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生だけじゃない!台湾パイナップルの食べ方
ライチやマンゴーなどの南国フルーツが有名な台湾は、パイナップルも甘くジューシーで人気があります。台湾ではパイナップルの栽培が盛んで、種類が多くあります。日本に輸入される台湾パイナップルは「台農17号」という品種が主です。
台農17号は「金鑽鳳梨」ともいい、直訳すると「ゴールドダイヤモンドパイナップル」です。日本では「金鑚(きんさん)パイン」などと言うブランド名で販売されています。本記事ではこの金鑚パインを台湾パイナップルとして紹介していきます。
台湾パイナップルの特徴はとにかく甘くて酸味が少ないことです。フィリピンなどから輸入されるパイナップルは未熟の状態で輸入しますが、台湾パイナップルの場合は完熟で食べ頃の状態で輸入するので甘味が強いです。
さらに、台湾パイナップルは芯の部分も食べられます。一般的なパイナップルは芯が硬く筋っぽいですが、台湾パイナップルはこの部分も甘く柔らかいので食べることができるのです。
一般的なパイナップルを食べると、舌が痛くなったり違和感を感じることがありますが、台湾パイナップルはそうなることが少ない特徴もあります。この違和感の原因はパイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素の働きによるものです。
台湾パイナップルは完熟の状態で木から収穫するので、このたんぱく質分解酵素が少なく、舌が痛くなりにくいのです。
台湾パイナップルの選び方
台湾パイナップルはさまざまな食べ方で楽しまれています。台湾パイナップルのおいしい食べ方を知る前に、選び方にも注目してみましょう。パイナップルの選び方は、台湾産のものだけでなく、他の種類や産地のものも同じなので覚えておくといいでしょう。
ずっしりとした下膨れの形が理想的
おいしい台湾パイナップルの選び方は、持った時にずっしりと重みがありおしりの部分から甘い香りがするものがいいでしょう。特におしりの方にかけて膨れていて、弾力があるものは完熟していて食べ頃なのでおすすめです。
果皮はつやとハリがあり乾燥していないものを選びましょう。葉は緑色でつやがあり、葉先がピンと伸びているものにしましょう。これらは鮮度が落ちていない証拠なので、よく見て選びましょう。
台湾パイナップルは置いておいても追熟しません。店頭に並ぶ時はすでに食べ頃なので、しっかりと甘い香りを感じられるものを選ぶことも大切です。
【台湾パイナップルの食べ方】台湾パイナップルの食べ頃は?
台湾パイナップルは熟しているとはいえ、個体差があり食べ頃でないものもあります。甘さとジューシーさが売りの台湾パイナップルですから、そのおいしさが十分味わえる食べ頃のものを選びましょう。
パイナップルの網目の溝と中をチェック
台湾パイナップルの食べ頃の見極め方は、網目の溝部分が緑がかっていて、網目の中の部分が黄色くなっているものがいいでしょう。ちょうどよく熟れていてどんな食べ方でもおいしく食べられます。
全体的に黄色味が強いものは熟れすぎていることがあるので、よく見極めましょう。熟れすぎている場合はジュースやケーキなどにする食べ方がおすすめです。
【台湾パイナップルの食べ方】切り方&食べ方
台湾パイナップルは丸ごと販売されていることも多い果物です。ごつごつした見た目と大きさから、切り方や食べ方が難しそうに思う方も多いでしょう。
しかし実は意外と簡単で家庭用の包丁でも簡単にカットできます。台湾パイナップルは芯まで食べられるので、切り方がとても簡単です。台湾パイナップルにはいくつかの切り方と食べ方があるので、代表的なものを紹介します。
たて切り
パイナップルの切り方や食べ方で最も多いのが縦に切る方法でしょう。まずパイナップルのヘタ部分とおしりの部分を切り落とします。そして縦に8等分にして皮をそぎ落として、食べやすい大きさに切って完成です。
皮をそぎ落とした後に割りばしなどを刺して凍らせると、簡単に冷やしパインができます。夏の暑い日や子供のおやつにおすすめで、簡単にお祭り気分が味わえる食べ方です。
輪切り
台湾パイナップルは芯の部分も食べられるので、輪切りにして食べることができます。この切り方は台湾パイナップルならではと言えるでしょう。好きな厚みで輪切りにし、皮を剥いて出来上がりです。
輪切りは厚さや大きさを変えるのが簡単なので、ケーキなどのスイーツにする食べ方や、酢豚などの料理にする食べ方にもおすすめの切り方です。薄く輪切りにしてドライフルーツにする食べ方もおすすめです。甘味が凝縮して日持ちもします。
指でちぎる
台湾原産のパイナップルの中には「ボゴールパイン」という品種があり、国内では沖縄県産のものが多く流通しています。このパイナップルは「スナックパイン」とも呼ばれ、指でちぎることができます。
子供でも簡単にちぎることができるので、わざわざ切る必要がありません。本記事で紹介している台湾パイナップル(金鑚パイン)もよく熟れたものであれば、指でちぎる食べ方ができます。台湾パイナップルは芯も食べられるので、ちぎる食べ方にも適しています。
ただ、台湾パイナップルはスナックパインのように丸ごとの状態ではちぎるのが難しいので、ある程度の大きさに切り分けてからちぎるといいでしょう。台湾パイナップルをちぎる食べ方は皮のぎりぎりの部分まで食べられるので、果肉を無駄にせずに楽しめます。
【台湾パイナップルの食べ方】芯まで食べられる簡単レシピ
台湾パイナップルは甘くて酸味が少ないのが特徴なので、その味わいを存分に味わえる食べ方がおすすめです。甘さを活かしてジュースやジャムに加工する食べ方やケーキなどのスイーツにする食べ方は定番でしょう。
そのまま食べる場合には、サラダにする食べ方やヨーグルトと和える食べ方がおすすめです。台湾パイナップルの甘みが引き立ちますし、彩りもきれいで食欲をそそります。
台湾パイナップルに限らず、パイナップルにはたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、肉を柔らかくする働きがあります。この効果を利用した食べ方で有名なのが酢豚でしょう。
その他には肉の漬け汁に使ったり、バーベキューで肉と一緒にグリルする食べ方もあります。台湾パイナップルは食べ方によって、スイーツや中華、ハワイアンといろいろな国のレシピがあるので、アレンジがしやすいフルーツでもあります。
今回は、台湾パイナップルをおいしく食べる簡単なレシピを3つ紹介します。食べ方のレパートリーが増えれば、丸ごとの台湾パイナップルでも最後まで楽しめるでしょう。
台湾パイナップルのジャム
台湾パイナップルの甘みを活用したジャムは、日持ちするので長く楽しめる食べ方です。パンに塗るだけでなく、スイーツやドレッシングにも活用できます。砂糖の代わりに肉の漬け汁やソースに入れるとハワイアンな味わいが楽しめる食べ方ができます。
作り方は、台湾パイナップルは皮を剥き、細かく刻みます。ミキサーでペースト状にすると、刻む手間が省けるのでおすすめです。鍋に移して、台湾パイナップルの半量程度の砂糖と大さじ2程度のレモン汁を入れて、水分が出てくるまで放置します。
水分が出てきたら中火にかけて沸騰させ、アクを取ります。そのあとは弱火でコトコト煮込み、20分~30分ほど煮込んだら完成です。
台湾パイナップルのチャーハン
くり抜いた台湾パイナップルに、エスニック風味のチャーハンを盛り付けたインパクトのある食べ方です。パイナップルのチャーハンはタイの定番の食べ方で「カオパットサパロット」という料理です。
とてもインパクトがある見た目なので、パーティーやおもてなしにもぴったりの食べ方です。台湾パイナップルのチャーハンの作り方は、皮や葉が付いたままのパイナップルを縦半分にし、中をくり抜きます。
くり抜いた果実・えび・豚肉・パプリカなどを食べやすい大きさに切り、にんにくはみじん切りにします。油を引いたフライパンににんにくを入れ、香りが立ったらえびや豚肉、パプリカを炒めましょう。
豚肉の色が変わったら、具材をはしに寄せて溶き卵とご飯をくわえてほぐしながら炒めていきます。全体が混ざり合ったら、鶏がらスープの素や塩コショウ、ナンプラーで味付けし、くり抜いた台湾パイナップルの器に盛り付けて完成です。
台湾パイナップルケーキ(鳳梨酥)
台湾パイナップルケーキは台湾土産でおなじみの鳳梨酥(中国語:フォンリースー)です。パイナップルケーキ専用の四角い型も市販されており、手作りで楽しむ方も多いスイーツです。
パイナップルケーキの餡から手作りするので工程は多いですが、作り方自体は簡単なので、ぜひチャレンジしてみましょう!まずは餡から作っていくので、台湾パイナップルの皮を剥き、適度な大きさにしてフードプロセッサーにかけます。
鍋に移して強火で10分ほど加熱し、砂糖を加えて弱火で煮詰めていきます。焦げそうになったら差し水をしましょう。煮詰まったら粗熱をとり、1つ分ずつ丸めて餡の完成です。
台湾パイナップルケーキの生地は、フードプロセッサーに卵・バター・砂糖・バニラエッセンス・スキムミルク・粉チーズをいれて混ぜ合わせます。よく混ざったら薄力粉とベーキングパウダーを入れてさらに混ぜて、ポリ袋に移して冷蔵庫で休ませます。
その後は、生地を1つ分ずつ丸めて伸ばし、ラップを使って餡を包んでいきましょう。包み終えたらパイナップルケーキ型に入れて押し込み、170度で予熱しておいたオーブンで10分〜15分程度焼きます。
焼けたらオーブンからだし、成形しながら型を外して裏返し、170℃のオーブンで5分~10分焼きましょう。焼けたら取り出して冷まして完成です。パイナップルケーキ型がない場合は、マフィンカップなどを代用するといいでしょう。
台湾パイナップルはいろいろな食べ方ができる!
台湾パイナップルは甘みが強く酸味が少ないので、そのまま食べたりスイーツにする食べ方ができます。また、フレッシュな甘みをいかした食事系の食べ方も豊富にあります。工夫次第でさまざまな食べ方ができる台湾パイナップルを、丸ごと食べ尽くしましょう!