柿ジャムはまずい？美味しい？失敗しない作り方やおすすめ商品も紹介！

秋を代表するフルーツのひとつである「柿」は、栄養価が高く「医者いらず」と言われるほど。しかし、柿は食べすぎると体に良くないため、1日何個も食べるわけにはいきません。そこでおすすめなのが、柿をジャムにして長く楽しむ方法です。

柿ジャムの方法や食べ方を調べると「まずい」というキーワードが一緒に表示されることもあり、本当のところはどうなのか気になっている人もいるはず。そこで今回は、柿ジャムはまずいのか、美味しいのか、美味しい食べ方や作り方はあるのかについて紹介します。

柿ジャムとは、その名の通り柿をジャムにしたもの。自宅でも簡単に作れるのが魅力で、柿の本来の甘みを活かし、さっぱりとした甘さに仕上げることができます。かたい柿よりも熟れて柔らかくなった柿を使うのがおすすめです。

柿ジャムをネットで検索すると、以下のような悪い口コミや評判がありました。

• 柿ジャムを使ったけどとてもまずい
• 口の中がざらざらする感じで微妙
• 作ってみたけどクソまずいかも…
• 何度か作ってるけどそのたびに美味しくない
• 甘いけど渋い謎の味で好きじゃない
• 手作りした柿ジャムがまずい、柿の味がしない
• まずいって程ではないけど微妙
• 甘い柿使ったのに渋くなった！まずい！
• 柿は好きじゃないからジャムもダメだった
• なんか味が微妙、ぼやけてる

柿ジャムが美味しくない・まずいと感じる原因は大きく分けて2つあるようです。

• そもそも柿が苦手
• 柿が渋戻りした

柿ジャムをまずいと思う大きな理由のひとつは「そもそも柿が苦手」ということが考えられます。柿をもらったけれど苦手だからジャムにしてみよう、でもやっぱり苦手だったという流れの人は意外と多く、苦手なものは何をしても苦手という人もいました。

ただ、料理やスイーツ作りに使ったら美味しく食べられた！という人も多かったので、柿が苦手な人は他の料理やお菓子などにアレンジしたり、隠し味として楽しむといいかもしれません。

柿には「渋柿」と「甘柿」と「不完全甘柿」の3種類があります。甘柿はそのまま甘く熟しますが、渋柿や不完全甘柿は渋みが残るため渋抜きという工程を経てから出荷されます。渋抜きされた柿は、加熱すると渋みの原因であるタンニンが復活して、渋みが戻るという特徴があります。

ジャムにするためには加熱する必要があるため、生のまま食べた時は甘かったのに、ジャムにすると渋い・まずいという現象が起こるのです。渋いジャムにしないためには富有柿などの完全甘柿を使うか、分からない場合には少量を加熱して渋いかどうか確認してからジャムにするといいでしょう。

まずい・美味しくないなどの悪い口コミもありましたが、柿ジャムの良い口コミも多くありましたので紹介します。

• 柿苦手だけどジャムは食べられた！
• 柿ジャムトーストうまい
• カルディの柿ジャム美味しい
• 柿ジャムとクリームチーズ合わせると美味しい
• 柿ジャム美味しい、好き

柿ジャムは熟れた柿があれば自宅でも簡単に作れます。柿は意外と柔らかくなるのが早いので、大量消費したい時もジャムにするといいでしょう。

柿ジャムに必要な材料

• 熟れた柿
• レモン汁
• 砂糖
• 水

柿ジャムの材料は少なく、たった4つだけで作れます。柿の甘さに合わせて砂糖を調節して作るのがおすすめです。

柿ジャムの作り方は一般的なジャムの作り方と同じです。皮をむいてペースト状にしてもいいですし、皮を残して食感のあるジャムにすることもできます。

柿ジャムの作り方

1. 柿のヘタを取り、皮をむいて角切りにする
2. 鍋に切った柿と砂糖、水を加えて火にかける
3. 中火で煮込み、アクが出てきたら取る
4. アクを取ったら弱火にし、果肉をつぶしながら15分ほど煮込む
5. とろみが出てきたらレモン汁を加えて、火を止める
6. 粗熱が取れたら煮沸消毒した瓶などに詰め替えて完成

柿ジャムを作るときに失敗しないポイントは2つあります。

• 渋戻りに気をつける
• 好みに合わせた食感にする

柿ジャム最大の失敗ポイントは、柿が「渋戻り」してしまうこと。生で食べた時に甘くても渋戻りする場合があるので、まずは少しだけ加熱して渋くならないかどうか確認しましょう。加熱の方法はフライパンで焼いたり、電子レンジで温めるだけもOKです。

柿が苦手な人の場合は、柿をペースト状にしてからジャムにするのがおすすめです。皮や果肉感が残っていると柿を感じやすくなるので、皮はきれいに剥き、なるべく小さくつぶしながら煮込みましょう。

柿ジャムを作ったけど美味しくなかった！まずい！というときは、食べ方をアレンジしてみましょう。特に渋戻りしてしまった柿ジャムはたんぱく質と合わせると渋みを感じなくなるので、乳製品や肉類と合わせるのがおすすめです。

渋戻りしてしまった柿ジャムは、ヨーグルトに加えて食べると渋みを感じなくなります。さらに、ヨーグルトの酸味でジャムの甘みが抑えられ、甘いものが苦手でも食べやすくなるでしょう。

柿ジャムはクリームチーズと合わせるのもおすすめです。クラッカーや薄く切って焼いたバゲットにのせて食べるといつもとは違う味わいに出会えます。生ハムなどをプラスするとおしゃれな前菜にもなり、おもてなしにもぴったりです。

柿ジャムはチャツネのように使うこともできます。チャツネは野菜や果物に香辛料を加えてすり潰したりジャム状にしたもので、日本ではカレーの隠し味に使うことが多い調味料です。柿ジャムをチャツネの代わりにカレーに加えると、フルーティーになり、コクも増します。

渋くなってしまった柿ジャムは、牛乳やバターなど、たんぱく質を含む食材を使うお菓子作りにもぴったり。特にパウンドケーキやカップケーキなどの生地に混ぜ込むと、自然な甘さの優しい味わいに仕上がります。柿が苦手な人でも食べやすいアレンジでしょう。

マーマレードジャムを使って鶏の照り焼きにするレシピは一般的ですが、柿ジャムもよく合うのでおすすめです。砂糖やみりんの代わりに柿ジャムを使うだけなので手軽ですし、フルーティーでコクもでます。

柿は秋のフルーツですが、通販で買える柿ジャムであれば1年中楽しむことができます。通販だけでなく、ふるさと納税の返礼品になっている柿ジャムもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

「アトリエコンフィチュール」の「吉野の富有柿ジャム」は完熟の最高級の富有柿を使用しています。柿本来の味わいをそのままに、濃厚であんこのような深い甘さを感じられます。レモンのフルーティーさがあるのでくどくなく、すっきり食べられます。

「はやし柿園」で収穫した岐阜県産の富有柿をそのままジャムにした「岐阜県産 富有柿 ジャム」は、柿そのものの味わいと色合いが特徴。柿の甘さを最大限まで引き出し、甘さ控えめに仕上げてあります。

手作りジャムの人気店「メルカートピッコロ」の「柿ジャム」は、1瓶200g1080円（税込）とジャムにしてはややお高めです。しかし、柿だけでなく砂糖もすべて国産というこだわり。和菓子の様な上品な甘さで、柿の美味しさをギュッと凝縮したような味わいです。

南信州の特産品である「市田柿」を使った「市田美人柿ジャム」は「すずらん株式会社」が販売しています。なめらかな食感のジャムなので、トーストに塗るだけでなく、お菓子作りや料理の隠し味としてもおすすめです。

柿ジャムは自宅で簡単に作れますし、長い間柿を楽しめるので好きな人も多いジャムです。しかし、柿の選び方を間違えると渋いジャムになってしまうので注意が必要です。柿のシーズン以外に美味しい柿ジャムが食べたい時は、通販などを活用してみるといいでしょう。

※本記事中の情報は2024年4月25日時点のものです。紹介した商品は地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や価格が異なることがあります。