朝はプロテインを飲む絶好のチャンス！ダイエットにおすすめの理由とは？

プロテインを飲むタイミングは、運動後30分以内・就寝前・朝が黄金タイムといわれています。運動後30分以内は運動後の疲れた体への栄養補給と回復のため、就寝前は就寝中に活発化する成長ホルモンにエネルギーを与えるため、という理由があります。

それでは、朝に飲むプロテインにはいったいどのような意味と役割があるのでしょうか。本記事では、朝プロテインに対する疑問を解決すると共に、朝プロテインがもたらす効果をご紹介していきます。

朝は仕事や学校などの準備に追われる方が多く、ただでさえ忙しい時間帯です。また、朝はどうにも食欲が無く、食事を取った方が良いと分かっていても食べられないという方もいるでしょう。

そんな方々のために、本記事では朝プロテインをより美味しく手軽に摂るためのおすすめレシピもご紹介します。手軽でおいしいのであれば、毎日続けることも苦ではなくなることでしょう。

では初めに、何故朝に飲むプロテインが効果的といわれているのかをご紹介します。寝ている間は飲食が出来ないけれど、成長や回復のために身体の中では様々な活動を行っています。そのため、朝は想像以上に栄養や水分が足りない状態に陥っています。

朝のプロテインは、そんな栄養も水分も不足している身体に最適なエネルギーを届けるという効果があるのです。とくに、プロテインに多く含まれているタンパク質は、寝ている間に活性化する成長ホルモンの主なエネルギーなので、朝最も不足している栄養素といえます。

不足状態が続くと、筋肉から栄養を取って体を維持しようとするため、せっかくついた筋肉が痩せてしまう可能性があります。なので、朝にタンパク質を補給するのはとても大切なのです。

朝にプロテインを飲む重要性がわかったところで、次に疑問になるのがいったい朝のどのタイミングで摂取するのが一番なのか、です。せっかく摂るのであれば、やはり最も効率の良い、身体に良いタイミングに摂りたいと思うでしょう。

最も効果的なタイミングを把握し、朝のルーティンの中に朝プロテインを定着させることが出来れば、よりトレーニングの効果を実感できるようになることでしょう。

身体づくりをしていくうえで、空腹状態を持続させてしまうことはあまり良くありません。なので、朝の空腹状態を長続きさせないため朝のプロテイン摂取は早ければ早いほど良いとされています。

最も生活に組み込みやすいタイミングは朝食時ではでしょうか。プロテインはバランスの良い食事と一緒に摂ると、さらに効果的を発揮するため、朝食にプロテインをプラスすると良いでしょう。

どうしても朝食が食べられないという方もいるでしょう。しかし、朝食を抜くのは健康にもダイエットにも良くありません。そこで、プロテインに置き換えるのがおすすめです。無理に朝食を摂ろうとするくらいなら、朝食をプロテインに置き換えてしまえばよいのです。

もちろん、しっかり朝食を摂ったうえでプロテインを飲むのと比べれば、置き換えプロテインは効率的に劣ります。しかし、朝食を抜いてしまうくらいであれば、置き換えプロテインを飲んだ方が圧倒的に良いでしょう。

プロテインの摂取量は、食事をした場合でも抜いた場合でも原則変えないのが望ましいでしょう。プロテインの袋裏にある摂取量の目安にしっかりと目を通し、自身の体格に合わせた適切な1回分の量を守るようにしましょう。

プロテインはタンパク質をとても効率よく摂取出来ますが、プロテインだけでタンパク質を摂ろうとすること、ひいては栄養を補おうとすることはおすすめ出来ません。

食事を抜いた分をプロテインで補う、などということはせず1回分をしっかり守り、あくまで食事の補助としてプロテインを摂るのがおすすめです。

プロテイン売り場を見てみると、実に様々な種類のプロテインがあるということが分かるでしょう。成分がそれぞれ異なるように、特色も異なります。では、朝一番に飲むことに適したプロテインはいったいどのプロテインなのでしょうか。

ダイエットや身体作りなど、目的によって最適なプロテインは異なります。本項では、目的に応じた最適な朝一番用プロテインをご紹介します。

筋肉を付けたい、丈夫な身体を作りたい、という方におすすめのプロテインは「ホエイプロテイン」です。プロテイン界で最もポピュラーなプロテインで、品数も豊富です。水に溶けやすいのでダマが出来にくく、味も豊富で飲みやすいため、初心者におすすめのプロテインです。

牛乳を原料とし、動物性たんぱく質を効率よく摂取出来るプロテインで、筋肉に必要なエネルギー源となる必須アミノ酸BCAAが豊富に含まれています。

ホエイプロテインは、プロテインの中で最も体に吸収されるのが早いという特徴もあります。ですので、エネルギーが足りない状態の朝にいち早くエネルギーを届けてくれるプロテインです。朝のプロテインに最も適したプロテインといってもよいでしょう。

次に紹介する「ソイプロテイン」は、ダイエットのお供としてプロテインを飲んでいる方に人気が高いプロテインです。原料が大豆のため、摂れるたんぱく質は植物性です。

ホエイプロテインとは打って変わって吸収スピードが緩やかなので腹持ちが良い反面、早めにエネルギーを入れなければいけない朝には若干向きません。ソイプロテインを飲む場合は、少量でも食事を一緒に摂った方が良いでしょう。

ソイプロテインはホエイプロテインと比べると粉っぽく、溶けにくいため飲みにくいプロテインです。初心者向けとはいえませんが、ソイプロテインには大豆イソフラボンがたっぷり含まれており、美肌や脂肪燃焼効果が期待出来るため、ダイエットには最も適したプロテインといえます。

前述した通り、完全に朝食をプロテインに置き換える、所謂置き換えダイエットはあまりおすすめできません。しかしちょっと工夫するだけで、朝食のプロテインをより栄養バランスの優れたおいしい一品へと変えることが出来るのです。

本項では、忙しい朝でも簡単に作れる栄養満点でおいしいプロテインレシピをご紹介します。朝食が食べれなくて置き換えプロテインのみで済ませてしまっている、という方は必見です。

プロテインだけでは補えない栄養素をしっかり網羅しておりますので、朝プロテインをより効果的なものにすることが出来るレシピです。

気軽に様々なアレンジを行うことが出来るため、飽きや栄養バランスの補完にも優れたレシピが、スムージーです。材料をカットし、牛乳やヨーグルト、豆乳などと一緒にプロテインを入れ、ミキサーにかけるだけと作り方も簡単で、作るのにかかる所要時間は10分とかかりません。

むくみやダルさが気になる時はほうれん草や小松菜を、ビタミンをプラスしたいときはキウイやイチゴなどの果物を加えると良いでしょう。冷凍の野菜や果物を常備しておくと、使いやすいのでおすすめです。

とくにおすすめしたいレシピは、小松菜とヨーグルトです。小松菜は、ダイエット中に不足しがちな鉄分やカルシウムが含まれているため、おいしいうえに栄養バランスもばっちりなスムージーになります。少し苦味があるので、好みに合わせて牛乳などで甘さを調節するとよいでしょう。

無糖のヨーグルトにプロテインを混ぜ、プロテインヨーグルトにするのもおすすめです。プロテインの味によっては、ただヨーグルトに混ぜるだけでおいしいので、非常に手軽に食べれる点が魅力のレシピです。

プロテインを混ぜるだけでも良いですが、グラノーラやオートミールを混ぜたり、果物をトッピングしてもおいしいのでおすすめです。

なかでも、プロテインを混ぜたヨーグルトにきな粉とシナモンをかけたレシピは、おいしいだけでなく食物繊維や植物性たんぱく質、大豆イソフラボンがたっぷり摂れるのでおすすめです。

ダイエットや身体作りをしていくうえで、朝食は欠かせない存在です。そんな朝食にプロテインを加えることで、さらに朝食を体にとって理想的な栄養バランスに仕上げ、トレーニングの効果をしっかり身体に反映することが出来るようになります。

自身の理想とする身体のため、そしてしっかりと努力の成果を実感するため、朝食と朝プロテインをしっかり摂ると良いでしょう。