今更聞けない【バター】の賞味期限を徹底解説!開封後はいつまでもつの?

今更聞けない【バター】の賞味期限を徹底解説!開封後はいつまでもつの?

トーストや洋食にも活躍するバターの賞味期限について解説します。腐りにくいと言われるバターですが賞味期限はどのくらいあるのでしょうか。また、食べない方がいい状態のバターや保存方法をご紹介します。出番の多いバターの気になる賞味期限まとめです。

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記事の目次

  1. 1.バターは賞味期限が切れてもたべられる?
  2. 2.バターの賞味期限はどのくらい?
  3. 3.賞味期限が切れたバターはどうなる?
  4. 4.賞味期限を長く保つバターの保存方法
  5. 5.バターは賞味期限が少し過ぎても変化がなければ食べられる

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バターは賞味期限が切れてもたべられる?

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賞味期限について知りたいバターですが、そもそもバターとは牛乳から分離したクリームを練って固めた食品のことを言います。バターはスーパーやインターネットでも簡単に手に入る身近なもので、その歴史は古く、紀元前2000年ごろのインドの経典や旧約聖書に関連記述が残されています。

仏教とともに日本へ伝来し、乳を煮詰めた「酥(そ)」と呼ばれたものが、現在のバターやチーズだとされています。18世紀になると長崎出島にあったオランダ商館でバターが食され、日本で初めてバターが製造されたのは明治時代になってから、その後一般的に利用されるようになりました。

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賞味期限が気になるバターは製法によって2種類に分類でき、日本で馴染み深いものは乳酸菌による発酵をさせないクリームを原料とした「非発酵バター」で、クセがなく食べやすいです。原料となるクリームを乳酸菌で発酵させたものが「発酵バター」、特有の風味が増してコク深いです。

バターは食塩添加によって分類され、「有塩(加塩)バター」は家庭で一般的に使用されています。メーカーによって違いはあるもののバターを練圧する段階で約1.5%の食塩を加え、風味を良くするだけでなく、賞味期限もやや長くなります。非発酵・発酵バターも有塩バターに含まれます。

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「無塩バター」は見ての通り、塩を添加していないバターのことです。生乳由来の成分だけのバターであり、スイーツ作りや調理用によく利用されています。賞味期限は塩の入っていないバターより短いです。塩を使わないで製造されても、生乳に由来する塩分が微量に含まれています。

生乳に由来する塩分が微量に含まれることから、「無塩」とパッケージには記載できず、「食塩不使用」と表記されています。バターは硬いイメージですが、パンに塗りやすいようやわらかく仕上げたホイップバターやカロリーを抑えたもの、ガーリックやレーズンを加えたものもあります。

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バターは製菓や料理など様々なレシピに利用され、まろやかなコクや風味を足してくれる食品です。サラダ油やオリーブオイルでも十分美味しいですが、バターの有り無しで比較するとより風味豊かになり、ワンランクアップした料理に仕上がります。冷蔵庫に常備したいバターです。

普段の料理やスイーツ作り、トーストによく利用されているバターの賞味期限についてまとめました。未開封と開封後の賞味期限の違いや賞味期限が切れたバターはどうなるのか、さらに賞味期限を長く保つための冷蔵庫・冷凍庫の保存方法もチェックしていきましょう!

賞味期限と消費期限の違い

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混同されがちな賞味期限と消費期限ですが、賞味期限とは賞味期間の限界・賞味期間の最終日時のことです。品質が下がらずにおいしく食べられる期限が賞味期限であり、明記された保存方法を守って、未開封であることが条件の年月日を表示しています。

賞味期限が過ぎたからといってすぐに食べられないわけではありません。賞味期限と異なる消費期限は期限を過ぎたら食べられないもので、傷みやすい食品に書かれています。これも開封後ではなく未開封・正しい保存方法が守られていた場合の年月日で、安全に食べられる期限のことです。

バターは長期保存が可能な食材

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バターは他の食品に比べて賞味期限が長めに設定されています。ただし未開封の場合であり、開封後は賞味期限にかかわらず早めの消費がおすすめです。今回はスーパーなどで手に入るバターの賞味期限について記述しますが、手づくりの場合は3日程度の賞味期限になります。

手づくりには酸化防止剤等や食塩が加えられていないため、どうしても傷みやすくなってしまいます。時間が経つにつれて油分内の水分が酸化し、風味が落ちていきます。一時期手づくりバターがブームになりましたが、賞味期限が早いため、数日で食べきれる量にしておきましょう。

フリー写真素材ぱくたそ

おいしく召し上がるためには賞味期限内の利用がおすすめですが、水分の多い場所で増えるカビはバターに生えにくい特徴があり、長期的な保存が可能です。温度や湿度の高い場所、不衛生なバターナイフの使用、長時間空気に触れされるなどがなければ、賞味期限が過ぎても食べられます。

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バターの賞味期限はどのくらい?

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バターの賞味期限は開封前と開封後で異なります。やはり開封するとおいしく味わえる期間が短くなりますので、冷蔵庫に長期間ストックするのではなく、使う予定がある時に購入するのがおすすめです。

開封後のバターの賞味期限は約2週間

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開封後のバターは約2週間の賞味期限となります。未開封とは箱から出していない状態のことを言います。開封後は空気に触れてしまい、どうしても酸化が始まります。品質や風味が著しく低下する可能性もあるため、開封後は2週間程度の賞味期限が推奨されています。

未開封のバターの賞味期限は約半年

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商品に記載されている年月日から分かるように未開封の賞味期限は長めで、約半年間となります。例えば「山中牧場バター」の賞味期限は製造後180日で、「よつ葉バター」は製造日を除く180日間に設定されています。ひと月30日として半年後の180日が未開封の賞味期限です。

開けなければ賞味期限が半年もあるバターですが、小分けで買わないことがほとんどなので、多くのご家庭の賞味期限は半年ではなく2週間前後となります。賞味期限切れまで半年もあると油断しがちですが、一度開封してしまうと劣化が始まって半年ではなくなるのでご注意ください。

賞味期限が切れたバターはどうなる?

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賞味期限が切れたとしてもすぐに傷むわけではありません。ここでは期限が切れてしばらく経過した時の様子をご紹介します。視覚と嗅覚をフルに使い少しでも異常を感じたら、もったいないですが処分するようにしましょう。

すっぱい臭いや石油のような臭いがする

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賞味期限が切れて腐ったバターは酸化しているため、すっぱい臭いや石油のような臭いがします。賞味期限切れのバターから油のようなニオイを感じた人もいるかもしれません。賞味期限切れの食材をニオイで判断する方法もあり、異常を感じた時は口にしないようにしましょう。

カビが生えている

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賞味期限が切れてだいぶ経過したものや保存環境が悪かったバターにカビが生えることもあります。購入した時と色が異なる、または白カビが生えている場合は食べないようにしましょう。白カビは気づきにくいですが、白っぽい汁が出たり、液状になっていたりすることもあります。

風味が落ちる

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空気にさらされる開封直後から酸化が始まり、風味も落ちていきます。賞味期限から1週間ほど経過すると風味や色が変わり、1か月経つとカビやニオイが発生していることもあります。表面や中が黄色く変色することもあり、少しでも違和感を感じたら食べない方が無難です。

賞味期限を長く保つバターの保存方法

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約半年という賞味期限を変えることはできませんが、風味を出来るだけ落とさずに長く持たせることは可能です。冷蔵庫と冷凍庫で保管する方法があります。なお、購入直後に比べるとどうしても風味は劣りますのでご注意ください。

冷蔵庫で保存する方法

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賞味期限を長く保つためには基本として常温ではなく、冷蔵庫で保管します。冷蔵庫で保管する際は出来るだけ空気に触れないよう、ラップやアルミホイルでしっかりと包みましょう。包み紙に最初から包まれているバターもありますが、賞味期限を長くするために隙間のないようにします。

冷蔵庫で保管する場合、ニオイのきつい食材の近くに置くことは避けてタッパーに入れると賞味期限云々に限らず、ニオイ移りも防げます。しかし、冷蔵庫でしっかり保管したとしても、出来るだけ賞味期限内に食べきるようにしましょう。

冷凍保存する方法

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賞味期限を長く保つためには冷蔵よりも冷凍保存がおすすめです。空気に触れさせないようにラップなどで包みますが、一度で使いきれる量にカットしておくと使いやすいです。一度解凍したものを冷凍すると風味が落ちてしまいますので、冷凍前に切り分け、1個ずつ包装してください。

包装したバターはタッパーなどに入れてから冷凍し、解凍する際は使う分量を冷蔵庫へ移すか凍ったまま利用します。未開封で冷凍するなら銀紙の上からラップなどで包み、保存容器に入れておきましょう。銀紙が無い場合はアルミホイルで包み、その上からラップを巻きます。

バターは賞味期限が少し過ぎても変化がなければ食べられる

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賞味期限は未開封のバターを正しく保存した場合のおいしく食べられる期限のことですが、1~2か月ほど経ち、角が透明になっていなければ加熱して食べられます。ただ、風味は落ちているのであまり美味しくないかもしれません。いずれにしても賞味期限内にいただくのが一番です。

anemone4
ライター

anemone4

生まれも育ちも福岡のanemone4です。ホッキョクグマや犬が好きで愛犬チワワにいつも癒されています。上手ではないですがカラオケが娯楽の一つで友人と7時間は歌っていることもあります。

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