ソレルはフランス料理でお馴染みのハーブ!おすすめ商品や使い方を徹底調査

ソレルはフランス料理でお馴染みのハーブ!おすすめ商品や使い方を徹底調査

メインディッシュを緑で彩る「ソレル」は、ほろ苦さと酸味を併せ持つハーブです。柔らかいソレルの葉はそのままサラダやピューレ状にしてポタージュスープとして使われます。道端に自生する生命力の強いソレルの効能やおすすめの使い方、人気の料理をご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.フランス料理で定番のハーブ「ソレル」
  2. 2.ソレルってどんなハーブ?
  3. 3.ソレルの効果・効能は?
  4. 4.ソレルはどこで手に入る?
  5. 5.ソレルの使い方を紹介!
  6. 6.ソレルを使った人気料理のレシピを紹介!
  7. 7.ソレルでちょっとおしゃれな食卓に!

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フランス料理で定番のハーブ「ソレル」

Photo byadege

ほろ苦く爽やかな酸味で風味付けに使われる「ソレル」は、柔らかい葉のタデ科のハーブです。和名では「スイバ」と呼ばれるソレルは、フランス料理では定番のハーブで、ポタージュスープやサラダ、肉や魚料理の付け合わせ、風味付けとして多く用いられています。

古くは古代エジプト時代から、ソレルは食用として食べられており、薬草としても使われていました。深い緑色が映えた一皿を演出するソレルはフランス料理で良く使われるハーブですが、ギリシャやアイルランド、ブルガリアなどヨーロッパ一帯で食べられています。

柔らかい葉に特徴的な酸味とほろ苦さを併せ持つソレルの魅力や効能、使い方やおすすめレシピをご紹介しましょう。

ソレルの特徴やおすすめの使い方を紹介!

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レモンのような香りと強い酸味を持つソレルは、フランス料理で人気のハーブです。古代ヨーロッパ時代からソレルは食用や薬草として用いられてきました。ヨーロッパから日本へ渡来したソレルは、現在は田んぼのあぜ道などに帰化植物として自生しているハーブです。

どこでも自生する力強いハーブですが調理して食べる場合は、食用のソレルを購入してください。ソレルはハーブ専門店や専門店のネットショップなどで手に入ります。栽培も可能なので、苗から購入して育てたばかりのフレッシュなソレルを調理してみるのもおすすめです。

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フランス料理でメインディッシュの付け合わせとして皿を彩るソレルは、単体では食べることは少なく他の食材と合わせて調理されます。爽やかな酸味とほろ苦さが付け合わせや風味付けとして人気のハーブのソレルの特徴や、おすすめの使い方、人気のレシピをご紹介しましょう。

ソレルの別名は「スイバ」とも!

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香りから強い酸味を感じるソレルは、柔らかい葉を噛むと酸っぱく僅かに苦みを感じます。和名で「スイバ」と呼ばれるのは「酸っぱい葉」が由来です。

日本ではスイバと呼ばれているソレルですが、地方によってはスカンポやショッパグサ、スイスイグサなど、方言を含めると200以上名前があるといわれています。噛むと酸っぱいハーブなので、昔は子供のおやつに用いられていたようです。

日本では知られている限りでもソレルの別名は200以上もあるといわれています。酸っぱい香りとほろ苦く爽やかな酸味のソレルは、こってりした料理の口直しにちょうど良いようです。フランス料理では彩りと同時にソレルのさっぱりした味わいが、特に好まれています。

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ソレルってどんなハーブ?

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レモンのように酸っぱい香りのソレルは、柔らかい葉に独特の酸味とほろ苦さを併せ持つタデ科のハーブです。多年草のソレルは生命力の強いハーブで、あぜ道や道端など栽培場所を選ばず自生できます。

食用として育てるソレルの収穫は春から夏にかけてです。夏に近づくほどに、ソレル特有の強い酸味が際立ってきます。フランス料理ではソレルのレモンに似た強い香りが、メインディッシュの香り付けとして人気です。

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フランス料理で付け合わせとして人気のソレルは改良品種で「フレンチソレル」と呼ばれています。葉先がとがった美しい形と色合いのフレンチソレルは、見栄えも気にするフランス料理では定番のハーブです。

日本では北海道から九州に至るまで、あぜ道などに自生しているソレルですが、フレンチで添えられているフレンチソレルとは若干形が異なるでしょう。改良品種が多々あるソレルは、フレンチソレルの他、「ガーデンソレル」など、それぞれ違う形状や香りです。

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食用として改良されたソレルは、元々のソレルより柔らかい香りと酸味、ほろ苦さで食べやすいのが特徴でしょう。また形状も美しく色合いも鮮やかではっきりしたソレルが多いです。柔らかい葉で食べやすく、付け合わせにしても美しい見た目が人気を集めています。

またソレルの鮮やかな緑色は、フランス料理に欠かせないソースやポタージュスープの色合いを美しくします。ソースやポタージュスープにソレルを使う場合は、細かく刻むかピューレ状で用いるようです。刻んだりピューレ状にしたソレルは、時間が経過するごとに黒ずんできます。

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そのためピューレ状のソレルを料理に使う場合は、最後の仕上げに加えることが多いようです。フランス料理でもメインディッシュを飾るソースとして、ソレルのピューレで最後に皿を飾っています。

ソレルの葉を1枚そのまま使う分には、黒ずむ心配はないのでメインディッシュへの付け合わせや、風味付けとして飾るのに時間を心配する必要はないでしょう。

ソレルの効果・効能は?

Photo byanfehoe

特徴的な酸味や香り、ほろ苦さだけでなく、美しい色合いのソレルは、食べることによって得られる効果や効能があるといわれています。古代エジプト時代でも薬草として使われていたソレルの効果や効能についてご紹介しましょう。

ソレルは内臓の働きを整える効能があるといわれている

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薬草としても古くから使われているソレルは、内臓の働きを元の正常な状態に整えるといわれています。ソレルを摂取すると、弱った胃や肝臓などを、元の状態に戻すサポートをするといわれてきました。

またソレルの根を煎じて飲めば、滋養強壮や下痢止めとして体内にアプローチしてくれるようです。内臓の働きを整えるサポート効果が期待できるソレルは、その他酸味成分であるシュウ酸を豊富に含みます。

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抗酸化作用が強いシュウ酸は、体の中の活性酸素を除去する働きがあり、老化防止に役立つようです。またビタミンCも豊富に含むため、内臓を整えると同時に肌のハリやツヤ、美肌なども叶えるといわれています。

さらにビタミンCは体内の免疫力をアップしてくれ、白血球の働きをスムーズにしてくれるようです。胃腸や肝臓など、内臓の働きを元の調子に整えてくれるソレルは、シュウ酸の効果によって元々の免疫力の向上にも役立つといわれています。

ソレルの副作用や注意点

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ソレルの強い酸味は葉に含まれるシュウ酸です。強い抗酸化作用を持つシュウ酸は、アンチエイジングや美肌に効果的といわれています。ただしシュウ酸を多量摂取すると、尿道結石を患う可能性があるようです。

美肌やアンチエイジングに効果的であるといっても、ソレルの多量摂取には注意してください。持病として通風やリウマチ、関節炎を患っている人や、子どもや年配の方も食べる量を控えるのがおすすめです。

ソレルを煮たり茹でると、葉に含まれるシュウ酸を半分程度まで減らせるようです。気になる人はソレルを湯通しして調理に使用するのがおすすめでしょう。

ソレルはどこで手に入る?

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ソレルは道端などに雑草として自生する生命力の強いハーブなので、どこでも見つけられます。ただフランス料理で愛用されている「フレンチソレル」は、葉先がとがった改良品種です。

柔らかい葉のフレンチソレルは優しい酸味と風味、香りが特徴で、道端に自生しているソレルより食べやすいといわれています。食用のソレルを手に入れるならハーブ専門店がおすすめです。

ハーブ専門店ではフランス料理で使われるフレンチソレルや「赤すじソレル」など、サラダとして食べられるソレルが販売されています。ハーブの専門店があるならソレルを探しに行ってみましょう。専門店が見つからない場合は、通販でもソレルを手に入れられます。

Photo byanfehoe

自生する力強いハーブのソレルは、自宅で栽培も可能です。ソレルの栽培に興味がある人は、苗を通販して育ててみるのも良いでしょう。フレッシュなソレルをそのままサラダや料理の付け合わせに、刻んでパスタと和えたりポタージュスープにするなど、様々な楽しみ方ができます。

ソレルの使い方を紹介!

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爽やかな香りと酸味、ほろ苦さを併せ持つソレルは、主に料理の付け合わせや香り付けとして使われています。ソレルは単体で調理されることが少なく、料理への使い方はピューレ状にして仕上げに加えるのが一般的です。

酸っぱい香りとほろ苦さ、酸味がメインディッシュと相性抜群のソレルのおすすめの使い方をご紹介します。

【ソレルをそのまま】料理の付け合わせや香りづけに

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簡単なソレルの使い方はメインディッシュの付け合わせとしてそのまま添える方法です。ソレルの萌える緑色がメインディッシュを映える一皿にしてくれる他、爽やかな香りで食欲を誘ってくれます。

肉や魚料理にソレルを添えるとメインディッシュを美しく見せ、香りや風味を付けてくれるおすすめの使い方です。こってりした肉料理などには、さっぱりした香りとほろ苦いソレルが口直しにちょうど良いでしょう。

Photo by yto

淡白な魚のポワレやムニエルも、ソレルで香り付けすると風味豊かになります。そのまま添えるだけでメインディッシュを美しく見せ、風味や香り付けしてくれるソレルの使い方は簡単でおすすめです。いつもの洋食メニューにソレルを添えて、特別感を出してみましょう。

【ソレルをピューレにして】ソースやスープに

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ソレルをピューレ状にして使うのも、フランス料理で良く見られる使い方です。ピューレ状にしたソレルは爽やかな香りと鮮やかな色彩で料理を彩るソースや、酸味が効いたおいしいスープに変身します。

ピューレ状にしたソレルは、時間が経つごとに鮮やかな緑色が黒ずんでくるため料理の最後に加えるのがおすすめです。ピューレ状だけでなく、細かく刻んだソレルも時間が経つと黒ずみ始めます。

Photo byRitaE

ソレルをピューレ状にしたソースやポタージュスープは、鮮やかな色彩を楽しむ使い方です。ソレルの美しい色合いを楽しむためにも、使い方やソレルのピューレを加えるタイミングは料理の最後の仕上げに行うのがおすすめでしょう。

ピューレ状以外では、刻んだソレルも時間の経過と共に黒ずみ始めます。ソレルを刻む場合も調理の最後に仕上げとして料理に加えると良いでしょう。

ソレルを使った人気料理のレシピを紹介!

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ソレルの酸味とほろ苦さ、美しい色合いを活かした人気料理のレシピをご紹介します。ピューレ状のソレルを使ったスープは、爽やかな香りと酸味を楽しめるフランス料理でも定番のメニューです。

ソレルのスープには、フレンチソレル10枚と玉ねぎ1個、コーン200g、小麦粉大さじ3、バター50g、水400ml、生クリーム200ml、固形コンソメ2個を用意します。先にソレルと玉ねぎをみじん切りにしておいてください。

Photo byKathas_Fotos

鍋にバターを溶かし玉ねぎが透き通るまで炒めたらソレルとコーンを加えます。ソレルがしんなりしたら火からおろし、粗熱を取ってからミキサーなどでピューレ状になるまで攪拌しましょう。ピューレを鍋に戻し、小麦粉を入れダマを作らないように良くかき混ぜてください。

水と固形コンソメを加え、5分前後ふつふつと煮込みましょう。その後生クリームと塩コショウ(分量外)を加え沸騰させないように温めたら、ソレルと玉ねぎのポタージュスープの完成です。器に盛り付け、イタリアンパセリや粉チーズを散らせば見栄えも良くなります。

Photo bylukinIgor

ロシアの伝統料理でお馴染みのボルシチも、ウクライナではソレルを使った緑色のボルシチが有名です。作り方は日本でも良く食べられているシチューとほぼ同じなので、レシピもそれほど難しくないでしょう。

ソレルのボルシチの材料は、ソレル20枚、鶏もも肉1枚、にんじん1本、玉ねぎ1個、にんにく1かけ、バター50g、水500ml、タイム、ディル、固形コンソメ2個、ゆで卵、サワークリームです。

先に鶏もも肉とにんじん、玉ねぎはひと口大のざく切りに、にんにくはみじん切りにしておいてください。鍋にバターを溶かし、にんにくが香りが立つまで炒めます。香りが経ったら鶏もも肉とにんじん、玉ねぎを加え、中火程度で全体に火が通るまで炒めていきましょう。

Photo byNordwing

鶏もも肉の表面の色が変わったら水と固形コンソメ、タイムとディルを加え、中火で煮込んでいきます。にんじんに菜箸が抵抗なく入る程度まで煮込んだら、ソレルを加えましょう。塩コショウ(分量外)で味を整えます。

器に盛り付け、半分にカットしたゆで卵とサワークリームをトッピングすればソレルのボルシチの完成です。ソレルのボルシチはさっぱり爽やかな酸味のスープに具材の旨味が際立ちます。まろやかなゆで卵とさっぱりしたソレルのスープとも相性抜群です。

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サワークリームを混ぜると、ソレルの酸味成分のシュウ酸がカルシウムによって柔らかい味わいに代わります。熱い夏場に爽やかな酸味と緑色のスープがおいしい、ソレルのボルシチを試してみてください。

ソレルでちょっとおしゃれな食卓に!

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美しく映える一皿を演出してくれる、爽やかな香りのハーブがソレルです。ほろ苦く酸味の強い味で、こってりした料理とも相性が良いでしょう。肉や魚料理に添えるだけで彩りが生まれるソレルは、道端に自生するハーブですが、調理に利用する場合は食用の商品を使ってください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

noko dtk
ライター

noko dtk

食べることが大好きでグルメ系の記事を書いています。レストランや居酒屋などの飲食系やスイーツ、自宅で楽しむグルメも。

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