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焼き芋にするとねっとり甘いさつまいも【紅はるか】
ひと昔前は寒い時期になると売り出されていた焼き芋ですが、最近は焼き芋向けのさつまいも品種が多数開発されたこともあり、焼き芋専門店で1年じゅう焼き芋が食べられます。
焼き芋専門店では全国各地でとれるおいしいさつまいもを複数取り扱っているため、さつまいもの種類を変えるだけでさまざまな味・食感の焼き芋が楽しめます。そんな焼き芋専門店でも人気が高いさつまいも品種が「紅はるか」です。
紅はるかってどんなさつまいも?
焼き芋専門店の人気トップ3に必ず登場するさつまいも品種「紅はるか」は、焼き芋・蒸し芋用として開発されたさつまいもです。
「蜜いもの王様」と呼ばれる安納芋(あんのういも)に対して紅はるかは「蜜いもの姫」と呼ばれており、焼き芋品種として人気のシルクスイートと合わせて「焼き芋用さつまいも・御三家」と呼ばれます。
紅はるかは糖度が高く焼き芋におすすめ!
焼き芋用品種として人気の高い紅はるかは、焼き芋品種の定番「春こがね」と、見た目・実の発色が美しい「九州21号」から生まれた改良品種です。
全国各地で栽培されるほど人気の紅はるかですから栽培歴の長い品種かと思われがちですが、2010年3月に品種登録をしたばかりなので、かなり新しい焼き芋品種といえます。焼き芋用として人気の品種は、食感の違いで「ほくほく系」「しっとり系」の2種に区分されます。
ほくほく系さつまいも品種で代表的なのが徳島で有名な「なると金時」で、しっとり系品種には最近注目のシルクスイートがあります。
安納芋と紅はるかはミックタイプで、ほくほく系にねっとり感が加わっているのが安納芋、安納芋のねっとり感にとろとろ系が加わったのが紅はるかです。
このように焼き芋用さつまいも・御三家でも食感の違いが大きいのですから、焼き芋の魅力である「糖度」も当然種類によって違います。御三家品種はいずれも高い糖度を誇るのですが、中でも最も糖度が高いのが紅はるかです。
そもそも紅はるかは焼き芋・蒸し芋用として開発された品種ですから、焼き芋にしたときの糖度が既存の品種よりも圧倒的に高いのが特徴にあります。
「蜜いもの王様」と呼ばれる安納芋も焼き芋にすると40度まで上がるのですが、紅はるかはそのさらに上に位置します。なんと焼き芋にした場合の紅はるかの糖度は50%を超えるものもあるのですから、「姫」と呼ばれるのも納得です。
紅はるかの旬の時期は?
甘い焼き芋作りに欠かせない人気品種・紅はるかは、産地によって旬の時期が違います。また収穫時期と出荷時期が異なるのも、紅はるかの特徴です。産地を大きくわけると「九州エリア」「九州以外のエリア」に分かれます。
先に収穫が始まるのは九州エリアで、10月に入ると収穫可能です。通常の野菜は「収穫時期=旬の時期」ですから、このセオリーに当てはめると九州産紅はるかは10月が旬になります。
ところが紅はるかを含め焼き芋用に出荷される有名品種は、追熟して糖度を高めるために収穫後一定期間貯蔵します。
その貯蔵期間が3週間~4週間なので、九州産紅はるかの旬は11月です。九州以外のエリアで栽培される焼き芋種・紅はるかは、九州エリアより約1カ月遅れで収穫が始まります。
こちらのエリアでも収穫後最低でも3週間以上追熟させるため、焼き芋の紅はるかが市場に出回るのは12月以降です。このように収穫後に追熟してから出荷する紅はるかは、本来の収穫時期よりも約1ヶ月長い「11月~1月」が旬の時期といえます。
紅はるかの主な産地は?
天然スイーツとしても人気が高い焼き芋・紅はるかですから、栽培は全国各地で行われています。とはいえ「焼き芋用紅はるかで有名な産地といえば」という問いかけには、鹿児島、大分、宮崎、茨城の名前が挙がります。
中でも数々のおいしい焼き芋品種を栽培している鹿児島は紅はるかの産地として全国的にも有名で、通販お取り寄せでも鹿児島産・紅はるかはとても人気です。
なお大分や宮崎も同じ九州エリアですから有名な紅芋産地ではありますが、オリジナルブランド化しているため、県独自の商品名で流通しています。
この傾向は関東の茨城でも見られ、甘太くん(大分産紅はるか)、葵はるか(宮崎産紅はるか)、紅天使(茨城産紅はるか)と呼ばれているのが特徴です。
紅はるかの選び方や保存方法は?
加熱しなくても糖度が高い紅はるかは、手に持ったときにずっしりと重たいものを選ぶのがおすすめです。形は全体的にふっくらとしているものが良いですし、皮の色も鮮やか紅色を選んでください。
初秋から冬にかけて旬の食材ですが、もともとは九州地方で盛んに栽培される品種ですから、冷蔵保存にすると低音障害を引き起こします。ですから保存場所は基本的に「常温保存」です。
ただし寒冷地では、冬になると冷蔵庫の方が室温よりも温かい場合があります。このような場合は、新聞紙に包んで冷蔵庫で保存しましょう。
人気の紅はるかは通販でも買える!
ねっとり系で非常に甘い焼き芋品種・紅はるかは、通販でお取り寄せが可能です。加工品の通販商品もありますが、さまざまなレシピに使えるのが紅はるかの特徴なので、生の紅はるかを注文するのがよいでしょう。ただし旬の時期にしか通販では取り扱っていません。
九州地方で作られる紅はるかは11月から購入可能ですが、それ以外の地域では12月以降です。とはいえ九州以外の地域で生産される紅はるかは、それぞれ地域のブランド名がついています。
ですから本場・九州産を食べたい場合は、「紅はるか」で検索するとよいでしょう。ちなみに九州産の紅はるか販売時期は、紅はるかの旬の時期と同じです。
紅はるかのおいしい焼き芋レシピを紹介!
焼き芋の中で最も甘いとも言われる紅はるかですが、「自宅で焼き芋作りは時間がかかって大変」という意見もあります。逆に「おすすめの紅はるかなのだから本格的なレシピで最高に甘い焼き芋が作りたい」という意見も多いです。
そこでどちらのタイプにもおすすめの「おいしい紅はるかレシピ」を2点ご紹介しましょう。まず「失敗しない紅はるかの焼き芋レシピ」です。使用するのはどの家庭でもある電子レンジで、調理時間も約12分と非常に簡単です。
「焼き芋=焼いたさつまいも」というイメージがありますが。電子レンジをうまく活用すれば、本格的な焼き芋と大差ありません。
まず用意した紅はるか1本を、表面の皮を傷つけないよう流水でていねいに洗います。電子レンジに入れる前には表面の水をキッチンペーパーでしっかりと取り除いてください。あとは紅はるかにラップなどをかけず、そのまま耐熱皿にのせて加熱します。
ここでポイントとなるのが「電子レンジの火力」です。焼き芋は高温で一気に過熱するよりも、時間をかけてじっくりと加熱する方が甘い焼き芋ができます。ですから電子レンジで加熱する際は、先に500wで2分~2分39秒加熱してください。
もちろんこの時点ではまだ紅はるかの内部まで火が通っていません。そこで温度を200w(解凍機能でもOK)にし、約10分紅はるかを加熱します。
電子レンジを使った焼き芋レシピはこれだけですが、加熱温度と時間を変えることで簡単でもおいしくて甘い紅はるかの焼き芋が完成です。焼き芋にすると驚異の甘さに変身する紅はるかですから、通販で取り寄せた紅はるかを本格的な石焼き芋で楽しみたい人もいます。
特に紅はるかが旬になるのは秋のキャンプやアウトドアシーズンとも重なるので、鍋を囲みながら石焼き芋作りにチャレンジするのもおすすめです。
とはいえ今回は「自宅でできる紅はるかの石焼き芋レシピ」ですから、自宅用の鍋を使って簡単にできる紅はるか・石焼き芋作りをご紹介します。用意するのは鍋と石ですが、ポイントとなるのは「石選び」です。
基本的にはどんな石でもよいのですが、家庭で使いやすくホームセンターで購入しやすい「玉砂利」を使うのがよいでしょう。量は少量で構いません。鍋に敷き詰められる程度の量があればよいです。
ただし食品の調理に使う玉砂利ですから、購入後は水洗い→煮沸消毒を行いましょう。鍋に玉砂利を敷き、ガス台にのせて15分間強火で加熱してください。玉砂利は一度熱せられると蓄熱するので、紅はるかをのせる前にしっかり熱するのがポイントです。
あとは水洗いしてペーパータオルで水を拭き取った紅はるかを玉砂利の上に並べ、中火(場合によっては弱火)で加熱します。
この時に紅はるかが玉砂利の中に多少埋まる程度にするのがポイントです。あとはこまめに紅はるかを転がし、全体的に焼き色がつくまで加熱すれば、コツいらずで簡単に本格的な紅はるかの石焼き芋が完成します。
焼き芋以外にも!紅はるかのおいしいレシピ!
加熱することで甘みがまず上に見た目が美しい紅はるかは、天ぷらにする食べ方もおすすめです。さつまいも特有のほくほくした食感も楽しめるので、カットする際は厚めにカットした方がおいしいです。
なお天つゆやあら塩に付ける食べ方もおすすめですが、揚げたてはそのまま食べたほうが紅はるからしい味が楽しめるでしょう。
ねっとり甘い紅はるかで焼き芋を楽しもう!
ねっとり&トロトロの紅はるかは、焼き芋人気ランキングトップ3に入るおすすめ品種です。紅はるかはトップ3の中でも特に甘いさつまいもで、生芋の糖度はもちろん、焼き芋にしたときの糖度も優れています。
そんな蜜いもの姫・紅はるかは通販でのお取り寄せが可能なので、旬の紅はるかで甘い焼き芋を堪能してみませんか?