【コーヒーラーメン】がおいしい店・亜呂摩をご紹介！衝撃的な味とは？

え？コーヒーラーメン？聞くだけでも摩訶不思議なその名前は、東京の葛飾区、お花茶屋にある喫茶店の名物メニューなのです。名前の通り、そのラーメンはコーヒーを使って作られた麺とスープのまさにコーヒーラーメンなのです。

こんなユニークなコーヒーラーメンを提供する喫茶店とは、一体どのような店なのでしょうか？京成お花茶屋駅から歩いて8分の住宅街に店を構える、喫茶店「亜呂摩」は、なんと開業してから40年を超えるという老舗です。

亜呂摩は「カラオケ喫茶店」で、ビールを片手にカラオケを熱唱するマダムたちの憩いの場でもあります。店の中は亜呂摩のご主人が作ったペットボトルのアートで飾られた、落ち着いた雰囲気の喫茶店です。

亜呂摩のご主人、菅野床晃氏はなんともう80歳近いご年配の方ですが、奥様と二人で人気店亜呂摩を経営されています。菅野氏はコーヒーとブラジルを愛してやまない方で、そして長年お住いの葛飾区も大好きなのです。

最初はコーヒーラーメンというメニューはなく普通の喫茶店でしたが、実はコーヒー麺は30年以上も前に菅野氏が開発して登録商標も済ませています。そして亜呂摩でこれをコーヒーラーメンとして売り出そうと思いついたのが10余年ほど前のことでした。

今では亜呂摩のコーヒーラーメンはその奇抜なアイデアと、実際に口にするとその不可思議な、でも食べ続けてしまうおいしさが評判を呼びとても評判のあるラーメンです。亜呂摩のコーヒーラーメンをご紹介しましょう。

亜呂摩でコーヒーラーメンを注文すると、出来上がって運ばれてくるコーヒーラーメンの香りは「コーヒー」なのです。思わず首を傾げてしまいますが、一体亜呂摩のコーヒーラーメンにはどのようなものが入っているのでしょうか？

一般にラーメンの具といえば、チャーシューやメンマ、もやしなどが思いうかびますが、コーヒーラーメンの具は思わず目を疑ってしまうものがたくさん入っているのです。

コーヒーラーメンに入っている具は、「チャーシュー」に「ナルト」「ゆで卵」と、ここまではいいのです。しかし、コーヒーラーメンの器に盛り付けられているのは、「サラミ」「チーズ」、そして「バナナ」「キウイ」とフルーツまで守られているのです。

ラーメンにフルーツ？これは本当に摩訶不思議です。甘かったり酸っぱかったりするフルーツとラーメンのコンビネーションというのが想像しようと思ってもできないのです。そしてなんととどめに大きな「バニラアイスクリーム」が乗っているではありませんか！

これらの摩訶不思議な具で、コーヒーラーメンは店長菅野氏の独特のアートセンスで奇抜な顔が描かれているのです。一体どこから手をつけたらいいのか、一瞬箸を持つ手が止まってしまいます。

コーヒーラーメンのスープは塩スープが元です。一見しょうゆ味のスープに見えるのですが、この色はコーヒーラーメンならではの「コーヒー」を、塩スープにブレンドしたものなのです。

ホットコーヒーラーメンのスープの味は、塩スープのしょっぱさとコーヒーの苦味が入り交じった今まで食べたことのないお味です。

なのでテーブルに運ばれてくるラーメンスープの香りは、目を閉じているとコーヒーなのです。そして目を開けると、フルーツとアイスクーム、ゆで卵とナルトにチーズ、コーヒー豆で描かれたミステリアスな顔がこちらを見上げているのです。

コーヒーラーメンに入れられているアイスクリームは、溶けるとスープのコーヒーとマッチングして「コーヒーフロート」のような味になります。

コーヒーフロートなので、バナナやキウイもいいのかな？でもチーズとサラミとコーヒーフロートはどうなのかな？と、思考は迷路を行きつ戻りつしてしまいます。

亜呂摩のコーヒーラーメンに使われている麺は、亜呂摩特製のコーヒーを練り込んだコーヒー麺で、店長の菅野氏は「茶そば」をアイデアに、コーヒーを混ぜたこのコーヒー麺を作ることを思いついたのだそうです。

コーヒー麺は200g入りで、太麺と細麺がアロマの店頭で販売されています。試しにコーヒー麺を購入して、スパゲティ、焼きそば、うどんの3種類を作って食べてみた方のコメントによると、やはりコーヒーラーメンが一番おいしいのだそうです。

コーヒー麺はスパゲティと比べるとモチモチ感が少ないので、やはりスープ麺にするのがよろしいようです。コーヒーの香りのするコーヒー麺は、甘みのあるフルーツや、アイスクリームとの相性が良いのだともいわれています。

そしてスープにはコーヒーの苦味が混ざった塩味のするスープがしっくりくるのだそうです。菅野氏の考案したラーメンスープは、考えてしまうと解答にたどり着けないのですが、なんだか後を引く不可思議なおいしさが確かに存在しています。

亜呂摩のコーヒーラーメンにはいくつか種類があります。温かいコーヒーラーメン、冷たいコーヒーラーメンは一年中、そして夏は夏季限定のコーヒーラーメンも用意されます。

亜呂摩のコーヒーラーメンの「ホット コーヒー麺」は定番メニューです。コーヒー麺が塩味のスープとコーヒーがブレンドされた特製スープに入っていて、トッピングはバナナ、キウイのフルーツと、チャーシュー、サラミ、ナルト、チーズ、そしてまさかのアイスクリームです。

亜呂摩のコーヒーラーメンは、実のところ誰もが首をひねる味わいで、「極旨！」と手を打つタイプのラーメンではありません。ただ、一度食べだすと後を引く味で、これは？これは？と考えながらペロリと食べ終えてしまうという不思議なコーヒーラーメンなのです。

亜呂摩のコーヒーラーメンにはアイス コーヒー麺もあります。菅野氏によると、アロマのコーヒーラーメンはアイス コーヒー麺の人気が高いのだそうです。

アイス コーヒー麺のコーヒーラーメンはスープが違うのです。ホット コーヒー麺は塩味のスープとコーヒーのブレンドでしたが、アイス コーヒー麺のコーヒーラーメンのスープは、なんとこのスープにミルクの入ったカフェ・オ・レ味です。

入っている具は、ホットコーヒー麺のコーヒーラーメンと同じ、フルーツと肉、チーズ、卵を縦に二つに切って真ん中にコーヒー豆を乗せて「目」を形作り、ドスンと大きなバニラアイスクリームが鎮座しています。

コーヒーラーメンのバニラアイスとフルーツが、亜呂摩の摩訶不思議なコーヒーラーメンの特徴なのですが、この二つなしではコーヒーラーメン独特の風味は出ないのです。これは菅野氏のオリジナルアートワークと言えるのではないでしょうか。

こちらは夏にならないと食べられないのですが、コーヒーラーメンには夏季限定メニューがあります。亜呂摩のメニューを見ると夏季限定で「モリソバ」「冷やし中華」「サラダ麺」とあります。

アイスコーヒー麺のスープはカフェ・オ・レ味ですが、モリソバのつけ汁や冷やし中華のスープもミルク入りのスープで、フルーツがたくさん載っているのでしょうか？冷やし中華は細切りきゅうりやハム、錦糸卵が定番なので、これにアイスクリームがドスンと乗っているのでしょうか？

亜呂摩のコーヒーラーメンの夏季限定メニューは、一般のラーメン屋で食べられるものとは違う世界のものを想像してしまいます。

亜呂摩にはコミュニティノートというものがあって、このノートに喫茶部亜呂摩のコーヒーラーメンの感想を書き込むのです。亜呂摩でコーヒーラーメンを注文すると、お冷とおしぼりにこのコミュニティノートがかならず渡されて、感想を書いて欲しいと頼まれます。

けれども、自分が感想を書くことよりも、一体これから出てくるコーヒーラーメンはどんなものだったのかという人の感想が読みたくてたまらなくなることでしょう。

オンラインや食べログに書かれているコーヒーラーメンについての評価を読んでも、結局何だかわからないから実際に亜呂摩にコーヒーラーメンを食べに行くのです。でも、コミュニティノートには果たして納得のいくコメントが書かれているのでしょうか？

亜呂摩でコーヒーラーメンを召し上がったら、お店のためにはもちろんのこと、これからコーヒーラーメンを食べに来る人のためにも是非コミュニティノートに感想を書いてください。

亜呂摩のコーヒーラーメンのホットでもアイスでも、上に乗っているアイスクリームはそのまま食べてはいけないそうです。

ホットは塩スープとコーヒーのブレンドされた濃い色のスープに混ぜ合わせると白濁した不思議な色に、カフェ・オ・レ味のアイスのコーヒーラーメンに溶かし込むと、ますますどろりとしたミステリアスさが強調されます。

コーヒーラーメンはやはり自分の舌でその味わいを確かめるのが一番です。コーヒーラーメンを実際に食べて感じたことを、ぜひコミュニティノートに記載してください。あなたのコメントが次にコーヒーラーメンをチャレンジに来た人にとって素晴らしい参考になることもあるのです。

ホット、アイス、夏季限定のコーヒーラーメンとお口に合うのはどのタイプでしょうか？どんな食べ物でも人によって好き嫌いはありますし、こんなに個性的なラーメンでしたら尚更の事です。

でもコーヒーラーメンをおいしいとおっしゃる方は少なくないのです。アイスクリームの溶けたスープは程よい甘さとなり、さらに粉チーズとアジシオを入れると面白い味になるというのは店長菅野氏のアドバイスで、みんなの驚く顔を見るのが面白いと茶目っ気のある菅野氏の傑作です。