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パリッとした餃子の焼き方が知りたい!
餃子(ぎょうざ)は、皮で肉や野菜、エビなどで作った餡を包み、焼く、茹でる、揚げる、蒸すなどして調理した料理のことです。実は本場中国では茹でた水餃子が一般的ですが、日本ではカリッと香ばしく焼いた焼き餃子が主流です。
日本で人気の餃子、いわゆる焼き餃子は中国では「鍋貼(グオティエ)」と呼ばれます。特に台湾では鍋貼餃子のチェーン店が多数あり、屋台でもおなじみのメニューとして定番です。日本の餃子は、中国の餃子をもとに日本で独自に進化を遂げた料理で、焼き餃子がメインです。
用いる具材や調理法も中国で主流となっているものとは異なります。日本の餃子は薄めの皮を使い、豚ひき肉、キャベツ、ニラ、にんにくを入れるのがポピュラーな作り方です。
もともと中国では羊肉のひき肉を使用していたため、臭みをとるためににんにくを用いたという説がありますが、日本では豚肉を使用しながらもその名残りでにんにくを入れていて、それが定着したといわれています。
日本では焼き上げた餃子を「焼き目側」を上にしてお皿に盛りつけるのが定番です。こんがりと焼き色が付いたそのビジュアルは食欲をそそります。しかし、本場中国ではあくまでも皮と皮をくっつけた側が「上」と考えるので日本とは盛りつけ方が逆になります。
今回の記事では餃子の美味しい「焼き方」について特集します。ご家庭で餃子の餡から作り、自分で包んで焼くときの生餃子の美味しい焼き方や、便利な冷凍餃子の美味しい焼き方、失敗しない焼き方のコツなどを詳しくご紹介します。
せっかくご家庭でたっぷりのお肉と野菜類を入れて愛情を込めて餃子を作ったのに、焼き方が良くなくて失敗してしまったら残念です。これからご紹介するおすすめの焼き方をチェックして、カリッと香ばしい餃子を焼いて絶品餃子を堪能しましょう。
餃子の美味しい焼き方【フライパン】
まずご紹介するのは、フライパンを使った餃子の美味しい焼き方です。ご家庭にある普通のフライパンを使って美味しい餃子を焼きましょう。焼き方のコツや、水分・油の入れ方のコツなど、焼き方の失敗しないコツをマスターしていつもよりワンランク上の美味しい餃子を目指しましょう。
フライパンにはフッ素樹脂加工、いわゆるテフロン加工のくっつきにくい加工が施されたフライパンと、中華料理に向いている鉄のフライパンがあります。テフロン加工のフライパンは油を使わなくても食材がくっつきにくので便利に使えます。
テフロン加工のフライパンを使用する場合の焼き方を見ていきましょう。テフロン加工のフライパンを熱し、薄く油をひきましょう。
餃子を並べ、火加減は弱火の状態で、2~3分焼きます。続いて、餃子の1/3が浸かる程度の熱湯を入れ、フタをして中火で蒸し焼きにします。このタイミングで覚えておきたい焼き方のコツが水ではなく「熱湯を入れること」です。
水気がほぼなくなったら、フタを取り、鍋肌から油少々を垂らして全体になじませ、こんがりと焼き色が付くまで焼きます。この段階で、水分をしっかりと飛ばし、カリッとした食感になるように焼き上げるのがポイントになります。
鉄のフライパンでの焼き方は、基本的な流れはテフロン加工のフライパンと同様ですが、ところどころで焼き方のポイントが異なりますのでご紹介します。
鉄のフライパンは底がくっつきやすいので、テフロン加工のフライパンに慣れている方には少し難しい調理器具になります。
しかし、鉄のフライパンは熱効率が良いので、中華料理に向いています。普段から使い込んでいれば状態も良くくっつきにくくなりますので、料理中級者以上の方はぜひ鉄のフライパンに挑戦してみてください。鉄のフライパンを使った美味しい餃子の焼き方を見ていきましょう。
鉄のフライパンにやや多めの油を入れて、しっかりと熱します。白い煙が出るまでしっかりとフライパンを加熱し、一度油を捨てて弱火にします。新しく油を入れて熱し、餃子を並べます。表面に少し焼き色が付くまで2~3分焼きましょう。
続いて餃子の1/3が浸かる程度の熱湯を入れ、フタをします。急に水分を投入することで油はねすることがありますので、フタを盾のようにして油はねを避けるなど配慮して行いましょう。
弱火でじっくりと蒸し焼きにし、水分がほぼなくなったら鍋肌から油を垂らして全体になじませたら、仕上げに約2分焼き、表面をカリッと仕上げます。濡れ布巾の上にフライパンをのせ、軽く冷ましてからお皿に盛りつけましょう。
餃子の美味しい焼き方【ホットプレート】
つづいては餃子の美味しい焼き方・ホットプレート編をご紹介します。便利な調理家電のホットプレートを使えば、普段の餃子がパーティーメニューに変身します。テーブルの上にホットプレートを置いて、家族や友人とホットプレートを囲みましょう。
フライパンとは異なる餃子の焼き方のコツがありますので、ご紹介します。便利な調理家電の1つ、ホットプレートは丸型や長方形型、深型など現在様々な種類が発売されています。餃子を焼く場合は水分を入れて蒸し焼きにするので深めのホットプレートの方が調理しやすいです。
また、ビックサイズのホットプレートより、適度な大きさのホットプレートの方が火加減のムラが無く比較的均一に火が回りやすいという傾向があります。
どちらにしても、ホットプレートはガス火を使わないので安心して調理ができる、テーブルで焼きながら楽しく食べられるというメリットがありますのでおすすめです。ホットプレートを使った餃子の焼き方を見ていきましょう。ホットプレートを250度に熱したら、薄く油をひきましょう。
油を垂らしてキッチンペーパーなどで薄くのばすと良いでしょう。餃子を少し離して並べていきます。ホットプレートは焼き面がフラットで、商品によっては中央と縁部分で温度差ができてしまうことがあります。
餃子を並べる際には、あまり端っこ(縁部分)に餃子を並べないように注意しましょう。2~3分焼いたら、餃子の1/4程度の高さまで熱湯を注ぎ、フタをして蒸し焼きにします。
水分がほぼなくなってきたら、フタを外し、ごま油を全体にまわし入れ、餃子の表面に焼き色が付くまでしっかりと焼きましょう。油はサラダオイルやオリーブオイルでも構いませんが、ごま油の方が香ばしく焼けるのでおすすめです。餃子の風味が増し、より美味しくなります。
こんがりと焼き色がついたら、ヘラ等を使ってお皿に盛りつけましょう。焼き方のコツをマスターしてホットプレートを使った餃子パーティーを開きましょう。
餃子の美味しい焼き方【失敗しないコツ】
餃子の美味しい焼き方、失敗しない焼き方のコツを詳しくご紹介します。これさえ押さえておけば、失敗知らずの美味しい餃子が焼けます。料理初心者にもおすすめの簡単な焼き方のコツをご紹介しますので、チェックしましょう。
焼く時は間隔をあける
美味しい餃子の焼き方・失敗しない焼き方のコツは「焼く時は間隔をあける」ということです。フライパンにぐるっと放射状に餃子を並べる焼き方の場合、つい餃子をくっつけて並べてしまいがちですが、少々間隔をあけることで、餃子同士のくっつきを防ぐことができます。
皮が薄い日本の餃子の場合、皮が破れて中の餡が出てきてしまったり、盛りつける際にくっついてしまった餃子の皮が破れてしまって見栄えが悪くなったりということがあります。破けてしまったりくずれてしまった餃子でも食べてしまえば同じですが、料理は見た目も重要です。
焼く時に間隔をあけて並べることで、餃子の皮同士がくっつかず、盛り付けがきれいにできます。また、一度にたくさんの餃子を焼こうとすると、フライパンの温度が下がりやすく、焼けるまでの時間も長くなります。
餃子の焼き方で失敗してしまうという方は、ぎっしりと並べるのではなく、間隔をあけて並べるようにしましょう。間隔をあける焼き方の目安は、直径26cmのフライパンに8~10個の餃子を並べる程度です。
水ではなくお湯を加える
餃子の焼き方で一番注意したいコツが「水ではなくお湯を加える」ということです。手っ取り早い「水道の水」を加えてしまいがちですが、餃子を焼く時はしっかり沸かした熱湯を準備しておくようにしましょう。
水を入れると、せっかく熱したフライパンの温度が急激に下がってしまい、餃子の皮がベチャッとして食感が悪くなってしまいます。熱湯を入れることで、フライパンの温度が変わらずムラ無く焼き上げることができますのでおすすめです。
油を加えて焼き目を付ける
熱湯を注ぎ、美味しく蒸し焼きにされた餃子は、次の工程でカリッと香ばしく焼き上げることが必要になります。ここで焼き方のポイントとなるのが「油を加えて焼き目を付ける」ということです。
蒸し上がって、フライパンからパチパチという音が聞こえてきたら、フライパンのフタを取り、ごま油を加えて焼き上げましょう。
餃子20個に対しごま油の分量は大さじ1が目安です。ごま油の風味や香りが付き、より美味しく仕上がりますし、カリッと香ばしい皮の食感が生まれ美味しくなります。ちょっとしたひと手間ですが、味に格段の差が出ますのでぜひこの焼き方を参考にお試しください。
羽根つき餃子を作るには?
羽根つき餃子は、餃子のまわりパリパリの薄い生地が付いた餃子のことで、薄い生地が羽根のように見えるので「羽根つき餃子」と呼ばれています。
羽根つき餃子は東京・蒲田の「ニイハオ本店」の店主が約30年前に日本で初めて羽根つき餃子を考案したといわれています。ちなみに蒲田名物・羽根つき餃子の御三家はニーハオ、歓迎(ホワンヨン)、金春(コンパル)です。
濃厚な肉汁が味わえる餃子やにんにく不使用のあっさり系餃子などそれぞれの店舗により味わいが異なりますので、蒲田で羽根つき餃子の食べ比べをしてみるのもおすすめです。羽根つき餃子は、カリカリッとした薄い羽根の食感が楽しく、美味しいので人気があります。
次項からは羽根つき餃子の焼き方と焼き方のコツをご紹介します。羽根つき餃子の焼き方をマスターして、いつもよりワンランクアップした美味しい餃子を目指しましょう。
カリッとした羽根を作るなら小麦粉で
羽根つき餃子の焼き方は簡単です。通常通りにフライパンに餃子を並べ、熱湯を注ぎ蒸し焼きにして、水分が無くなったらフタを外します。この後、小麦粉を同量の水で溶いたものを薄く流し入れ、パリパリの羽根状態になるまで焼きます。
小麦粉を同量の水で溶くということは、例えば大さじ3の水に対して小麦粉大さじ3を溶くということです。分量はフライパンの大きさやホットプレートの大きさによりますが、端から回し入れてなるべく薄くなる程度に入れるようにしましょう。
大量に入れるとパリパリの食感に焼くまでに時間がかかります。水で溶いた小麦粉を薄く入れ、焼き、水分が飛んで羽根部分に焼き色が付いてきたら、ごま油を鍋肌から回し入れ仕上げます。羽根つき餃子の焼き方のコツをマスターして香ばしい味わいの羽根つき餃子を堪能しましょう。
仕上げの油はごま油がおすすめ
羽根つき餃子の仕上げに入れる油は、ごま油がおすすめです。ごま油の香りが加わることで餃子が美味しく仕上がります。またごま油を加えることで、より羽根部分がパリッと仕上がりますのでお試しください。
ちなみに、片栗粉で羽根を作る場合もありますが、片栗粉はデンプンが原料なのでもちっとした食感になる傾向があります。
片栗粉で羽根を作った場合、焼いた直後は多少パリッと仕上がりますが、時間が経つと水気が出てしまいますので、パリパリ食感の羽根を楽しみたい方には小麦粉の使用がおすすめです。
チルド餃子・冷凍餃子・生餃子の焼き方の違い
次は、チルド餃子、冷凍餃子、生餃子など、餃子ごとの焼き方の違いを見ていきましょう。美味しい餃子は焼き方でその味わいが決まります。それぞれの餃子の焼き方の違いをマスターして、美味しい餃子を作りましょう。
チルド餃子
まずはチルド餃子の美味しい焼き方をチェックしましょう。チルドは英語のChilled、つまり冷却されることを意味します。
同じような言葉に「パーシャル」がありますが、パーシャルは半凍結・微凍結状態のことで、凍結寸前の温度まで冷却し保存するという意味の「チルド」とは区別して使用しています。チルドは低温の冷蔵で、通常の冷蔵と区別して使うことがあります。
食材の鮮度は温度が低いほど保たれるといわれていますが、冷凍してしまうと解凍時に品質が落ちるため、チルドが鮮度を保つために最も適した温度だといわれています。チルド餃子は一度蒸してあるので、お肉や野菜などの餡に火が通っている商品が多いです。
フライパンに油を熱しチルド餃子を並べ、熱湯を1/3程度入れて蒸し焼きにします。水分が飛んだらフタを取り、こんがりと焼き色を付けるように焼き上げましょう。仕上げにごま油を少々垂らし、風味をつけるとより美味しくなります。
冷凍餃子
次は冷凍餃子の美味しい焼き方をご紹介します。冷凍餃子は生の餃子を急速冷凍しているので、具も皮も生の状態のため、しっかりと加熱し火を通すことが必要です。
冷凍餃子の焼き方をご紹介します。カチカチの冷凍状態のままで、熱したフライパンに並べるのが焼き方のコツです。
解凍してから焼くとかなりべちゃっとした仕上がりになってしまいますので注意しましょう。冷凍餃子は様々な食品メーカーや餃子店から発売されています。商品によっては、フライパンに餃子を並べ焼くだけでOKというものもあります。
水分を入れる必要があるもの、水分を入れる必要がないものなど、商品によって調理方法や焼き方のコツが異なりますので、パッケージに記載された調理方法や注意点を良く読み、焼くようにしましょう。
生餃子
3つ目にご紹介するのは、生餃子の美味しい焼き方です。昨今、ご家庭で手軽に餃子が楽しめるように、生餃子の専門店が増えはじめています。兵庫県神戸市には生餃子の持ち帰り専門店「まな家」があり人気があります。
坂東もち豚を使用した和ぎょうざで人気の「目黒ぎょうざ宝舞」は作り立ての生餃子や冷凍餃子などを販売する、餃子持ち帰りの人気チェーン店です。ご家庭で焼くだけでOKの生餃子は、忙しい日の夕食におすすめです。
片栗粉をまぶしてある生餃子の場合は、焼く前に粉を良く落とすというのが焼き方のコツになります。また、餃子は包んでから時間が経つにつれて、具の水分を餃子の皮が吸ってしまいべちゃっとしてしまう場合があります。
生餃子を購入したらできるだけ早く焼くとカリッとした仕上がりになりますのでおすすめです。自宅で作る際も同様です。餃子の皮で包んだらなるべく早く焼くようにしましょう。
たくさん餃子を作ってすぐに焼き切らない場合などは、餃子をバットに並べてすぐに冷凍すると良いでしょう。凍った餃子はバットから外しジップロックなどの保存袋に入れて冷凍保管可能です。
おいしい餃子は焼き方で決まる!
美味しい餃子の焼き方、失敗しない焼き方のコツなどをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。小さなお子様からお年寄りまで幅広い年齢層に人気の「餃子」は様々なシーンで食べたい人気のメニューです。フライパンでこんがりと焼いた餃子は夕食の定番料理です。
ホットプレートを使えば餃子パーティーが開催できます。ご紹介した美味しい焼き方・失敗しない焼き方のコツを参考に、ご家庭で美味しい餃子を堪能しましょう。