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「襟裳岬灯台」は「日本の灯台50選」にも選ばれている灯台で、襟裳岬の先端に立てられています。白亜色をしており、初点灯は明治22年の6月25日でした。
しかし、第二次世界大戦で昭和20年7月15日に爆撃によって一度破壊されてしまい、現在立っている襟裳岬灯台は、昭和25年2月3日に再建されたものです。
灯台の地面からの高さは塔頂まで13.7m、海面からの標高は73.3mと、大型の灯台となっており、襟裳岬でも存在感がひときわ強く、見どころのある観光スポットにもなっています。
明治時代に建立された当時は第一等のレンズが使用されていましたが、現在の襟裳岬灯台には第三大型フレネル式レンズが使用されており、その光は約41km先まで到達します。
襟裳岬の沖合では寒流と暖流がぶつかり、年間100日ほど濃い霧が発生してしまうため、襟裳岬を航行する漁船や貨物船にとって、この襟裳岬灯台は欠かせない存在となっています。
この襟裳灯台のおかげで霧が濃い危険な襟裳岬の海でも、船は安全に運行することができるようになっており、襟裳灯台は船の安全を守っています。
住所 | 北海道幌泉郡えりも町字東洋367 |
電話番号 | - |
襟裳岬と一緒に見たい観光スポットをチェック!
せっかく襟裳岬に訪れたのであれば、周辺の観光スポットの楽しみ方も一緒に知りたいという方も多いでしょう。
襟裳岬周辺にはとても美しい自然が多く、チェックしておくべき観光スポットや、見どころもたくさんあります。また、アイヌの伝説というものもあるので、知っておけばさらに楽しみ方が広がるでしょう。
襟裳岬のあるえりも町の観光スポットに伝わるアイヌの伝説や、それぞれの観光スポットの見どころ、美しい絶景が楽しめる場所の歴史や見どころ、楽しみ方について、ご紹介します。
豊似湖
豊似湖は、白い恋人のCMでよく知られている、ハートの形をしているえりも町目黒にある湖です。湖の周りは原生林に囲まれており、さまざまな生物が生息していて、とても自然豊かな地です。
豊似湖のハートの形は逆側から見ると馬のヒヅメの形をしており、この形には、アイヌの伝説にも残されている、とても深いわけがあります。
現在から200年以上前の寛政10年、千島を旅していた偉い探検家の近藤重蔵という人物がこの湖の上を通りがかった時、家来の1人が強い突風によって馬とともに崖から転落してしまったそうです。
そして、その後不思議なことに、徐々に豊似湖の形は馬のヒヅメのような形に変わっていき、現在の形になったと言われています。豊似湖の周りの岩にも、馬のヒヅメの跡がくっきりと残っているそうです。
そんな豊似湖には、氷河期時代の生き残りである希少な「ナキウサギ」が生息しており、鳴き声が聞こえることもあるので、運がいいと見かけることができるかもしれません。
ハートに見えるということで観光スポットとしても大人気ですが、住んでいる野生動物やアイヌの伝説などを事前にチェックしておくと、楽しみ方もさらに増えるでしょう。
悲恋沼
えりも町庶野にある観光スポットの悲恋沼は、タンチョウやカモなどが季節によって休息地にするため、湖で休む鳥たちを見ることができるかもしれません。
悲恋沼にもアイヌの伝説が残されており、寛文年間の頃の恋愛が関係しています。当時和人とメノコが恋に落ち、夜になると襟裳岬の陰で会う関係が続いていました。
しかし、勢力争いをしていた十勝アイヌと日高アイヌの争いが始まり、和人は内地に帰らなければならなくなり、2人はあの世で再会して結ばれることを約束し、西と東に別れました。
メノコはこの別れを悲しみ、和人が乗る船を眺めて涙を流し続け、メノコの姿はいつの間にか消え、そこにできたのが悲恋沼だと言われています。
悲恋沼は、「恋の悲しみによってできた沼」ということでこのような名前になり、今でも魚も住んでおらず、とても静かで当時のメノコの悲しみが残っているような沼です。
悲しい伝説がある悲恋湖ですが、とても美しく見ていると穏やかな気持ちになることができますので、襟裳岬を訪れた際にはチェックしておきましょう。
黄金道路
黄金道路は、えりも庶野地区から広尾町までの岸壁沿いの約33.5kmの国道336号線のことを指します。黄金道路はトンネルと覆道が続いており、覆道の間からはとても美しい海岸が見え、観光スポットの1つとなっています。