豆板醤とコチュジャンの違いとは?

豆板醤とコチュジャンの違いとは?

豆板醤ととコチュジャンの違いをご存知ですか?どちらも唐辛子を使った辛味のある調味料ですが、豆板醤、コチュジャンはそれぞれ味わいに大きな違いのある、中華料理、韓国料理には欠かせない調味料なのです。それぞれの特色と使い方をご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.豆板醤とコチュジャンの基本
  2. 2.豆板醤とコチュジャンの違い
  3. 3.豆板醤・コチュジャンと甜麺醤の違い
  4. 4.豆板醤でコチュジャンを代用するおすすめの方法
  5. 5.豆板醤とコチュジャンの違いを知ろう!

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豆板醤とコチュジャンの基本

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豆板醤とコチュジャン、どちらも唐辛子を使った辛くて赤い調味料で、冷蔵庫にいつも入れておきたいおすすめの調味料です。特に豆板醤は日本でも早くから一般家庭の料理に使われていて、コチュジャンは人気の韓国料理ブームでは真っ先に取り入れられました。

豆板醤とコチュジャンはどちらも唐辛子を使っている辛い調味料です。豆板醤とコチュジャンと違いがわからない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はとても違いのある調味料なのです。

豆板醤の原産地は中国、コチュジャンの原産地は韓国と発祥した国が違います。なので、豆板醤は中華料理コチュジャンは韓国料理と使い方ももちろん違いますし、何と言っても味が全く違います。

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豆板醤とコチュジャンを使い分けると、中国韓国料理のレパートリーが驚くほど広がるおすすめの調味料です。今日は豆板醤とコチュジャンの違いと、それぞれのおすすめの使い方についてご紹介しましょう。

豆板醤とは?

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豆板醤は中国の調味料です。豆板醤の原材料は空豆と赤唐辛子が主なもので、これに大豆やごま油などを加えて発酵させて作る調味料です。

豆板醤は加熱をして使う調味料で、四川では肉、魚、野菜の炒め物には必ずと言っていいほど使われる調味料です。豆板醤をドレッシングなどに使う場合でも、油で加熱してから使うと辛味にコクが出てとてもよい味になります。

コチュジャンとは?

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コチュジャンは、米、もち米を麹で糖化させてから唐辛子を加えて発酵させた、朝鮮半島発祥の調味料です。豆板醤の材料とは全く違います。コチュジャンも炒め物など加熱する料理にも使えますが、豆板醤との違いはコチュジャンは火を通さずにそのまま使うことができるのです。

コチュジャンと豆板醤の違いはもちろん味にもあります。コチュジャンは辛味だけでなく甘味もある調味料で、生野菜につけたりビビンバのトッピングにしたりなど、いろいろなアレンジができるというのも大きな違いです。

豆板醤とコチュジャンの違い

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豆板醤とコチュジャン、似ているようで使い方も味わいも違いがある調味料です。豆板醤とコチュジャンの違いを原産地、材料、料理を比較してご紹介しましょう。

中国・韓国と発祥が違う

四川麻婆豆腐
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まずは豆板醤とコチュジャンの発祥の違いからお話ししましょう。豆板醤は中国の四川省で200年前以上に作られ始めた調味料です。

中国には四川料理、北京料理、上海料理、広東料理と同じ国でもそれぞれの地域によって特色の違う料理があります。四川料理は大変辛い味付けを特徴としています。豆板醤はほとんどの四川料理に使われるのです。

中国の四川省は亜熱帯気候に属しているので、夏は高温多湿で冬も温暖です。特に夏の高温多湿な中、食欲を増進させて汗をかくことで健康を保つために辛い料理がとても多いのです。

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北京料理と四川料理の違いは気候の違いに大きく現れています。北京は冬の寒さが大変厳しいので稲作には不向きで、小麦の生産が主な土地です。なので小麦粉で作った饅頭や餃子、包子などを作り、体を温めて寒さから身を守るためにニンニクやネギを大量に使います。

料理に使う肉も四川料理と違い、モンゴルの影響から羊や豚を多く使います。四川は北京に比べると農産物の出来も大きく違いがある上、いくつもの川が流れているので淡水魚も食材となります。気候の違いから、たとえ同じ国でも料理に大きく違いが出てくるのです。

コチュジャンは朝鮮半島で発祥した調味料です。朝鮮半島では唐辛子が大変よく使われますが、実は唐辛子は日本から朝鮮半島に伝来して伝わったものなのです。

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唐辛子が伝わった17世紀後半にコチュジャンは作られ始めたという記録が残っていますが、今使用されているようなコチュジャンとは違いました。今作られているコチュジャンが作られ始めたのは19世紀に入ってからだそうです。

コチュジャンはたいていの韓国料理には必ずというほど一緒に添えられている、なくてはならない調味料です。コチュジャンは唐辛子の色で真っ赤ですがそれほど辛くなく、独特の甘味があるのが豆板醤との大きな違いでしょう。

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豆板醤とコチュジャンは作られた国が違いますが、辛いものを食べて健康を保つという考え方は、タイやインドネシアなどの東南アジアや、インド諸島のカレーのように、高温多湿の国に共通しています。

豆板醤とコチュジャンは見た目は似ていても違いがたくさんある調味料ですが、広い中国の高温多湿なエリアで発祥した豆板醤と、やはり気温が高く湿度の高い季節がある韓国で作られたコチュジャンは、どちらも唐辛子が使われています。

使われる主な料理

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豆板醤は四川料理のほとんどに使われる調味料です。四川省は豆板醤が世界で最も作られている産地で、麻婆豆腐、回鍋肉は熟成された豆板醤を、エビチリは赤い色が鮮やかな熟成期間が短い豆板醤を使うことが多いです。

豆板醤は熟成させる期間によっても品質に違いが見られます。日本が輸入している中国で作られた豆板醤はたいてい2年熟成させたものがほとんどなのですが、3年熟成させた豆板醤はさらに味に違いのある高級品です。

豆板醤には5年以上熟成させたものがあるのですが、色も風味も普通の豆板醤とは大きく違い一般にはなかなか手に入らない高級品です。

麻婆豆腐
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豆板醤を使った料理といえば、一番おすすめなのが麻婆豆腐です。中華料理の中でも麻婆豆腐が大好きという方はとても多いです。麻婆豆腐の辛さは豆板醤を入れる量で違いを出すことができます。

麻婆豆腐の2人前の材料は、豆腐1丁、豚ひき肉150グラム、ニンニク1粒、生姜ひとかけ、長ネギ1/2、豆板醤小さじ2。酒大さじ2、甜麵醬、醤油各大さじ1、鶏がらスープの素、砂糖各大さじ1/2、水250cc、片栗粉少々、ごま油大さじ1/2、万能ネギ少々です。

豚ひき肉、みじん切りにしたニンニク、生姜、ネギを炒めて、全体が良く炒められたら豆板醤を入れます。この時に入れる豆板醤の量で辛さの違いが出ます。

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残りの調味料を入れて一度沸騰させてください。好みの大きさに切った、水切りした豆腐を入れて数分煮詰めます。火加減を弱火にしたら水溶き片栗粉を加えて全体を混ぜ合わせます。仕上げにごま油を加え、みじん切りにした万能ネギを散らして出来上がりです。

一方コチュジャンを使った料理は、辛さだけではなく麹の甘味が韓国料理独特の風味が出る違いを楽しむことができます。

コチュジャンは肉や野菜を炒めたり、煮絡めたりする時に使ったり、火を通した具材に和えたりと使い方が色々とあります。コチュジャンは火を通さなくても食べられるというのが、豆板醤との一番大きな違いです。

ビビンバ&コチジャン
Photo bynikluv

ビビンバや麺類に添えたり、たれやソースを作る時に使ったりと、幅広く使えるコチュジャンは韓国ではなくてはならない調味料です。ぜひ普段作る料理にコチュジャンを加えてみることをおすすめしますコチュジャンは甘味のある唐辛子調味料なので、料理の味にコクが出ます。

コチュジャンを使った料理はとてもたくさんありますが、手軽にできるコチュジャンを使った和え物をご紹介しましょう。お酒のおつまみにもぴったりです。コチュジャンは豆板醤と違い、火を通さずそのまま使うことができるので数々の料理に活躍してくれます。

2人前のコチュジャン風味の胡瓜とサキイカの和え物に使う材料は、サキイカ25g、胡瓜1本、コチュジャン小さじ1/2、醤油、砂糖、ごま油、いりごま各少々です。

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サキイカはハサミでざく切りにします。胡瓜は頭を切り取って軽く叩いて食べやすい大きさに割り、中の種を取ると更においしくいただけます。サキイカと胡瓜をボウルに入れて調味料全てを入れて和えます。器に盛っていりごまをふりかけて出来上がりです。

原材料の違い

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豆板醤は読んで字のごとく「豆」、空豆を使った辛味調味料です。コチュジャンはもち米麹を使った辛味調味料で、どちらも唐辛子を混ぜた発酵調味料ですが、味には大きな違いがあります。

豆板醤は空豆に、米、大豆、唐辛子、大豆油、ごま油、塩、などを合わせたものを発酵させて作ります。発酵させて1年経ったものから販売されますが、通常は2年発酵させたものから店頭に並べることが多いです。

コチュジャンは、まず麦芽の上澄みでもち米の粉を練ります。そして唐辛子、大豆麹、塩を混ぜて甕に入れ、日当たりの良いところでひと月ほど発酵させます。

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麹を使っているので甘味が加わることから、豆板醤と大きな違いがある味わいになるのです。特に日本のコチュジャンは水飴や砂糖を加えるので甘味が強いです。

韓国で作られるコチュジャンは地域によって原料が違います。もち米ではなくうるち米の粉を使ったり、サツマイモや小麦を使うなどの違いが見られます。

豆板醤・コチュジャンと甜麺醤の違い

唐辛子
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中国の甜麵醬という北京風の甘味噌があります。甜麵醬は唐辛子を使わず、甜は「甘い」麵は「小麦粉」醬は「味噌」という名前の通り、小麦粉に塩を混ぜて麹を加えて醸造した味噌です。豆板醤やコチュジャンのように唐辛子が入っていない甘い味噌です。

甜麵醬は豆板醤やコチュジャンとは全く違い、甜麵醬は火を通さなくても食べられるので、北京ダックを食べる時に薄皮に塗ったり、炒め物の隠し味としても使われたりします。

甜麵醬は豆板醤やコチュジャンと違い赤唐辛子を使わず、小麦粉を麹で醸造させて作るので、濃い茶色の八丁味噌に似た色合いです。甜麵醬は市販されているものもありますが自分で作ることもでき、八丁味噌と砂糖、水を材料として作るレシピもあります。

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また、水で練った小麦粉を蒸し上げたものを刻んで、コウジカビを生やしてしばらく発酵させて熟成させる方法もあります。豆板醤、コチュジャン、そして甜麵醬の味わいは全く違い、それぞれ違った料理で独自のおいしさを楽しめます。

唐辛子の使用の違い

唐辛子
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豆板醤とコチュジャンは、赤唐辛子を使って作る発酵調味料ですが、赤唐辛子の使用法に違いがあります。豆板醤は長い間熟成させたものが高級品とされるので、時間が経ったものは色が違い、唐辛子の赤い色がこげ茶色に変化してきます。

豆板醤もコチュジャンもどちらも唐辛子を使いますが、熟成期間が短いほど色は鮮やかで、豆板醤を長い時間寝かせたものは唐辛子の赤みに違いが見られます。

豆板醤でコチュジャンを代用するおすすめの方法

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豆板醤はあるのだけれどもコチュジャンが手元にない場合、味が全く違い、使い方も異なる豆板醤をコチュジャンの代用として使うことはできるのでしょうか。実は豆板醤を使って甜麵醬の代用品を作るレシピが幾つかあるのです。

砂糖、味噌、醤油、豆板醤

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コチュジャンがない時は、豆板醤と家庭に必ずある調味料でコチュジャンの代用品を作ることができます。砂糖小さじ2、味噌大さじ1、醤油小さじ1、豆板醤小さじ1/2 を混ぜれば、コチュジャンの代用品を作ることができます。

豆板醤と甜麺醤

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豆板醤を小さじ2、甜麺醤を小さじ3の割合で混ぜてみましょう。豆板醤は塩気の効いた甘味のない辛味噌ですが、唐辛子の入っていない甘い甜麺醤を混ぜることによって、甘味と辛味の同居するコチュジャンに似た風味のものができます。

では甜麺醤がなかったらどうしましょう?甜麵醬も家にある調味料で代用品が作れます。味噌大さじ1、醤油、砂糖各小さじ1/2、ごま油を1滴混ぜれば甜麵醬の代用品ができます。

そして甜麵醬の代用品を豆板醤と混ぜることによってコチュジャンの代用品が出来上がるというおすすめのレシピです。

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もし豆板醤の持ち合わせがなかったら、豆板醤の代用品として味噌大さじ1、醤油小さじ1/2、一味唐辛子小さじ1を混ぜれば豆板醤に似た味の調味料が出来上がります。たいていのものは家庭にある調味料で代用することができるのでおすすめです。

豆板醤とコチュジャンの違いを知ろう!

コチュジャン
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豆板醤とコチュジャン、一見どちらも赤い色をした辛味のある調味料で同じようなものだと混同しがちですが、実は材料と作り方に違いがあるのでそれぞれの特色があります。豆板醤とコチュジャンの違いを知って、上手にクッキングに役立てましょう。

Ryo
ライター

Ryo

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