【イギリス食器】おすすめのブランド7選!王室御用達の高級品も

【イギリス食器】おすすめのブランド7選!王室御用達の高級品も

イギリスには王室御用達の高級食器ブランドが数多くあります。歴史あるイギリスならではの伝統的で優美なデザイン、そして日常使いにも耐える丈夫さがイギリス食器の魅力です。数々の偉人に愛されてきた、イギリスの伝統ブランドをたっぷりとご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.優美で高級感のある「イギリス食器」
  2. 2.イギリスの食器といえば「ボーンチャイナ」
  3. 3.どうしてイギリス食器には花柄が多いの?
  4. 4.英国王室にも愛されるイギリスの食器ブランド 7選
  5. 5.優雅なイギリス食器を食卓に取り入れてみよう

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優美で高級感のある「イギリス食器」

Photo bycongerdesign

アンティークでも高い価値のあるイギリスの食器は、代々受け継がれることがあるほど大切にされているものです。丈夫で長持ちするものを好むイギリスの国民性もあって、使い勝手はもちろんのこと日々の使用にも耐えうる高い品質が特徴です。

長い歴史を誇るイギリスでは、食器のデザインや品質にもさまざまなバリエーションがあります。シルクのような白地に映える鮮やかなモチーフのイギリス食器の数々にきっと魅了されるはずです。

一年を通して曇りがちなイギリスでは、彩り豊かなティータイムが人々の心を潤わせてきたのでしょう。この記事では優美なイギリス食器のおすすめブランドをたっぷりとご紹介します。

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イギリスの食器といえば「ボーンチャイナ」

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ボーンチャイナとはミルクのような柔らかな色をした美しい光沢が魅力のイギリスの高級食器です。しっとりとした質感で手に取った際のなじみの良さが魅力の陶器で、通常の磁器の2倍以上の強度があるともいわれています。

絵具の馴染みが良いためシャープで鮮やかな発色が可能で、絵柄も繊細で彩り豊かなものが多いのが特徴です。なめらかな表面は水弾きが良く、洗った際の水切れの良さもポイントです。

18世紀ごろにロンドンで発明

Photo byderwiki

17世紀に東インド会社を通して中国からヨーロッパに磁器が伝えられて以来、イギリスを始めとしたヨーロッパの国々では透き通るような白さの磁器が大変な人気になりました。当時の磁器は大変貴重で、食器としてではなく装飾用として珍重されていたほどです。

ヨーロッパでは特に白い磁器に強い憧れが強く、白磁器の開発が熱心に行われていました。しかし、イギリスでは白磁器の成分であるカオリンが採掘されなかったため、他のヨーロッパの国々に遅れをとっていたのです。

1748年、イギリスのボウ窯が動物の骨の灰を原材料に混ぜることで白い磁器ができることを発見します。これがイギリスのボーンチャイナの始まりです。

牛の骨灰「ボーンアッシュ」が原料

Photo bystux

イギリスではさまざまな動物の骨が原料として使用されましたが、1970年ごろに牛の骨灰を使用することで白磁器に最も近い色合いの白さが出せることが発見されます。

素地に混ぜる骨灰の割合も研究され、それまで2割程度だった骨灰を5割まで混ぜ込むことに成功します。25%~30%以上の骨灰を含むものを「ボーンチャイナ」、50%以上含むものは「ファインボーンチャイナ」と呼ばれるようになりました。

「ファインボーンチャイナ」は当時のイギリス皇太子に気に入られ、王室に献上されるようになります。開発したスポード窯は1806年に「王室御用達」に任命されています。

どうしてイギリス食器には花柄が多いの?

Photo byreinbacher

イギリスでは食器だけでなく、洋服や小物の生地としても花柄が愛されています。花柄が人気のイギリスのブランドはいくつかあり、「ローラ アシュレイ」や「リバティ」などが代表的なブランドです。

イギリスの食器も例外ではなく、数あるイギリス食器ブランドのモチーフでも圧倒的に多いのが花柄です。白地に鮮やかに浮かび上がる生き生きとした花は、生花にも劣らない魅力的なモチーフです。

イギリスの食器に花柄が多い理由としては、前述したボーンチャイナにも関係があると考えられます。東インド会社によってもたらされたのは磁器だけでなく、珍しい植物を写し取った植物画やお茶であったといわれています。

遠い異国の地の花や植物が描かれた器でティータイムを楽しむのは、当時の上流階級の贅沢な楽しみだったのかもしれません。

アフタヌーンティーとの関係

Photo bystevepb

アフタヌーンティーとはイギリスが発祥のティータイムの習慣のことです。紅茶、スコーン、サンドイッチと共に15時ごろに軽食をとることをいいます。

アフタヌーンティーの習慣が始まった19世紀頃のイギリスにはまだ花を育てる技術がなく、食卓に毎回花を飾るのは難しい時代でした。生花の代わりに花柄の食器を取り入れることで、食卓に彩りを添えていたといわれています。

イギリスの食器に花柄が多い理由は、アフタヌーンティーの歴史にも深く関わっていることがわかります。

英国王室にも愛されるイギリスの食器ブランド 7選

Photo by Oscar W. Rasson

イギリスでは王室にも愛される食器が数多くあります。優れた食器ブランドはイギリス王室御用達として認められ、「ロイヤル」や「クラウン」の称号を授けられてきました。今やイギリスだけでなく、世界中でもその価値を認められるおすすめのイギリス食器をご紹介します。

世界最大級の陶磁器メーカー「Wedgwood(ウェッジウッド)」

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ウェッジウッドは1759年に英国陶工の父と呼ばれるジョサイア・ウェッジウッドによって創立されました。イギリス中で白い磁器の開発が熱心に行われていた中、ジョサイアはクリーム色の陶器の開発に成功します。

より白く、よりなめらかな光沢のある陶器は当時のイギリス国王の妻シャーロット妃に認められ、1766年にウェッジウッドは「クイーンズ・ウェア(女王の陶器)」として王室御用達の称号を手にします。

現在に至るまでウェッジウッドはイギリス王室の御用達のブランドとなり、イギリスだけでなく世界中の高級レストランやホテルなどでも食器として使われています。

現代のウェッジウッドを代表する食器は「ワイルドベリーシリーズ」などがあります。ワイルドベリーシリーズは、なめらかな白地に可憐な野いちごが生き生きと浮かび上がり、縁などに施された金の装飾が上品さを添えるウェッジウッド定番の食器シリーズです。

現在ではライフスタイルに合わせて進化し、電子レンジや食洗機も使える「ワイルドストロベリー・ホワイト」や、毎日の食卓に合わせたサイズが魅力の「ワイルドストロベリー・カジュアル」シリーズなどが登場しています。

ウェッジウッドは最高級の品質でありながら、日常の生活に溶け込む食器としておすすめのブランドのひとつです。

イギリス4大名窯の一つ「SPODE (スポード)」

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ファインボーンチャイナを完成させた窯として有名なブランドがスポードです。1770年にジョサイヤ・スポードによって創業されたスポード窯は、イギリス4大名窯にも数えられています。

ボーンチャイナを開発した業績を讃えられ、スポードは1806年にジョージ4世によってイギリス王室御用達に任命されています。イギリスの陶磁器に大きな功績をもたらしたといえるブランドです。

スポードの食器はシルクのような白地と銅板転写技術による緻密で繊細な絵柄が特徴で、古代ローマをテーマとした「ブルーイタリアン」の食器シリーズは1816年の発表から現在まで変わらず愛されています。

なめらかでクリーミーな色味が魅力の白地に、シャープな線で施されるクラシカルな図柄が「ブルーイタリアン」シリーズの魅力です。

現在ではより現代風にアレンジされた「ブラックイタリアン」シリーズや、ひまわりを図案とした鮮やかなブルーが印象的な「ブルールーム サンフラワー」などの食器も発表されています。

現代風にアップデートされつつも、図柄や色味でクラシカルな雰囲気を残しているのがスポードの食器の魅力です。伝統的な絵柄を普段の生活でも楽しみたい方におすすめのブランドです。

職人の技が光るブランド「Burleigh(バーレイ)」

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バーレイは、1851年にイギリスの陶器の里ともいわれるストーク・オン・トレントの街で設立されました。手彫りの銅板に描かれた図柄を版画のように貼り付ける銅板転写の技術で有名なイギリス食器のブランドです。

原料は全てイギリス産にこだわり、製法も昔から変わらないまま食器一つひとつを熟練の職人が手づくりをしています。銅板転写の製法で食器を作る最後のブランドといわれています。

繊細でありながらどこか温かな雰囲気を持つバーレイの食器の中でも人気なのは「ブルー アジアティック フェザンツ」シリーズです。なめらかで透明感のある白地に、高麗キジと牡丹が優しいブルーで描かれています。

バーレイは、160年以上も同じ製法を受け継いで作られている手仕事の温かみと優しい雰囲気を持つ食器が魅力のブランドです。カジュアルにもフォーマルにも活躍する、おすすめの食器です。

高級ホテルでも使用「Arthur Price(アーサープライス)」

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デザイン、品質共に最高級のカトラリーとしてイギリスだけでなく世界中から高い評価を得ているのがアーサープライスの食器です。イギリス王室の御用達として2つの紋を賜っており、今でもイギリス王室に使用されている由緒ある食器ブランドです。

かつては豪華客船タイタニック号や超高速機コンコルドでも使用されており、ずっしりとした重量感とイギリスならではのクラシックなデザインが高級感を感じさせます。

アーサープライスで根強い人気を誇るのが「ビード」シリーズの食器です。1760年代にフランスで人気となった食器シリーズで、持ち手部分のに真珠のモチーフが散りばめられている華やかなデザインです。

アーサープライスの食器は使い勝手の良さはもちろんのこと、食洗機でも洗える頑丈な作りです。長く使える食器として、代々受け継いでいける逸品です。

可憐なデザインが人気「Aynsley(エインズレイ)」

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1775年にジョン・エインズレイによって設立されたエインズレイは、フルーツや花などの可憐なモチーフとゴージャスな金のデザインが人気のイギリス食器ブランドです。

その高い技術と伝統的なスタイルはビクトリア女王からの高い評価を受け、それを見た貴族たちからの注文が殺到し、かつては生産が間に合わないほどであったという逸話が残っています。

エインズレイのデザインはイギリスらしい自然のモチーフが多いのが特徴です。どこかあたたかみを感じさせる絵柄と、エインズレイならではのきめ細やかな生地とのバランスが楽しめる食器が数多くあります。

「エリザベスローズ」シリーズはかつてのエリザベス女王がこよなく愛したバラをモチーフとして再現したシリーズです。

花はもちろん、トゲに至るまで忠実に再現されたバラはまるで水彩画のように食器に浮かび上がります。いきいきと花開くバラの香りが漂ってくるような逸品です。

エインズレイの食器は創業以来一つ一つが熟練の職人による手作りです。それぞれ異なる風合いや形を楽しめるのも手作りの食器ならではの魅力です。

ロイヤルとクラウンを授かる「Royal Crown Derby(ロイヤルクラウンダービー)」

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ロイヤルクラウンダービーは1775年にイギリス国王ジョージ3世から「クラウン」を授かり、1890年にはビクトリア女王から「ロイヤル」を授かりました。イギリス国内で唯一、「ロイヤル」と「クラウン」の2つの称号を与えられているブランドです。

その高い品質と美しさは古くからイギリス国内を始めとした貴族たちに愛され、格調高い生活の象徴とされてきました。

中でもロイヤルアントワネットシリーズは、マリー・アントワネットが愛したバラや小花の柄が優美なシリーズです。エリザベス女王が週末を過ごすウィンザー城での朝食用テーブルウェアとして使われていることでも有名です。

ロイヤルアントワネットシリーズの食器は「エッグシェル」と呼ばれる大変薄い素材でできており、高い技術力を誇るロイヤルクラウンダービーならではの波打つライン、細かな柄を引き締める金彩の縁取りが唯一無二の優雅さを演出します。

デザインされたのは18世紀ですが、現在でもロイヤルクラウンダービーの中で高い人気を誇るシリーズです。いつもとは違う特別なティータイムに、または優雅な気分に浸りたい時におすすめの食器です。

独創的なスタイルでおすすめ「Royal Doulton(ロイヤルドルトン)」

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ロイヤルドルトンは1815年にジョン・ドルトンによって始められた陶磁器メーカーです。当初は大量生産を主な目的としていましたが、息子のヘンリー・ドルトンによって装飾性の高い陶磁器を作るようになりました。

ドルトンの品質の高さと芸術性は1878年のパリ万博でグランプリとして評され、1901年にはエドワード7世からイギリス王室御用達と「ロイヤル」を授かります。今日ロイヤルドルトンとして知られる名前の所以です。

ロイヤルドルトンの食器の特徴は美しい白地を生かしたデザインにあります。現在人気のシリーズは「パシフィックライン」という海をイメージした食器のシリーズです。

白い砂浜をイメージさせる陶器の白に深いコバルトブルーのモチーフが鮮やかに映え、食卓を爽やかに演出してくれます。料理の色味を邪魔しない色合いなので、どんな料理も鮮やかに見せてくれるでしょう。

なめらかな陶器の食感は手に取った時からしっくりとなじみ、食事の時間をより楽しくさせてくれるはずです。ぜひシリーズで揃えたくなる食器です。

優雅なイギリス食器を食卓に取り入れてみよう

Photo byHomeMaker

イギリス食器は優美で繊細でありながら、日常生活にもなじむ使い勝手の良さと丈夫さを持ち合わせています。現代風にアップデートされつつも伝統を感じるイギリス食器と暮らしてみませんか。
 

イギリス食器は日常の生活にあたたかみをもたらし、ワンランク上の時間を演出してくれることでしょう。

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ライター

sachikinoko314

東京在住のママです!小学生の子供が二人います。 美味しいものや可愛い雑貨などが大好き!国内、海外問わず旅行も好きです。 体を動かすことにハマっていてテニス、ヨガ、ボクシングなど毎日元気に活動中。ワクワクする記事をお届けします!

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