハイターをスプレーしてしばらく放置すれば、手軽に汚れが落とせます。
ただし、目に見える汚れやゴミは落としてからハイターをすると除菌成分が奥深くまで届くので、ある程度手で落としてからハイターを使いましょう。ハイターも複数ありますが、泡の出るスプレータイプが使いやすいでしょう。使用の際は、必ず換気が必要です。
こまめに掃除をするのが理想ですが、なかなか手が回らない場合は、定期的にハイターで除菌をしておくとぬめり・詰まり・消臭対策が一緒にできるのでおすすめです。
キッチン泡ハイター
排水溝の臭いを発生させない!日頃からできる消臭対策
排水溝の臭いを取る方法を知ることは大事ですが、そもそも臭いを発生させず予防できるのが一番です。日頃から心がけていれば、排水溝の臭いに悩まされることはありません。日々の生活でできる排水溝臭い対策をご紹介します。
油などを極力流さない
排水溝に油を直接流すと、油が排水パイプやワントラップなどのパーツに付着しやすく、内部で腐敗して臭いを発生する原因になります。使った油は、適切な処理をして流しにそのまま流すことのないよう気を付けましょう。環境配慮の面からも、油をそのまま流すことはご法度です。
炒めるのに使った程度の、少量の油の場合は、新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませて可燃ごみで捨てる方法が手軽です。量が多い場合は、牛乳パックに新聞紙等を入れて、そこに油を流して牛乳パックをしっかり蓋をして捨てます。その際、発火のおそれがあるので水も一緒に入れます。
さらに大量の油を廃棄したい場合は、市販の凝固剤が便利です。商品によりますが、熱いうちに凝固剤を入れて、冷めると固まった状態になるので、すくい取ってポリ袋等に入れます。凝固剤はホームセンターやドラッグストアなどで売られています。
アルミホイルで菌の繁殖を防ぐ
アルミホイルは、水と触れると科学反応を起こし、金属イオンを発生させて抗菌作用を発揮します。細菌の発生・繁殖を防ぎ、排水溝の臭いやぬめり予防になります。アルミホイルを悪臭予防に使う方法は簡単です。アルミホイルを2~3cmくらいに丸め、ゴミ受けにそのまま置くだけです。
アルミホイルは、臭いやぬめりが出てしまった際にも、掃除道具としても便利です。割りばしなどにアルミホイルをくしゃくしゃにして巻きつけて、ぬめりのある箇所をこすります。
アルミホイルは、多くの人がキッチンに備えてあるもので、使い方も簡単です。掃除でも活躍して、排水溝の臭いの発生の予防にもなるので、ぜひ活用しましょう。
三菱アルミニウム 長巻 アルミホイル シルバー
排水溝の臭いはこまめなお手入れで撃退!
毎日の生活の中で、水は欠かせないものです。排水溝は、水と一緒にゴミや汚れが流れていく場所で、その汚れを放置すれば、嫌な臭いが発生してきます。快適な生活を続けていくためにも、こまめに掃除・お手入れを心がけて排水溝の臭いを予防しましょう。