上高地の宿泊施設を総ざらい！人気のリゾートホテルからおすすめのバンガローまで

大正池は、上高地バスターミナルから徒歩約75分、大正池バス停から徒歩1分のところにあります。大正池といえば、湖面に鏡のように映る穂高連峰が絶景と有名な場所です。特におすすめが、早朝に見る大正池です。朝もやがかかってとても幻想的な雰囲気です。

ウエストン園地と大正池に近い、おすすめの宿泊施設をご紹介します。宿泊した人だけが見られる景色や、上高地で入れる温泉があるホテルなど、どこも個性豊かで魅力的なホテルばかりです。

「上高地帝国ホテル」は昭和8年に本格的山岳リゾートホテルとして開業しました。赤い三角屋根と丸太小屋風の外観は、開業当時の装いを残しており、まるでスイスのアルプスを思わせるような雰囲気です。

ホテルのロビーには大きなマントルピース（暖炉）があり、夏以外は毎日夕方17時にベルマンによる火入れが行われます。暖かい暖炉の前に行くと、冷えた体がゆっくりと温まり気持ちまで穏やかになります。

人気のホテルなのでハイシーズンになると予約で満室になってしまうこともありますが、宿泊をしなくてもランチやお茶を楽しむことはできるので、ウォーキングコースに「上高地帝国ホテル」を入れてみるのもおすすめです。

上高地の玄関口、大正池のほとりに建つ1軒宿が「大正池ホテル」です。客室からは大正池と焼岳の絶景が一望できる、贅沢なお部屋になっています。

「大正池ホテル」に宿泊した人だけが見られる、大正池の朝もやは幻想的で、まるで別世界に来たような、幻想的な風景を見せてくれます。

「大正池ホテル」は、「星降るホテル」と称されるほど、大正池から見る星空は絶景です。上高地は国立公園なので街灯がなく、夜になると漆黒の闇に包まれます。「大正池ホテル」では星空観察会や星空ツアーもあるので、参加してみるのもおすすめです。

創業120年という歴史を持つ「上高地温泉ホテル」は、芥川龍之介や高村光太郎など日本を代表する文人たちが訪れた老舗のホテルです。ギャラリーも併設されており、ホテル所有の芸術作品が常時展示されています。

「上高地温泉ホテル」には、源泉かけ流しの温泉は、内風呂、露天風呂、樽風呂があります。日帰り温泉と足湯もあるので、散策や登山に疲れた体を癒しに立ち寄るお客さんもたくさんいます。上高地のさわやかな風を感じながら入る露天風呂は格別です。

河童橋から梓川を上流して、1時間ほどしたところにあるのが明神です。ウエストンや昔の文人たちは明神を目指して上高地を訪れており、昔は上高地とは明神のことをさしていました。明神岳のふもとには穂髙神社奥宮が今でも祭られています。

明神は山野草や野鳥が多くみられるので、散策しながらゆっくり歩くのに最適の目的地です。5月中旬から5月にかけて、ニリンソウの群生やエゾムラサキ、ミヤマザクラが満開になります。

河童橋から明神へ向かうコースの途中に、上高地の花や昆虫、野鳥について学べる「上高地ビジターセンター」があるので、立ち寄ってみるのもおすすめです。

バックパッカーや、登山客に人気の宿泊施設が「朝焼けの宿 明神館」です。明神がパワースポットとも言われるようになった、穂高岳の朝焼けを間近で見れる宿として人気があり、シーズン中は登山客でにぎわっています。

「朝焼けの宿 明神館」に宿泊した次の日は、早起きすることをおすすめします。小鳥のさえずりをBGMにして見る朝焼けは、ここでしか見ることのできない至極の時間を過ごすことができます。