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ご当地ラーメンの元祖・札幌ラーメン
ラーメンといえば昔ながらの醤油ラーメンや博多のとんこつラーメン、そして忘れてはいけないのが札幌ラーメンです。札幌ラーメンはご当地ラーメンの元祖ともいわれ、現在札幌には、1000軒近くのラーメン店があります。数が多いだけでなく、質も高いことで知られています。
雑誌が広めた「ラーメンの街・札幌」
札幌ラーメンの現在のスタイルは、終戦直後の1946年に満州などからの引揚者たちが「すすきの」の屋台で作った豚骨ベースのラーメンが源流です。元祖は1946年に松田勘七が開業した「龍鳳」といわれています。
1951年には「龍鳳」など8店による「公楽ラーメン名店街」が誕生し、初代「札幌ラーメン横丁」ともいわれています。1960年頃までは札幌ラーメンは主に醤油ラーメンでした。1955年、「味の三平」の大宮守人が味噌ラーメンを開発します。
大宮の作った味噌ラーメンは、雑誌「暮らしの手帖」の1955年11月号で紹介されました。それ以降、新聞や雑誌等が「龍鳳」や「味の三平」などの有名店を頻繁に取り上げるようになり、ご当地グルメとしての「札幌ラーメン」の知名度は、上がっていきました。
「暮らしの手帖」は今でも有名ですが、札幌ラーメンは「暮らしの手帖」に取り上げられることで全国に知られるようになったのです。
札幌ラーメンは北海道遺産
札幌ラーメンは北海道遺産に登録されています。北海道遺産とは、北海道に関係する自然・文化・産業などの中から、次世代へ受け継ぎたいものとして北海道遺産構想推進協議会が選定した、有形無形の財産群です。現在52件が登録されていますが、その中の1つです。
札幌ラーメンはラードを浮かべた豚骨スープにちぢれ麺
「味の三平」は、「龍鳳」なども利用していた「西山製麺所」開発の多加水熟成麺の「ちぢれ麺」を採用しました。これにより北海道全域で西山製麺を使う店舗が増えました。首都圏でも札幌ラーメンの特徴として西山製麺を使う店舗が存在します。
こうして札幌ラーメンといえば、「ちぢれ麺」となっていったのです。札幌ラーメンのスープは、豚骨などを煮出したスープに、札幌の気候に合わせ、ラーメンが冷めないようにラードなどを浮かべる場合が多いです。
「札幌ラーメンは味噌ラーメン」のイメージが強い
先ほどご紹介したように、札幌ラーメンが全国に知られるようになったのは、「味の三平」の味噌ラーメンが雑誌「暮らしの手帖」の1955年11月号で紹介されたのがきっかけです。
その後も「味の三平」のラーメンは雑誌やデパートの物産展などで紹介され、全国的に広がっていき、「札幌ラーメンは味噌ラーメン」のイメージが強くなっていきました。しかし、「味の三平」など多くの札幌ラーメン店では、醤油味・味噌味・塩味の3種類を提供しています。
醤油味・味噌味・塩味のスープに炒めた野菜
多くの札幌ラーメン店には、醤油味・味噌味・塩味の3種類の味があります。札幌に行った際にはまずは味噌味を味わいたいですが、リピートした際には是非、醤油味や塩味も食べてみてください。そのお店ごとの工夫を凝らした一杯を楽しめるはずです。
具材は元来チャーシュー・メンマ・ネギなどでしたが、今ではタマネギ・キャベツ・モヤシなどの炒め野菜ものせるのが定番です。シャキシャキとした炒め野菜はラーメンに食べ応えを与え、麺と一緒に食べるのは格別です。
札幌で行列ができる人気ラーメン店「らーめん信玄」
札幌は1000軒近くのラーメン店が軒を連ねるラーメン激戦区ですが、その中で昼夜問わず行列ができるラーメン店の一つが「らーめん信玄」です。「らーめん信玄」は、地元民からも観光客からも人気があり、1時間半並んだという声も聞かれるほどです。
ここからは、いよいよ「らーめん信玄」の魅力に迫っていきます!「らーめん信玄」1番人気の信州(コク味噌)の旨さの秘訣や人気のサイドメニューについてもご紹介します。楽しみにご覧ください。
札幌の「らーめん 信玄 南6条店」は2号店
札幌の「らーめん 信玄 南6条店」は実は2号店です。「らーめん信玄」の本店は北海道の石狩市にあります。観光で北海道を訪れた方には少し行きづらい場所ですので、「らーめん 信玄 南6条店」は観光客にはおすすめの店舗です。
「らーめん 信玄 南6条店」のアクセスは、地下鉄「すすきの」駅から徒歩約10分、市電「東本願寺前」駅から徒歩約2分と便利な立地にあります。「らーめん 信玄 南6条店」は、「すすきの」の繁華街からは少し外れた、住宅街の中にあるお店です。
店舗名 | らーめん 信玄 南6条店 |
住所 | 北海道札幌市中央区南6西8 |
電話番号 | 011-530-5002 |
本店は石狩市にある「らーめん信玄 花川本店」
「らーめん信玄 花川本店」は、札幌市から北に行った石狩市にあります。「らーめん信玄 花川本店」のアクセスは、JR札沼線「新琴似」駅からタクシーで約20分です。バスでは、北海道中央バスの宮47番手稲線「石狩消防署前」駅下車、徒歩約2分です。
「らーめん信玄 花川本店」へは、札幌市から車では、高速を使うと約30分ほどで着きます。どうしても「らーめん信玄 花川本店」の味が食べたいという方は、レンタカーなどを利用して訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | らーめん信玄 花川本店 |
住所 | 北海道石狩市花川南一条1-5 ライフブラッド花川1階 |
電話番号 | 0133-72-2022 |
深夜でも並ぶすすきので愛される人気ラーメン店
札幌の飲みのシメといえば、最近はパフェが話題ですが、ラーメンも負けてはいません。「らーめん 信玄 南6条店」は、深夜でも行列ができる、すすきので愛されているラーメン店です。
「らーめん 信玄 南6条店」は、地元の常連客から観光客までに愛され、昼夜問わず行列ができています。
札幌に行ったら札幌ラーメンは是非食べておきたい一品です。飲みのシメや観光の合間のランチなどに、「らーめん 信玄 南6条店」を利用してみてはいかがでしょうか。
お一人様でも女性でも入りやすいラーメン店
「らーめん 信玄 南6条店」は、お一人様でも女性でも入りやすいラーメン店です。黄色い大きな看板と行列が目印で、遠くからでもすぐに見つけることができます。
「らーめん 信玄 南6条店」の店内は、L字型の13席のカウンターがキッチンを囲んでいるシンプルな作りで、誰でも入りやすい雰囲気です。
小林麻耶さんも、雨の中行列に並んで「らーめん 信玄 南6条店」に食べに行ったことがあるそうです。その時の様子がブログにアップされています。また、サイドメニューの餃子(5個380円)はニンニク控えめなので、女性にもおすすめの一品です。
「らーめん信玄」の一番人気は「信州(コク味噌)」
「らーめん信玄」のメニューには、戦国時代の地名が付けられています。一番人気は「信州(コク味噌)」です!甘みのある白味噌を使ったまろやかな味噌スープに、弾力のある中太のちぢれ麺が相性抜群です。具はチャーシュー、長ネギ、メンマと炒めた玉ねぎ・もやしです。
チャーシューは厚めにカットされており食べ応え十分ですが、お箸で切れる柔らかさです。「らーめん信玄」のチャーシューを使った18時まで限定の「ちゃ~しゅ~」丼もおすすめです。「ちゃ~しゅ~」丼については後程ご紹介しますので、楽しみにご覧ください。
2日煮込んだ豚骨の濃厚スープが味のベース
「らーめん信玄」のラーメンのベースとなっているのは、50時間以上かけてじっくりと豚骨と野菜を煮込んで作る、旨味たっぷりのチンタンスープです。手間暇かかったスープは絶品で、口に入れて味わうと、後から野菜の旨味も感じることができます。
ベースとなるスープは、ラーメンにとってとても重要なものです。それに50時間以上の手間暇をかけている「らーめん信玄」は、信頼ができ、安心感があるラーメン店です。昼夜問わず行列ができるのも納得です。
スープの味は3種類で「こってり」か「あっさり」
「らーめん信玄」のスープには味噌・塩・醤油の3種類の味があり、それぞれにこってりとあっさり(味噌はコク味噌と辛味噌)があります。それぞれ760円で、メニュー名には戦国時代の地名がついています。
コク味噌は「信州」、辛味噌は「越後」、あっさり塩は「土佐」、こってり塩は「播磨」、あっさり醤油は「尾張」、こってり醤油は「水戸」です。一番人気は「信州(コク味噌)」ですが、自分に関係の深い地名のラーメンを食べてみるのも、面白くておすすめです。
ここでは「らーめん信玄」の味噌ラーメンのもう一つの味、「越後(辛味噌)」についてもご紹介しましょう。
「越後(辛味噌)」はマイルドな甘さに少し辛味のパンチが欲しい方におすすめの一品です。辛味噌といっても激辛ではなくピリ辛で、豚骨ベースのチンタンスープとのバランスの良さを感じることができる味です。トッピングは「信州」と同じです。
麺の硬さやスープの濃さは店員さんに
「らーめん信玄」で、麺の硬さを硬くしてほしかったり、スープを濃くしてほしかったりする際は店員さんに頼みましょう。好みの麺の硬さやスープの濃さに調整してくれます。せっかく行列に並んで食べるなら、勇気を出して好みを伝えてみてはいかがでしょうか。
バターやコーンはトッピングで頼む
札幌ラーメンの基本の具材は、前述したようにチャーシュー・メンマ・ネギなどと炒め野菜です。観光客の多いお店では、北海道を想起させるバターコーンラーメンを、メニューとして売っているところもありますが、基本的にはバターやコーンはトッピングとなります。
「らーめん信玄」でも、バターやコーンはトッピングとしてそれぞれ110円で売っていますので、北海道らしいバターやコーンが食べたくなったら、トッピングとして頼みましょう。
「らーめん信玄」おすすめのもう1品は「チャーハン」
「らーめん信玄」で、ラーメンの他におすすめしたいのはチャーハンです!地元の常連客の多くが注文する安うま人気サイドメニューです。チャーハンは380円、大盛でも540円です。
香ばしさ・旨味・食感の三拍子が揃った絶品
「らーめん信玄」のチャーハンは、とても強い火で炒められているために、パラパラ加減が他のお店とは違います。また、色は黄金色というよりは褐色をしています。
「らーめん信玄」のチャーハンは、香ばしさ・旨味・食感の三拍子が揃った絶品です。添えられた紅ショウガとも相性抜群で、紅ショウガを食べるとそのさわやかさで一度口がリセットされるので、またチャーハンを食べたくなる、無限ループの一品です。
ご飯がなくなる夕方までが食べられるチャンス
「らーめん信玄」のチャーハンは常連客に人気のメニューであるため、夜だとご飯切れで売り切れていることもあります。比較的空いている昼過ぎから夕方がねらい目です。
「らーめん信玄」のもう一つのおすすめメニュー、チャーハンを食べたい方は、是非夕方までの時間帯に「らーめん信玄」を訪れてみてください。
大盛りは勿論ハーフサイズもできる
ラーメンでお腹いっぱいだと思われている、小食な方や女性の方もいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫です。「らーめん信玄」のチャーハンは大盛りは勿論、ハーフサイズにも対応してくれます。ハーフラーメンもあるので、合わせて試すのがおすすめです。
18時までの限定で「ちゃ~しゅ~」丼も
18時までの限定で、チャーシュー3枚と生卵がのった「ちゃ~しゅ~」丼380円もあります。チャーシューは炙ってあり香ばしく、油の旨味を楽しめる一品です。石狩の花川本店では、ハーフラーメン+ミニ「ちゃ~しゅ~」丼がセットになった「謙信セット」920円もあります。
札幌に行かずに「らーめん信玄」の味噌ラーメンを
ここまで石狩と札幌にある「らーめん信玄」のラーメンとサイドメニューについてご紹介してきました。食べたいと思った方も多いのではないでしょうか。でも、そのために北海道に行くのも難しいという方に朗報です。
ここでは、札幌で行列に並ばずに「らーめん信玄」の味噌ラーメンを食べるおすすめの方法をお教えします。
小林製麺「札幌らーめん信玄こく味噌」2食入り
「らーめん信玄」のラーメンはレトルトも売っています。一つ目は小林製麺「札幌らーめん信玄こく味噌」2食入りです。札幌新千歳空港の出発ロビーにあるショップでも売っていますが、Amazonや楽天などでも購入が可能です。
小林製麺は実際に「らーめん信玄」で利用している製麺店で、店の暖簾にも小林製麺の文字が入っています。その製麺店が出しているレトルトなので、本格的な味わいが楽しめます。
是非取り寄せてご家庭で味わってみてはいかがでしょうか。ただし、中身はスープと麺だけで、トッピングは自分で用意する必要があるのでご注意ください。
カップで再現「明星・札幌らーめん信玄コクみそ味」
二つ目はカップ麺で再現された「明星・札幌らーめん信玄コクみそ味」です。2019年2月に全国で発売されたばかりです。「らーめん信玄」の食べ応えのある中太麺と、野菜の甘みでとろりとまろやかな味噌スープが再現されています。
仕上げに調味油を入れることでコクが増し、旨みが広がるやみつきスープを楽しむことができます。手軽に「らーめん信玄」の味が味わえておすすめです。近くのコンビニやスーパーで探してみてはいかがでしょうか。Amazonでも購入が可能です。
札幌ラーメン「らーめん信玄」でコク味噌を食べよう
今回は、札幌ラーメンの歴史・特徴と行列の絶えない札幌の人気ラーメン店「らーめん信玄」のラーメン、サイドメニュー、レトルトについてご紹介しました。いかがだったでしょうか。
現地で行列に並んで人気のラーメンとチャーハンを食べるのも楽しいですし、レトルトやカップ麺で「らーめん信玄」の味をご家庭で食べるのもまた、非日常を味わえておすすめです。あなたも、「らーめん信玄」の信州(コク味噌)を味わってみてはいかがでしょうか。