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おしゃれで話題の太宰府のスタバって?
太宰府のスタバがとてもおしゃれで美しいとSNSなどで話題になっています。他のスタバにはないその特徴的な見た目で大人気の店舗となり、各地からスタバファンが押し寄せています。そんな魅力的な太宰府スタバについて詳しくご紹介いたします。
スターバックス太宰府天満宮表参道店のこと!
おしゃれで美しいと話題になっている太宰府にあるスタバは、スターバックス太宰府天満宮表参道店のことです。それもそのはず、こちらのスタバ店舗は全国に数十店舗しかないスターバックスのコンセプトストアとなります。
とても特別なこのスタバの店舗は、太宰府天満宮へと続く表参道にあります。表参道は約300メートル続いていますが、その中間あたりに太宰府スタバがあります。
少し奥まっていて、他の景観とも溶け込んでいるため遠くからは分かりづらいですが、表にスタバおなじみの看板も掲げられているので近くまで来るとすぐにスタバだと分かります。特徴的なデザインを目的に訪れる方はすぐに見つけることができるインパクトのあるお店です。
太宰府スタバの店舗は、おしゃれで魅力的な美しいその見た目から店内のみならず、店外もたくさんの方で溢れています。外国人観光客を中心にお店の前ではカメラやスマートフォンを構えている方が目立ちます。
全国でも珍しい木材が複雑に組まれたデザインは人々を魅了し、またこのデザインを目的に訪れたいと思わせるほどの魅力を秘めています。
そんな太宰府スタバを設計した有名建築家と、スタバのコンセプトストアについて詳しくお調べいたしましたので順番にご紹介いたします。
太宰府のスタバはコンセプトストア
先程もお伝えしましたが、太宰府天満宮表参道店のスタバは国内のスタバの中でも特別なコンセプトストアです。そもそもスタバのコンセプトストアとはどのような店舗のことなのかを詳しくご説明いたします。
スタバのコンセプトストアって?
スタバのコンセプトストアとは日本の各地域の象徴となる場所にあり、有名な建築家によって特別にデザインされた店舗のことです。スタバの公式では“リージョナルランドマークストア”と呼ばれています。
特別な店舗を訪れた方々が、その地域に古くから伝わる歴史や文化、素晴らしさを発見できるように訪れる人々がその地域の歴史や伝統工芸、文化などの素晴らしさを再確認し、しっかりと感じられるようにと思いを込めて造られているそうです。
沖縄や門司港、神戸異人館や出雲大社など歴史のある各所にあり、全国でも28店舗ほどと限られた場所にしか展開していない特別な店舗です。(店舗情報は2022年8月29日時点、スターバックスコーヒージャパン公式HPより。)
太宰府スタバについて詳しくご紹介する前にそんなコンセプトストアの中でも特に人気のスタバについて少しご紹介いたします。
京都ならではの魅力満載のスタバが「京都三条大橋店」です。太宰府スタバと同じく外国人観光客に大好評のコンセプトストアとなっています。その1番の理由が“納涼床”を楽しめることです。
明治以前から存在する、日本らしい納涼床をスタバのおしゃれなドリンク片手に楽しめるとあり、特別で魅力的な店舗として知られています。
納涼床を楽しめる期間や時間帯は限定となっており、2022年は5月10日~9月30日までです。1テーブルあたり最大3名で利用時間は1時間となっています。利用できる時間帯は11:30~22:00となっています。天候などの状況によって変更になる場合があるのでご注意ください。
世界一美しいスタバとして有名なのが富山県にあるスタバ「富山環水公園店」です。辺り一帯に水と芝生が広がり、富岩運河の歴史を存分に活かした造りに仕上げられているそうです。
スタバ内でもその美しさは有名で、スタバで行われるストアデザインコンテストで2008年に最優秀賞を獲得しています。しかし、今からご紹介する太宰府スタバはそんな世界一のスタバに引けを取らないことでも有名で、2011年に同コンテストで最優秀賞を受賞しています。
また、同じ福岡県にはもう1つコンセプトストアがございます。福岡市中央区にあるスタバ「大濠公園店」です。こちらのスタバは特に内装にこだわり、環境に配慮した作りになっているそうです。アメリカのグリーンビルディング協会からLEED標準認証を取得しています。
自然光を多く取り入れた店内は自然に電力消費を抑え、壁や家具は木材で統一されており、コーヒーを入れた後の豆カスは公園の落ち葉と合わせ堆肥として使用されています。
コンセプトストアを詳しく調べているうちに、太宰府スタバが間違いなく日本で1番美しいデザインであるとの声も数多く聞こえてきました。そんな太宰府スタバをご紹介する前に太宰府の歴史について少しお伝えいたします。
太宰府のスタバがある太宰府天満宮って?
太宰府天満宮とは毎年たくさんの観光客や参拝者が訪れる、日本で最も有名な神社の1つです。学問の神様としても知られていますが、どのような歴史があり、どのようにして生まれたのか詳しくお調べいたしましたのでご紹介いたします。
天神さまの総本宮!
太宰府天満宮とは天神さま(菅原道真公)をまつる、全国に12000社ある天神さまの総本宮と称えられているそうです。毎年1000万人もの参拝者が訪れる人気の神社です。
菅原道真公は学問をもち朝廷に仕えていた菅原家に、845年京都で生まれました。幼少期より学問の才能を発揮し、5歳で和歌を詠み上げると神童を称されたそうです。菅原家の中でも類いまれなる才能をもつ人物と言われていたそうです。
学者最高位の文章博士となっただけでなく、弓の才能も抜群で文武両道で有名だったとのことです。政治の中心として活躍しましたが、身に覚えのない罪を着せられ太宰府の地に左遷されました。
太宰府ではこれまでと異なり厳しい生活を余儀なくされました。そんな中でも皇室や国家の平安、自身の潔白を毎日のように天に祈られていたそうです。その祈りは生涯を終えた903年2月25日まで続きました。
祈りもあって、道真公の死後、朝廷で無実が証明され、太宰府天満宮に鎮まり、学問の神様として現在もたくさんの方の信仰を集めています。
まさに日本の象徴的な場所のひとつ!
菅原道真公は日本で最初の神とも言われており、菅原道真公を祀る太宰府天満宮は日本の象徴的な場所の1つとなっています。多くの外国人観光客も訪れる有名な観光スポットであり、受験シーズンには学問の神の力を頂きに訪れる受験生も数多くいます。
また、太宰府天満宮は梅の名所としてもとても有名で、梅のシーズンには特に多くの人が太宰府天満宮を訪れます。
梅の花は先程ご紹介した菅原道真公がこよなく愛したことでも知られています。太宰府天満宮の紋としても使用されています。また、太宰府天満宮の名物「梅が枝餅」も菅原道真公と梅の花に由来しています。
太宰府へ左遷された時に家族に残した歌“東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘れそ”からも梅の花への愛が感じ取れます。そんな愛を受けて道真公とともに梅の花が飛んできたと言い伝えられており、太宰府天満宮には“飛梅”というご神木があります。
この飛梅は太宰府天満宮にあるどの梅の木よりも最も早く花を咲かせることでも有名です。ぜひ太宰府天満宮を訪れた際には拝見なさってみてください。
最近では、同じ太宰府にある「坂本八幡宮」が令和発祥の地としても知られており、さらに太宰府天満宮を訪れる方が増え続けているようです。
万葉集の“梅花の宴”が令和の発祥になったと言われており、その梅花の宴が催されたのが坂本八幡宮もしくは大宰府政庁後だという説が有力となっているそうです。
では、令和の発表とともにますます盛り上がりを見せる太宰府の地にある、特別で美しいおしゃれなスタバについて詳しくご紹介していきます。
太宰府のスタバは有名な建築家によるデザイン
太宰府のスタバは先程もお伝えした通り、有名な建築家の手によって生まれました。まずは、その特徴的で魅力的な美しいデザインを生み出した建築家についてご紹介いたします。
建築家隈研吾氏による設計
太宰府のスタバをデザインしたのは、有名建築家隈研吾さんです。建築家隈研吾さんは、木材を巧みに使ったデザインを造り上げることで有名で、太宰府のスタバの特徴的なデザインも木材を要としています。
太宰府のスタバについてご紹介する前に建築家隈研吾さんについて少しご紹介いたします。隈研吾さんは1954年に生まれました。神奈川県横浜市出身で妻篠原聡子さんも同じ建築家として活躍しています。
小さなころは猫好きだったことから獣医を志していたそうですが、サラリーマンの父が自宅修繕のためのデザインを好んで楽しむのに付き合っているうちに、建築という職業に興味を持たれたとのことです。
1964年東京オリンピックの開催を控えた頃に東京オリンピックの建築物を見て本気で建築家を目指し始めました。東京大学工学部建築学科を卒業し、その後大学院に進まれ課程を終了され、大手設計事務所日本設計に就職されています。
その後、米国コロンビア大学建築都市計画学科客員研究員となり、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立しました。数々の大学で教授を務められ、注目される建築家の1人として世界にも名を馳せています。
美しいだけでなくおしゃれで現代的なデザインは豊富な経験によって生み出されています。では本題の太宰府スタバについてご紹介いたします。
太宰府スタバの店舗には約2000本のスギの木材を使用しているそうです。その数の多さにも驚きますが、うまく木材同士を組み合わせることで、一切釘を打っていないというのでさらに驚きです。まさに匠のみがなせる技です。
太宰府の伝統と街全体の雰囲気を壊さないようにと設計されたデザインは、おしゃれで美しいだけでなく見事に太宰府の街と融合しており、訪れる方を次々に虜にしています。建築家隈研吾さんは日本一と呼ばれる太宰府スタバを生み出しただけでなく他にも有名な建築物を数多く建造しています。
中でも、2020年に行われる東京オリンピックのパラリンピック開催会場「国立競技場」が“木と緑のスタジアム”という隈研吾さんの発案で設計されることに決まったのは特に話題となりました。
隈研吾さんは、通常大きな建物は鉄筋やコンクリートで造られる中、あえて木を全面に押し出すことで常識を壊したいと考えたそうです。さらに大きな木材で造り上げるのではなく、新国立競技場には幅10.5cmの小さな木材を使用したとのことです。
そうすることで、技術的な可能性を見せただけでなく、木材の温かみのある美しい優しい空間を感じられるようにしたいとの思いが込められています。
新国立競技場のデザインが隈研吾さんに決まったこともあり、太宰府のスタバも再度注目を集めています。何度訪れても美しいおしゃれなデザインは今後も人々を魅了させ続けること間違いなしです。
伝統的な木組みと現代的な美しいデザインの融合
この美しく魅力的な木材を使用したデザインはスタバの店舗の外観部分のみならず店内にも続いています。店内のテーブルも建築家のデザインに合わせて、通常のスタバでは使用していない特別な木目調のものが使用されています。
木材や木目調のデザインのテーブルに合わせるのは、店内の壁や机の足部分に至るまで全て黒で統一された店内配色で、モダンでおしゃれな空間に仕上がっています。歴史も感じさせながら現代風のおしゃれな雰囲気を生み出しています。
さらにお店の奥には、太宰府の象徴“梅の木”が植えられており、そんなところからも太宰府の歴史と建築家の思いが感じられる美しい店舗となっています。
太宰府のスタバの気になる店内の様子
次に、有名建築家隈研吾さんの手によって生まれたスタバの特別なコンセプトストア太宰府スタバの店内はどのようになっているのかをご紹介いたします。
入り口だけでなく店内奥にも続く木組み
先程もご紹介しましたが、有名建築家隈研吾さんの特徴的な美しい木組みは店内の奥の方まで続いています。天井部分と壁一面に木組みがデザインされており、その美しいデザインを感じながら店内でのんびりとカフェタイムを楽しむことができます。
木材で設計された店内の雰囲気はとても暖かく、日本ならではのデザインが多くの外国人観光客からも大好評となっています。心地よい木の香りとコーヒーの香りが存分に感じられるおしゃれなスタバです。
お店の奥は開放感のあるガラス張り
店内奥側はガラス張りの造りとなっているので程よい開放感を感じられます。さらにガラス張りの窓からは素敵な庭園風景が眺められます。そこには先程もお伝えしたように梅の木が植えられており、太宰府ならではの雰囲気を感じられるよう設計されています。
また、店内には雰囲気を壊さないよう温かいオレンジの色味のランプが使用されており、夜にはその暖かな明かりと木のぬくもりが見事にマッチしたおしゃれで素敵な空間が楽しめるそうです。
昼間の開放感はもちろん、夜のライトアップされた美しい店内も素敵だと大好評ですので、遅めの時間帯の訪問もおすすめです。
太宰府のスタバの営業情報をチェック
太宰府スタバの営業時間やアクセス方法、混雑しやすい時間帯やおすすめの時間帯まで詳しくお伝えいたします。
営業時間はこちら
太宰府スタバの営業時間は8:00から20:00までとなります。定休日は不定休ですのでご注意ください。太宰府天満宮は有名な観光スポットですので、昼間の時間帯は平日でも混雑が予想されます。早朝もしくは夜の時間帯は比較的空いていて過ごしやすいのでおすすめです。
店内片側の壁側はソファー席となっており、小さなお子様連れでもゆったりと過ごすことができます。また10席程ですが店外にテラス席もございます。太宰府の雰囲気を存分に感じたい方にはテラス席もおすすめです。
アクセス方法はこちら
アクセス方法は、太宰府駅から徒歩5分ほどとなります。西鉄五条駅からも徒歩圏内ですが歩いて20分ほどかかるそうです。太宰府天満宮の観光に疲れた帰り道に立ち寄られる方が多いようですので、スタバを目当てに訪問される方は早めの時間帯が狙い目です。
住所 | 福岡県太宰府市宰府3-2-43 |
電話番号 | 092-919-5690 |
限定の福岡シリーズとは?
では最後に、太宰府スタバでも購入できる福岡限定のスタバグッズについてご紹介いたします。福岡といえば“博多祇園山笠”や“博多どんたく”が有名ですが、その博多のお祭りをモチーフにしたアイテムとなっています。
博多祇園山笠は、毎年7月1日から7月15日まで開催されるお祭りです。1241年に疫病が流行した際、承天寺の聖一国師が祈祷水を撒き町を清めて疫病の退散を祈願したのが起源といわれているそうです。
お祭りの時期には博多市内の至る所に飾り山笠が設置され、観光客や見物客たちを魅了しています。フィナーレには飾り山笠よりも背の低い山笠が市内を勢い良く駆け回ります。
博多どんたくは、毎年ゴールデンウィーク最中の5月3日と5月4日に開催されるお祭りで、200万人を導入する国内でも最大級を誇るお祭りだそうです。
元々は“博多松囃子”というお祭りが起源となっており、明治5年に中止となった後、明治12年に再開した際に“博多どんたくと”名付けられたとのことです。
福岡限定のアイテムには、博多織を感じさせる濃紺色をベースに、そんな福岡の魅力を十分に感じられるお祭りのイラストがたくさん描かれたデザインとなっています。
コレクションとして飾っておくのも素敵で、普段使いもしやすくお土産にもおすすめのタンブラーは内容量355ml、価格は2200円(税込)で販売されています。
手書きイラスト風のデザインが映えるキュートなマグカップは内容量355ml、価格は1980円(税込)で販売されています。ホワイト基調で濃紺のアクセントが入ったスタイリッシュなステンレスボトルは内容量355ml、価格は4620円(税込)で販売されています。
さらに福岡限定デザインのスターバックスカードも販売されています。こちらも濃紺色をベースに、福岡伝統の屋台で食事を楽しむ方々がデザインされています。入金額によって価格は変動します。
どの商品もおしゃれなペーパーギフトボックスに入っており、旅行のお土産にぴったりの仕様となっています。福岡県の各店舗にて取り扱いがあるため、福岡空港や博多駅など、太宰府スタバ以外でも、旅行の帰りに立ち寄りやすい店舗でのお求めが可能です。
スタバの限定アイテムは、シーズン毎に変わるものもありますし、ご紹介したように地域限定のものもあります。地域限定アイテムは日本各地のみならず海外でも販売されています。そのため、各地の限定グッズを旅行に訪れた記念にコレクションとして集められるスタバファンも多いそうです。
そういった楽しみ方もできるのが、全世界にたくさんの店舗を構えるスタバならでは、ファンをいつまでも虜にする魅力の1つです。ぜひ太宰府スタバを訪れた際には福岡限定グッズにも注目なさってみてください。(商品内容・価格の情報は2022年8月29日時点、スターバックスコーヒージャパン公式HPより。)
太宰府のスタバで日本の伝統を感じながら一息つこう
有名建築家隈研吾さんが造り上げたスタバは日本の伝統を感じられる美しく素敵な空間です。ぜひ太宰府天満宮で日本の歴史を存分に感じるついでに太宰府スタバへも訪れてみてください。
おしゃれで魅力的なデザインの太宰府スタバはSNS映えすると若者はもちろん、スタバファンの方からも大人気の店舗です。令和になりますます盛り上がりを見せる太宰府の魅力を存分に感じられる素敵なスポットとなっています。