襟裳岬は大自然を満喫できる観光スポット！見どころや楽しみ方をチェック

1961年、島倉千代子の「襟裳岬」というシングル曲が発売され、1974年には、森進一も同じ「襟裳岬」という曲を発売しており、この2曲によって襟裳岬はさらに有名になりました。

昭和46年に、「襟裳町」から「えりも町」へ改名したことを記念して、島倉千代子の「襟裳岬」の歌碑を建立し、平成9年には、森進一がえりも町に訪れたことを記念して、森進一の「襟裳岬」の歌碑が建立されました。

そのため、襟裳岬には現在、島倉千代子と森進一の「襟裳岬」の歌碑が並んでおり、この2つの歌碑も、襟裳岬の楽しみ方のひとつとなっています。

襟裳岬は、なんといっても断崖から見える海の観光が、チェックしておくべき見どころですが、実は他にも見どころがたくさんあり、さまざまな楽しみ方で訪れた人たちを楽しませてくれます。

襟裳岬が観光スポットとして有名なのは、美しい海の他にも、いろいろな楽しみ方を工夫されていて、訪れる人々を飽きさせないからです。

襟裳岬の海の他の見どころである、襟裳岬の環境を再現した「風の館」や、襟裳岬に住むたくさんのゼニガタアザラシ、襟裳岬の先にそびえたっている歴史ある「襟裳灯台」などについて、ご紹介します。

襟裳岬はとても風が強く、日本有数の強風地帯でもあります。「風の館」は、そんな襟裳岬の強風を活かした楽しみ方ができる観光スポットになっています。

風の館最大の見どころは、襟裳岬の強風を再現した、風速25mの風の体験ができるところです。風速25mにもなると真っ直ぐに立つことも難しく、声も出せないほどの強風です。

また、風の館内の「風のシアター」では、ゼニガタアザラシの生態や水中の様子を撮影した映像を見ることができます。ゼニガタアザラシの他にも、襟裳岬でのコンブ漁やサケ漁などについての紹介も楽しみ方のひとつで、見どころ満載です。

風の館では、階段を上るとすぐに襟裳岬を一望できる展望ゾーンがあり、雄大な襟裳岬や、ゼニガタアザラシの様子を見ることができます。ぜひ風の館に足を運んだ際には、展望ゾーンから見える襟裳岬をチェックしましょう。

風の館の営業時間は5～8月は午前9時から午後6時まで、3月、4月、9～11月は午前9時から午後5時までで、12～2月までは休館となっています。

利用料金は大人300円、小・中・高校生は200円、幼児は無料で、大人600円、小・中・高校生400円の年間パスポートもあります。

襟裳岬には岩礁地帯が続いており、水中に隠れた岩も多く海流も強いため、人間は危険で簡単に近づくことはできません。

しかし、人間にとって危険な場所は動物にとっては安全な場所で、襟裳岬の危険な地域にも、多くのゼニガタアザラシが住みついており、襟裳岬はゼニガタアザラシの日本最大の生息地となっています。

襟裳岬の自然の中に住んでいる、愛らしいゼニガタアザラシを観察できるところも、襟裳岬の楽しみ方のひとつです。

ゼニガタアザラシはゴマアザラシの一種で、黒い体に白い銭のような模様があるため、ゼニガタアザラシを名付けられました。

襟裳岬には300～400頭ほどのゼニガタアザラシが住んでいるため、襟裳岬から日光浴をしているゼニガタアザラシの姿が見えることも、珍しくはありません。

水族館などでは見ることができない、大自然の中で暮らす野生のアザラシが見れるところも、襟裳岬のチェックしておくべき見どころです。