土鍋の焦げの簡単な落とし方を伝授!外側の対処や予防方法も徹底調査

土鍋の焦げの簡単な落とし方を伝授!外側の対処や予防方法も徹底調査

うっかり土鍋を焦がしてしまった、という時に役立つ土鍋の焦げの落とし方をご紹介します。複数ある焦げ落としアイテム、手段の中から最適な落とし方を選べば、より美しく長く土鍋を使うことが出来ます。土鍋を使う機会が増えている今だからこそ、知っておいて損は無い知恵です。

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記事の目次

  1. 1.土鍋の焦げの落とし方を知っておこう!
  2. 2.土鍋の焦げの落とし方【重曹】
  3. 3.土鍋の焦げの落とし方【クエン酸】
  4. 4.土鍋の焦げの落とし方【予防方法】
  5. 5.土鍋の焦げの落とし方は状況に合わせて使い分けよう

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土鍋の焦げの落とし方を知っておこう!

Photo by eiko_eiko

土鍋は、冬に熱々の鍋料理を食べるためにしか使わないという人も多いでしょう。しかし、土鍋は鍋料理だけにしか使わないというのは勿体ないほどのポテンシャルを秘めており、昨今はご飯を炊いたり、スープを作ったりと、鍋料理以外で土鍋を使う人がどんどん増えているのです。

しかし、使用頻度が増えるということは相対的にトラブルの頻度も増えることに繋がります。本記事で取り上げていくのは、土鍋に特に多いトラブル「焦げ」です。土鍋を使用するとどうしても焦げが付いてしまったりしてしまいお悩みの方も多いのではないでしょうか。

うっかり土鍋を焦がしてしまった時どうすれば良いのかといったトラブル対処法から、土鍋を焦げさせないための予防法など、土鍋をより大切に長く使うための様々な知識をお届けします。

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土鍋の焦げの落とし方【重曹】

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土鍋の焦げ落としは案外簡単です。しかし、正しい落とし方で焦げを落としていかないと、せっかくの土鍋を傷つけてしまうだけでなく、壊してしまう可能性さえありますので、正しい焦げの落とし方を知っておく事は非常に重要です。

土鍋の手入れに、特殊な道具は必要ありません。一般家庭に当たり前にあるようなアイテムのみで焦げはちゃんと落とせます。先ずは、昨今は活躍の場が料理より掃除になりつつある「重曹」を使った土鍋の焦げの落とし方をご紹介します。

内側の焦げを落とすには

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まずは、土鍋の内側が焦げてしまった場合の重曹を使った焦げの落とし方をご紹介します。土鍋の内側に付く焦げは、米や肉が焦げ、くっついて取れなくなっている場合がほとんどです。重曹は水に溶かして温めることで炭酸ガスが発生し、焦げを浮き上がらせてくれます。

重曹の使い方は、土鍋の8分目くらいまで水を満たし、重曹を大さじ3~4杯水に溶かしてから火にかけます。沸騰してくると、重曹から炭酸ガスが発生し、土鍋に付いた焦げを浮かせてくれます。火を止め、中のお湯はそのままにして一晩おいて焦げをしっかり浮かせます。

一晩明けたら、スポンジやたわしで焦げを落とします。もし焦げが落ち切らなかった場合は、同じ手順を何度か繰り返すと良いでしょう。

外側の焦げを落とすには

Photo byHoaLuu

長年土鍋を使っていると、外側が焦げ付きすすけてしまってきます。土鍋の色がこげ茶色など、焦げが目立たない色なら気にならないですが、白などの色だとどうにも気になってしまうでしょう。土鍋は調理後そのまま食卓に上げることもありますので、綺麗に越したことはありません。

土鍋の内側のみならず、重曹は外側の焦げを落とす際にも活躍します。重曹は、重曹3、水1の割合で混ぜ合わせることでペースト状になり、スポンジなどに付けて擦ることで研磨剤のような働きをしてくれます。

焦げが取れて来たら、重曹ペーストを水で洗い流します。水洗い後の土鍋は綺麗な布で水気を拭き取り、しっかり乾燥させましょう。

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土鍋の焦げの落とし方【クエン酸】

Photo by yto

もう1つのおすすめ土鍋の焦げ落としアイテムが「クエン酸」です。家じゅうの掃除に活用出来るため、最近は掃除用のクエン酸粉末も入手しやすくなりました。

以前は土鍋の焦げ落としアイテムとして「酢」がよく利用されていました。しかし酢もクエン酸を多く含んでおり、働きがクエン酸とほぼ変わらないため、現在は特有の匂いが無く、使いやすいクエン酸を使っている人が多くなっています。

内側の焦げを落とすには

フリー写真素材ぱくたそ

クエン酸を使って、土鍋内側の焦げを落とす方法をご紹介します。クエン酸は重曹と異なり、野菜が焦げ付いてしまった時に有効です。また、焦げの他にも長らく使用していなかった土鍋にカビが生えてしまった時や、アクによる黒ずみが目立つようになった時にもクエン酸が役立ちます。

土鍋の内側に出来た焦げの取り方は、クエン酸でも重曹と同じ使い方をします。土鍋に水を8分目くらいまで入れ、クエン酸を大さじ2~3杯入れたら沸騰させ、一晩置いたのちに焦げを擦り取るという流れです。

Photo bycongerdesign

土鍋の内側の焦げは、肉や魚が焦げ付いたものか、野菜が焦げ付いたものかで重曹とクエン酸を使い分けるのが最も効果的です。ハッキリとした焦げの原因が分からない時は、クエン酸を試して焦げがスッキリ落ち切らなかった、という時は重曹も試してみると良いでしょう。

外側の焦げを落とすには

Photo byMabelAmber

クエン酸を使って土鍋の外側の焦げを落としたいときは、重曹とは使い方が異なります。クエン酸を使う場合は、200mlの水に対しクエン酸を小さじ2杯入れたクエン酸水を作り、キッチンペーパーにクエン酸水を染み込ませ、土鍋外側の焦げの部分に湿布のように張り付けて使います。

そのまま数時間置いておくと、クエン酸の働きで焦げが浮いて取りやすい状態になります。浮き上がった焦げや汚れを柔らかい布やスポンジで拭き取ってあげれば、土鍋の外側に付いた焦げを綺麗に落としてあげることが出来ます。

土鍋の焦げ落としに使ってはいけない物

Photo byHans

土鍋の焦げ落としの際に、ついつい使いたくなってしまいますが使ってはいけない物があります。それは、焦げ落としの道具としてよく使われているクレンザーや金属たわしです。

土鍋は土から作られているためひび割れしやすく、さらに目に見えない小さな穴が無数にあるため、洗剤などの薬剤が中に染みやすい特性があります。なので、クレンザーやハイターなどの薬剤を使ってしまうと、臭いが染みついたり、調理中に染みた薬剤が溶け出たりしてしまいます。

金属たわしも力いっぱい擦ると土鍋が削れ、割れの原因になってしまいます。長く土鍋を使っていくためには、クレンザーや金属たわしは、使用を避けた方が良いでしょう。

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土鍋の焦げの落とし方【予防方法】

Photo by eiko_eiko

土鍋に付いた焦げは落とすことが出来ますが、最初から焦げ付かないように予防が出来るのであれば予防するのが最善の手段といえます。それでは、土鍋の焦げ付き予防策はどのようなものがあるのでしょうか。

本記事でご紹介する予防策は、ちょっとの工夫や片付ける際の細かな注意で出来る予防策ばかりですので、今日からでも実践してみると良いでしょう。

目止めをしておく

Photo byHuyMon

「目止め」という作業は、実は土鍋の焦げ予防のために行う作業のことで、長く土鍋を使っていくための必須工程といえます。

土鍋は前述した通り土で出来ているため、表面に目に見えないレベルの小さな穴が無数にあります。目止めとは、無数の穴をでんぷんでコーティングしてあげることで、土鍋に汚れが付きにくくなるようにする作業のことなのです。

目止めのやり方は、土鍋の内側に付いた焦げを取る作業と似ていて、土鍋8分目くらいまで水を入れて沸騰させ、火を消したら一晩放置するというやり方です。違う点は、焦げ取りの時は重曹やクエン酸を入れていたところで、目止めは小麦粉を水に対して1/5程度入れるという点です。

Photo by ysakaki

しかし、目止めにはさらに効率の良いやり方があります。その方法が、お粥を作ることです。お粥を作ることで、米のでんぷんが溶けだして土鍋の内側をコーティングしてくれるのです。

わざわざ目止め作業をするよりお粥を作った方が、食事の準備も出来て土鍋の目止めも出来る、まさに一石二鳥の作業といえるでしょう。鍋のシメとして雑炊を作るという文化も、鍋のコーティングを更新してあげるという側面もあるのです。

様々な具材の旨味を閉じ込めた鍋の汁を最後まで美味しく楽しみつつ、土鍋の手入れまで出来てしまう、鍋のシメとは実はとても効率的な文化なのです。

乾燥させることも大事

Photo by verity_lane

土鍋を長く使っていくためには、使うたびのケアも非常に重要です。土鍋は湿気に弱く、濡れたままや湿気の多い状態にしておくとカビが生えやすくなってしまいます。

目止めや焦げ取りの作業をした後はもちろん、料理で使用した後もしっかり柔らかい布で水気を拭き取った後、風通しの良い所でしっかり乾燥させるようにしましょう。

冬の終わりなど鍋の使用頻度が落ちそうなタイミングなら、土鍋を新聞紙に包んでしまうのもおすすめです。新聞紙が余分な水分を吸ってくれるため、使っていない間も土鍋を最適な状態で保ってくれます。

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土鍋の焦げの落とし方は状況に合わせて使い分けよう

Photo byMonfocus

土鍋の焦げは、内側外側問わず予防することも除去することも可能です。長く大切に使われた土鍋で作られた料理は美味しい、といわれています。

本記事で紹介した手入れの知恵を活かし、焦げの原因や、土鍋が置かれている状況をしっかり把握し、原因に応じて道具を使い分け、自分だけの土鍋を育ててみてはいかがでしょうか。

ose0506
ライター

ose0506

食べること、家でゆったり過ごすことが大好きな、しがないライターです。ちょっとした工夫や知恵で、日々をもっと楽しく、より良く、よりお得に過ごせるような、アイデア情報やおすすめ情報をお届けしていきます。

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